いなば春男 活動日記

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コロナパンデミックの教訓は

2024年05月16日 | 日々の活動
日々のニュースから新型コロナウイルスの情報が絶えて久しい。しかし今も感染は収まらず、後遺症に悩む人も少なくありません。未知のウイルスと人類との格闘は、今後も続くでしょう

▼人間が自然環境におよぼしてきた負の影響。コロナパンデミックを経験した私たちは、地球の健康、動物の健康、人間の健康を一つのこととして考えなければならない時代を迎えています


▼ウイルスの感染拡大は基礎研究の大切さも痛感させました。未知から既知へ。真理の探究や新たな知の発見は科学の発展や人類の未来につながります。ところが日本では無駄と切り捨てられ、経済効率優先の研究がもてはやされています


▼ある大学の研究室を舞台にウイルスと闘う女性教授たち。その奮闘ぶりを描いた青年劇場の「深い森のほとりで」が新宿・紀伊国屋ホールで19日まで公演されています。男性優位の格差や雇い止め、稼げる研究をと追い立てられる現状を映しながら

▼「基礎研究は方向性が見えにくく結果が出るまで時間がかかり、さまざまな困難も伴う。それでも仲間と力を合わせ、世のため人のためにと頑張っている」。理化学研究所の研究者が上演後の座談会で語っていました。挑戦的な研究に打ち込む環境が失われ「研究力の低下」も問題に。劇は、背景にある国の運営費交付金の削減を告発しています


▼戦争や地球温暖化に歯止めがかからず、閉塞感が漂う今、科学の力を手に未来を切り開こうとする人びとの輪。そこに希望がみえてきます。

しんぶん赤旗日刊紙「潮流」より
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