奇跡への絆

図師ひろき

舵をきる

2009年01月13日 14時16分37秒 | Weblog


 連休中もたくさんの行事や新年会に顔を出させていただき、あっと言う間に時間が過ぎていきました。

 私が小さい頃からお世話になっている方のお子さんの結婚披露宴に呼んでいただきました。

 乾杯の音頭をとらせていただき

 「・・・何百、何千ある出会いの中から、二人が知り合われたことは偶然ではなく、幸せになることを約束された出会いだったのです。また、お二人の結婚は、お二人だけの結婚ではなく、ご家族同士の結婚でもあります。今、素直な気持ちでご家族に“ありがとう”と言えるその感謝をこれからも忘れることなく、末永くお幸せに過ごしてください・・・乾杯!」

 新婦のお父さんは、テーブルを1つ1つ回りながら、すでにハンカチで目頭を押さえられながら

 「もう我慢できんとよ・・・寂しいなる・・・」

 その娘を想う気持ちは、十分新婦に伝わっており、家族に宛てた手紙の朗読の際に

 「・・・お父さん、私が悩んだ時にはいつもちゃんと話を聴いてくれて、そして“お前らしくいれるように、頑張ればそれでいいよ”と励ましてくれましたね。ありがとうございました・・・」

 お父さんのハンカチが目頭から離れることはありませんでした。

                    

 心温まる披露宴を、ありがとうございました。

 

 また、老人クラブの例会にも参加させていただきました。

 「テレビで見るときより、痩せちょりゃせんか~」

 「風邪ひいちょったっちゃねぇと?ご飯ちゃんと食べんとだめよ!」

 など、私も目頭が熱くなるような、言葉をたくさんかけていただきました。

 45分間ほど、活動報告と意見交換をさせていただきました。

 特にデンマーク研修の話の中で

 「・・・確かに税率は高いのですが、医療も福祉も教育も基本的に無料、つまり子育てや老後に心配をしなくていい国なんです・・・日本も税率を上げてでも福祉の充実をするべきとにきていると思いますが、どう思われますか?」

 と尋ねてみると

 「今の厚生労働省や社会保険庁体制のままじゃ、だめじゃ!信用できん!!」

 と厳しい意見が返ってきました。

 また

 「今、国がやろうとしている“定額給付金”は、皆さんどう評価されていますか?」

 と訊いて見ると

 「ばら撒かんで、もっと必要な政策に使ってもらったほうがいい!」

 と大多数!

 高齢者には比較的好意的に評価されているかと思っていたので、意外でした。

 選挙対策としての政策は見透かされている・・・

 デンマークは戦後60年あまりかけて、福祉国家を創り上げてきました。

 日本も今まさに舵をきる時が来ています。