奇跡への絆

図師ひろき

県政報告会in日向

2009年01月19日 17時20分44秒 | Weblog


 恒例となっていいる“愛みやざき県政報告会”を日向で開催しました。

 250席あまりの会場は、すぐに満席になり、追加の椅子を出しましたが300名を超えたあたりから椅子並べるスペースもなくなり、立ち見の方や会場に入りきらず場外で聴いていただく方も出るほどでした。

 寒い中にたくさんの方々に集まっていただき、感謝の極みです。

 人を集めることは本当に大変で、今回の県政報告会開催の案内をするにあたっても、西村さんをはじめ西村後援会の方々のご苦労には頭が下がります。

 8000枚もの案内状を手分けし、10日ほどかけて1戸1戸手配りされたそうです。

 
 松田代表から順番に壇上に立ち、議会改革、県政発展のために取り組んできた内容を報告しました。

 県民と県政と距離を少しでも縮めたい一心で話をしました。

 特に西村さんが壇上に立つと、会場の雰囲気が一気に明るくなり、皆さんの表情がほっかりするのが見て取れました。

 “家族なんだなぁ”と感じました。

 報告会のあとは会場を移し、懇親会がありました。

 立食パーティ形式でしたが、乾杯のあとは、我々4人がそれぞれ全テーブルを回りホスト役を務めさせていただきました。

 ガンガンと県政に対する要望が寄せられ、今後の活動指標をたくさんいただき、直接対話がいかに重要であるかを再認識しました。

               

 我々は、この姿勢を貫きます。

 県内をくまなく回り、県民の声に耳を傾け、政策として訴えていきます。

 来月は、延岡で開催予定です。

 その後は、県内や県西地区での開催を計画していきますので、近くで開催の折には気軽に参加してください!


               


空に架かる笑顔

2009年01月17日 14時39分01秒 | Weblog

 学童保育と障がい児保育をされている施設のリニューアル開所式に行ってきました。

 学校の空き官舎を利用して、障がい児の保護者の方々を中心に事業は始められました。
 
 活動資金を捻出するために、カツサンドを作って売られたり、祭りのとき出店をされたり姿を見守り、時には手伝わせてもらいながら、施設運営が軌道に乗ることを祈っていました。

 保護者の方々の並々ならぬ苦労の甲斐あって、どの子供も我が子のように温かく包む施設の取り組みは評判になり、順調に事業展開されていきました。

 特に障がい児と健常児が共有スペースで遊び、語らう場面は情操教育そのもので、子供たちはもちろんのことそこに携わる多くの方に“気付き”を与えてくれています。

 その施設も老朽化が目立つようになり、県の方に再整備のための補助申請があげられました。

 県としては、障がい者自立支援法激変緩和のために特別基金を創っていましたので、今回の再整備が補助対象となるかどうかの審査をしました。

 晴れて認可が下り、着工、そして完成に至りました。


               

 開所式では、元気よく餅がつかれ、子供たちから感謝状のプレゼントもありました。

               

 式の最後には、風船飛ばしがありました。

 虹色の風船が、きれいに空に架かり、子供たちの歓声と笑顔は風船が見えなくなるまで続いていました。(もちろん風船は“エコバルーン”で、落下後は土にかえるものを使用しました)

                     

                        

全国的には、このように地域に根を張り、地道に活動を続けられている方々がたくさんいらっしゃいます。

 しかし、活動資金不足から運営を断念せざるを得ない団体も少なくありません。

 定額給付金。

 使い方を間違っている。


山の暮らし

2009年01月16日 22時35分56秒 | Weblog

 木城町の役場から車で約1時間ほどかかる山間に“中之又”という地区があります。

 もちろんここも木城町です。

 中之又の神社の神楽祭りに行ってきました。

 山の奥の奥にある神社の神殿は、きれいな飾り付けがされ、日頃はひっそりとたたずむ神社も、この日ばかりは大勢の人で賑わいます。

                    

 中之又は、80戸ほどの小さな集落です。

 高齢化率はすでに60%を超え、地元の小学生は2人しかいません。

 残念なことに、今年度いっぱいで中之又小学校は閉校になります。

 今までは児童数が少なくても“山村留学”という制度があり、宮崎市や都城市からも子供たちが集まってきてくれていました。

 今でも忘れません。

 前の校長先生が卒業式の挨拶で

 「普通、小学校は地域の中にあります。ここ中之又は“学校の中に地域があります”小学校の行事を中心に地域が動き、地域の皆さんが力を力を合わせ学校を守っていただくことに、心から感謝します。」

 と語っていただきました。

 そうなんです!入学式、卒業式の保護者席に地区の方々のほとんどが座られており、子供たちのお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの代わりは、地区の人みんなでした。

 特に卒業式は辛かった・・・

 式が進むにつれ、生徒も先生も保護者席も涙ボロボロ・・・来賓席の私もボロボロ・・・みんなが本当の家族みたいでした。

 その小学校がなくなります・・・

 そしてこのまま伝統行事の神楽もなくなってしまうのか・・・

 そんな不安を抱きつつ神社に向かった私はビックリさせられました!

 神社に着くと、たくさんの子供たちがいました。

 そうなんです。山村留学の卒業生たちが、この日のために帰ってきてくれていたのです。

 さらに、神楽を舞ってくれるではありませんか!!!

 感動!感動!感動!

 寒さの中、心温まる神楽は朝まで続くのでした・・・

 この山の暮らしを守るのが、政治の役割です。 

         
          

笑顔を守る

2009年01月14日 23時03分18秒 | Weblog

 “もぐら打ち”

 皆さんはご存知ですか?

 竹の先に結びつけたわら束を使って、庭や畑で地面をたたき、作物を荒らすもぐらを退治して豊作を願う行事です。

 川南町の名貫地区では、この伝統行事が息づいています。

 午後6時。薄暗くなる公民館に、元気な声が集まってきました。

 子供たちは手作りの竹ん棒を持って、寒さもなんのその!笑顔いっぱい!!

               

 20人ほどの子供たちは、2班に分かれて50戸以上ある地区を練り歩きます。

 「名貫地区には、たくさん子供たちがいていいなぁ~」
 
 とポツリ、つぶやくと

 「こん子たちは、ほとんど地区以外からきちょっとよ。じいちゃん、ばあちゃんに会うために帰ってくっとよ。」

 と教えていただきました。

 約1時間半かけて、地区内を1周しました。

 最後まで子供たちは元気!元気!!

 それもそのはず、家を訪問するたびにお菓子をいっぱいもらえるのです。

 もぐら打ちが終わる頃には、ランドセルより大きな袋は、こぼれんばかりのお菓子であふれていました。

 この笑顔を守るために、この笑顔を取り戻すために、私たちは頑張らなくてはならない!


                    

舵をきる

2009年01月13日 14時16分37秒 | Weblog


 連休中もたくさんの行事や新年会に顔を出させていただき、あっと言う間に時間が過ぎていきました。

 私が小さい頃からお世話になっている方のお子さんの結婚披露宴に呼んでいただきました。

 乾杯の音頭をとらせていただき

 「・・・何百、何千ある出会いの中から、二人が知り合われたことは偶然ではなく、幸せになることを約束された出会いだったのです。また、お二人の結婚は、お二人だけの結婚ではなく、ご家族同士の結婚でもあります。今、素直な気持ちでご家族に“ありがとう”と言えるその感謝をこれからも忘れることなく、末永くお幸せに過ごしてください・・・乾杯!」

 新婦のお父さんは、テーブルを1つ1つ回りながら、すでにハンカチで目頭を押さえられながら

 「もう我慢できんとよ・・・寂しいなる・・・」

 その娘を想う気持ちは、十分新婦に伝わっており、家族に宛てた手紙の朗読の際に

 「・・・お父さん、私が悩んだ時にはいつもちゃんと話を聴いてくれて、そして“お前らしくいれるように、頑張ればそれでいいよ”と励ましてくれましたね。ありがとうございました・・・」

 お父さんのハンカチが目頭から離れることはありませんでした。

                    

 心温まる披露宴を、ありがとうございました。

 

 また、老人クラブの例会にも参加させていただきました。

 「テレビで見るときより、痩せちょりゃせんか~」

 「風邪ひいちょったっちゃねぇと?ご飯ちゃんと食べんとだめよ!」

 など、私も目頭が熱くなるような、言葉をたくさんかけていただきました。

 45分間ほど、活動報告と意見交換をさせていただきました。

 特にデンマーク研修の話の中で

 「・・・確かに税率は高いのですが、医療も福祉も教育も基本的に無料、つまり子育てや老後に心配をしなくていい国なんです・・・日本も税率を上げてでも福祉の充実をするべきとにきていると思いますが、どう思われますか?」

 と尋ねてみると

 「今の厚生労働省や社会保険庁体制のままじゃ、だめじゃ!信用できん!!」

 と厳しい意見が返ってきました。

 また

 「今、国がやろうとしている“定額給付金”は、皆さんどう評価されていますか?」

 と訊いて見ると

 「ばら撒かんで、もっと必要な政策に使ってもらったほうがいい!」

 と大多数!

 高齢者には比較的好意的に評価されているかと思っていたので、意外でした。

 選挙対策としての政策は見透かされている・・・

 デンマークは戦後60年あまりかけて、福祉国家を創り上げてきました。

 日本も今まさに舵をきる時が来ています。 


               


お父さん、がんばれ!

2009年01月11日 09時54分42秒 | Weblog


 連日、児湯郡内の消防出初め式が続いています。

 昨日は、都農町と高鍋町。

 今朝は、新富町。

 来賓として出席させていただいています。

 寒い!とにかく寒い!

 団員はもっと寒い!

 来賓席に周りには、暖をとるための焚き火が用意されていますが、団員は開閉会式と訓練中はジャンパーはもちろんのこと手袋すらすることはできません。

 その辛さを知る私は、来賓席に座っていることはほとんどなく、会場内を回り団員と触れ合うようにしています。

 都農会場となった、都農小学校運動場では、大会が始まる頃になっても、芝生は霜が解けきっておらず、朝日にキラキラと反射してきれいでした・・・が、寒い!!


               

 高鍋会場は、小丸河畔河川敷運動広場でした。広い運動場と澄み切った青空とのコントラストがとてもきれいでした・・・が、さえぎるものがない会場には容赦なく寒風が吹き荒れていました・・・

               

 今朝の新富も快晴!そしてほとんど風がなく、寒いには寒いのですが、比較的過ごしやすかったです。

 「昨日は風がついして、さみかったですがね~。今朝は風がやんじょるかい、だいぶいいですね!」

 と消防団幹部の方と話しているよ

 「もうそれ以上言うな、言うと吹き出すど!図師くんのせいになっど!」

 と冷やかされ、寒さを堪えながらも、温かい会話がありました。

      

 どの会場も素晴らしい出初め式でした。

 来賓以外にもたくさんの観客の方に来ていただきました。

 特に印象的だったのが、若いお母さんと女の子が、お父さんのがんばる姿に小さな拍手を送りながら応援しているほのぼのとした光景でした。
               
               

 団員の皆さん、本当にお疲れ様でした!


放水!始め!!

2009年01月09日 14時56分42秒 | Weblog


 午前5時半。消防機庫集合。

 暗闇の中、消防車のヘッドライトの灯りを頼りに、大会前最後の練習をしました。

 まだ動作に機敏さが足りず、足並みが乱れる場面がいくつかありました・・・

 不安を抱えたまま大会会場に向かいました。

 開会式。吐く息は白く、寒風が容赦なく団員の横っ面を吹き抜けていきます。

 11部あるうち、我々第9部の出番は2番目でした。

 私の隣りでまだ若い部長が心細げに

 「緊張してきました・・・」

 「大丈夫。みんなを信じて、でっけー声で号令かけてくりぃ!」

 背中をポンと1つ。

 点検長が所定の位置に立たれ、いよいよ訓練開始。

 頭の先から指の先まで力みに力み、手をあげる角度、一歩一歩の歩幅、視線の置き所そして全体の統制。審査対象となる動作すべてに最新の注意と最高の集中力を持って、訓練は進みました。

 所要時間は10分あまりです。

 たかが10分。されど10分。

 特に部長は、号令の一つ一つが結果に直結するというプレッシャーと闘いながら、声を張り上げます。

 「そのまま右向け、右!目標、ポンプの位置。駆け足、進め!」

 最後の部長の号令が発せられ、我々が右足を踏み出したところで、訓練終了。

 会場からは温かい拍手をいただきました。

 私は確信を持って

 「本番が今までで一番いかった!いかった!!」

 部長や後輩団員を労いました。

 
 上位3位まで発表される表彰式で、第9部は!呼ばれませんでしたが、団員の心が一つになることを体験できた、素晴らしい出初め式でした。

 式の中で撥水訓練もありました。 


                         

             

 放たれた水は、消防団員の志の如く、高く高く空に突き上げられました。


 そしてこの度、団員や家族の支えのおかげで、団員歴15年を数えることができました。

               

 表彰状を手渡され、体の続く限り、住民の生命と財産を守る使命を全うしようと、凛とした気持ちになりました。


          


予行練習

2009年01月08日 22時16分46秒 | Weblog

 午後から明日行われる消防出初め式の準備と予行練習がありました。

 今年は出初め式が平日開催なので、団員は仕事の調整がたいへんです。

 今日も仕事を休んでたくさんの団員が集まりました。

 自らで仕事の調整ができるか、勤め先の理解がなければ続けられない活動です。

 私も行事の参加を2つ断って、今日の活動に参加しました。

 
 テント4、机20、椅子80設置とライン引きを流れ作業で済ませて、予行練習です。

 開会式から閉会式、全体行進まできびきびと練習し、明日に備えました。

          

 隣りの保育園からは、予行練習とは分からない無邪気な

 「がんばれ~!がんばれ~!!」

          
 
 その声援に小さく手を振りながら

 「国旗に敬礼!頭(かしら)なか!!」

 の号令に、ビッシッと反応していました。

 木城町消防団第9部(私の所属部です)部長の苦労に報いるためにも、明日良い結果を出します。 

          

仲間

2009年01月06日 22時27分45秒 | Weblog

 寒風吹く中、毎晩、消防団の活動が続いています。

 今週の金曜日に“木城町消防団出初め式”が行われます。

 児湯郡5町は、今週一斉に出初め式が行われます!

 19時30分。仕事を切り上げ、仕事着にジャンパーをはおり、団員は町営グラウンドに駆けつけます。

 出初め式で披露する“規律訓練”の指導を受けるためです。

 部長の号令に従い、機敏な動作が求められます。

 「全体4歩前に進め!」
 「回れ右!」
 「7歩前に進め!」
 「回れ右前へ進め!」
 「小隊止まれ!」
 「左向け!左!」
 「頭(かしら)!中!なおれ!」
 「そのまま右向け右!目標ポンプの位置!駆け足進め!!」

 などなど、一糸乱れぬ動作をしなければならないのですが、これがなかなか難しいのです。

 団員全員の心が一つとなり、集中力と切らすことなく、審査員はじめたくさんの方々から見られているという緊張感と闘わなくはてなりません。

 何度練習しても、完璧はありません。

 だからひたすら練習します。うまくできない時は、悔しくて悔しくて自主トレもします。

 ようやく訓練が終わり、解散・・・ではありません。

 これからが消防団の役目である“夜警”が始まります。

 消防車に乗り込み、管轄する地域を約1時間かけて巡回します。

 「こちらは木城町消防団第9部夜警班です。空気がたいへん乾燥して、火災の起こりやすい状態となっています。お休みの前にはもう一度、火の元をご確認いただきますようお願いいたします・・・」

 繰り返し繰り返し、窓ガラスの向こうの明かりにお願いをして回ります。
 
 と、その時です!前方に炎を発見!!

 焚き火の残り火です!

 周りは畑で、畦には枯れ草が横たわっています。

 慌てて消防車から飛び降り、安全靴で踏み消し、砂をかけ、鎮火を確認しました。

 小さい火だと思って、油断をしているとこの時期は特に大変なことになります!

 なんとか夜警も終え、消防機庫に帰ってきて、ようやく解散です。

 私は消防団活動は、地域活動の原点だと思っています。

 これからも気持ちのいい仲間と活動を続けていきます!

 皆さんの近くでも消防団は活躍しています。ふれあう機会がありましたら、労いの言葉をかけていただければ幸いです。

                    

賀詞交換会

2009年01月05日 20時57分26秒 | Weblog


 木城町と都農町の賀詞交換会に出席してきました。

 開催時間が同じ15時からでしたので、どちらの会場も中途な参加となってしまい、申し訳ありませんでした。

 木城町では、田口町長の年頭挨拶に引き続き、鏡開きがありました。

 鏡開きでは、勢いよく木槌で叩いた後に、酒が飛び散る光景が定番ですが、今回は一度目では酒樽の蓋が開かず、再度の掛け声で飛び散った酒が用意されたはっぴの袖を濡らしていました。

 その後、すべてのテーブルを周り出席者に新年の挨拶をすべきでしたが、半分も行きつかないまま木城会場を後にしなければなりませんでした。

 
 都農町の会場である農協に着いた時には、宴もたけなわで遅れて参加させていただいた私は、さりげなくテーブルにつこうと思いましたが、河野都農町長が気を遣っていただき、役場職員の方が案内をしていただいた上に、交換会を中断していただき挨拶までさせていただきました。

 「私のふるさとは児湯郡です。今まさに広域的な連携・協同・政策実行が必要です。この児湯から県内・県外をリードする街づくりを発信しましょう!そのために国・県とのパイプ役になり懸命に汗をかかせていただきます!!」

 私の挨拶が場をしらけさせてしまうのではないかと心配でしたが、一瞬静まった会場からは、温かい拍手と共に
 
 「俺どんも頑張るかい、お前どんわけぇ議員も頑張ってくりぃよ!」

 と激励をあちこちから投げかけていただきました。

 テーブルを周ると、県に対する様々な意見や要望が寄せられました。

 その一つ一つを手帳に記しながら、今後の対応を組み立てていきまいた。

 二次会への有り難いお誘いをいただいたのですが、きゅうり生産者から、相談を聴いて欲しいとの依頼が事前にあったので、都農会場を後にしました。

 生産者の方からは、ビニールハウスに連れて行っていただき、切迫した経営状況を聴ききました。

 これからの最盛期を前に、なんとしてでも策を講じます。


 そして、急いで木城に帰り、消防団の訓練に参加しました。

 現役消防団員です!

 今週末には消防始め式があるので、そのための訓練が毎晩行われています。

 寒風吹く中、住民の生命と財産を守るために鍛練しています!