昨今の女児の監禁事件から思い出した事件があった。
忘れられない事件を本で読んだ。
いづれもその事件を、裁判や被害者と接してきた人たちが書いているので真実である。
マスコミで知らされている内容より詳細なので、読み終えた後気持ちが、いやその事件を
自分が見てきたように怒りが込み上げてくる。
● 新潟少女監禁事件
筆者は裁判のつど、東京から傍聴に通い被害者家族とも
接見して記事にしている。
新潟の女性は発見されたとき19歳になっていた。丁度このたびのように
10歳位なので実に9年間である。
監禁場所は自宅の2階で1階には犯人の母親が住んでいた。
絶対2回には上がらせず、窓には全部目隠しのために内側から張物をして
いた。
9年間少女はコンビニ弁当で、 1日2食、大小便は犯人がビニール袋にさ
せ、さらにビニールに入れて 捨てると母親にばれるので、全部階段や廊下
にこ積みあげていたとか・・・
なので、発見されて保護されたときはただならぬ異臭。
大人で自宅に戻った少女は、
男性への恐怖で父親の姿さえ拒否しているそうである。
男から電気ショックをかけられ、いつもその痛みに唇かんで耐えていたらし
い。
可哀そうに人生を壊されて、男の罪はたったの7年だと・・・
私に言わせれば同じように監禁拷悶の罪状を作って、
倍返しだ!
● 光母子殺人事件
被害者母子の、あのテレビで理路整然と意見の言えるご主人は立派である。
反対に弁護する弁護団はアホのかたまりや。
自分の嫁や赤子の子どもを床に叩き付けて殺すような、
そのときいくら少年だったとはいえ、
ことの善悪くらい判断のつく年齢や、
もう一度言う自分の嫁や子どもが同じような被害に
遭った場合無罪と言えるんかい。
あの人のバック(会社)は全面支援していた。
テレビに出てくるたび、仕事はどうしているのだろうと心配していたが、
会社は新日鉄である。
一流企業だと、心の支援もするので裁判でも耐えられるのだと思った。
弁護団が無罪に持って行こうと、犯人に下手な芝居をさせようとしていたの
で、現大阪市長の橋本徹氏が、それをやめさせるような(はっきり覚えていな
いが アクションを起こしたのでなかったかな?
弁護士達は、それに反発して訴訟を起こすと騒いだが、、
まあ弁護士もそんなに稼げる有能な人少ない
だろうから、どんな事件でも引き受けないと生活できないのだろう。
● 北九州一家殺人事件
この事件マスコミは全部報道していない。
書けないだろう、残酷過ぎて。
あの松永という本ボシ、これから先あのように自分は手出さず、
言葉だけで人を消させる、
人間という仮面を被った悪魔が一杯出てくるだろう。
もしかして、周辺にぞろぞろいるかも・・・・
警察が家探し・下水道まで調べたが証拠が出ないのは、
この本を読むとびっくりだ。
人間はどこまで、悪魔になれるのだろう。
この松永に “100篇地獄に落ちろ” と唾かけてやりたいワ。
人間死ぬと、皆地獄に行くんだと。
ただ、地獄の上の方か底の方かその人の現世で決まるんだとさ。
子どものときのハヤシ言葉である。
人と約束したとき「指切りげんまん、
嘘ついたら100篇地獄にお・ち・る」
なんだか芥川龍之介の「くもの糸」を思い出した。