株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所

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男のロマンっ!!

2012-02-20 12:55:07 | 日記

 こんにちは、馬頭です。2月も後半となり、春の足音が聞こえてきてもよさそうな時期なのですが、まだまだ寒い日々が続きますね。何とか今年は風邪をひかずに踏みとどまっていますが、外の現場が続く私たちにとっては、そろそろ暖かくなってもらわないと限界です・・・。さて今回は、寒い時期には合わない話ですが、「海」ついてのお話したいと思います。

 なぜこの時期に「海」の話をしたいかというと、18日の新聞の1面を見てお気づきの方もいると思いますが、長崎県松浦市鷹島の海底に沈んでいる元寇船など遺跡が、水中にある遺跡として日本初の国指定史跡に指定されることになりました。

 「海底遺跡」、「沈没船」という響きを聞くだけで気持ちが高揚するのは私だけではないはずです。まさに男のロマンです!!鹿児島県の喜界島や沖縄県の海底遺跡などが注目された時期は、私は中学生でテレビや新聞をワクワクしながら見てました。今思えば、こういった仕事に興味をもつきっかけとなってました。

 国指定史跡となります海底遺跡は「鷹島神崎遺跡」と命名され、1980年より発掘調査がおこなわれ、元寇船や鉄製のかぶと陶磁器に火薬と鉄片を詰めて着火して投げつける「てつはう」はどが発掘されています。今後、国指定史跡となることで、どういった公開方法をされるのかなど楽しみです。


お知らせ

2012-02-13 21:52:31 | 日記

こんばんは馬頭です。この度、弊社へのお問い合わせFAX番号が下記の通りに変更となりましたのでお知らせいたします。

FAX:097-594-0073

※お電話でのお問い合わせは今までどおり下記となります。お間違えのないようによろしくお願いいたします。

TEL:097-556-7337

これからも株式会社 文化財保存活用研究所をよろしくお願いいたします。


風邪予防

2012-02-07 18:00:00 | 日記

臼杵石仏での修復公開では

たくさんの方々がいらっしゃって下さり、

少しでも文化財を身近に感じていただけたのではないかと

勝手に満足しております

ご来場誠にありがとうございました

 

地元のご年配の方が「臼杵の誇りです」とおっしゃってたのが印象的でした

胸熱です

臼杵石仏をはじめ多くの文化財が地元の誇りであるということを知ってもらえるチャンスを

たくさん作っていけたらいいなぁと思いました

 

話は変わります

 

大分県でもインフルエンザが流行していて、

我が家では流行の最先端を行かんばかりに主人が罹ってしまい、次は誰だと家庭内が緊張状態に

そんな訳で僭越ながら修復公開の後は私流の風邪予防法を公開します!

濡れマスク、いいですよ

私はのどから(あなた~の風邪にねらーいを決ーめて♪)風邪を感じるタイプなので

のどが痛くなりそうな違和感を感じたときにすぐ濡れマスクを付けて過ごします

寝る時も布団が濡れないようにしながら付けて寝ます

息苦しい時は鼻にあたる部分だけ折り曲げるといいそうです

そうすると次の日は回復して風邪をひかずに済みます

あと保温

着膨れ太郎でこれでもかというくらい体を冷やさないようにすると大概寒気も消えます

しっかり寝る

一晩だけでも早めに寝て睡眠時間をたっぷり摂る

「早め」にこれらで対処しておくことで私は風邪をひくことはほとんど無くなりました

風邪菌が体内で(粘膜で)大繁殖する前に繁殖しにくい体にするわけです

そんなイメージでやってます

保湿・保温・休養

これって昔から言われている基本中の基本ですが

これをやるタイミングが一番重要で

「あれ?なんか粘膜に違和感?」位な

早めの段階に対処することが大切だと思います

 

インフルエンザにはどうなのか分かりませんが

もう10年位はインフルエンザに罹ってないような気がします

 

とか言って次のブログで罹患報告なんてことが・・・ おーこわ

皆さんもお気をつけ下さい!

 

前回「春を見つけに・・・」なんて書きましたが

残念なことに今年の春は遅刻してきそうだとニュースでやってました

集合時間10分前には来てくれないと

困ったもんです

春よ来い!

 あ、でもスノボはまだやりたい・・・

 

 

 

 

 


臼杵磨崖仏修復現場特別公開がありました

2012-02-06 18:55:59 | 日記

どうも、ウメです。

新たな年になり、はや一ヶ月が過ぎてしまいました。

暖かくなったと思いきや、今週の中ごろからまた一段と寒くなるようです。

インフルエンザも流行っていますので、皆さんお気を付けください。

 

先日の2月4日にこちらのブログでもご紹介しました、臼杵石仏の保存修復現場の公開が行われました。

今回の公開では古園石仏の大日如来像のクリーニング作業を行いました。

馬頭君のブログでもかかれていましたように、古園石仏の大日如来像は臼杵石仏の中でも一番有名なもので、よくメディアなどで使用されているのが、こちらの石仏になります。

 

当日は寒い中、多くの方が御参拝に来られていました。

今回の公開では古園石仏群の柵の中に公開用のステージを作り、見学に来られた方に中に入っていただき、石仏を間近から見学してもらいました。

間近で見ていただくことで、普段では見ることのできない石仏の足の裏や首などを見ていただきました。

また、今回行っているクリーニング作業の内容を説明し、実際に紫外線を照射している所や、枯らしたコケを除去する様子などを見学していただきました。

 

当日の作業風景です。

 

今回で今年度の臼杵磨崖仏の修復現場公開は終わりですが、今後も様々なところで、文化財の修復現場公開は行われると思います。

いつもとは違った文化財を見れるいい機会だと思いますので、ご都合のよろしい時に是非見学に行かれてみてください。

普段とは異なった光景に何か新しい発見があるかもしれませんよ。

私共もそのような機会がありましたら、ご紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 


最先端技術っ!!

2012-02-03 18:53:35 | 日記

 こんばんは。馬頭です。いよいよ冬本番となってきましたね。関東の方は雪が凄いようですが、大分でも雪がパラつく日もあり、体脂肪が1ケタ台の私にとっては、外での作業はかなり堪えます・・・。

 さてさて、今回は先週の金曜日に中津市にあります大分県立工科短期大学でおこなわれました3次元測定技術の研修会に参加してきました。

 3次元測定の技術は文化財の現場でも記録保存や修復時の参考資料として近年取り入れられることが多くなってきました。実際に私たちの現場でも3次元計測をおこなうこともあり、技術の向上の必要性を実感しています。

 そこで今回は、最新の機材を使用しての研修があるとご紹介して頂いたので、「どんなものか?」と参加してきました。

 今回使用した基材はハンディスキャン3DとRANGE7というもので、特に私が興味をひかれたが ハンディスキャン3Dです。ハンディタイプで撮影ができる優れ物で、対象物に対してレーザーを塗り絵のようなイメージで当てていくだけで3次元画像を撮影できるというものです。

 測定に馴れていない私でも、画面で画像を確認しながら測定ができるので簡単に3次元測定ができました。遺物の3Dでの資料保存などには大変役立ちそうです。

 最後に告知です。前回記事でもご紹介しましたが、明日2/4(土)に臼杵石仏で今年度最後の本修復の特別公開がおこなわれます。今回は、臼杵石仏のメインとも言えます古園石仏群でおこなわれます。柵の中に入り見学することができるので、この機会でしか見ることができないアングルで写真を撮ることができますよ。これを逃すと次回見ることができる保証がないので是非お越しください。

詳細はこちら→http://www.visit-oita.jp/restoration/usuki.html