ワイン農家のつくりかた~Natan Weinberg

”ワインと人生を共にしたい人”が行き着きたい場所へ手ブラで向かって足掻いてる模様

善か悪か。はたまた…

2017-04-21 13:07:37 | 日記
例えば日本人の、産まれて一才の幼子を異国の地に野晒しに放置すると…その子はどうなるのか。
日本にない病原菌はもちろん、まだ決められた予防接種も受けておらず免疫もなく、耐性も整わず、身体は蝕まれ倒れていく可能性は非常に高い。
かといって、予防予防と無菌状態、またはサプリ浸け、少しの咳で薬浸けでは…この世で生きていくことすら辛い状態に。

今私の葡萄たちはまだまだ幼子です。
守ってあげながらも、いつか自然へしっかり馴染み耐性が出来るよう注意と判断、もちろん必要だと思う時予防接種は行い、ある程度は厳しい“自然の摂理”に耐えてもらい“母ちゃん手作り薬”で見守ります。
我が子にもそうしてますから(笑)


農薬が善か悪かの前に、その葡萄とその状況に共に暮らし、最善の方向というものをいつも考えること。
葡萄を信じ、信じてもらいながら
土壌、虫、菌、水、気候、風、他植物、畑の多様性の中、葡萄と共にその流れへ乗ること。
そんなことをいつか、“暮らし”としたい。

その先に、『私のワイン』があるはず。



↑唐辛子にんにく焼酎。
もう聞いただけで毛虫じゃなくても目が痛くなりそ(笑)