マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

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雁も渡るか

2006年08月21日 22時12分26秒 | 芒 - 8月
雁ではでは、もう一稿、8/21実日付投稿を。
と言いましても、旧暦の8/21です。
続けて読んでいただいてる人はお分かりでしょう?
これもまた、新旧暦の落差をお知らせするための演出であります。

昨日の更待月を持ちまして、前期秋の名月は終了しました。
もう今日になれば、午後10時を過ぎなければ月は昇らず、宵闇の時期となります。
まあ、これがまた季語なんですね。
そして、お月様の見ごろはむしろ明け方になる、うん、有明月ですか? これは季節は関係なし、各月の下旬すべてということになりますか。

 ♪~ 遼陽(りょうよう)城頭(じょうとう)夜は闌(た)けて
    有明月(ありあけづき)の影すごく

なんて、橘中佐 ですか。続けます。

 ♪~ 霧立ちこむる高梁(こうりょう)の

そうでした、そうでした。これで花札8月につながります。
思い出してください。
花札8月は芒、通称坊主、ごくマイナーな異称で霞というもがある、前に話しましたよね。
今は、春-霞、秋-霧ですけど、昔は春秋とも霞と言い霧と言った、こういうことでした。

ってことで、もう一曲見ましょうか。
ご存知ですか? 長篇歌謡浪曲。
三月で話題にした三波春夫さん、独自の世界です。

歌謡曲流行歌をベースに2番と3番の間にあれやこれやが入ります。
もっと時間をかけて歌える舞台では、また違った構成になるようですが。
これは、古い歌本にでてた、最も有名な長篇歌謡浪曲『元禄名槍譜 俵星玄蕃』(「先生っ!」「おゝ、そば屋か~」ってやつ)の段で確認しました。
いずれにせよ、これらはすべて三波さん自身の構成であるようで。

おっと、タイトルは『唄祭り矢之助笠』

いいですよねえ、 【秩父夜祭り】を舞台に展開される物語…
生まれ育った土地に対する特別の思い入れ…
島国農耕民族の血を受け継ぎ、この風土に生まれ育ったものでなければわかりませんよ。
このブログでお話するということは、当然花札に描かれた光景がふんだんに登場します。
さてさて『唄祭り矢之助笠』、聴いてみましょう

♪ かりもー わーたるーか あのやーまーこーぇーて~

と、8月10点札のごとき光景で、出だす。

♪ もみーじ いーろーづく ちちぶのさーとーへ~

ああ、ちょっと月が違うかな、とそれはさておき。
メゾピアノで歌うべき2フレ目を、こんなに強く出しちゃっていいんかいな?
などという気を回すのはシロートの赤坂見附、サビの部分まで、ホントに劇的に創っていく三波さんです。
同じ部分の2番、

♪ きしーのー おーばーなは なみだで ぬーれーぇる~

出ましたねえ。尾花=芒です。
このフレーズなんか、英訳したらどんな感じになる? ちょっと興味あり。
そして2番と3番の間に、台詞による一人芝居、浪曲、講談等々フル導入で語ります。
一人オペラなどもこんな感じですか?
語り終えたところで転調し歌謡曲部3番、いよいよフィナーレへと、

♪ こころー はーればれ おやまーのーあーかーり~

土着大和民族にとってのお山は神様。

♪ とーくおーがーんで たびだつわーらーじ~

さてさて、翻訳専門家のみなさん。
「草鞋を履く」、これ 縦→横 の変換ができますでしょうか?

♪ すてるー こきょうにー みれんはーないが~

大陸を跨ぎ移民した人たちの感覚で聴いたら大間違い。

♪ そーっと~ よりそー~う~ ふたつのー かー~さー~に~

サビの部分。
歌謡浪曲には珍しいラブソングです。

♪ なぜーかー せーつないー まつーりー~うー~た~

これですよ、これ!
「心晴れ晴れ」「未練がない」のに、なぜ「切ない」のか?
これは、代々本邦に住まい、父祖の血を脈々と受け継いだ者でなければわからんでしょうな。
何年何十年にわたり日本に住まい、畳の上に寝て、米のメシを食べ和式便所で踏ん張ってる外国人の皆さん、
ざ~ん念でした、っとまで言ったら減らず口が過ぎるね、失礼しました。

と、この言い回し、



ミ ユ の 掲 示 板  5月21日(土)12時02分40秒 5月22日(日)12時36分30秒 

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


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早稲田の稲穂

2006年08月21日 18時22分36秒 | 芒 - 8月
8月重ねさて本日は、本ブログでは例外となります実日付投稿です。
まだまだ暑い日が続きますよねえ。
これが、原則旧暦となる花札では仲秋ということなんですけど。

仲秋はまた作物収穫の時期。
ああ、考えてみれば各月テーマ植物の中に作物の類はありませんよねえ。
同じカルタでも百人一首は「食うことがまず第一と定家撰り」というわけで、天智天皇の「秋の田の~」の歌から始まるのに。
花札仲秋の8月は、煮ても焼いても食えない芒です。

まあ花札が完成した近世においては、多少食にゆとりができて、心にもまたゆとりが生まれたということでしょう。
ともあれ、秋は豊作に越したことはありません。

と、本日ですよ。
阪神甲子園球場で、たわわに実った稲穂が頭を垂れましたね。
勿論、早稲田実業学校高等部の全国高校野球選手権大会制覇のことですよ。
投稿日付では後のほうになるものの昨日書いたように、北海道民にして早大OBという設定の僕ですから今日もまた関心を持ってみてました。

早実というのも歴史ある学校です。
そして、早大とも関連がある。
どれ今日は、同校の初優勝を祝すべく校歌を見てみましょうか。

 作詞:相馬御風 作曲:永井建子

 【一番】
   都のいぬゐ早稻田なる
   常盤の森のけだかさを
   わが品性の姿とし
   實る稻穂の帽章に
   去華就實のこの校風を
   高くぞ持するわが健児

 【二番】
   國と國との隔てなき
   民の利福を理想とし
   世界を一に結ぶべき
   大なる使命をになひたる
   聖き活動我が商業の
   未来の鍵はこヽにあり

 【三番】
   俗世の嵐はげしくも
   南海の波あらくとも
   われに不屈の精神と
   堅實至誠の人格と
   事に迷わぬ理智さへあらば
   何か行くてを妨げん

 【四番】
   見よやわれらの為すところ
   かの徒らに空漠の
   理を弄ぶ遊民は
   何ぞわれらが友ならん
   學と實とのその調和こそ
   われらが眞の事業なれ

 【五番】
   かのいたづらに物質の
   奴隷となれる輩も
   はたやわれらが友ならず
   國家に盡す働きと
   正しき道を守るこヽろぞ
   とはにわれらの生命なる

 【六番】
   いざやわが友手を取りて
   希望の歌をうたひつヽ
   學の道をはげまなん
   いざやわが友手を取りて
   平和の戰いざ商業の
   活動塲裡へ進まなむ

ねえ、「都の西北 早稲田の杜に」に対し、「都のいぬゐ早稻田なる」
同じ相馬御風の作詞です。
作曲者は永井建子、いや、その人♂ですよ。『ケンシ』と読みます。

何を隠そう、僕はずっと女流だと勘違いしていたんですよ。
元寇の歌なんか創ってずいぶんとまた勇ましい、明治の女は強かった、なーんてね。お恥ずかしい。

こんなこともあってかなくてか、どうも僕は女流は好きではありません。
例えば、現代を代表する歌人俵万智は大嫌いです。

  皮ジャンに バイクの君を 騎士として 迎えるために 夕焼けろ空

すごくよく分かる、しかも綺麗な現代日本語、完璧でしょう。
けど、だからどうしたの? と聞き返したくなるのです。
「歌よみに与ふる書」で散々言われてる『理屈』、頭で考えた歌なんでしょうね。

季節を新暦8月の盛夏、時代を明治に戻しましょうか。

  鎌倉や みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな (与謝野晶子)

またまた、ケチをつけて申し訳ないですけど、晶子さん。
大仏様には性別はないんですよ。
なのに、美男と決め打つなんて、貴女も相当お好きですね。

と、この言い回し、



シンプルに
皮ジャンにバイクの君(ダチ)を組長(ボス)として迎えるために掃除しろ馬鹿
露座の大仏おわします~♪

を次々に丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


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名月の里

2006年08月17日 21時13分10秒 | 芒 - 8月
坊主Tシャツさて、今年もいつの間に仲秋の名月を迎えてました。
というのは、いささか嘘の趣向で、他月でちゃんと話題にしています。
そう、昨日の十六夜、猶予(いさよふ)月まで話題にしてますから本日の投稿、17日へと続けたわけでして。

これから先、更にしばらくは、お月様にも異称がつきます。

   立待月 露けき石を 照らしそむ (片桐美江)

つーことで今日、陰暦8月17日、十七夜は立待月です。
十六夜よりも更に出が遅い、立って待ってる心でこう呼びます。

この際ですから、どんどんいっちゃいましょう。

  居待月 芙蓉はすでに 眠りけり (安住敦)

居待月(ゐまちづき) - 陰暦8月18日の夜の月。立待月よりも出がさらに遅いので、座して待つという意味。
と歳時記から。

  寝待月 雨来ていねし 後知らず (水原秋桜子)

寝待月 - 陰暦8月19日の夜の月。月の出は大分遅くなっている。寝ながら月を待つとの意である。
と、まあ、出もそうですけど、この時期になれば秋雨の季節にかかってきますね。

  天窓に 更待月や 休め機 (大島広子)

更待月 (ふけまちづき) - 寝待月よりなお遅れて出る陰暦8月20日の月。月はもう半ば欠けて光もほのかに寂しくなっている。

ん? この句、前にどっかで書いたような、、、
と、いうわけでございまして、とは言っても直前にいったことととは全然関係なく、お月様シリーズ最終日は陰暦8月20日ということでございます。
まあ、出る時刻も遅くなれば、段々と欠けて形も崩れてくる、これがまた秋の物悲しさを誘発させていくということでしょう。

やはり、ここは花札の真ん丸あかあか月が一番ということですね。
ついでに書くなら、十五夜月よりも十六夜の方が丸い、これもどこかで言いました。

さて、名月の里として名高い土地といえば、信濃の更科あたりが思い出されましょう。

   おもかげや 姨ひとりなく 月の友 (芭蕉)

更科紀行より。
姨捨などという物騒な地名に似合わぬ月の名所。
長楽寺にこの句の句碑があります。

姨捨… お年寄りを山に捨てる棄老伝説…
悲しい話です。
昔のことで生産性が低いにも拘わらず、就業不能の老年者は今と同じくいたわけでいから。

   わが心 なぐさめかねつ 更級や 姨捨山に 照る月を見て
           (古今和歌集 巻第十七 雑歌・上 八七八 詠み人知らず)

どうやら、平安時代から姨捨の風習はあったようです。
幸い現在は生産性の向上のため、昔話となり、この更科の地も名月の里というイメージのみが残りました。
月の美しさをたたえる句や歌で心が豊かにして、養老です。
皆さん、どうか、ご両親を大切にしてください。

そうそう。
ありとあらゆる生物の中で、親孝行するのは人間だけだとか。
他の生物は、子は親から一方的に与えられるだけです。

物いはぬ よものけだもの との差別化のため、せいぜい親孝行しないとね、

と、これらの言い回し、



9/20〆内扱い
解説ふよう?
飛行機もそう。もし第一次・第二次大戦がなければ現在も未だプロペラ機だったかもよ
今日はひときわ重いって情報が流れてるぞ~
いや、私、某日刊紙と鉄道の回し者ではありませんから、あはっ!
歌詠みたくなる名月の里、というタイトルです
掲示板 5月12日(木)21時43分28秒 を参照してください

を次々に丸写ししました。

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省略の美学

2006年08月16日 19時53分21秒 | 芒 - 8月
明治坊主開設以来、このブログを読んで貰っている人には、もうお馴染みでしょう? 今日もまた、 芒 (坊主) の光札です。
花札48枚を、よくよく見てください。
この札のように、バックを塗りきっている札が他にありますか?

そうです。全面塗りは20点坊主だけ、他の47枚は背景を描ききってはおらず、大なれ小なれ白地のまま残しています。
なんで、江戸&明治の絵師たちは、このような構図をしたのでしょうか。
顔料が惜しかったから?
なんか違うような。
所詮は博打打が相手、「あ、それ以前の問題として背景なんて眼中無しだと思うよ、餌に餓えたお犬様達には特に」と考えて手抜きした?
もっと、違いますよねえ。

白地のまま残すことにより、どのような背景を想定するかを見手のイマジネーションに委ねたのだと思います。
いいですよねえ。お仕着せでなく、十人十色。
省略の美学といえるでしょう。
こう、なんていうか、和歌の世界。様々技巧を用いることにより31文字から無限の世界を広げていった、古今調に通じるものを感じます。

一首見ましょう。

   わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ

百人一首20番及び後撰和歌集<恋五・九六一>に録られている、元良親王(モトヨシシンノウ)の歌は情念的ですよねえ。
みをつくし=「澪標」と「身を尽くし」、綺麗な掛詞です。

澪つくし、ありましたよねえ、某国営放送で。
といっても僕は見たことないですけど、ネットでもいろいろなところに出てます。
ついでに言えば、主演・沢口靖子さんは、与謝野晶子と同じ学校の出身、それも当時話題になったとか。

さて、このように雅な「澪」ですが、実際は非常に危険なものです。
そう、水難多発地帯なんですよ。

本稿投稿日付以降、海のレジャーにお出かけになることをお考えの皆さん。
十分ご注意ください。膝の深さがあれば、人は溺れ死ねます。
特に土用を過ぎれば、もう海は秋ですので。

と、この言い回し、



お醤油屋さんの話

を巧みに丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

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あかあかや月

2006年08月15日 21時33分41秒 | 芒 - 8月
朝鮮坊主旧暦8月15日は仲秋の明月です。

さて、芒 (坊主) 名物、というよりは花札48枚を代表する札であるといっていい8月光札のバックはまっかっかです。
幼少時代の僕はこれが印象的で、花札が好きになりました。
秋の夜空に月光が反射して、このような色彩を醸し出してるのでしょう。
鎌倉時代の高僧・明恵上人はこんな歌を詠んでます。

  あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月

なんと… これでもれっきとした短歌なんですよ。
ねえ、和歌なんて簡単だ! って、まあ実際これだけには創れませんけどね。

さて、この拾い物のCG。
あ、これです。クリックしてみて下さい。
随分とまた黄色い月ですね。
月は赤かったんじゃ?
ん? 十三夜月は青い

やた!
綺麗に三色そろった、

と、この言い回し、



ちょっとコワい句を

を丸写ししました。

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渡り鳥と回遊魚

2006年08月14日 18時18分24秒 | 芒 - 8月
たばこ雁花札8月の種札に描かれている鳥は、今更いうまでもなく雁です。
この雁と言うのは、鳴き声が来た俗称の類らしいですよ。正しくはガンですね。

昔の人はこの雁が渡ってくると、秋も深まりを感じ、そろそろ冬支度をと考えたわけですね。
そうです。雁は渡り鳥のうちでも冬鳥、夏のうちはもっと北のほうで暮らしていて、冬対策のため南の国である日本へとやってくるわけです。
これに対して、例えば別月の燕なんてのは夏鳥になりますよねえ。日本の冬は寒すぎると感じて、もっと南へと渡り越冬することになります。

うん、分かりやすいですよ。季節の告知者…
だからこそ春夏秋冬季節のはっきりとした気候の土地に住まう日本人の琴線に触れ、花鳥風月などと雅の範疇に入れられたのでしょう。
成る程と頷けるところです。

時に魚の中にも、海外旅行するのがいますよねえ。回遊魚なんて。
これは鳥類のような越冬目的ではなく、産卵のためですか。
でもね。こっちの方はどうもよく分からない。ほら、鮭なんてのはフランチャイズは海なのに産卵のために日本(と言っていいかな?)の河川へとやってくる、逆に日本の河沼に住まう鰻あたりは遥か遥か遠くの外洋まで赴いて産卵する…
正反対ですよねえ?
僕はね、小学生のとき、鮭と鰻が(回遊の途中で)すれ違うときの様子をイメージして一人楽しんでいたものです。
ほら、夏鳥と冬鳥は絶対にすれ違わないでしょう? それとの対比です。

おっと、おっと、今日の投稿は話が脱線しすぎ。
鰻といいました。せめて新暦8月に縁深いこの鰻の話にでも続けるとしましょう。

鰻は夏バテ防止のスタミナ料理の代表格ですよねえ。
あのねえ、驚いてくださいよ。この風習は遥か万葉集の昔からあったんですよ!
なんと、あの大伴家持がこう詠んでます。

  石麻呂に われ物申す 夏痩せに 良しといふ物そ 鰻捕り召せ

巻一六・三八五三、左注に、吉田連老(ヨシダノムラジオユ)石麻呂がたいそう痩せているのを戯れ笑ったもの、とあります。
この歌、うなぎやの広告でみることがありますよね、結構昔からうなぎはスタミナ食品で通ってたようです。

もうひとつ興味深いのは、家持が結構お茶目だったってこと。戯れ歌はここで留まりませんぞ、続けて巻一六・三八五四でこう追い討ちをかけてます。

 痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を漁ると 河に流るな

と、いきいき歌いまくってた時代の家持でした。

さて、因幡の国守として万葉オーラスの歌を詠んだ家持が、以降『歌わぬ人家持』になったことは以前お話ししました。

と、この言い回し、



回遊魚はなんのメリットがあって海と川をいったりきたりするんでしょうねえ?

を丸写ししました。

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雁渡る晩秋に夏の月

2006年08月13日 08時56分04秒 | 芒 - 8月
金時坊主季節感があるようでない花札、投稿日付では前後いりくるものの再三繰り返してきた本ブログです。
ふと、思ったんですけど、いまいち正確な言い方ではない、「季節感があってないのが花札」と言うべきでしょう。
顕著な例が、この8月、 芒(坊主)です。

10点札を見てください。雁に芒ですね。
考えてみれば、雁というのは冬鳥として日本に飛来する渡り鳥です。理科学上の能書きはさておいたとしても、8月ではいくらなんでも早すぎる、雁が来る頃は人間様もそろそろ冬支度ですよ。
まあ気の早い旧暦ならば、晩秋を通り越して初冬といったところかもしれません。

対照的に20点札。言わずと知れた芒山に満月です。
それこそ旧暦の8月望月が、仲秋の明月ということからなんでしょうけど、この頃は暑いくらいですよ。ん? 前に言いましたね。
じゃあ、更に続けるとしますか。

なぜ、仲秋の明月なのか?
秋で空気が澄んで月がさやかに見えるから。
ところが、ところがですよ。
花札の満月は赤いではあーりませんか。これは反射屈折しているから、ということは、これは空気が澄んだ仲秋の明月の図柄ではないっ!
うん、答えは要りませんぞ。勝手に夏の月ということで話を進めてしまいます。

   あの月を 取つてくれろと 泣く子かな ( 一茶 )

夏の月。
この句、サイコーです(*^◇^)/

なんでも、一茶という人は事情あって初婚が50過ぎだったとか。
遅くなってできた子供というのは、非常に可愛いもののようです。

そういえば、山本五十六という人も父親が56歳のときに出来た子だから(子宝)、五十六だとか。

と、この言い回し、



月の始めは朔 「八朔」は投稿しそこなったんだよね
子育て、子育て、昔の方が豊かだったのかなあ?

を丸写ししました。
あの人、同じ句を二度取り上げてしまってる…YO…

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月見の女王

2006年08月12日 18時15分49秒 | 芒 - 8月
大連坊主お月見の話を続けましょう。
前回話したように、僕はご幼少のころから家の縁側から見るの専門です。
こんな感じで、

    名月や 畳の上に 松の影 (其角)

ま、これはこれで風情もあるんですけど。
ただ、やっぱり当ブログとしては、野外での月見を推奨したいですね。
そうです、芒の山にのぼる仲秋の名月。ちょうど花札8月の光札のような光景を楽しみたいものです。

では、例によって万葉集から一首。

   倉橋の 山を高みか 夜ごもりに 出でくる月の 片待ちがたき

巻九・一七六三、沙弥女王の歌。
「倉橋の山」は、多武峰(奈良県桜井市)の東方にある音羽山(八五一メートル)のことでしょう。異説もあるようですが。

沙弥女王という人は伝未詳のようです。
ところで皆さん。
今でも「女王」いう人たちが何人がいらっしゃるようですね。
ううん、アレじゃない。ブログ名が「マゾヒズムに花札を!」だからと言って無理やり気を回してくれなくてもいいです。
皇室関係で、女王という人たちがいるそうなんですよ。。
正直、よく知りませんでした。

と、この言い回し、



私も時々「女王(様)」って呼ばれるんだけど、よく分かんないんだよね

を丸写ししました。

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三笠の山に 出でし月かも

2006年08月11日 14時00分06秒 | 芒 - 8月
手書き 坊主旧暦でいえば8月は月見る月です。
そうですよねえ。団子と芒、花札にもちゃんと反映されている風物です。
僕もお月見は好きだったですよ。
上見るのもくたびれるので、縁側に置かれた芒の花瓶ばかり見ていたのを覚えてます。

遥か遥か昔、安倍仲麻呂も幼いころのお月見を思い出して、有名なこの歌を詠んでます。

  天の原 ふりさけみれば かすがなる 三笠の山に 出でし月かも

百人一首7番、古今和歌集<羇旅・四○六>、「唐土(モロコシ)にて月を見てよみける」ってことで、これ、外国で詠まれた歌ですね。

十六歳で唐に留学した仲麻呂。
35年後遣唐使と共に日本に帰ろうとして、明州から船出する折にこの歌を詠んだんですよね。
海上から海上に上った月。『土佐日記』には、初句が「青海原(アヲウナバラ)」となって出てきます。
あの月は、幼い頃奈良の都の近くにある三笠山から出た月と同じであろうか?
その生涯を学問に打ち込んだ仲麻呂の、遠い故郷に思いをよせて少年の日の昔を懐かしむ、限りない哀愁を含んだ歌ですよね。

ですが、ご存知の通りです。
仲麻呂らを乗せた船は暴風雨に遭い大陸に押し戻されてしまうのです。
漂流の末流れ着いたのは、遥か南の安南。
故郷に帰ろうとした希望は潰え、70歳で生涯を閉じるまで唐で暮らすことになる仲麻呂です。
これも秀才ゆえの悲劇、といったとこでしょうか。

今でも年間3桁いるそうですね。
国外に出たまま、ついに日本に生きて戻れなくなる人が。
外国かぶれの僕が言うのもイヤミな話なんですけど。これから先、申し上げることは、決して海外在住(経験のおありの)方のことを申し上げるわけではありません。
そうした社会体制全般のこと、ということでお読み頂きたいと思います。

果たして、水になじまない海外に出てまで稼がなければならないのでしょうか?
下世話にも「命あってのものだね」というでしょうが。
それも、エリートと呼ばれる人たちがむしろ海外出稼ぎ組だという事実には驚かされます。
「将来は大卒の半分は海外に就職することになるだろう」とこれをいいことと決め付けてのたもうた識人もいました。
はっきり言って、バカ識人ですよ。

御津の浜松を期待し、三笠の山の月を懐かしんだ「先人知識人」のこころ。
彼ら自称知識人は、これをどのように受け止めているでしょうか?

と、この言い回し、



開拓者精神、と言えば聞こえがいいんですがね

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


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秋風 蕭瑟として

2006年08月10日 19時02分14秒 | 芒 - 8月
ストラップ
日付は離れていますけど実は、連続投稿してるんですよ。
どうやら、芒(坊主)は記事が書きやすい月なのかもしれませぬ。

いえ、前の記事を書いてるうちに、花札8月の図柄を髣髴させる漢詩があったのを思い出したもので。


   燕歌行

 秋風 蕭瑟として 天気涼しく
 草木 揺落して 露 霜と為る
 群燕 辞し帰り 雁 南へ翊び
 君が客遊を念(おも)えば 思い断腸す
 慊慊として帰らんと思い 故郷を恋わん
 君 何ぞ淹留して他方に寄るや
 賤妾 煢煢として 空房を守り
 憂い来りて君を思い 敢て忘れず
 覚えず 涙下って衣裳を霑すを

 琴を援(ひ)き絃を鳴らして清商を発し
 短歌 微吟すれども 長くすること能わず
 明月 皎皎として 我が牀を照らし
 星漢 西に流れて 夜 未だ央らず
 牽牛織女 遥かに相臨む

 爾独り何の辜ありてか河梁に限らる


どうです? パーツが続々登場するでしょうが。
そして、この作者はなんと、あの三国志の曹丕、魏の文帝なんです。
後漢時代の代表詩人であったことは有名ですけどね。

例によって例のごとく逐一は触れません、ってことでお伝えするのは、これ♀視点、ということです。
なんと、これ、戦地に夫を送り出している妻の詩なのです。

このように創作家である曹丕は、非常に多岐独自性の高い創作活動をしていたと伝えられます。
小説なども手がけていたとか。
当時小説といえば、卑近下賎なもの、という分類でした。
そんなものは女子供に任せといて、男子たるものは詩作をすべし! これが当時の常識だったとか。

と、この言い回し、



サイトオーナーの方にも読んでいただけてるようで (三度=みたび)

を丸写ししました。
2度目だった…かな…

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


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