池田湖通信

指宿市池田湖から鳥見人の写真エッセイ

イタチ

2005年02月01日 | 動物
指宿で私が見た野生哺乳類は、タヌキ、アナグマ、ニホンザル、テン、イノシシ(捕獲された個体)、キツネとムササビ(声を聞いた)、ホンドイタチ(以下イタチ)です。イタチは指宿ではどこにでも住んでいる身近な動物でよく見かけるけれども写真に撮るとなると動きが速く静止していることが少ないので難しい。餌付けをすれば話は別だろうけれど、自然のままの姿を撮るのは難しいです。チョウセンイタチというイタチもいるというけれど私はまだ会っていない。名前の通り朝鮮半島からわたってきたものらしいが、これが日本のイタチより体が大きいので一時は日本のイタチが生存競争に負けて駆逐されるのではないかと一部の動物学者に心配されていたが、どうやら現在は棲み分けができたらしい。イタチは山にチョウセンイタチは人家近くに棲み分けているというが、きちんとした調査はあまりなされていないとおもわれます。
かわいい顔に似合わず獰猛で自分より大きい動物も餌にしているらしい、水に潜って魚やザリガニなども捕らえるといいます、四万十川ではイタチの皮を使って魚を追い込む漁が有るといわれています。この二頭も体がぐっしょり濡れていました。夫婦だろうかそれとも親子だろうか?