えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

年末年始の休館日のお知らせ

2023年12月29日 12時38分59秒 | お知らせ・募集(イベント・事業等)
令和5年12月30日(土)~令和6年1月5日(金)まで、年末年始のため休館いたします。

町内、道内外より、えりも町郷土資料館へお越しいただき、ありがとうございます。

新年も、どうぞよろしくお願いいたします。
ご来館をお待ちしております


えりも町文化財保存活用地域計画 郷土食の試作会①

2023年12月13日 09時33分52秒 | えりも町文化財保存活用地域計画作成に取り組んでいます
2023年(令和5年)12月11日 
えりも町文化財保存活用地域計画策定協議会 食文化部会による郷土食の試作会を開催しました。
えりもの特徴は何といっても「昆布」です。試作メニューは「昆布のきんぴら」「昆布巻」「昆布チップス」そして、お正月のはれの料理「サケの飯寿司」を仕込みました。


「昆布巻」は圧力釜で柔らかく仕上げしました。



今は「昆布チップス」と呼びますが、かつては「昆布菓子」などと呼ばれていました。油で素揚げした後、今回は仕上げにグラニュー糖を使いましたが、昔は白砂糖を使うことが多かったようです。


「昆布のきんぴら」水で戻した昆布を細切りにし、ニンジン、ごぼうと炒め、味付けして完成。




「サケの飯寿司」の仕込み。ニンジン、大根、生しょうがは千切り、サケは短冊に切り、水で洗ってしっかりと血抜きをして水分を切ります。硬めに炊いたご飯と、麹、日本酒、みりん、ザラメ、塩を味付けに使います。野菜、調味料、サケ、野菜、調味料、サケ・・・という順にしっかり押して空気を抜きながら樽に詰めていきます。最後は、野菜で蓋をするようにし、重石が均等にかかるようさん蓋をして、袋の口を閉じます。

最初は2kgの重石、その後、徐々に重石を乗せ、最後には60~100kgも載せる家庭もあるようです。

飯寿司づくりは、各家庭で、それぞれの手法があり、野菜や調味料も異なっています。味も、サケの身のしまり具合(硬さ)も違い、家庭の味です。

麴菌の発酵力で飯寿司が作られます。お披露目は40日後になります。
最近、えりも町ではサケの漁獲が極端に少なく、サケの飯寿司がなかなか作れない、作っても少しだけという声も聞こえます。また、昔ながらの食文化、食習慣が少なくなり、飯寿司や漬物も自宅で漬けることも徐々に少なくなっています。


ご飯は、参加者のご協力ご提供で、昆布を入れてご飯を炊き、醤油バターで味付けした豆つぶ、ほっきのひも、そしてサケのほぐした身を加えた混ぜご飯を試作。襟裳岬産の岩のりの味噌汁、ヤナギダコの刺身、昆布と大根の酢の物もご提供いただきました。











体験陶芸の作品、焼きあがりました!

2023年11月29日 12時28分20秒 | 体験陶芸教室
今回は小学生も参加していたので、作品にもバリエーションがあります。













次回の体験陶芸教室は2月頃の開催となります。

第2期体験陶芸教室がはじまりました

2023年11月02日 13時06分57秒 | 報告(イベント・事業等)
令和5年10月28日、11月1日、11月15日の3日間、郷土資料館体験学習室にて体験陶芸教室を開催しています(※参加予約は締め切りました)。

一日目は、粘土で形を作る作業をおこないました。


二日目は、削って形を整える作業をおこないました。




十分に乾燥させた後、素焼きをおこないます!
乾燥中の作品




最終日は、釉薬での色付け作業です。どんな作品に仕上がるでしょうか??

史跡猿留山道の文化財パトロールがありました。

2023年11月01日 18時34分58秒 | 猿留山道(さるるさんどう、saruru-mountainpath)
北海道教育委員会の文化財パトロールがあり、国史跡猿留山道の一部を調査しました。

広葉樹の紅葉黄葉は、もう少しで散り終わりそうです。

山道を埋め尽くしていました。

沼見峠の妙見菩薩、馬頭歓世音菩薩もひっそりと

斜面を少し降りると、夏場は見えにくかったカムイトウ(豊似湖)と日高南部の山々の視界が開けます。
帰りの休憩時、雪虫が・・・・大量発生していました。