奇跡への絆

図師ひろき

足を運び肌で感じる

2009年01月27日 16時28分20秒 | Weblog

 都農町の生産者の方々にお声かけいただき、河川の侵食状況と岩の堆積状況の確認に行ってきました。

 畑のすぐ脇を流れる内野々地区の心見川は大水の時には、水位が畑より高くなり、農作物に多大な影響を及ぼします。

 そこまでいかなくても、激流は長い時間をかけて、護岸を侵食し、その上にある田畑や民家を脅かしています。

 地元住民も協力して、河川に覆いかぶさる木々を伐採し、自然災害時の被害を最小限に抑えようと努力されています。(例えば台風時に、護岸付近に木々が茂っていると、木ごと護岸壁が剥ぎ取られてしますことがあります。)


               

 侵食により農業用水路が埋め込まれていた土地がえぐり取られ、水路はむき出しとなり、一部宙に浮いている所さえありました。

                              

 このままでは近い将来、水路は崩落し、この水路から農業用水を確保されていた生産者の生活は窮地に追い込まれることになります。

 
 また名貫川の河口付近にも足を運びました。

 すると、河口は上流から流れ出る大小の岩により塞がっているではありませんか!

 “ここは、池か!”

 と思ったほどです。

 水は岩の下から何とか海に流れ出ていましたが、これでは一切魚が川にあがって来れません!

 つまりこのままの状態では、河口付近での漁を生業とされておられる方々ができなくなると言うことです。

       

 ありがたいことに、高鍋土木事務所の方々が迅速に対応していただき、現地確認にも同行していただきました。

 河川改修には、多額の予算が伴います。

 抜本的な整備には時間がかかるとのことでしたが、応急処置を約束していただき、地元の方々も一様に安堵の表情を浮かべられていました。

 会議室からは現場を知ることはできません!

 これからも足を運び肌で感じ、地元の方や執行部の方々と対策を搾り出していきます。