荷物は、軽い方がいい。
どこに行くにも何をするにも楽だから。
でもね。
リュックに詰め込む荷物は、じっくりと考えて決める事。
そこに時間の制約は、ない。
(今、必要なもが何なのか?)
それを気すればいいだけ。
(もしかしたら・・・)
(念の為に・・・)
(・・・かもしれない)
ハッキリしない事に意識を向けるとあっと、言う間にリュックの荷物は、溢れてしまう。
あの日、私は、必要最小限の荷物を背負って広い海に飛び込んだ。
(穏やかで広い海は、これからどんな冒険をさせてくれるのだろう?)
ワクワクする気持ちと少しの不安が混ざった時、深海の渦の中に吸い込まれていった。
渦の終わりは、なかなかやって来なかった。
途中、何度も出たい!と思ってもそれを許しては、くれないのだ。
(いつまでこうしているのだろうか?)
(出口は、あるのだろうか?)
ワクワクした気持ちがすっかり消えた時、大きな路が現れる。
その路にいるのは、忙しく行き交う光の欠片たちだ。
ガヤガヤした雑踏の中をいかに上手く泳ぐか!が求められた。
(苦手だ!)
(出来ない!)
そう思った瞬間、エネルギーは、すぐに反応し思った事を現実化させた。
その路は、広く幾通りもの数がある。
ほんの少しの希望を聞いてくれたあとは、お構いなしに用意される
たまに迷子になった気がする事がある。
そんな時は、決まって目的を見失っているのだ。
(ふぅ~、またか。。。)
何度か繰り返していくうちに慣れっこになり、気が付けば迷子を楽しむようになっていた。
迷子になると必ず助けてくれる欠片が現れる。
(どこに行きたいのですか?)
(いゃ~、今それを考えていた所なんですよ)
(へへへへ)
(それなら、あちらがおススメのコースですよ)
(もし、気が向いたなら、お行きなさい)
素直にその助言に従い、おススメコースに向って泳いだ。
(深海の渦の中は、自分で何かを決めるより、おススメコースに従て行くのがいいのかも!)
おススメコースをちょいちょい聞きながら、泳いで行く途中で様々な光の欠片たちと出会った。
優しい欠片もいれば、意地悪な欠片もいたけど、どれもみんな通過儀礼だと思った。
広いと思っていた路は、やがて数が減り一本道になっていた。
(いよいよ、近づいてきたのかも)
一本道は、通過儀礼の路に比べるとかなりハードだ。
真っすぐではなく、蛇行した所やアップダウンが永遠と続き疲労とストレスが許容範囲を超えそうになると、温かいお茶で体を癒しふわふわする海草に横になる。
(あれから、どれくらいが過ぎたのだろう)
頭上には、今までの出来事や出会ったもの達が思い出となって現れていた。
リュックの荷物が少なくなって来たとき、身が軽くなったと実感する。
(不足なものは、ない?)
そう、問いかけた時、辺りがかすかに振動して聞こえてきた。
(ここから先、必要なのは、ひとつだけです)
(ひとつだけ?)
(それは、一体なんですか?)
(選択です)
(自分で選択する事です)
(おすすめコースを進んできたあなたが最後にする事は、大切で重要な選択をして決断する事です)
(既に準備は、出来てるはずです)
思わず納得する。
なるほどね~と再度、納得していた。
(さあ、そろそろ時間が・・・・)
(あ、はい)
(右です!)
(右に行きます)
ベールに包まれていた渦が大きな音ともに崩れ始めた。
(しっかり、自分の足で踏ん張って!)
(振り落とされない様にね!)
マーメイドや光の欠片たちが励ましてくれた。
クルクルクルクルクルクル~
クルクルクルクルクルクル~
気持ちが悪くなる程にクルクル回った後、へたり込みながら、前をみるとさっきまで塞がれていた目の前の景色が一変。
一本道の先が直角に右に曲がっていた。
(貴方が選択した道です)
(これから先の事は、私たちにもわかりません)
(この先の道は、貴方が創造していく世界です)
(今は、まだ、未知ですがきっと、素敵な場所になる事でしょう)
(素敵な場所。。。)
(私が創る素敵な場所)
(未知の世界を私なりに創って行くんですね)
どれくらいの時が流れたのでしょうか。
必要最小限の荷物だけ背負って広い海に飛び込んだ・・・・・。
そう思っていたけど、右に曲がった道を辿って陸にあがって驚いた。
(あれ?海・・・、じゃなくて池?)
どうやら、威勢よく飛び込んだのは、海ではなく池だったようです。
見たり聞いたりしていた事は、そんな大きい事ではなく身の丈にあったレベルのものでした。
自分の事が良くわかっていなかったから、池を海と思い込み周りから沢山のサポートを受けながら、少しずつ・・・・少しずつ成長して行った時、飛び込んだその池は、窮屈になっていました。
陸にあがってからの道は、まだ未知の世界です。
未知の世界は、楽しい事もあれば、辛い事もあるでしょう。
でも、そのどれもが自分で創った素敵な場所となるわけです。
もしかしたら、未知の世界にもまた、路が現れるかもしれません。
(もし、そんな路が現れたら、今度は、おススメコースではなくしっかりと自分で選択しよう!)
路には、色々あるけれどとれもこれも大切な通過儀礼。
一本道は、更なる試練を課題とするもの。
路から道へと泳ぎ続けて未知の世界に到着したら、わくわくだけを胸にしまい集めた沢山の光の欠片でぴったりの場所を創って行こう!
そんな事を思っています。
どこに行くにも何をするにも楽だから。
でもね。
リュックに詰め込む荷物は、じっくりと考えて決める事。
そこに時間の制約は、ない。
(今、必要なもが何なのか?)
それを気すればいいだけ。
(もしかしたら・・・)
(念の為に・・・)
(・・・かもしれない)
ハッキリしない事に意識を向けるとあっと、言う間にリュックの荷物は、溢れてしまう。
あの日、私は、必要最小限の荷物を背負って広い海に飛び込んだ。
(穏やかで広い海は、これからどんな冒険をさせてくれるのだろう?)
ワクワクする気持ちと少しの不安が混ざった時、深海の渦の中に吸い込まれていった。
渦の終わりは、なかなかやって来なかった。
途中、何度も出たい!と思ってもそれを許しては、くれないのだ。
(いつまでこうしているのだろうか?)
(出口は、あるのだろうか?)
ワクワクした気持ちがすっかり消えた時、大きな路が現れる。
その路にいるのは、忙しく行き交う光の欠片たちだ。
言い争う欠片。
嘘をつく欠片。
肩を落として膝をついている欠片
嘘をつく欠片。
肩を落として膝をついている欠片
ガヤガヤした雑踏の中をいかに上手く泳ぐか!が求められた。
(苦手だ!)
(出来ない!)
そう思った瞬間、エネルギーは、すぐに反応し思った事を現実化させた。
その路は、広く幾通りもの数がある。
ほんの少しの希望を聞いてくれたあとは、お構いなしに用意される
路・路・路・・・
たまに迷子になった気がする事がある。
そんな時は、決まって目的を見失っているのだ。
(ふぅ~、またか。。。)
何度か繰り返していくうちに慣れっこになり、気が付けば迷子を楽しむようになっていた。
迷子になると必ず助けてくれる欠片が現れる。
(どこに行きたいのですか?)
(いゃ~、今それを考えていた所なんですよ)
(へへへへ)
(それなら、あちらがおススメのコースですよ)
(もし、気が向いたなら、お行きなさい)
素直にその助言に従い、おススメコースに向って泳いだ。
(深海の渦の中は、自分で何かを決めるより、おススメコースに従て行くのがいいのかも!)
おススメコースをちょいちょい聞きながら、泳いで行く途中で様々な光の欠片たちと出会った。
優しい欠片もいれば、意地悪な欠片もいたけど、どれもみんな通過儀礼だと思った。
広いと思っていた路は、やがて数が減り一本道になっていた。
(いよいよ、近づいてきたのかも)
一本道は、通過儀礼の路に比べるとかなりハードだ。
真っすぐではなく、蛇行した所やアップダウンが永遠と続き疲労とストレスが許容範囲を超えそうになると、温かいお茶で体を癒しふわふわする海草に横になる。
(あれから、どれくらいが過ぎたのだろう)
頭上には、今までの出来事や出会ったもの達が思い出となって現れていた。
リュックの荷物が少なくなって来たとき、身が軽くなったと実感する。
(不足なものは、ない?)
そう、問いかけた時、辺りがかすかに振動して聞こえてきた。
(ここから先、必要なのは、ひとつだけです)
(ひとつだけ?)
(それは、一体なんですか?)
(選択です)
(自分で選択する事です)
(おすすめコースを進んできたあなたが最後にする事は、大切で重要な選択をして決断する事です)
(既に準備は、出来てるはずです)
思わず納得する。
なるほどね~と再度、納得していた。
(さあ、そろそろ時間が・・・・)
(あ、はい)
(右です!)
(右に行きます)
ベールに包まれていた渦が大きな音ともに崩れ始めた。
(しっかり、自分の足で踏ん張って!)
(振り落とされない様にね!)
マーメイドや光の欠片たちが励ましてくれた。
クルクルクルクルクルクル~
クルクルクルクルクルクル~
気持ちが悪くなる程にクルクル回った後、へたり込みながら、前をみるとさっきまで塞がれていた目の前の景色が一変。
一本道の先が直角に右に曲がっていた。
(貴方が選択した道です)
(これから先の事は、私たちにもわかりません)
(この先の道は、貴方が創造していく世界です)
(今は、まだ、未知ですがきっと、素敵な場所になる事でしょう)
(素敵な場所。。。)
(私が創る素敵な場所)
(未知の世界を私なりに創って行くんですね)
どれくらいの時が流れたのでしょうか。
必要最小限の荷物だけ背負って広い海に飛び込んだ・・・・・。
そう思っていたけど、右に曲がった道を辿って陸にあがって驚いた。
(あれ?海・・・、じゃなくて池?)
どうやら、威勢よく飛び込んだのは、海ではなく池だったようです。
見たり聞いたりしていた事は、そんな大きい事ではなく身の丈にあったレベルのものでした。
自分の事が良くわかっていなかったから、池を海と思い込み周りから沢山のサポートを受けながら、少しずつ・・・・少しずつ成長して行った時、飛び込んだその池は、窮屈になっていました。
陸にあがってからの道は、まだ未知の世界です。
未知の世界は、楽しい事もあれば、辛い事もあるでしょう。
でも、そのどれもが自分で創った素敵な場所となるわけです。
もしかしたら、未知の世界にもまた、路が現れるかもしれません。
(もし、そんな路が現れたら、今度は、おススメコースではなくしっかりと自分で選択しよう!)
路には、色々あるけれどとれもこれも大切な通過儀礼。
一本道は、更なる試練を課題とするもの。
路から道へと泳ぎ続けて未知の世界に到着したら、わくわくだけを胸にしまい集めた沢山の光の欠片でぴったりの場所を創って行こう!
そんな事を思っています。