株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所

≪本社≫ 〒870-0164 大分県大分市明野西1丁目26-4 パレストステージ明野弐番館405号室 ≪工房≫ 〒870-1163 大分県大分市廻栖野549-18 TEL:097-556-7337 FAX:097-594-0073                         E-mail:hozon-katsuyou@kdr.biglobe.ne.jp                        

あっという間に6月です

2016-05-30 10:00:00 | 日記

どうも、ウメです。

5月も終わりに近づき、

気温もだいぶ高くなりました。

それとともに梅雨間近を感じさせるような天気が続き、

屋外で仕事をするには、何とも言えぬ鬱陶しさがあります。

合羽を着なければもちろん濡れますが、

合羽を着ても汗で服が濡れる状況。

どっちで濡れるかを選択しろと言われても・・・。

結果として、雨の日に大切なのは雨具の準備よりも着替えの準備だと感じております。

 

さて、6月になりますと、2016年も約半分が終わったことになります。

新年度でいえばまだ2ヶ月ですが、

年で考えた場合は、結構時間が経っている状況。

ずっとバタバタしているせいか、

あいかわらず、あっという間に時間が過ぎていることを思い知らされます。

今年の目標としてはまだ1つしか達成できていないため、

これからの追い込みを考えなければと感じております。

ただ、追い込みを考えている時点で計画が狂ってきている訳でして、

そう考えると、計画の時点で甘かったのかなと少し反省しております。

計画通りにいかない場合を想定し、いざという時にそれをどう取り戻すのか、

そういったことも計画を立てる段階で考える必要があり、

特に、自分はアドリブに弱いため、

なおさら、色々なパターンを想定しておくことが大切だなと感じております。

まあ、計画通りにいかないのが人生ということで、

もう少し、考える力と対応する力を身につけたいと思います。

いずれにせよ、時間は待ってくれないので、

なんとか今年の目標を達成できるよう頑張りたいと思います。

 


文化財が導く人との出会い

2016-05-24 13:03:01 | 日記
こんにちは

梅雨入り間近ですね。


県内の屋外文化財を折りを見ては
巡っています。

この時期にふさわしく、私の大好きなヘビ、第1号に遭遇しました。

まだ、そんなに凶暴ではないことを祈りつつ、いつものように草木を分け入って目当ての文化財にたどり着くわけです。

そうすると、雑木林の中に立派な宝塔や磨崖仏、国東塔などなど
静かに佇みながら来たものを優しく、時に厳かに迎えてくれます。

今でこそ雑木林に囲まれて目に触れられることがほとんど無いものも多いですが、
製作当時はそこに人の生活やコミュニティがあったことが伺われる貴重な資料です。

しかし、そこにたどり着くまでには集落の消滅によって使われなくなった田畑が竹林となり、道路が悪路となり、
それこそヘビだけでない、鹿や猪と遭いかねない所もあります。

なかなか気軽にというわけにはいかない文化財もありますが、たどり着くまでのエピソードも楽しめるのが屋外文化財の良い所です。

探している中で地元の方とお話しさせてもらったり、目的地までご一緒してもらったり、時にはご飯をご馳走になったり、つい先日は地元の寄り合いの場に遭遇して談笑に加わったり。

おもてなしとか、堅苦しいものではなく、地元の日常に触れることができるのがとても楽しいです。







楽しい談笑のあとに案内してもらってたどり着いた豊後高田市は真木大堂の近くの山中にある市指定文化財「城山薬師堂四面仏」

大きな岩の四面に仏様が彫られています。

真木大堂の近くに文字板だけあったので見つけるまではこんな珍しいものとは思いもよらず、

驚きと同時に満足感も得ることができました。

ものを見て回るだけでなく、人と風土に触れてこそ。

いい文化財巡りになりました。





















渡り鳥じゃなく、渡り蝶?

2016-05-19 23:07:06 | 日記

 こんにちは、馬頭です。熊本地震から1ヶ月が経ちました。先日、熊本の阿蘇を訪れましたが、道路は各所でひび割れが起きており、日本の道路とは思えないほど車での走行が困難になっていました。改めて今回の地震の凄まじさと被災地の生活の大変さを感じました。1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 先週は、大分県北東に位置する「姫島村」を訪れました。姫島には、「姫島七不思議」「ジオパーク」「黒曜石」「車エビ」など数多くの魅力があります。

 その中でも、渡り鳥ならぬ渡り蝶と言われる「アサギマダラ」もそのひとつです。「アサギマダラ」は南は鹿児島の奄美大島や台湾、北は北海道や樺太まで約2000kmの距離を季節ごとに移動する蝶として知られています。姫島村は今時期(5・6月頃)と秋(10・11月頃)の年2回飛来します。今の時期は海岸沿いに植生するスナビキソウの蜜を吸いに多くのアサギマダラがやってきます。当日も蜜を吸っているアサギマダラを観察することができました。

 最初にご紹介したように姫島村には、まだまだたくさんの魅力があります。夏などは海水浴なども楽しめるので、ご興味のある方はぜひお越しください!


久しぶりに大分の電車に乗り

2016-05-15 20:08:16 | 日記

どうも、ウメです。

私事ですが、久しぶりに日豊本線の特急、ソニックに乗ってます。

多分、一年ぶりくらいです。

大分に住んでいると車の移動がメインになりますし、

他の県へ行くのが仕事メインのため、尚更車での移動になります。

LCCのおかげで、実家に帰るときも、新幹線から飛行機に変わりましたので、めっきり電車に乗らない生活をしておりました。

久しぶりに乗った感想としましては、なんといっても楽ということです。

本を読んだり、寝ている間に目的地に着く。

ただただ、素晴らしいシステムであります。

こういっておりますと、物凄いJR贔屓のようですが・・・。

ふと思ったことなのですが、もう少し公共の交通機関を利用してみようと思いました。

免許取り立ての頃に比べ、運転する事へのワクワクも少なくなり、

運転する時間を別の事に回せるということのメリットを齢31にして感じております。

特段、意識した生活内のジンクスなどはありませんので、こういった機会に、自分の生活スタイルを変えてみることを考えており、31年間の人生では見えてこなかった価値観などに気付ければと思います。

 


地形が教えてくれること

2016-05-12 11:53:41 | 日記
こんにちは

先日、阿蘇市に行って来ました。

しばらく阿蘇に遊びには行っていなかったものの、
小さな頃からたびたび連れて行ってもらったし、大人になってもドライブで大観峰からの田園風景は楽しみの一つでした。

その田園地帯に今回の地震で大きな断層のズレが生じていました。
地層が露になっている所も。

田園を走る道路も亀裂が生じた所に応急的に砕石を埋めているものの、
たくさんの車が通るためデコボコしており、運転が大変でした。

外輪山の山肌も土砂崩れが所々見られました。

阿蘇で有名な米塚という小さな山にも大きな亀裂が走ったそうです。

再測量の必要があるほど、地形の変化が生じたこととと思います。

見慣れた風景がこんなことで変わることはなんともいたたまれません。

同時に、これら地形の変化は古代から繰り返されてきたことだと改めて気づかされます。

今見ている私達の回りの風景も長い時間の中で地形を変えてきたもので、
その中には地震といったいわゆる天変地異によるものもあること。

復旧作業で何も無かったように元通りになるものもあれば、ならないものもあって、ならないものは当時の被害を語るに貴重な資料となります。

私達が今見ている景色の中には必ずそれがあるのだから、
それらが語る言葉に耳を傾けていきたいし、
今後人間である私達が語ることができれば、後世の減災のきっかけになれるのかもしれません。