私のイメージめも

対人コミュニケーションアドバイザーの聖子です。日頃、感じた事をめもしています。よろしくお願いします(^_-)-☆

ついに、動き出す!

2016年06月04日 | 日記
目の前に君臨していた大きな山が動き出したらそれは、新しい旅にでる事を示すサイン。

歓声をあげる者、途方に暮れる者、怒りをあらわにする者。

自分の置かれた状況・・・・?
ううん、そうじゃない。
自分の勝手な都合によって、こんなにも受け止め方が違うのか!と改めて実感。

大きな山は、

(全てが整い完璧なタイミングで物事は、起こる)
(古い習慣にいつまでも浸っていては、進歩はない)
(今、勇気を出して前に進め!)


とハッキリしたメッセージを送り、キラキラと輝く海の姿を見せてくれた。

ある者は、目を細めなかせら、輝く海に向かって「よし、いっちょ、旅に出てみるか!」と両手を空に揚げ、また、ある物は、下を向き不安と絶望で一杯に・・・・。

私は、この時をずっと待っていた様な気がする。

(船を出そう!)
(私は、旅にでる!)


そう思っていたら後ろから、一人の女性に声をかけられた。

「貴方は、きっと、旅にでますよね?」
「旅に出る理由を聞かせてくれませんか?」


と。

「はい、私は、誰よりも早くここを出るでしょう」
「理由は、特にありませんが強いて言うなら、この場所で学ぶ事や出来る事は、もうない様な気がしているだけです」


彼女は、笑いながら

「貴方は、いつも体を張ってくれていました」

(私は、身体なんて張ったことないよ)
(この人は、私を誰かと間違えているのかも・・・)


「私は、貴方と一緒に旅に出たいと思います」
「今回、山が動いたのは、貴方が体を張った結果ですね」
「私は、とても感謝しています」


(????)
(あー、やっぱり人違いだよ)


「どうやら貴方は、お人違いをされている様です」
「私は、体を張って何かをする様な人間では、ありません」
「どちらかと言えば、問題多き厄介者と言われた方がしっくりきます」
苦笑

気が付けば、その人の後ろに数人が立っていました。
そして、口を揃えて・・・・・・。

「ありがとうございます」
「多少の不安は、ありますが私達も貴方と一緒に旅に出たいと思います」


「そうですか・・・・」
「こんなに沢山の旅仲間が出来て私も嬉しく思います」
「一人旅のつもりでしたが旅仲間が出来ましたので一つだけ、確認しなければならない事が出来ました」
「その結果によっては、私は、皆さんと一緒には、行けないかもしれません」
「宜しいでしょうか?」


皆は、大きくうなづきながら、

「きっと、大丈夫!」
「貴方が一番最初にここを出るべき人なのですから!」
「私達は、その後に続くだけです」


キラキラした海面の中心に渦が起こりました。
渦の中に潜った私は、水しぶきに乗って山の天辺に移動です。

(わあぉ!)
(何と素晴らしい!)


静かな風が流れた時、私は、最初に二つの事を山に伝えました。

(今まで沢山迷惑をかけてごめんなさい)
(そして、沢山沢山、救いの手を差し伸べて頂きありがとうございます)号泣


(いえいえ、どういたしまして)
(今日は、やけにかしこまっていますが、どうかされたのですか?)


(貴方からのサインは、皆も喜んでいます。一部、動揺し怒りをあらわにしている者もいますがそれについては、心配しないで下さい)

(はい、貴方が上手くやってくれるんですね?)


(ええ。。。まあ、、多分)


(どうしましたか?)

(貴方からのサイン、心待ちにしていました)
(だから、とても嬉しいのですが・・・ちょっと事情が変わりました)


(おやおや、それは、どんな風に変わったのかな?)


(ハッキリ言います)
(私と一緒に旅に出たいと言う人が現れました)
(とても嬉しい事ですが正直、困っています)
(私は、問題多き厄介者ですから、これ以上、皆を巻き込みたくありません)
(迷いが出ています)
(だから、事情が変わりました)


大きな山は、大きく笑いながら言いました。

(その”事情が変わった”と言うことが貴方が一番、望んでいた事なのでは?)
(それが貴方が体を張って来た事に対する明確な答えのはず!)
(もう、何も心配する事はありません)
(皆と一緒に出発しなさい!)


(・・・、本当にありがとうございます)
(皆と一緒なら、きっと、楽しい旅になるでしょう)超号泣


大きな山のぬくもりと優しい言葉を全身に受け取った私は、皆の元に帰り決断した事を言いました。

「皆で楽しい旅をしよう!」

「いぇ~い!!」

私達は、手をつないで大きな山を囲み皆でお礼を。

大きな山は、”ドッカーん!”とデッカイ花火を一発、プレゼントして応えてくれました。

向こうの方から、ヒラヒラと可愛い妖精がやって来て。。。。

(自分では気が付きにくいけど、周りはしっかりと貴方の頑張りをみていたよ)
(だから、こんなに沢山の旅仲間ができた)
(体を張るってキツイし辛いし・・・・)
(時には、誤解をされたり損した気分になるけど、最後に得る物、一杯あったね)


この妖精は、以前、私に粉をふりかけてクシャミをさせ頭の上から水をかけた子です。

(あの時に貴方が私にした事の意味がようやく解りました)
(ありがとう~)


(いえいえ、もう、あの時の炎は、静まり今は、希望が灯っていますね)

痛みが大きい分、得る物が沢山あり、悲しみと孤独の時が長い分、人の優しさを感じる事ができるのでしょう。

「さぁ!、皆!準備はいい?」
「いよいよ、出発だよ!」


「いぇ~い!!」

大きな期待と希望を胸に出発です!