マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

荒野の黄葉(もみちば)

2006年10月31日 05時57分35秒 | 紅葉 - 10月
黄葉旧暦10月といえば、初冬にあたりますよねえ。
めっきり冷え込みが激しくなってきました。

さて、花札10月は紅葉(もみじ)。
何度か話題にしたように、万葉時代は『 もみち 』と清んで読みました。
そして、『 黄葉 』(もみちば)、という書き方もあるんです。
そうです。投稿日付に拘らずずいぶん前に、紅葉の札は三原色全部揃っているといいました。
代表歌人、柿本人麻呂の歌を見てみましょうか。

   ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉の 過ぎにし君が 形見とそ来し

どうです? モミジの光景に初冬の寒さが伝わってきましたか?
あまり、ピンとこない… うーん。
そうかもしれません。
これは、ある長歌の反歌ですから、これだけではピンとこないかもしれません。

おっと、長歌というのは、五・七を何回か繰り返し最後七音でとめるという歌体、そして反歌と呼ばれる短歌がセットになるのでしたよね。
では、件の長歌を全部見ましょう。きっとピンときますよ。

  軽皇子の安騎野に宿りましし時、柿本朝臣人麻呂の作る歌

 やすみしし わご大王 高照らす 日の皇子 神ながら 神さびせすと 太敷かす 京をおきて 隠口の 泊瀬の山は 真木立つ 荒山道を 石が根 禁樹おしなべ 坂烏の 朝越えまして 玉かぎる 夕さりくれぱ み雪降る 阿騎の大野に 旗薄 小竹をおしなぺ 草枕 旅宿りせす いにしへ思ひて

  短歌

 阿騎の野に 宿る旅人 うちなびき 眠も寝らめやも いにしへ思ふに

 ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉の 過ぎにし君が 形見とそ来し

 東の 野に炎の 立つ見えて かへり見すれば 月かたぷきぬ

 目並の 皇子の命の 馬並めて 御猟立たしし 時は来向ふ


ほら、三番目に有名な歌があるでしょう?
中学の教科書にも出てくるので、、よくネット検索にも引っかかりますね。
そして、大概は単独でとりあげられてる。
蕪村「菜の花や月は東に日は西に」と同趣旨、雄大な自然の風景を歌ったものだ、的解釈になってますね。

ただ、(巻一-四五)~(巻一-四九)一連で見れば全くそれが間違いであることが分かる、
先ずは背景から説明しましょう。

軽皇子の父、草壁皇子は事情あって天皇即位できぬまま28歳でなくなりました。
この歌は、その後日、軽皇子が父・草壁皇子ゆかりの安騎野をいわば「追悼狩」のために訪れた折の歌です。
時節は旧暦11月の半ば、一晩の野営が時系列的に歌い上げられていきます。

まず、長歌で全体像と安騎野に入るまでの時点が歌われ、そして、いよいよ4首の反歌へ。
まさに芝居で言えば、一景~四景、時間的にも心情的にもどんどんと進んでいく様子が読んで取れます。

第一反歌で、「宿る旅人 ~ 眠も寝らめ」亡き草壁皇子が偲ばれて寝ようにも寝られない、第二反歌で、荒涼たる周りの光景に目がいく、そして、第三反歌です。
これを天文学的に解析すれば、新暦12月21日の午前五時五十五分とのこと、もっとも冷える時分ですね。
冷える、冷える、身体も心も。
一晩中まんじりとして一睡も出来なかった一行の、おどろおどろしいばかりに荒涼とした光景に共鳴した心情を歌い上げたものといえるでしょう、この『東の~』は。
そして、第四反歌、夜明けとともに野営を払って狩へと出かけるところを歌ってフィナーレとなるわけです。

まさに部分だけを見ていたならその真価は分からない、の好例ではないでしょうか。
と、この言い回し、



全部を見なけりゃなんともいえないさ と、この台詞『某画像板』に書き込みしてる人たち向け

を丸写ししました。
曰く因縁の『某画像板』…

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



9月2日の霜降

2006年10月23日 18時28分58秒 | 紅葉 - 10月
紅葉シャツこのブログでは、例外となる実日付の投稿をします。
今日10/23は、二十四節季の一つ・霜降にあたりますよね。
再三言っているように2006年は閏月があった関係で、未だ菊の節句も来てない状態(旧9/2)での霜降ですが、それでもテレビニュース等では、花札10月のような紅葉(こうよう)の風景も少なからず目にする今日この頃です。

話しましたように、紅葉とは『葉の死』なんですよねえ。
なのに、いや、だからこそ、こんなにも美しいのでしょう。
そうです。桜カテゴリで再三話している『滅びの美学』です。
どうやらこれは、自然の摂理だったようです。

ということで、紅葉の名所の話をしましょうか。
首都圏のテレビでは、奥日光あたりが報じられることが圧倒的に多いのですが、地区によっては倶利伽羅峠あたりが報じられてるんでしょうねえ。
去年の某国営放送大河ドラマに登場した、この人ゆかりの地です。

  義仲の 寝覚めの山か 月かなし (芭蕉)

一度は(後世いうところの)天下をとった義仲も超短期政権に終わり、都落ち&戦死。
平家に先立つ滅びの美学がここにありました。

京を目指したときの義仲の勢いはすさまじいものでしたよねえ。
後に戦国最強の大名といわれた上杉謙信でさえなしえなかった北陸路からの京入りです。
この地、倶利伽羅峠では十万の平家軍を打ち破るわけですよねえ。

満つれれば欠けるが世の定め…

以上、「倶利伽羅モンモン」のことを間違えて「イガグリもんもん」と言ってしまい周囲の爆笑を誘ったことのある

と、この言い回し、



バナナとの関連は未だ謎のまま

を丸写ししました。

………
………

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また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!

    

たまゆらの

2006年10月19日 21時41分54秒 | 紅葉 - 10月
yamaguchi紅葉花札10月、旧暦では晩秋から初冬にかけてとなるこの月のテーマ植物は紅葉、今日はまた一つ紅葉の名所をご紹介しましょう。

京都・嵯峨の常寂光寺は紅葉の美しい小倉山の中腹にあり、秋になると寺内の紅葉がトンネルのように寺を包み込み、絶景です。
あー、こんなのとか、こんなのとか。
寺院という人造物を配した紅葉の景は、花札紅葉札とはまた一味違った秋の物悲しさを感じさせるところです。

お馴染みの大歌人・藤原定家は野分の吹く日に、この寺付近を訪がい、母を亡くした悲しみをこう詠んだと言います。

  たまゆらの 露も涙もとどまらず 亡き人恋ふる 宿の秋風

母親が死んだときの気持ちをこう詠むあたりからしても、定家という人は親子間の情愛に厚い人だということがわかります。
そして、その悲しみの癒えない内に上皇から強引な呼び出しを食って、もやもやしていた気持ちをぶつけてしまったのが、「さやかにも~」なのです。

暴れ者ほど親子間の情愛は厚い、という逸話は親戚衆の集まりでよく聞かされるところです。
いやいや、昭和10年代の話ですよ。

悪さをしては停学を食って、親に謝りにいかせ、「そのつど(校長宅への手土産で)カナリアが一羽減る」、と嘆かせる。
そのくせ、祭りの夜店に行けば先ず『親孝行の針めどとおし』なるインチキなものを買い求め「お母ちゃん、お母ちゃん!」と目を輝かせてくる。

母堂は語る、で語りきれない、がオチになるのですが。

と、この言い回し、



うちはリンク魔

を丸写ししました。

………
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また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
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庶民の歌心

2006年10月18日 19時47分08秒 | 紅葉 - 10月
鹿さて、花札は10月の種札、俗称シカト札は、

    おく山に 紅葉ふみ分け なく鹿の こゑ聞くときぞ 秋はかなしき

百人一首の猿丸大夫の歌を髣髴させる、と2度ほど記事にしました。
ここで注目しなければならないことは、花札完成当時には当然のこと学校などというものはない、よって今みたいにこの歌を中学高校の授業で教わるというわけではないということです。
なんだ、つまらないことを言うな、とおっしゃるなかれ、ここで考えてみてください。

当時は学校などというものはない、ということは庶民は文字も読めないんですよ。
その字も読めない庶民が、当時ですら古歌であった猿丸の歌を口ずさんでいた、うん、この歌がどれほど広く愛されていたかを示す証拠ではありませんか。
そして、それがビジュアライズされた花札は、庶民をしてその心中歌心を育んできた教材であったとも言えましょう。

実際、往時の名もなき庶民の歌心は素晴らしいものがあります。
うん、幕末は黒船来襲の折の落首です。

  町中に 打ち出てみれば 道具屋の 鎧兜の 高値うれつつ (夷辺赤人)

なんと、なんと、これ、万葉に原典し百人一首に選ばれたあの歌のパロではありませんか!
一大珍事に影響されたのは、幕府やかの吉田松陰らだけではありませんでした。
黒船来襲が松陰にとって一大転機となったのと同様、街の古道具屋にとっても大きなビジネスチャンスになったわけですよねえ。

風が吹けば桶屋が儲かる、ではありません。ちゃんとした経済の原則に基づいたものです。
すなわち、外国との戦にでもなりれば武具に大きな需要が生じる、それが理由で売り手市場になったわけで。

ちなみに作者ペンネームの「夷辺」は、アメリカのこと、そう、ペリーの毛が日本人には赤く見えたので、「赤人」としゃれたんですよ。
当時の日本人で西欧系異人を見たひとなんてざらにはなかったでしょう?
赤鬼のイメージでしょうね、これマジ。

あん?
「赤人」としゃれた?
需給により財サービスの値が決まる?

以上、極々一部の方にしか判らない謎かけをした

と、この言い回し、



「島国根性」 これ、私にとっては褒め言葉かも、あはっ!

を丸写ししました。
投稿日付では後日になるものの実は以前、丸写しだけは思いとどまった「問題」投…稿…

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ジェフ・ユナイテッド

2006年10月17日 17時54分54秒 | 紅葉 - 10月
越後大石紅葉花札はモミジの月は旧暦10月、晩秋から初冬にかけての季節です。
動詞「もみ(紅葉)ず」の連用形から、秋になって葉が葉緑素がなくなり、アントシアンなどの色素が蓄積して起こるとか。黄葉を含めていうこともあるそうです。
もみ(紅葉)ず…
葉緑素がなくなる現象にして黄葉を含むですか?
まあ、山に住まう人だと、第一にモミジ=カエデに彩れた花札の風景が浮かぶんでしょうが、海っぺりの平地に住まう僕あたりは、後者・黄葉を連想してしまいますよねえ。
こんなのはどうです?
昨年ちょうど紅葉の季節に、地元Jリーグチームがタイトルを獲得したときに作りました。

 山のさき 櫟(いちい)の原に 千々の葉葉

先ず地名の由来から。
千葉-妙見神社境内の木々の情景から 市原-櫟(いちい)の原の訛 と言われています。
さてさて、この句。秋の落ち葉の光景の裏に、ジェフ (千葉&市原) の (山崎) ナビスコ杯優勝 (=「いちい」) を織り込みました。

お粗末さまです。
そうなんですよ。妙見さんのイチョウの落ち葉はすごいもんですよ。
とまあ、拙作だけでもなんですから、万葉集から一首みてみましょう。

   言問はぬ 木すら妹と 兄ありとふを ただ独り子に あるが苦しさ

巻六・一○○七、市原王(イチハラノオオキミ)。
作者が自分が独り子であるのを悲しんだ歌、とするのが現在の通説です。

「妹と兄ありと」、これ面白いですねえ、妹の方が兄よりさきですよ。
『家畜人ヤプー』のポーリーンもクララに妹→兄の順できょうだいを紹介しますけど、別に万葉びとが「女権社会」だったわけではないでしょう。
「女と男のきょうだい」という意味で、必ずしも兄いもうとという意味でもないようです。
あっと、イチョウのような雌雄の別のある木、という説もありますね。

と、この言い回し、



ジェフ・ユナイテッド千葉について詠む ミユ - livedoor ハイクブログ
例によって例のごとく、めまぐるしく転調します

を丸写ししました。

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尉 (じょう)

2006年10月16日 23時01分25秒 | 紅葉 - 10月
949533300今日は、5月菖蒲の月に書いた記事の続きで、セガの看板ゲーム『サクラ大戦』のネタの続きといきましょう。
あ、花札をイリュージョンしたこのゲーム登場のヒロインたちは、全員花に関係する名前、にも拘らず花札のテーマ植物ずばりの名前は意外と少ない、あの話です。

うん、もうひとりいますか。
10月紅葉、この月です。

藤枝かえで…

カエデとモミジはイコールとのことでしたから、彼女もまた該当です。
ただし、ただしが3度くらいつきそうなんですよ。
そもそも、攻略対象外だった姉・あやめの代わりに、2作目以降に登場したNPCなので。

階級はあやめと同じ中尉ということで、同じく主人公・大神の上官という設定なのですが、これが実に不自然だ。
姉と違って、華撃団への功労がありません。そうなるとこの年齢で中尉は…
かえでを副指令にもってくるのは設定に無理があったのではないでしょうか?
アイリスの年齢設定と並ぶ、『サクラ大戦』の泣き所といえるでしょう。
チューイが足りなかったというわけでもないでしょうが、さてさて。

因みに、尉官というのは将校では一番の下級ですよねえ。
尉(じょう)というのは、カミ、スケ、ジョウ、漢字は色々あてますがそのジョウ、三等官という意味です。
うん、これが中国では。
太尉というのは、最高位ですよ。今風に言えば、軍事担当宰相。
いつか、三公の話をしましたよねえ、探してみてください。

前漢では重要な役職だった太尉も、時を経るに従って形骸化し、ついにあの曹操が丞相制を復活させたことにより廃止されることになるのですが。
その曹操が起こした魏でまた復活するのが興味深いところです。
即ち、司馬懿が明帝の命を受けて、太尉として遼東の公孫淵の討伐を行った…

遼東の公孫氏は、演義前半に登場した河北の公孫讚とは、縁もゆかりもありません。
2世紀後半、後漢の地方官だった公孫度が遼東に築いた政権ですよね。
西の烏桓・鮮卑、東の高句麗を打ち従え、ちょっとした独立国家の体を。
倭の国あたりも彼ら視点では属国だったのでしょう。

例の司馬懿仲達に滅ぼされることになるのですが、その折の仲達の手際のよさったら!
とても五丈原のヘタレ武将と同一人物とは思えません。
そこらあたりから逆算して、五丈原の戦いはヤオじゃなかったのか? という説が生まれるのでしょうね。

と、この言い回し、



私、「旧環境」にあったテーマの同名、いくつか立てたんですよ~ なのにどれも… 別テーマで知った名前を見つけるのはトホホですよねぇ
 

を丸写ししました。

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道こそなけれ

2006年10月15日 18時38分35秒 | 紅葉 - 10月
大石明治鹿さて、旧暦10月といえば初冬にあたる季節です。
花札と並び称される日本を代表するカルタにして最もポピュラーな和歌集である小倉山百人一首に、もう一首、「シカト」= 10月種札である紅葉に鹿を髣髴させる歌がありましたでしょう?
見てみるとしましょう。

   世中よ 道こそなけれ おもひいる 山のおくにも 鹿ぞなくなる

ということでございまして、83番・藤原俊成ですね。
(奥山の)鹿が悲しく鳴いている、それを聞くとともに自分も悲しくなってくるよ、との嘆きを歌っています。

鹿が悲しく鳴いているというのは、創作? はたまた捻って擬人?
僕はストレートに読みますよ。
鹿の気持ちが分かるのか? なんて、問いかけちゃいけない。

考えてみてもごらんなさいな。
紅葉、こうよう、というのは、もみじの葉の死です。言ってみれば木が冬篭りに入るわけですよ。
で、鹿を始めとする動物たちはどうなります?
そうですよ、餌が少なくなる。加えて寒くなる。
受難の時期ですよねえ。
それを本能的に感じて、悲しげに泣いているのではないでしょうか?
人間様は、紅葉狩りよ、雅よと、お気楽なことを言ってるけど、鹿にとってはそれどころではないということですね。
因みに、この歌ですけど、原典・千載和歌集では秋の部ではなく、雑の部に入っているのが興味深いところです。

さて、百人一首に定家の父・俊成の歌が撰ばれていることは知ってました。
そして、この 世中よ~ の歌のことも知ってました。
でも、正直なところです。
これが藤原俊成の作であるということは、今日初めて確認しました。

理由はと問われれば、非常に簡単。
駄作だから。あー、だから… おっと、おっと!
あの俊成の歌であるとは、とても信じられないですよ
なぜ駄作と思うか? これもまた非常に簡単。
愚痴っぽいから。

そうでしょう?
「この世の中を捨てようと思っても、どこに行ってもその道はないと思われる」だなんて。
卑しくもですよ。世捨て人を志した人間が、「鹿が悲しい声で鳴いているように、自分も泣きたい気分だ」なんて口にするもんですか。
愚痴っぽい、愚痴っぽい、ホント愚痴っぽい。
ちょうど、一昨日の日の僕くらい愚痴っぽいですわ。

え?
この記事に加筆してありますよ。
ぜひぜひ、リンククリックして全部読んで下さいな。
…ね?



…あぁあ、また言いたくなっちゃった。
ホント、「道こそなけれ おもひいる」ですよ。
というのは~
ネットIT関係をリードしている人たちが、どいつもこいつもって感じですので。

ライブドアさんを恨むつもりはない、の公約を覆すことになるんもしれない。
でも言う。今年になってからの応対はひどいもんです
よくもまあ、ろくでもない人たちばかり揃った、いや、残った? ものでして、はい。

僕は、2ゃんねるは好きだ。でもやっている人たちはどうしても好きになれません。
え? 違いますよ。「(所謂)2ちゃんねらーが嫌い」と言っているのではありません。
西村博之氏以下運営陣が嫌いだと言ってるんですよ。
と、こんな回りくどい注釈をせねばならないような、いびつなネット現況を情報撹乱でつくりだした、あの運営陣が。
 
この原稿を実際に書いている日に上場したんですか、あそこ? 想定どおりの祭りとなってますね。
笠原健治氏始めとするミクシィ経営陣については、僕は、もう嫌いを通り越して恨んでさえいます。
それから、それから、ツブは落ちますけど、柳沢安慶って人にも煮え湯を飲まされました
和田アキ子さんの口癖のひとつを借りて言うならば。
今、上であげた人たちを、「卑下します」って表現になりましょう。
と、こんなことばかりでは、2日間でなんの進歩もないということですから、ここで否定の接続詞を登場させて転調しましょう。

はい、『でも』です。
現在ネットIT関係業界をリードしている人たちが揃いも揃ってろくでなしであるという理由で、ITやネットがろくでもないものであると結論付けたとしたのなら、それは間違いと言うことになります。
そう。百人一首83番(だけ)を見て、藤原俊成は下の歌人だと断ずるのと一緒です。

   またや見む 交野の御野の さくら狩り はなの雪散る 春のあけぼの

   わが心 いかにせよとか ほととぎす 雲間の月の かげに鳴くらむ

   思ひきや わかれし秋に めぐりあひて またもこの世に 月を見むとは

   夕されば 野辺の秋風 見にしみて うずら鳴くなり 深草の里

どれもいい歌でしょう?
やっぱ、俊成は超一流の歌人でした。

つーことで、もーちっと、ネット続けてみっか、あはっ!
 
と、この言い回しとリンク(動画を含む)と決め台詞と、何よりもその心情、



歌人の親子は仲良しこよし  

をそっくりそのまんま丸写ししました。
いくらなんでも、このリンクはやり過ぎだよ…ね…

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かぜのかけたる

2006年10月14日 19時27分39秒 | 紅葉 - 10月
大石紅葉日本固有の美観といえば、幽玄にわびさび、概して地味好みです。
我がテーマである花札というのは~
派手でですよねえ。
だから、人目を引くものがあった。江戸の人々は伊達ものよ、かぶきものよと飛びついたのでしょう。

派手中の派手ともいえるのが、赤青黄色三原色の10月紅葉ですよ。
百人一首の春道列樹の歌でも見てみましょう。

   山河に かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ 紅葉なりけり

詞書に、「志賀(シガ)の山越えにてよめる」とあります。
晩秋の山あいの自然美。
こうなんいていうか、紅葉の極彩色ってのは日本の伝統的美観からすれば余りなじむもんではありませんよねえ。
だからこそ、人造美に見えた。紅葉の落ち葉が風のために細い流れのひとところにかたまって、水をせき止めている様子を柵と見立てたわけですね。
風を擬人化し、知的操作を加えて歌った列樹です。

あっと。
柵=しがらみですね。
…なーんか、思い出しちゃった。一旦WEB張ると、しがらみが出来て中々すぱっと消え去ることができないもの。
アソコさんも、そしてどこぞさんも…

と、この言い回し、



えっ!? BBSを覗くと、、、

にたった今加筆された部分を丸写ししました。

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零の概念

2006年10月13日 21時15分02秒 | 紅葉 - 10月
株十さてさて、10月。
おいちょかぶでも、この月までの札は使いますので、ここでもカブの話をしてかまわない訳でして。
論より証拠がCG画像です。

各月の月数が点数となるカブ競技ですが、10月の紅葉だけは10と数えず零点とします。
まあ、投稿日付に拘らず前に話したように、カブは十点でも零点でも全く同じことになりますので意味がないといえばないのですが。
それでも、零点という概念を入れて遊んでいたことは注目に値します。
零。自然にはない数字。

零の概念というのは、大いにオリエンタルです。
仏教の無の境地にも通じますでしょう?
そうでしたよねえ。これを発見したのはインド人。
何もかもが、西洋先進東洋後進というわけではありません。
意外なことにロケットなんてのもそうなんですよ。

そもそもロケット技術の発展は戦争とともにあるのです。
アジアの方が早く発展しました。
中国の爆竹なんかが原型ですね。

そして、欧州列強のアジア支配開始。
英国はインド軍の用いるロケット攻撃に随分梃子摺りました。
が、インド軍のロケットを鉄製に改良し逆に打ち負かしたのです。

以降、英国がロケット技術では一歩先んじるのですが、時代は上がって20世紀。
そうですよねえ、ナチ支配下のドイツのブラウン博士。
大戦末期、米ソが目の色変えてベルリンを目指したのはロケット技術が欲しいため。
火事場ドロ的にそれぞれ持ち帰ったものが、アポロになりソユーズになったわけですよねえ。

と、この言い回し、



飛行機もそう。もし第一次・第二次大戦がなければ現在も未だプロペラ機だったかもよ

を丸写ししました。

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だいこくさま

2006年10月12日 16時11分01秒 | 紅葉 - 10月
手書紅葉古来我が日本には八百萬の神々がおわします。
そして、花札は紅葉の月である(旧)10月には、こぞって出雲の国へとお出ましになる。

  紅葉せし 間に間に神の 旅支度

前に話しました。
神様というのも楽じゃない、人間風情が紅葉狩りにうつつを抜かしている間にも、年一回の大サミットで多忙?
いやいや、案外神様だって出雲参りのついでに、通る土地土地の紅葉を楽しんだかもしれませんぞ。
出雲に近づくにつれ連れも多くなる。夜は宿で花札あたりに興じたのかもしれません。

さて、目的地出雲でホスト役をつとめまするのは、お馴染み大国様です。

 ♪~ おおきな ふくろを かたにかけ~

ねえ、あの穏やかそうな神様。七福神のメンバーでもある大黒様です。
と、気がつきました? さっきは、大国様と書きましたよねえ。
そうなんです。オオクニヌシノミコトですもの、大国様ですわ。
ところが、大黒天は大黒天ですよ。大国天ではありませんよ。
調べてみましょう。

天というくらいですから、これは仏教の神様です。吉祥天、毘沙門天等々。
つらつらルーツを調べるに、マハカーラというヒンドゥーの神様が原型。
なんと、これは魔物を征伐するとても怖い神様なのです。
梵語のマハカーラを直訳すると大黒となります。ご存知北伝で日本に入り込んだ大黒天は、オオクニヌシノミコトと混同され、ダイコクとなったわけです。
いやあ、偶々音読みが同じだったと言うだけで、似ても似つかない神と混同されたものです。

なんか、ネット事情とよく似てますよねえ。
偶々同じハンドルを使ったために、似ても似つかない他ネット人と混同されてしまうことが、よくあるでしょう?
いやいや、この程度の混乱なら、まだ笑って済まされるのですが。
現実と仮想の混同がしばしばされるのは、笑い事では済まされません。

サイト趣旨に逆行する無粋な話になってきましたが、言いかけたことです。
予め言い訳してから書きましょう。
どうも僕自身、言いたいことをうまく言葉にする自信がありません。
ですので以下は、どうか字面に囚われることなく意を酌むようにお読み頂けたらと思います。

ネット、ネットと申しましても、大きく2つの「ネット」に分けられる思うんですよね、僕は。
ひとつは、ネット外、俗に言うとこのリアルに波及する(可能性を秘めた)ネット。
もうひとつは、ネット内の事象にのみで収まってしまうネット。
この二つを明確に区別しなければいけないと思うんです。

後者のほうから行きましょう。これはバーチャルでも構わないじゃないんですか。
小説や演劇と同じく考えて良いでしょう。最低限の公序良俗の縛りのもと大いに楽しみましょう。
匿名性・非対面性のよさ、バーチャル云々を持ち込むこと自体が野暮です。

これに対して前者ですよ。
例えばアフリ、例えばネットオークション、これなんかはまさしく現実事象そのもののですよねえ。
バーチャルと錯覚するなどとは、由々しきことです。
ネットというものを実社会の対立概念に位置づけているようにも読める、「リアルvsネット」の概念、これが悪いといいました。

ついでに言っておきますと、「リアルで逢うことがネットの不合理を補完することになる」と言っている人たち、これもまたおかしいですよ。
「リアルで逢ったその人」が申告どおりの「ネット人格」であるという保証はどこにもないわけですから。
出会い系の社会問題そのものですね。

とりとめもなくなってきましたが、そろそろ結論付け。

ネットの病理性とは、巷間言われている現実とバーチャルとの混同を招く恐れがある、ということでないと思います。
僕が分類した2範疇が混同されている、線引きが難しい、これがネットの病理性になってると思うんですよねえ。
ですから、インターネット関連産業従事者はきちんと線引きできるような環境を作る、そして、マスコミ・知識人はそれを後押しする。
これこそが急務ではないでしょうか、

と、この言い回し、



これも昨日の積み残しです

を巧みに丸写ししました。

………
………

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また、パクってしまいましたぁ!

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もっと、イヂメて~!!

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