ネーベルホルン杯2013、昨夜は男子フリーの途中で力尽きて寝てしまい アイスダンス・フリー(ジャッジスコア)を録画予約しておいてよかった。朝起きてネット等で結果を見ずに、まずキャシー&クリス・リード組を見た。
「Shogun」の曲で、裃と着物のイメージの衣装。クリスの衣装にはお母さんの実家の家紋が入っているそうな。ツイズルばっちり決まった!ステップもリフトものびのびやっている。切れのいい動きでミスなく最後まできたが、コレオグラフィックリフトでちょっとぐらついた。終わった瞬間、クリスが膝をついてすぐ立てない。相当痛かったんだ・・・
ここで1位になれば五輪出場枠が決まる・・・フリー78.56、合計126.97、暫定1位 やった~
直前の5分間練習中に、接触を避けようとして膝をまた痛めていたそうだ。終わった後のコメントで「もう死んでもいいと思った」。本当によく頑張った
五輪出場枠は、中国、トルコ、オーストラリア、日本、スペインとなった。録画はあとでゆっくり見よう。
ストリーミングを少し見ただけの男子フリー(ジャッジスコア)。織田信成は見事だった! 冒頭の4回転トウループ+3回転トウループから、2本のトリプルアクセル等全てのジャンプが完璧。織田選手というとファンが心配するのは“ザヤックルール”だけど、今回はまったくなし。後半のコンビネーションのセカンドを全て2回転にすれば、引っかかる心配はないのだ。
「ウィリアム・テル序曲」にのって溌剌と滑るコレオシークエンス、めっちゃいい。ISUパーソナルベストを大きく上回る175.64、合計262.98で2連覇を飾った。
シニアデビューのジェイソン・ブラウン(米)、ジュニア時代にあれほど苦労していたトリプルアクセルが、いまや加点付きで跳べるし、3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウなどは見栄えがする。美しいスケーティングやスピン姿勢は健在で、228.43の2位、GPシリーズが楽しみだ。
五輪出場枠では、イスラエル、ルーマニア、フィリピン、オーストラリア、ウクライナ、イタリアが獲得。マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)、ヤコフ・ゴドロチャ(ウクライナ)、ブレンダン・ケリー(オーストラリア)等、若手が頑張った。キム・ルシーヌ(モナコ)、パヴェル・イグナテンコ(ベラルーシ)は届かず。フリー4位と健闘したルイス・マネッラ(ブラジル)はSPで出遅れてなければ、、、若いから次に期待しよう。
SP7位につけて、もしかして香港から初の五輪出場なるか?と思ったロナルド・ラムは、冒頭からジャンプで転倒が続いて計4回の転倒 昨季はU.S.インターナショナルで190点台を出していたが、今季はぶっつけ本番になってしまったのが原因かもしれない。世界選手権には出られるといいな
五輪出場枠争い以外では一番の話題だった、安藤美姫選手の復帰戦。SPは59.79の2位だったが、その女子フリー(ジャッジスコア)は・・・
「体力的には厳しい、後半は気力」と本人が言ってたので少し心配したけど、最後まで崩れることなく滑り切った。サルコウジャンプが2回転に。予定していたダブルアクセル+3回転トウループは挑めなかったが、ダブルアクセル+2回転ループ+2回転ループの3連続を後半に跳べた。スピンやステップではあまりレベルが取れなかったが、滑り全体に何か人生経験の全てが滲み出てくるようで、、、
フリーは103.07の4位で、合計162.86。見事2位 これが産後半年あまりとは、凄い・・・。招待選手の名に恥じない活躍で、招待した側も面目が立ったというものだ。
ミニマムポイント(最近メディアでは最低技術点と言われている)も、五輪の36点はもちろん世界選手権の46点もクリアした。
優勝は、やはりぶっちぎりでエレーナ・ラディオノワ(ロシア)。3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転ループ+1回転ループ+3回転サルコウ、もうジャンプ構成が男子並みで、技術点65.82は男子の世界選手権にも出られるスコア でもダブルアクセルでコケちゃうあたり、まだ14歳のあどけなさ。演技構成点でも項目平均7.33と、成長著しい。NHK杯で見るのが楽しみ。
3位にはジュニアで実績のあるアシュリー・ケイン(米)。白い衣装で「アベ・マリア」がぴったり。4位に入ったヴェロニク・マレ(カナダ)は初めて見たけど、ケイトリン・オズモンドよりちょっと大人しいお嬢さんという感じ。ジュニアではあまり試合に出てなかったのかな? これからどんどん活躍しそう。
五輪出場枠は、オーストラリア、グルジア、ノルウェー、オーストリア、チェコ、ブラジルが獲得。グルジアのエレーネ・ゲデバニシビリはトリノ、バンクーバーに続いて3度目の五輪になる。オーストラリアのブルックリー・ハンが表情豊かに滑って喝采を受けていた。バイオグラフィによると曲はジェイ・チョウ(周杰倫)の「秘密」♪ ブラジルのイサドラ・ウィリアムズが、ミスが多かったのでキス&クライでちょっとめそめそ その時点で5番手に入って枠を獲得したんだけど、本人はわかってなかったみたい^^;
キーラ・コルピが欠場したフィンランドは、ユリア・トゥルッキラが枠を獲得できなかった。ソニア・ラフエンテ(スペイン)も遠く及ばず、、、勝負は厳しい。
ペア・フリー(ジャッジスコア)の最終グループは別次元のボロソジャル/トランコフに目が点 フリーだけで150点って一体・・・
そして地元の応援で気持ちよく乗ってるドイツ勢。実は2枠しかないドイツは、サフチェンコ/ゾルコビーに続く2番手がどのペアになるか、国内の争いが熾烈になりそうな気配。
五輪出場枠は、イギリス、ウクライナ、エストニア、イスラエルとなった。
ネーベルホルンの観客は、熱狂的ではないがよくわかっていて温かい感じだった。出来のいいエレメンツには自然に拍手が起こるし、転倒した後に励ます拍手もある。伝統ある大会の品があった。
次に日本でテレビ放送があるのはまた4年後?! 来年もまた見たい。
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