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5・公立教育の希望の光 |
「研修扱いにしてやる」と言ってくださった。
出張旅費を出して頂いた。
管理職に恵まれていた。
「土産は買うな」とまでおっしゃった。かっこいい。
以下、土産代わりにお渡しした手紙である。
校長先生へ
2006年10月4日(水)
hyoko
9月30日、新潟・中野山小学校研修では
「研究紀要」というものが配られませんでした。
「そんなものを配っても、読む人は誰もいないのだ」
というようなことを、大森校長は度々言います。
その代わり、『軽度発達障害の子どもに対応した授業力』を販売していました。
その中で、学校づくり、校長研修などに関するページのコピーです。
一人の校長が、学校を変え、新潟市全体の教育行政を変えた記録の一部です。
また、『特別支援教育教え方教室』は、
公立の教員、その保護者が一人でも多く読み、
正しい授業の方法、子どもへの対応の方法を知るための雑誌です。
多くの教員に伝えるべき事柄です。
中野山小の一日は、日本全国の公立教育を変えます。
その場に、快く参加させていただき、ご援助賜ったことに感謝しております。
その意味を、その場にいなかった人に伝えるのは大変難しいことです。
あの日の意味を理解できずに亡くなる方も多いことでしょう。
しかし、中野山小の教育実践・新潟の教育行政は、
ここ5年間で急速に全国に広まるでしょう。
残念ながら、●県はそのことに気づきもしない多くの県の一つになりそうです。
●県は、全国の公立学校の授業が、
教育行政がほとんど変わり始めた最後の最後に、
やっと腰を上げる遅れた地域になると思われます。
しかし、それでも、僕の生きている間に、
今まで予想もしなかった、公立教育の希望の光が、新潟に灯りました。
その意味を、一人でも多くの方に伝えなければならないと思っています。
おみやげでをお持ちすることは遠慮させていただきましたが、
校長先生へ、大森先生からの宿題が出されたとお考えください。