どうも、ウメです。
最近のテレビの録画はとても簡単になっており、
リモコン一つで番組表、そのまま録画という流れは、
ビデオ時代を経験しているものとしては、なんとも楽なものに感じます。
ビデオ時代は新聞片手にチャンネル、開始時間、録画時間を設定するという手間もありましたが、
何よりも録画できるビデオテープを準備するというのが意外と大変。
急いでる時に限って、適当なテープが見つからない。
何とか録画を設定しても、実はチャンネルや時間が間違っており、
テープを再生して落胆、という流れを何度も経験した身としては、
現在の録画方法はありがたい限りであります。
そのため、ついつい録画が溜まってしまい、
気が付けば1年以上「未視聴」の文字が付いた番組もちらほら。
年末までに部屋とともに、ハードディスクの大掃除も必要なようです。
そんな先日、以前録画をしていたTBS系列の某ドラマを見た時、
ふと映ったロケ地に「あ、あそこだ」という見覚えのある場所。
ネットで調べると、思った通り栃木県宇都宮市の大谷石採石場跡とのこと。
「やっぱり趣のある場所だな」という感想とともに、
地元の知っている場所が映ることになぜかうれしさや誇らしさを感じてしまうのは、
私がテレビっ子だった名残とともに、その場所を知っているからです。
この「知っている」というのが意外と大切であり、
もし、同じ栃木県宇都宮市でも、自分が全く知らない場所であれば、
こういった感情は生まれてこなかったと思います。
知ることで対象との縁ができ、その時に初めて対象への感情が生まれる。
ですから、まずは「知る」というのが大切なことなんだと思います。
さて、こちらのブログでも紹介をしましたように、
先週の23日、臼杵石仏にて「修復現場特別公開」がおこなわれました。
この修復現場公開は見学に来られた方々に、
作業の内容やその必要性、そして、文化財を守っていくためにはこういったメンテナンスが大切ということを
「知っていただく」ことが目的の一つであります。
今回も多くの方々が見学に来られておりました。
そうした皆さんにとって少しでも「知る」機会になれたなら、私個人としてもうれしい限りであります。
さて、次回の修復現場公開は年明け以降を予定おります。
見学に来られた方々の「知る」機会となれるよう、次回も頑張っていきたいと思います。