えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

えりも町のジオ(地質)ツアーがありました。

2023年09月17日 14時26分22秒 | 日記
アポイ岳ジオパークガイドの会主催の「えりも町巡検」が開催され、一緒に勉強させていただきました。

歌露坂岸の礫岩、圧力で薄く引き伸ばされています。


襟裳岬の巨礫(花崗岩)、砂岩、泥岩など、火成岩と堆積岩が混ざって固まっています。
日高山脈上昇時に生じた「付加体」だそうです。


ルーラン海岸のトーナル岩と黒雲母片麻岩の境界(接面)、トーナル岩は日高山脈の主稜線部を作る岩石です。そのトーナル岩がえりも町庶野にあるということは、ここは日高山脈の主稜線が太平洋から上がってきた場所ということでしょう~


豊似湖、山地の斜面が貴重な自然、観光客のオバーユーズなどによる自然破壊、外来生物が放される危険性など、貴重で多様な豊似湖の自然を守る必要が再確認されました。



ベニスズメの展翅

2023年08月13日 16時32分45秒 | 日記
資料館で飼育していたベニスズメを標本にする作業(展翅)をおこないました。

鱗粉が失われないように、できる限り翅を触らずに作業を進めます。
ベニスズメは胸や腹にも毛がたくさん生えているので、持つところを選ぶのが難しかったです。

写真は、脚の角度を竹串で整えている様子です。


ベニスズメの胸の真ん中に虫ピンを刺し、展翅板にセットします。
展翅テープと待ち針を用いて、翅の形を整えて固定します。


展翅板に固定した状態で、2週間ほど乾燥させます。

標本が完成しましたら、資料館で展示する予定です

サイクルラック「サイクルオアシス」を設置しました。

2023年06月10日 14時46分07秒 | 日記
北海道庁が昨年実施した、北海道のサイクリング環境整備に向けたクラウドファンディングにより、
当館にサイクルラック・空気入れ・修理工具が設置されました。
詳しくは以下のリンク先をご覧ください。
□シーニックバイウェイ北海道
「もっと、自転車北海道。」サイクリスト憧れの地である北海道に、サイクルオアシスをもっと整備しよう!

□北海道庁「もっと、自転車 北海道。トップページ」

当館にも届きましたので早速6/4に設置したところ、さっそく1人目のご利用が!!


スタンドのない自転車は、停車時壁に立てかけたり地面に置いたりなど置き方にとても気を遣うそうです。
サイクルラックがあると気軽に立ち止まって観光などを楽しめるのでとても便利、とのことでした。

この日はなんと100kmも走られたそうです!
空気も入れて、万全の態勢で出発されました。

これからは自転車の旅に最適な季節です。
えりも町を旅する際はぜひ資料館にお立ち寄りください。

※空気入れ・修理工具のご利用をご希望の際は職員までお声掛けください。サイクルラックは常設です。