昨日に引き続きまりはさん、よろしくお願いします。
インプットが一通り終わって答練がはじまって、その答練ではなぜか結果が思わしくありません。
答練は毎回7割できるといいほうです。結果は気にしなくていいというアドバイスも受けましたが、点数はさておき、勉強時間累計も結構な時間数になっていたのになぜ、と悔しくなりました。
五肢択一だったからできないのか、ということも考えましたが、五肢全部に?印をつけている問題もあり根本的にわかっていなかったのです。
よくよく考えて原因は「過去問で問われる箇所を見ていない。論点を正しく理解していない。」ということに気がつきました。ここが論点だ、ということは分かるものもあるのですが、なぜそこが問われるのか、ということもまったくわかっていなかったため、似たような言葉のひっかけに迷ってしまいます。自分が難しいと感じる問題であっても過去問の焼き直しであるものがほとんどだったというのも、理解していないことをあらわしていると思いました。
それから方法を見直していままで使っていた一問一答式の問題をもう一度、無理に解かないで、テキストとともに広げて考えながら自分が今までマークした論点をチェックし、その内容を理解するようにしました。
なぜそこが問われるのか、それは「似たような箇所が別な科目にもあるから」なので、他の科目と横断させながら異同を確認していきました。
択一式の問題も何度も出題される箇所や条文そのものが出題されているものは、選択式の対策のため、正しい設問にして穴をあけられそうなところを考えて何度も書き出しをしました。
LSコーチのEラーニングの中間模試はプリントアウトして、1科目30分で一肢づつ論点書き出しをして解答をつき合わせるく方法でばらしてスキマ時間を利用して答練の仕上げのようにして解きました。
けれども、合計4回の会場模試では、概ね基準点未満がないような得点をすることができましたが択一は平均40点で、まだまだ合格点には及びませんでした。
模試でできなかった問題と、同じ論点の問題を過去問題集を一緒に復習していましたが、こんなにもできなかった問題があるなんて、とかなり焦りもでてきて、思うように時間もとれずイライラすることもしばしばでした。
そんなとき、毎日見ていた本田先生のブログでは、コメントされている受験生の皆さんが、ここはこんなふうに解いて、正解だった、こんなことで間違いになってしまったということを書き込み、時には勉強から離れて楽しいコメントをされたりしていました。くじけそうになったとき、毎日頑張っている方々のコメントを読んで、励みになっていましたので、7月頃から、思い切って本田先生のブログに書き込みをするようになりました。
毎日の問題演習も、理解できるようになってくるとそれはそれでうれしくて、学習スケジュールが遅れているにもかかわらず、一般常識や白書も丁寧に取り掛かっていたので、問題を繰り返しやるような時間があまりありませんでした。その中で、まるで見ていたように、本田先生から「インプットばかりしていてはダメ。問題をとにかく解きなさい。」とカツを入れてくださり目が覚める思いでした。
そうでした。本試験では問題を解く時間が限られています。本試験本番の緊張で落ち着いて解くことができないかも知れないのに、時間一杯一杯に使って解いていくことはできません。本当に直前期にしなければいけないことが計画したままで実行されていないことに気づかされました。
恥ずかしながら8月初旬の段階で年度別の過去問題集がほとんど十分にこなしてなかったので、本田先生のブログのアドバイスも生かしながら、正誤の理由をしっかり書き出しながら解いて、間違えたところはテキストで確認し、頻出事項は特に間違えた理由はなんだったのかを確認し補強しました。
8月のお盆前になってやっと、過去問を繰り返す効果が出てきたと実感してきました。
間違える問題も少なくなってきたのでテキストに戻る回数も減ってきましたが、自分用の弱点を書いたマイカードは確実に正答できるものだけはずして、少しでもあやふやなものはそのまま残して繰り返し毎日1回は見ていました。
また、本田先生からは、法改正と一般常識選択式対策の演習問題もいただくことができたので、それをそのまま、本試験会場直前まで見ることができるようにプリントアウトして、毎日チェックしました。
1週間前から1日1日本試験に近づいていく中で気持ちが張り詰めていましたが、自分を納得させられるだけのことはしてきたと思い込むことができる量はやったのだという変な自信もでるようになってきました。
本試験当日
前日には毎年恒例の地域自治会のお祭りの手伝いなどで最低限の勉強しかしませんでしたので、不安になるのかなとビクビクしましたが、緊張はありましたけれど、何度もこの日のシュミレーションをしていたためか、大慌てすることもありませんでした。ただ、本試験当日、マイカードの一部を忘れてしまっていましたが、受験会場で配布されていた各校の最終チェックを見ることと、持ってきていたカードを一通りみることで、気持ちにダメージは起きませんでした。
本試験中は午前の選択式は落ち着いて解答することができました。
特に社会一般は本田先生からいただいた問題の中にあった問題から出題されていて大当たりです!
心配だった社会一般と労働一般は5問のうち3問は必ず取れていると確信できたので、確実の持てる点数を合計をしてみて、30点を超えていたので、深追いすることはせず、マークを何回も確かめました。
終わったあと、ふと、みんなできているんだろうな、択一勝負だと思うと気持ちが重くなりました。
択一はいつも労基から始めていました。どうしても順番に解かないと落ち着かなかったので、いつもどおりにしました。全体的に易しい、過去問ででたことのあるものが多いと感じました。これはみんなできるのでは、得点しなければ、と不安になってしまい、途中思考が止まることがありました。弱気になってしまって、この分だったら来年はもっと実力つけて合格できるのでは、という考えもよぎりましたが、この1年の家族が支えた私の時間をあきらめることができませんでした。「今」はあっても「いつか」はいつになったらあるのか分からないのです。
本田先生や村中先生がメールで励ましてくれた言葉が頭に響き、予備校でお世話になった方々や一緒に頑張った仲間のこと、そしてブログの皆さんのこと、家族のことを思い出して粘ることができました。
一通り見直す時間はもう残っておらず、マークミスがないかを確認したらそこで終わっていました。
自宅への帰り道は、疲れきってはいましたが力を尽くすことができた、と思うことができて、結果はどうあれ気持ちだけは達成感で満たされ、すがすがしくなっていました。これは1回目の受験では味わうことのなかった感覚でした。
試験を終えて
今までの勉強方法を振り返るとかなり遠回りな方法をとってしまっていましたが、過去問の活用の仕方を間違わないように理解を深めつつ繰り返していくこと、法改正事項を押さえることで確実に実力がアップする試験だと思いました。
昨年9月からかけた総勉強時間は総計約1400時間余りでした。時間がないないといいながら、毎日の積み重ねは大きいと実感しています。そうであったら、もう少し早く勉強方法を修正していればもっと頑張れたのではないかと反省もありますが、途中で気がつくことができたのでよかったし、よい経験になったと思っています。
各団体では試験後の夜から次々に解答速報が出され、おそるおそる答え合わせをしてみると
選択式33点、択一式45点でした。喜んだのも束の間、今年はオーソドックスな問題が多く、合格基準があがるかもしれないということで、合格発表日までひやひやする日々を過ごすことになりましたが、なんとか、合格させてもらうことができてほっとしています。
本田先生にはご指導いただき感謝の気持ちでいっぱいです。他校の受講生にも関わらず、おおらかに受け入れてくださり、本当にありがとうございました。
ブログに書き込みをすることで、より具体的に皆さんが問題をどのように解いているのかを知ることができて、目の付け所を訓練したり、自分を振り返り修正することができましたし、同じ目標に向かって頑張っている様子をうかがうことでとても励みになりました。
毎日の作問は本当に大変なことです。問題は、2肢択一だったのが、どちらかが分かっていれば解けてしまうので、途中から両方○か×かが分からないと正解にならないように工夫されていました。
コメントもひとりひとりに丁寧に応えていただき、ありがたかったですし、毎日継続していくことの大切さを学ぶことができました。
今後も先生のブログに集う方皆さんが良い結果を出されることを祈っています。私も、努力を重ねて皆さんのお役に立てるようになりたいと思っています。
まりは
まりはさん、本当にありがとうございました。