マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

安芸の宮島

2006年10月11日 17時46分45秒 | 紅葉 - 10月
たばこ紅葉花札10月の10点札は鹿に紅葉、奥山に住まう鹿をイメージさせると繰り返してきました。
古来日本人にとっては山は神様、そこに住まう鹿も神様、あるいはその使いとして神秘の目で見てきた我々です。
(山岳地である)奈良(の神社)ばかりではありませんよねえ?
宮島の神様もまた鹿です。

ところが昨今、安芸の宮島に異変が起こっているとか。
なんと、鹿が我が物顔で街中を徘徊しだしたというのです。実害も多々。
変ですよねえ。野生の鹿は絶対に人間には近づかないはずなのに。
原因はといえば、餌を与え続けたために家畜化しだしてしまったためだとか。

うーん、ここにも観光地化の弊害が。
僕とて分らないわけではないですけど、やはり神様と人間様は住み分けをしないとね。
そう、人里離れた奥山にましてこそ神様です。
どうか、観光客の皆さん。迷い出でた神様に餌を与えず"シカト"して下さい。
そして、地元自治体の各位。ノー餌運動に"しか"と取り組んでください。
長い目で見れば、それが観光地としての格上げにもつながります。

ということで、安芸の宮島。
ご幼少のころの僕は、『秋の宮島』とばかり思ってたんですよ。
ねえ、もみじまんじゅうなんて、紅葉の美しいところでしょう?
それと、もうひとつの名物が海。神社の鳥居も海中にありますよねえ。

因みに、いつぞやお話した夏祭りの神社も、

  常盤松 宮の鳥居に 波凪て 月もさやかな この夕べかな     

安芸の宮島と同様の光景です。
もう海岸線が埋め立てられて久しいので今は当時をしのぶすべもないのですが、この神社の鳥居&手水場もやはり海の中にあったようです。
そして、7/14(宵祭り)7/15(本祭り)の2日だけは、舟橋を渡してそこまで行けるようにする…
地元のアマチュアの方の作品です。

と、この言い回し、



昨日のうちから用意していた1稿です

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


神無月、神有月

2006年10月10日 06時47分47秒 | 紅葉 - 10月
神無月本ブログ名物、形式的投稿日付をつらつら見るに、10/10ですね。
では、今日は十に因んだ話から入りましょう。

言って来ましたように、花札のルーツはトランプ、しかるに花札12ヶ月48枚、トランプは4種13宛の52枚ですよね。
この差異についての一説です。
なんでもトランプが日本に紹介されたころ、10の数字がない48枚のセットがあったらしいんです。
それをそのまま翻訳すれば、12ヶ月48枚となるわけでして。

うーん、個人的には眉に唾です。この説によれば10月はない月になってしまいますものねえ。
まあ、10月の異称は神"無月"ですけど。
と、狂歌師・大田蜀山人ばりの揚げ足取りをしたところで、ご本人の作を見ましょうか

  紅葉せし 間に間に神の 旅支度

例のあれですよ。百人一首菅家の揚げ足取りです。
日本にまします八百万の神々は10月には揃って出雲にお出ましになる、だから神無月、出雲の国に限ってはこれを神有月と呼ぶわけです。
おっと、百人一首のパロなら、もっとありますよ。

  このほどは 櫛も取りあへず むさければ 虱わくらし 髪の間に間に

今現代は虱なんてのはついぞお目にかかれない昆虫ですけど、江戸時代はポピュラーな存在だったんでしょうねえ。
芭蕉も奥の細道で、これを詠んでるではありませんか。

   蚤虱 馬の尿(しと)する 枕もと

《出典》奥の細道・尿前の関
《訳》
蚤や虱のために寝つかれずにいると、枕もとでは馬の小便をする音まで聞こえる。わびしくもまたこっけいな旅の宿りである。
《参考》
尿前(シトマエ)の関(鳴子温泉の西、陸奥(ムツ)・出羽(デワ)両国の境にあった関所)を越え、堺田(サカイダ)に逗留(トウリユウ)した時の詠。東北の農家は母屋内に馬を飼う。貧乏旅の辛(ツラ)さを訴えるというよりは、馬の小便が耳近く聞こえるような宿りに興じている気味がある。

誰ですか、誰ですか!?
これが馬でなくて、人間の♀だったら、もーこの世の天国! だなんて考えている方は?

と、この言い回し、



ちゃんとした芭蕉を

を丸写ししました。

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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

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鹿恋(かこい)

2006年10月09日 06時45分28秒 | 紅葉 - 10月
シカト 「鹿(シカ)の十(トオ)」で,花札の十月の絵柄の鹿が横を向いているからという〕無視することを俗にいう語。そっぽを向く、無視する、知らんぷり、相手にしない、といったことを「シカトする」といいます。さてさて、この間は花札10月のテーマ植物である紅葉を調べました。
今日は、テーマ動物である鹿について調べることにしましょう。

CGの意味は『シカト』してちゃんと辞書を引きますね。
えっと、1の意味は割愛。2が面白いですよ。

2 江戸時代、大坂の遊里で、大夫・天神に次ぐ遊女の位。鹿恋( かこい = 囲 )。

因みに語義は『揚げ代が十六文であったところから、「四四」を「鹿しし」にこじつけたという』とのことです。
いいですね。『かこい』といい、この語義といい、徹底した言葉の遊びで、そこはかとない情緒を感じます。
いやいや、勿論人身売買や売春を礼賛するつもりはありませんが、かつてそれもまた風雅であったことは紛れもない事実ですから。

遊女って商売も世界共通、古くからあるものですよねえ。
そして、これも東西共通、教養文化人の代表格だったようで。

意外に思うかも知れませんけど、男が学校に行くようになったのは極近代になってからなんですよ。
それまでの男たちは、物心ついたことから即労働に従事していた。そして、学問は遊女と呼ばれる人たちから教わってました。
学問だけでなく風雅、生活の豆知識の類も。

これは池波正太郎さんが著書『男の作法』で書いていたことです。
池波さんによれば、当時の「吉原の人たち」は男の子を男にしたという誇りを持っていたとのことですが、どうなんでしょう?
その点については知る由もない僕ですが、ただ原始時代からの法則が池波さんの時代にまで続いていたということの発見は刮目ものでした。

と、この言い回し、



遊女が入ってるからアダルトカテゴリですね

を巧みに丸写ししました。
もうせんは、見てるだけ~ だったんだ…けど…

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笑って答えず

2006年10月08日 07時23分51秒 | 紅葉 - 10月
10月さて、花札は10月紅葉。
カエデとモミジはどう違うか?
敢えてペンディングにしておいたこの問題に答えを出すべく、今日は辞書を引いてみましょう。

もみじ【紅‐葉・黄=葉】〔もみぢ〕
[名]スル《動詞「もみ(紅葉)ず」の連用形から。上代は「もみち」》

1 晩秋に草木の葉が赤や黄色に色づくこと。また、その葉。こうよう。「美しく―した山」《季 秋》

   山くれて 紅葉の朱(あけ)を うばひけり (蕪村)

2 カエデの別名。また、その葉。

よかったぁ~ カエデとモミジと同じものでした。
と、3 4 は割愛して5の意味をみてみましょうか。

5 鹿の肉。鹿には紅葉が取り合わせであるところからいう。

なんと、花札の組み合わせですね。流石トラデッショナル-ジャパニーズ-カーヅ!
ただしですよ、待ってください。イノシシの肉のことは何て言います?
…ま、まあ、そこらが元々が符牒だったということなのでしょう。

ということで、投稿日付とは必ずしも一致しない過去記事で取り上げた、女子高生・隠語符牒暗号編第三弾をいきましょう。
「香爐峰の雪」、「山吹の花」に続く第三弾とは?

まあジャン(←苦しい掛詞)とまではいかないまでも、彼女たちも休み時間にカードゲームに興ずることくらいはあるようです。
こんなものってのは、大概ワイワイがやがや、と相場が決まってるんですか?
「あー、手がいいんだろう?」とブラプ掛けられたときに返す言葉は決まってこれ。

「笑って答えず」

こちらは、隠語符牒暗号の類というよりは、そのまんま、です…か、、、

  山中問答 李白

  問余何意棲碧山
  笑而不答心自閑
  桃花流水杳然去
  別有天地間

 余に問う 何の意ありてか碧山(へきざん)に棲むと
 笑って答えず 心自から閑なり
 桃花流水 杳然として去る
 別に天地の人間(じんかん)に非ざる有り

下敷きにあるのは、陶淵明の桃花源記、所謂「桃源郷」です。

と、この言い回し、



隠語符牒暗号編

を巧みに丸写ししました。

 人間到処有青山 電間到処有番頭  

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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鹿が下る坂ならば

2006年10月07日 07時48分03秒 | 紅葉 - 10月
花札 紅葉10点札には原則動物が描かれている、ということで10月紅葉のタネ札には鹿が配置されてます。

     おく山に 紅葉ふみ分け なく鹿の こゑ聞くときぞ 秋はかなしき

百人一首の猿丸大夫の歌を髣髴させる、と朔の記事にしました。

小倉山百人一首には他にも、鹿の歌がありますよねえ。


8 我庵は 都のたつみ しかぞすむ 世を宇治山と 人はいふなり

83 世中よ 道こそなけれ おもひいる 山のおくにも 鹿ぞなくなる 

いずれも奥山ですか。そうですよねえ。
義経記のクライマックスの1つ、「鹿が下る坂ならば…」なんてのからしても、鹿の居住地は山奥と相場が決まってます。

えーっと。
鹿が下る坂ならば、馬も… でしたよねえ、続きは。
ところが、現実はさにあらずのようです。

大概の4つ足動物は、坂を上ることは出来ても下ることは出来ないのです。
ほら、前につんのめってしまいますから。

ヤギになんてのは、数少ない例外ですよねえ。
頭が小さい上に、比較的バック目についている。

そして、一部鹿類です。
大きな角があるので、首を前後することで重心をとることが出来る。
「アルプスの少女ハイジ」に出てきた「大角のダンナ」あたりですね。

と、この言い回し、



今日で7月上旬も終わりですゾ スポンサーさん 79日目

を丸写ししました。

…「現実はさにあらずのようです。」
なーて、気取らずに、
「そんなウマシカな!」
とストレートに書いたほうがよかったです…な…

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
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もみたひにけり

2006年10月06日 14時14分12秒 | 紅葉 - 10月
朝鮮紅葉再び10/6投稿してみましょう。今度は正真正銘の2006/10/6の投稿です。
おっと、本ブログを始めてご覧になった人は、何を言っているかさっぱり分かりませんよね。ちゃんと説明しましょう。

他稿を見ていただければ分かると思いますが、このブログの投稿日付は実際に投稿している日付ではないのです。
季節のある花札をテーマにしているこのブログ、日付も記事の一部といった感じでして。
ところが、偶にこうして細工なしの実日付で投稿することもあります。
そう、ちょうど一週間前も。
もうじき仲秋の名月ですね、と今日のことを予告する内容の記事を、8/8付で投稿しました。

そうですよ。あの時は旧暦8/8、普通に言えば9/29。
今日は、それと平仄を合わせるために新暦10/6で投稿しています。
本日旧暦8/15も例年のごとくお天気はよろしくない、どうもお月様は期待できそうにもありません。
つーことで、長い前置きはこのくらいにして、10月・紅葉の話を始めましょう。

満更、前置に意味がなかった訳でもありません。
花札の10月は、今この日から45日以上たった日の光景を描いてある、これを印象づけたかったのです。
紅葉… 黄葉=もみちば…
万葉時代は、「もみち」と清んで読んだんでしたよね。
そして、いつぞや話題にした遣新羅使人…
難儀を極めたんでしたんですよねえ。
6月に難波を出向して瀬戸内海を横断するのに、なんと一月もかかってしまった。

そして…
 
   百船の 泊つる対馬の 浅茅山 時雨の雨に もみたひにけり

巻十五、三六九七。
漸く対馬まで来ました、「もみたひにけり」= 紅葉が色づいたことであるよ、からして時すでに晩秋、

と、この言い回し、



なんせ思いつきのページですから

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
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紅葉のにしき

2006年10月06日 06時52分24秒 | 紅葉 - 10月
おみやげ投稿日付に拘らず前に話題にした『花札占い』、10月・紅葉の言葉はこうです。

 「前途に障害多く多難であるが、自ら正しと信ずるなら、
 断乎として進めば、意外な援助と幸運にめぐまれて成就する」

うーん、小倉山百人一首のこの歌あたりを彷彿させますね。

  このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに

管公・菅原道真ですね。
実は僕、この歌が一番好きなのです。
この歌のファンはあんまりいないでしょう?
技巧に走り過ぎた駄作と言われています。

確かに歌とすれば、管公自身の代表歌

 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ

あたりとも比べれば見劣りがすることはわかります。

でも、でも、ですよ、
と、解説をつけてみましょう。

「このたびは」いきなりの掛詞で人に聞き耳を立てさせる、
そして、「ぬさもとりあへず 」の舌を噛みそうな字余りで、今回の旅の慌しさを強調。

ここで注記しなければなりまらないのは、昔の旅というのは、今のような物見遊山でないということです。
つらくきついもの、それこそ下手すれば命がけ、
この点について、もっと時代を遡った万葉の時代で折りを見て触れます。
さて、歌に話を戻しましょう。

三句目、「手向山」。
これで三句連続掛詞です。
さあさあ、いよいよ聞き手は、何をとりあえず手向けるのか?
と聞き耳を立てる、
と、

「紅葉のにしき」一転して悠長、言いように拠れば平凡かもしれない、の流れ、
だからこそ、聞き手は目の前の紅葉を見る余裕がでるでしょう?
そして、「神のまにまに 」。
おう! 見事オトセマシタ。

流石、当代一の碩学! と周りの聞き手は喝采したことでしょう。
それに応えて、おエラい学者先生、柄にもなくお茶目なしぐさでもして、更に笑わせたかもしれない。
いずれにせよ、一同の旅疲れは雲散霧消、格好の休息になったことだけは間違いありません。

と、この言い回し、



昨日掲載の後水尾院宸筆本について

を丸写ししました。

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壬申パワー

2006年10月05日 07時20分08秒 | 紅葉 - 10月
紅葉投稿日付に拘らず前に述べてきたことの復習から入りましょう。
ごらんになってピンと来ない方がいらっしゃるようなら、どうかご面倒でも該当投稿を探して先にお読みください。

花札の1~3月は色々な意味で共通項を見出すことが出来ます。
ですから、絵札を集めた三光(表菅原)、短冊札を集めた赤短(裏菅原)が、競技において裏表の出来役になるのはなるほどと理解できます。
これに対して、6・9・10月には特段の共通項を見出すことができない、
にも拘らず、表-猪鹿蝶 裏-青短 になる。
なぜなのか調べてみたのですが、未だに判りません。
その代わりでいうわけでもありませんが、花札をイリュージョンしたセガの看板ゲーム、『サクラ大戦』にこの月に関連する話題がありますので、今日はそれを話題にしましよう。

『藤枝あやめ』というキャラクターが出てくることは5月・菖蒲で書きましたよねえ。
次回作で登場したあやめの妹の名前が、『藤枝かえで』なのです。
桜、藤、あやめならきちんと連続3ヶ月がするけど、最後がかえでになってしまうとひと月だけ飛んでしまう。
まあ、偶然でしょうけど似てます。

そうそう、この二人は正反対の性格という設定になってます。
きょうだいというものは、とかくそうですよね。
意識的にそうなっていくのでしようか? こいつとだけは同じであってたまるか! ってな感じで。
そのくせ見た目はよく似ている、だから余計癪に障るわけで。
古来、きょうだい喧嘩というのは枚挙に暇がありません。

少し前にもありましたよねえ。
昭和の名大関・初代貴乃花のニ子山親方が亡くなったときです。
まあ、なんと申しましょうか? 両雄並び立たず、これが身近な兄弟ということになれば争うのが普通、ということになってしまうのでしょうか?
ということで、日本古代史を紐解く上で絶対の絶、避けては通れない『兄弟喧嘩』である壬申の乱の話をしましょう。

まあ、天智天武の兄弟も鎌足が生きている間は表立って争いもせずやっていたのですが。
その潤滑油がなくなってしまうと、お決まりのコースです。
天智天皇は弟であり皇太子である大海人皇子(天武天皇)を遠ざけ、実子である大友皇子を世継ぎとすべく画策を始めるわけですね。
そして、病床に臥すと枕元に大海人を呼び寄せ、帝位を譲るといいます。
それが罠だと察した大海人は、僧になると称して吉野に逃れるわけですが。

天智天皇の死を知るや大海人天皇は吉野を出て、大友皇子(弘文天皇、ただおそらく即位もしてなかったと思う)を打ち破る。
わずか40人で出発して1月足らずで天下を統一してしまった、まさに神業が『壬申パワー』。
万葉集繚乱時代を彩り、そしてそれは退廃の孝謙時代まで持続します。

   み吉野の 耳我の嶺に 時なくぞ 雪は降りける 間無くぞ 雨は降りける その雪の 時なきがごと その雨の 間なきがごと 隈もおちず 思ひつつぞ来し その山道を  (巻1-25)

   淑き人の 良しとよく見て 好しと言ひし 吉野よく見よ 良き人よく見 (巻1-27)

この二つの歌は、いずれも天武天皇が吉野を詠んだものです。
苦しかった潜伏時代と壬申パワー全開時代の好対照な心底が感じられますね。
 
と、この言い回し、



このネタはもう少し早くに出すべきだったのでしょうが

を丸写ししました。

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自然の織りなす三原色

2006年10月04日 06時49分06秒 | 紅葉 - 10月
紅葉カス紅葉なのに青短とは是如何に?
と、10月の花札をよくよく見てみると、ちゃんと青色紅葉も描かれてますね。
いや、それだけではありません。黄色紅葉も。
なんと、見事に三原色ではありませんか!

この様に、花はなくても花並に、いやそれ以上にカラフルなのが10月・紅葉の札です。
その艶やかさは、百人一首の時代は言うに及ばず万葉時代において既に『日本の秋の彩り定番』なっていました。

見てみましょうか。
遣新羅使人。当時朝鮮半島にあった新羅国に使わされた使者ですね。
万葉集巻十五には、この遣新羅使人の歌が収録されています。
ご存知の方もあるでしょうが、この一行の旅は苦難を極めました。
大幅に予定が遅れ、玄界灘に出たときはもう秋。
そして、対馬の竹敷に着いたとき、「對馬娘子、名は玉槻(たまつき)」なる人物が現れ一行と一緒に歌を詠むのです。

  もみち葉の 散らふ山辺ゆ 榜ぐ船の にほひに愛でて 出でて来にけり 

  竹敷の 玉藻靡かし 榜ぎ出なむ 君が御舟を いつとか待たむ 

 もみぢ葉のしきりに散る山辺を通って漕ぐ船の、美しさに心引かれて、ここに出てきましたよ。
 竹敷の浦の玉藻をなびかせて、漕ぎ出していらっしゃるあなた様のお船を、いつおかえりと思って、お待ちしたらよいのでしょうか?

品のいい歌ですね。

玉槻。今でもこの名の土地があるようです。
おそらくは浮かれ女の類だったんでしょう。一番の教養人というわけですね。

って誰です、誰です?
「たますき」なんて品のない連想してんのは、

と、この言い回し、



くどいようですが、万葉時代は「もみち」と清んでよみました

を丸写ししました。

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秋を彩る

2006年10月03日 17時25分31秒 | 紅葉 - 10月
紅葉短紅葉の5点札には青地の短冊が配されますよねえ。
コウヨウと書いて紅葉と読むくらいに、紅葉(コウヨウ)の代表格の紅葉(モミジ)が青タンとは、是いかに? といったところです。

改めまして文部唱歌の話を持ち出すまでもなく、紅葉は秋の彩りでしょう。
時に、カエデとモミジはどう違うのでしょう?
あえて調べませんが、関係する僕の小学校時代の武勇談でも披露しておきましょう。

この文部唱歌の歌詞、「松を彩る カエデやツタは」の部分を、ふざけて、

 ♪~ かえーで やー も・み・じ

と歌ったんです。
なのに、誰も気がつかない。いやいや、それどころか、
「え?」
と聞き返しても、
「それで合ってるじゃないの」
と音楽教師。

ま、それから先は言わぬが花なのですが、ともかく、
歌の歌詞なんで案外誤解されたまま歌われることが少なくない
ってことなんでしょう。

有名な例を言えば、『麦と兵隊(徐州小唄)』

「髭が微笑む麦畑」

「麦が微笑む髭畑」
と伝えられ、そのまま歌っていた向きもあったようですよ。

どんどんいきましょう。
もうひとつ小学校時代の思い出で、同じく文部唱歌の『茶摘』です。
2番の歌詞。
「ひよりつづきのきょーこのごろを」を「キョウコちゃんのいい人のゴローちゃん」
だと固く信じて歌っていた…

と、この言い回し、



劉備と呂布のキミョーな関係
直リンくらいしたって文句言えた義理じゃないわね、ふんっ! って独り言、、、

を丸写ししました。
しかも、下の方は、、、

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

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