語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【原発】【食】東日本太平洋沖で獲れた魚介類8体からセシウム検出

2013年06月09日 | 震災・原発事故
 (1)グリーンピース・ジャパンは、福島第一原発事故の被害に係る調査を不定期に行っている。今回は、
  (a)2013年5月8~10日に、
  (b)宮城県・福島県・茨城県・千葉県の8つの港で採取した魚介類
を対象にした調査を行った。

 (2)東日本太平洋沖で獲れた24の魚介類のうち、8検体からセシウムが検出された。特に海藻のフクロノリは深刻で、セシウム量は基準値とされる100Bq/kgを超えていた。
 くだんのフクロノリは、福島第一原発の南方10kmにある富岡港のテトラポットから採取された。109.9Bq/kgのセシウム137と57.1Bq/kgのセシウム134が検出された。
 また、同原発の南方30kmにある久之浜港の岸壁から採取されたワカメから、8.8Bq/kgのセシウム137が検出された。
 このほか、同原発から55kmにある小名浜港のすぐ沖から採取されたアイナメから26.7Bq/kgのセシウム137と13.8Bq/kgのセシウム134が検出されるなど、計8検体から放射性セシウムが検出された。
 ちなみに、セシウム134と137は、半減期がそれぞれ2年、30年とされている。

 (3)リーンピース・ジャパンは、上記調査結果に加え、サンプル採取の際にヒアリングした漁業関係者、釣り人、釣り船船長、魚屋店員などの話をホームページ上で公開している。
 
 (4)リーンピース・ジャパンは、オンライン署名を実施中だ【注】。
  (a)食卓に並ぶ魚介類の7割を販売するスーパーマーケットに、安全対策の強化を求める。
  (b)東京電力や安倍晋三・首相に、汚染水海洋排出の中止を呼びかける。

 【注】「緊急オンライン署名 「スーパーマーケットさん、売っているお魚、放射能検査して!」

□グリーンピース・ジャパン「魚介類8体からセシウム」(「週刊金曜日」2013年6月7日号)

 【参考】
【原発】汚染された魚介類が慢性的に流通 ~スーパーマーケット~
【原発】放射能と東京オリンピック招致
【原発】大手スーパーの真鱈から放射能検出 ~関東・東海地方~
【原発】東京湾の汚染
【震災】原発>東京湾に放射能汚泥が堆積中 ~海の汚染~
【震災】原発>無防備都市--東京を覆う放射能
【震災】原発>食卓の放射能汚染、2012
【震災】原発>海洋汚染の拡大・・・・表層から海底へ、海のホットスポット、陸から海へ
【震災】原発>海洋汚染 ~グリーンピースの調査・水産学者の「原子力村」~
【震災】原発>海洋汚染の隠蔽
【震災】原発>海洋汚染の隠蔽・追記
【震災】原発>汚染食品のデータをどう読むか
【震災】原発>海洋汚染の拡大・・・・表層から海底へ、海のホットスポット、陸から海へ
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