伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

あ、これも粘菌

2021年07月23日 | 自然
 何日か前から、この異質なものには気づいていた。

 何だろうと思いながら、見過ごしていた。昨日は思い直して、写真を撮り、調べることにした。こういう見なれないものは粘菌のたぐいなのではないか。最近、あくま私がという前提だが、発見した粘菌の一種「タマツノホコリ」を調べてから、この手の変わったものは粘菌ではないかと思うようになった。



 白くきれいな生物だが、2日後にはきれいさっぱりと消えていた。

 調べて見ると、たしかに粘菌だった。「粘菌 茶色」で調べた画像の中に、この粘菌が含まれていた。「茶色」ではなく「ムラサキ」が名前についている。「ムラサキホコリ」がその名前だった。





 このムラサキホコリで、私が見つけた粘菌は3種類目。このうち、今年2種類の粘菌を見たことになる。

 初めて見つけた粘菌が黄色い笠が開いていないキノコのような形になっていた粘菌「ススホコリ」。



 これが初めて粘菌を見分けうことができた時だった。ちなみに、これらの粘菌は、子実体という状況にある粘菌。胞子を飛ばすときに変形した姿らしい。胞子を飛ばすと、枯れてなくなってしまう。

 粘菌は、通常はアメーバーのような雰囲気を持つ移動体という姿をしていて、森や林の中を移動しながら微生物を採取しているらしい。ところが、とることができる栄養が少なくなると変形し、子実体を形成するという。とすると、これまでみた粘菌は、周辺が栄養不足の状態にあるということになる。分解された草や葉っぱなど、栄養豊富な環境に見えるのだが、そうではないようだ。

 朝の愛犬の散歩をしながら、日の射しにくい林間部に入ると、また、別の粘菌があるのではないかと気にしながら歩いている。コケのような地衣類を見ては、粘菌ではないかと思いながら歩いているのだが、そう簡単に見つかってはくれない。それでも、期待はどんどん膨らんでくる。

 


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