2011/5/12upわかる目次 |
東日本大震災九週後・フクシマがスイスで起きたら |
自分のための記録だから新規公開はしない。
05041741被災者病気予防に段ボールベッド宮城の避難所に導入
0507仮設住宅入居進まず団体10世帯以上が壁仙台
0508原発10キロ圏想定の避難検討人口50キロ圏なら17倍静岡浜岡は214万人
05080800見つからぬ安住の地賃貸物件不足高倍率の仮設住宅
■「余震で住めなくなった分が1割以上。
住めなくなった人が別の住居を借りたことでまた1割以上減ったのではないか」
■しかも残った物件の6割以上が1Kや1Rといった単身者用で、家族には向かない。
石巻市によると、賃貸物件の借り上げ申請に訪れるのは、
多くが全半壊した家に住み続けたり、親族の家を転々としたりする被災者だった。
■市の担当者は
「このような人の賃貸需要は考えていなかった。さらに避難所だけで1万人がいる。
今後、どのくらいの人が賃貸物件を求め、何人が入居できるのか。把握も予想もできない」
05080800惨事ストレス限界長引く遺体捜索自衛官らPTSD懸念
■遺体の捜索・収容に当たっている自衛隊員や警察官、海上保安官らの
「惨事ストレス」が問題となっている。
過酷な作業が長期化するのに伴い、
心的外傷後ストレス障害(PTSD)発症の懸念が増しているほか、
“奇行”に走るケースすらあり、関係機関は対策に乗り出した。
■「もう限界です。家に帰していただけませんか」
遺体の捜索を続ける30代の男性自衛官のもとには、
部下からこんな訴えが寄せられている。
■がれきの下から傷だらけの若い女性と幼い子供を発見した日には
「もしこれが自分の妻と子だったら…」
と、夜になってうなされた部下もいたという。
■これまでに計約9200人の遺体を収容。
今も遺体は発見され続けており、
肉体的な疲労に加えて、損傷のひどい遺体を扱う精神的なストレスは日に日に増している。
■広川進・大正大准教授(臨床心理学)
保安官らからは
「涙が止まらない」
「現場の光景がフラッシュバックする」
■「最初の1カ月程度は使命感と興奮状態の中で業務に没頭するが、
作業の長期化が予測されるこれからが一番危険。
まとまった休息をとって頭のスイッチを強制的にオフにするなど、十分なケアが必要」
05090308土地なく松島に廃棄物処理施設
0509福島のニュース原発に戻る戻れぬ避難した作業員苦悩
■「原発でまた働けるのだろうか」
「もう原発は怖い」
福島第1原発が立地する福島県大熊町
■住民は会津若松市などに避難している。
その中には東京電力の下請け企業の社員として、原発で働いてきた人たちも。
■警備会社に所属し原発で働いていた男性(50)
仕事を続ける理由を
「(勤務する場所の)放射線量は危険がないレベル。
年齢を考えれば、一から仕事を探すのは無理。
補償はいくらになるのか分からず、当てにできない。だから働かないと」
■東電の下請け男性(41)
許容被ばく量に達したら働けなくなるという心配もある。
「1日8万円という話があった。
10日働けば80万円。
だが仮にそれだけで1年間に許容されている被ばく量に達したら、
あとはほとんど仕事ができなくなる」
■第2原発で働いていた男性(45)
「会社はずっと『原発は安全』と言ってきた。
原発内にある設備などを知っているだけに、
事故現場の映像を見ると余計に怖い」
05090502海からストロンチウム初検出福島第一敷地内でも
■放射性物質ストロンチウム90を初めて検出した
■半減期が約29年と長いうえ、
化学的にカルシウムと似ていて、体内に入ると骨にたまる傾向がある。
■原発から大気中に放出されたものが海に落下したか、
原発から海に流出した高濃度汚染水に含まれていたとみられる。
05091125義援金申請に未明から列岩手大槌で1日100人
■岩手県大槌町
東日本大震災の義援金と、被災者生活再建支援金の申請受け付けを始めた。
■申請者用の整理券は午前8時前には100人分を配り終わった。
■義援金は死亡・行方不明者、住宅全壊が各50万円など。
05091901被ばく100ミリ30人がれき撤去防潮堤設置も福島原発事故2カ月
05101800テロの危険が気になる原発と最も危険な日本の原発
■警備体制の脆弱なハイリスク施設という意味では
日本の原発ほど狙い易いところもそうはないのではないかと思います。
■東京のアメリカ大使館が2006年から2007年にかけて打電した公電によると、
「日本の原発を訪れ安全訓練を見学したアメリカ外交官たちは、
民間テロリストのゲリラ攻撃や北朝鮮奇襲部隊の攻撃に
日本は対応できるのか懸念していた」
■2007年2月26日付の公電によると、米当局者が
「大規模なプルトニウム保管所」と呼ぶ東海村に武装警備がないことを指摘したところ、
監督官庁の文科省は
「武装警官を配置するに足りるほどの脅威はない」し、
法律上、民間の警備員に武器を持たせる訳にはいかない
と回答していた
■2006年1月発の公電は、
福井県の美浜原発で行われた対テロ訓練は
「いささか台本どおりで完璧すぎた」
と批判。
■同年11月発の公電も、
東海村でのテロ訓練について、参加者たちが
「進行表を事前に渡されていた」
と批判していたと。
■笑い事ではありませんが、
日本の様々な組織における[○○訓練]というものに参加したり取材したりことがあるので、
このくだりには笑ってしまいました。
■なんだったら「○○訓練」の予行演習
までやりかねないのが、日本的組織の伝統的な発想でしょうから。
■『ニューヨーク・タイムズ』記事は冒頭で
「福島第一原発の事故は、大気や海に放射能をまき散らし、
何万人もの人を家から退避させただけでは留まらない。
事故は日本のエネルギー政策に大きな穴をぶち上げた。
日本はそれまで、国の需要の拡大部分を原子力で賄うつもりでいたのだが、
福島事故以前の政策目標を日本が実現するのは今や難しいだろうと多くの専門家は言う」
■ポラック記者は
■「日本の原発依存度が大きいのは、日本がエネルギー的に不安定だからだ。
自前の石油や天然ガスをほとんど全くもたない日本は、
輸入する化石燃料にほぼ完全に依存しているため、
たとえば揺れる中東情勢など、
外部の動揺に対して国として脆弱だということになる」
■「原子力エネルギーは数十年来、
政府と電力会社と原子炉メーカーの密接な同盟関係によって育てられてきた」
と記者は続け、
大きな発電能力のある原発をもつことで日本の10大電力会社は
「送電網に対する支配力を維持してきた」
05101538福島原発事故もしフクシマがスイスで起きたら1
■里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch
■「スイスでフクシマのような事故が起きても、
許容される年間の放射線量は1ミリシーベルトだ」
とスイスの連邦保険局 ( BAG/OFSP ) 放射線防護課主任、
クリストフ・ミュリット氏は強調する。
この1ミリシーベルト ( mSv ) は、外部被曝 のみならず
食べ物摂取による内部被曝の場合も厳守される。
■特に妊婦、胎児、子どもの場合は絶対だ。
■もし、スイスで福島のような原発事故が起きたら、どう対処するのでしょうか。
■ミュリット :
放射線の当たらない家屋などに避難、
あるいはその地域からの退去、
安定ヨウ素剤の配布などを行う。
3時間後に原子炉が爆発すると分かれば、基本的には退去だ。
事故の初めが特に重要で放射性ヨード131を避ける必要がある。
甲状腺がんを引き起こすからだ。
世界の基準は、
甲状腺の器官そのもので50ミリシーベルト以上の放射線が計測されないのが原則。
これ以上は許されない量だ。
■とにかく事故の第1段階では「外部被曝」と「放射性物質の吸引」を避ける。
この2点が大切だ。
被曝時間を制限する、
放射線を浴びないような建物に避難する、
また放射線を出す物体から距離を取ることだ。
例えば放射性物質から1ミリメートル、
つまり触ってしまう距離と1メートルの距離とでは、被曝線量が全く違う。
100万倍違う。
距離を取ることは肝要だ。
■第2段階で少し落ち着けば、食料摂取などによる体内への取り込みが問題になってくる。
スイスではこの内部被曝でも
外部被曝と同様の被曝線量1ミリシーベルトの基準は守るようにする。
以上はスイスが特殊というのではなく、世界の基本的対策はほぼ同じだ。
ただスイスが厳しくしている点は、この年間の被曝量を1ミリシーベルトに限定し、
特に妊婦や胎児、子どもには絶対にこの1ミリシーベルトを守る点だ。
中でも胎児の場合は放射線によるダメージが大人の3、4倍だからだ。
■しかし、放射能事故現場の作業員たちの最大被曝線量は、
スイスでも250ミリシーベルトだ。
一人一人が計器を携帯するのは義務で、
250ミリシーベルトになったらアラームが鳴るようにしておき、
鳴ると放水中であろうと作業の途中であろうと、その場を去らなければならない。
この数値は欧州連合(EU)や世界保健機構(WHO)でも同じだ。
■フクシマの原発内は
毎時1シーベルト ( 1000ミリシーベルト ) の高い放射線が観測されていると聞く。
つまり1人15分しか作業できないという訳だ。
1000人の作業員がいれば、
10人が15分作業して終了し、
また10人が入るという方法を取らなければならないだろう。
■非常時だから250ミリシーベルトだが、
実は100ミリシーベルトが重要な基準値になっている。
多くの研究が100ミリシーベルトから、
ガンや胎児の奇形、知能障害などの危険性が高まると証明しているからだ。
30年後にこうした症状が現れる場合もある。
■この積算放射線量による影響とはどのようなものでしょうか?
■ミュリット :
長期にわたって浴びた放射線量が、
ある値を越すとこうした症状を引き起こすという目安がある。
■例えば500ミリシーベルトから1 シーベルト ( 1000ミリシーベルト) では、
がんにかかる可能性が高まり、
1シーベルトから2シーベルトではさらにこの可能性が高まる。
5シーベルトで100人中50人が死ぬ。
瞬間に浴びても500ミリシーベルト からリンパ球の減少が現れ、
50シーベルトでは2、3時間後に死ぬというものだ
■結局、長期間の被曝では、
被曝後10年から30年後にがんに、
2年から10年後に白血病に
かかるリスクが高まると言われている。
ただ、1シーベルトを浴びたから必ずがんになるというわけではなく、
可能性が高まると言うことだ。
■食べ物や水などによる内部被曝の積算放射線量ですが、
スイスの基準はどのようなものでしょうか。
■ミュリット :
スイスでは先に述べたように、国際基準に従い放射能事故の場合、
一般の人の被曝線量は年間1ミリシーベルトに限定されており、
汚染された食品消費量の総数がこの1ミリシーベルトを超えないように、
含有放射能量が決定される。
それは1キログラムにつき何ベクレル ( Bq ) が上限かという値になる。
■具体的には二つ基準がある。
世界の限界基準値とスイスの許容基準値で、
後者は世界の基準値が高すぎるため、スイス独自で決めたものだ。
これは健康管理という観点からではなく、
食品の品質を消費者に保障する目安としてあり、
世界基準の1~10% の数値にあたる。
例えば放射性ヨード131では、
世界基準値は食品全般で1キログラム中2000ベクレル、
液状食品で500 ベクレル。
これに対し、スイスの値は両方ともわずか10ベクレルにしている。
■現在日本では野菜が2000ベクレル、
液状食品が300ベクレルで、
欧州連合 ( EU ) が日本に基準を合わせようとしているため、
スイスの許容基準値も、もう少し高い値に変えざるを得ないだろう。
■管理すべき食品中の主な放射性物質は
ヨード131、セシウム137、ストロンチウム90、
だが、こうした基準値に沿って計測することで、内部被曝は制御できると思う。
■ただ、その場合、それぞれ半減期が違うため、対策はさまざまになる。
例えばヨード131は半減期が8日だが甲状腺がんを引き起こす。
半減期が30年のセシウム137は筋肉に、
半減期が30年のストロンチウム90はカルシウムと同じ働きをするため、骨に吸収される。
骨に残ったストロンチウムは骨髄細胞を侵すため、白血病を発病させやすい。
■そのため大切なのは、
食品中にどの放射性物質がどれほどの量あるのか、
さらにその国の食文化によって
何を主体に、
一年に何キログラムの放射線汚染食品を食べるか
という4点。
スイスでは乳製品の消費が多いので、
こうした食品の放射線量レベルの上限は低くしている。
日本では魚や米など消費量の多いものの基準に気をつけるべきだろう。
■里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch
05111548福島原発事故もしフクシマがスイスで起きたら2
●swissinfo.ch :
■スイスもチェルノブイリの放射線で
汚染されました。そのときの対策は?
●ミュリット :
■当時ティチーノ州に放射能汚染された雲が着いたとき大雨が降り、
放射能性物質がすべて牧草地に落ちた。
スイス連邦保険局 ( BAG/OFSP ) は、これらを食べる牛や羊を殺さない方針を取った。
■ドイツでは牛を全て殺した。
しかしセシウム137を筋肉に含む牛肉は食用にならない上、
焼却しても半減期が30年であるため、その灰の処理に困る。
■スイスでは、殺さず牛や羊に前年の干し草を食べさせ、
また羊の群れを汚染されていない西部のフリブール州に移動させた。
■セシウム137は確かに半減期が30年だが、
体内に入るとおよそ半分が40日~60日間で排出される。
従って羊肉の1キログラムあたりのベクレルの値が減少する。
■こうして、年間の摂取量が
1ミリシーベルトを超えないようなベクレルの値で
肉を生産させ出荷を許可した。
農家への補償もいらない上、家畜を殺さずに済んだ。
●swissinfo.ch :
■しかし、たとえ羊をフリブールに移動させても
セシウム137は羊の糞尿中に排出され、
最終的にまた牧草地にたまるのではないでしょうか?
●ミュリット :
■確かに排出されるが量の問題だ。
まったく汚染されていない牧草地に
セシウム137が多少排出されても問題にならない。
■またセシウム137は地下深くに染み込むため、草の根はこれを吸い取らない。
■ただ、このセシウムも染み込む途中で粘土層にたまる場合がある。
従って30年間はフリブール州でもティチーノ州でもこの量を測り続けている。
■ところで、現在の日本のような場合だが、
もし汚染された土地で農作や牧畜を行う場合、二つの方法がある。
■一つは表層の土を取り除くことだ。
そうすれば栽培は可能になる。
ただその土をどこに持っていくかという問題は残る。
■もう一つは30センチメートル分の深さで表層の土と下の土を入れ替えるように掘り返す。
そうすれば表層部の高濃度の部分が核散され、1キログラムあたりの放射能濃度が薄まる。
■だが、こうした手段が取れず一番問題の多い場所が森だ。
土を掘り返せない上、キノコは放射能を吸収しやすく、
野生の動物や木の実など多くの生物が放射能を持ち続けるからだ。
チェルノブイリのせいで、
ドイツの森では今でも高い放射線量が観測されている。
●swissinfo.ch :
■福島では農作のために土地をどうすればよいと思われますか?
●ミュリット :
■現在原発事故が収束してない段階では何もできない。
ただ半径30キロ圏はとにかく触わらない。
その後状況が安定してきた時点で、
ガンマ線を出すセシウム137と
アルファ線を出すプルトニウム239の量を各場所で計測する。
その後、汚染を完全に取り除くのか、削減させるだけなのか、
つまり土を取り除くか掘り返すかを決めることになるだろう。
■場所によっては、農作が永久にできない所もあるだろう。
例えば半減期が2万4000年のプルトニウム239が検出される場所だ。
わたしだったらそれでも一応掘り返して、
多少拡散させコンクリートなどで覆いをするだろう。
だが、ここでは栽培はおろか人も住むわけにはいかない。
■ところで、こうした農村地域にはまだ対処の方法がある。
しかし、都会の場合は難しい。
もし最悪の事態が起き、フクシマの原子炉3基とも制御できず、
しかも風が東京方面に吹き雨が降ったとしたら・・・
もちろん都民はすぐ避難するので問題はないが、
放射性物質を即刻除去しなければ、建物などに染み込んでしまう。
消防団が直ちに放水し洗い流す必要があるだろう。
■福島県の学校の校庭でかなりの放射能が確認されたと聞いたが、
これも放水して、水路を付けて流したらどうだろう。
また、ほかの場所で生徒を遊ばせるなどしてはどうか。
子どもたちは非常に放射線の被害を受けやすいからだ。
●swissinfo.ch :
■チェルノブイリから国境を挟んですぐそばのベラルーシの村々では、
事故後も村に住み続けたという話ですが。
●ミュリット :
■ベラルーシの幾つかの村では事故の情報がほとんど入らず、
また国が対策を行わなかったため村民はそこに住み続けた。
そこでスイスを含め他国からNGOが入り住民を指導した。
■住民は食べ物も体も、計器を使って放射線量を計る方法を学んだ。
この遊び場は大丈夫だが、
森は放射線量が高いのでその傍では遊ばないように子どもたちを指導し、
汚染の少ない牧草地に牛を移動させもした。
ある家族で妹の体のセシウム137の線量は低いのに兄の方は高い。
なぜか。
兄はキノコが大好きだが妹は嫌い。
そうか、キノコは放射線量が高いのかと言う風に少しずつ学んでいった。
■現在、現地の支援者が年間の被曝量基準を
1ミリシーベルトないしは0.1ミリシーベルトに徹底するよう活動を続けている。
■もちろんこうした対策は本来、国が行うものだ。
そして、国がこうした事故後の対策を行う場合に気を付けなければならないのは、
まず状況を分析し、それに応じて決定を行う。
それは経済をマヒさせるものであってはならないだろうし、
とにかく状況や場所によってさまざまに異なるだろう。
●里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch
05101538スイス連邦内務省保健局被曝量と健康被害一覧
■スイスの連邦内務省保健局 ( BAG/OFSP ) の被曝 ( ばく) 量とその健康被害の一覧
■0~100ミリシーベルト(mSv):
短期、長期の被曝でも健康被害はほぼ観測されない。
■100 ~500mSv :
100mSvから、がんになる可能性が高まる。
また数分の間に 500mSvを浴びると、リンパ球の数の減少が現れる。
■500mSv~1シーベルト(Sv)/ミリシーベルト(1000mSv ) :
短期に被曝する健康被害が現れる。
長期ではがんになる可能性が高まる。
500mSv以上から血液中のリンパ球の数の減少が現れる。
■1~2Sv :
短期間に被曝すると嘔吐や疲労感を感じる。
長期ではがんになる可能性が高まる。
■2~3Sv :
短期に被曝すると24~48時間後に吐き気を催す。
医者の治療が必要になる。
■3~5Sv :
短期に被曝すると嘔吐感、吐き気、下痢の症状が現れる。
1週間後に抜け毛や食欲の減退が現れる。
医者の治療が必要になる。
このレベルでは手当を受けられない場合、5割の人が死亡する。
■5~12Sv :
短期間の被曝で数日間で死亡する。
■クリストフ・ミュリット氏の略歴
1953年生まれ。
フリブール大学の放射線物理学で博士号取得。
1980年、連邦保険局 ( BAG/OFSP ) に入局。
2005年以降、放射線防護課主任及びスイス連邦政府放射線防護委員会の科学事務長。
環境中の放射線量の監視と放射能事故処理を専門とする。
放射能防護に関する基準値や技術的問題について、国際原子力機関 ( IAEA ) 、
国際保健機関 ( WHO ) 、国際放射線保護委員会 ( ICRP ) などと協力。
北半球の放射生態学グループとスイスフランス語圏の放射能線防護学協会の会長を務める。
05111846足柄茶に基準値超のセシウム神奈川の農産物で初
■9日に採取した「足柄茶」の生葉から、
1キログラム当たり500ベクレルの暫定基準値を超える
550~570ベクレルの放射性セシウムが検出された
05112038高濃度の汚染水流出3号機海水に1万8千倍セシウム
05112209東日本大震災発生2カ月当たり前がうれしい
■発生から2カ月を迎えた東日本大震災の被災地。
■「水だけでも希望がわく。
やっと思い切り顔が洗える。
当たり前だったことがこんなにうれしいなんて」
■宮城県石巻市渡波(わたのは)の神山(かみやま)勲さん(69)宅、妻日出子さん(62)
津波の被害を免れた2階で家族4人で暮らしてきたが、
泥だらけとなった台所の蛇口から久しぶりに水が出たからだ。
■震災数日後から、給水車の水をペットボトルにためて使ってきたが、
風呂は被災を免れた親類宅で使えるようになるまで約2週間入れなかった。
トイレは庭に掘った穴で代用。
照明は親類からもらったソーラーパネル付きランタン二つだけだ。
■電気は早ければ20日にも復旧する。
日出子さんは
「散々泥にまみれた。少しずつ生活を取り戻していきたい」
■6872戸(11日現在)で断水が続き、
岩手県内で最多の陸前高田市。
市内3カ所にある地下水の水源地は津波にのまれ、
海水の排水作業が必要で、
市内全域の復旧は7月末にずれ込む見込みだ。
■避難所では、風呂やトイレで不便な状態が続く所も少なくない。
宮古市の市立山口小では、水道が復旧したものの敷地に風呂がない。
1回390円の近くの銭湯か、
約2.5キロ離れた市民総合体育館にある自衛隊の仮設風呂に行くしかない。
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