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一体誰のための米価下落阻止大会なのか? NO2

2007年11月05日 | 農政 農業問題
各地の農協は米下落阻止大会を農協単位で行い、また県単位で行っている。
しかし、誰のため、、、かと言えば、どうか?。

たしかに、稲作をどうにかしなければならない。
昨日書いたように、稲作システムは専業稲作農家の地域内搾取によって成立してる。
専業農家へのセーフティネットを張らなかったのは農政の失敗。
このブログでも処方箋を書いた。

米価下落を巡る、このところの農協や政党のまちがいについてふれておこう。

①小規模農家を大切に、、が今の農政のスローガンになってきていること。
自民党も、民主も小規模農家対策が主流。

②行政が対策を講じれば米価下落を阻止できると考えていること。
さらに、生産調整を、売れる米を作ってる農家に強化させろといっていること。

③大規模農家は、普通の産業規模から見れば、零細家族経営だが、何か彼らだけがもうけている悪といったメージを作りあげていること。
専業大規模農家=脆弱な零細経営と言うことを忘れている。
周りを見渡すと彼らしか稲作をやれる人はいなくなっているのだ。

④多くの農家が、生活は大変、といってること。

が、、、。上記は大きな間違いだと思う。
農家所得の7-8%しかない米所得が8%下がって、どれだけ生活が困るのだろうか?
平均で、0.6%の所得下落はたしかに困ると言えば困るが、大さわぎするほどのことだろうか?
大変なのは、農業所得の大半を米収入に頼ってる大規模稲作専業農家。
むしろこのような大会の経費を農家に還元すれば良いのにと思う。


つまり何かが間違ってるのだ。
大変なのが、稲作専業農家。わが国の稲作システムは専業農家の作り上げた付加価値への吸着、搾取で成り立っているというのに。
一律に米価を上げろ、緊急対策しろと言った要求に耳を貸す必要があるのだろうか?
売れる米を作っている専業農家にも、より一層転作をしろと言う必要があるのだろうか?
規模拡大しろと言っても転作つきの農地の流動化では、大規模農家に転作が集まるだけ、

対象を大規模零細稲作専業農家に絞ったセーフティネットの構築こそが必要なのに、、、みんな自分のことしか考えない、、、

農協維持のためには、数が大事とでも考えているのだろう。
、兼業農家組合員160万戸、農地持ち非農家80万戸、自給農家120万戸、さらにそれ以上の准組合員の参加がある。

40万戸の専業農家はどうなっても良いのかも知れない。

このままでは日本の農業は廃れる。
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