池田湖通信

指宿市池田湖から鳥見人の写真エッセイ

44号「フィールド」

2009年10月17日 | Weblog
中央薄く見えるのが開聞岳、924㍍。右側こんもりした森の中に我が家があります。開聞岳の下に少し見える青いのが池田湖です。(九州一のの大きさの湖です)これが我が家を北側から見た私のフィールドです。
あばらやを取り巻く森は、樹齢150歳くらいの樫が2本、毎年たくさんドングリを実らせます。その他の樹種は、ヤマモモ、ヤブツバキ、ハゼ、楠、シロダモ、センダン、一番多いのはクロガネモチ、クロガネモチは、木全体が赤く見えるくらい今年も、実をつけています。野鳥たちにも果実に好き嫌いがあるようで、人気の順番は、シロダモ、センダン、柿、ナンテン、マンリョウ、ヒサカキ、サカキ、クロガネモチ、ハゼ、シュロとなるでしょうか。赤くて実の大きさも手頃なクロガネモチは、私にはとても旨そうに見えますが、野鳥たちにはあまり好まれないようです。黄色で地味なハゼやシュロは最後まで残ります。シロダモは人気があって朝、まだ明け切らない時間からシロハラやヒヨドリ、アカハラなどが群がって食べます。メジロがセンダンの実を食べるのは見ものです。あの体でとても飲み込めそうにない大きな実をごくりと丸呑みにします。
池田湖では数千羽と思われるオシドリが越冬しますが、私の家の樫の美を夜間から食べに来ます。アオバトも樫の実を食べに来ていましたが、最近は数が減ったようで見かけません。池田湖にはすでにカモが来ていますが、水鳥以外の冬鳥はまだのようです。でも果実の熟し具合から見ると、まもなく到着するでしょう。冬毛に衣替えしたタヌキやアナグマも来てくれるでしょうか?というか、これらは家の森に巣穴があると思いますが、巣のありかはまだ探し出していませんが、きっとどこかにあるでしょう。寒いけど楽しい冬がじきにやってきます。

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