東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

受験は情報戦!?

2016-01-29 11:46:20 | 学習全般

入試情報に付いては入塾説明会・お茶会にてお知らせ致します

 

さて、受験における情報とはいったいどんな情報だと思いますか?

志望校の倍率でしょうか?

場合によっては要らない情報までかき集めてしまい、大混乱!!となる場合もありますよね

特に、我が子が受験生になって初めて受験情報を見た、という方にとっては

その倍率が現実的にどの程度深刻な数字か、捉え方もわからないと言った事もあるかもしれません

入試情報には大げさに扱っているものもありますし、きちんと伝えられていない場合もあります

大学入試情報と、高校入試情報でも差があります

 

今日は入試情報、入試関連情報をどう捉えるか?を考えてみましょう

まずは志望校情報です

一番に気になるのは「偏差値」と「倍率」となってしまいがちです

都立高校の場合は「内申」との比較が必要となりますね

ここで気をつけて頂きたいのは、「内申」が悪ければ受からないという概念です

 

ここで内申点と入試点を見てみましょう

各中学によって成績の付け方はまちまちです

そして、その事は高校側はよく理解しています

大方の都立高校は入試当日の点数(7)に対して、内申(3)の比率で合否判定を行います

内申はオール5で素内申45ですね、話しやすいのでこの数字でいきます

45で300点です(換算内申は主要5教科以外の倍率が変わります)

当日の試験得点は500点満点で700点ですから合わせて1000点です

その合計点数が合否判定に使われます

それぞれの内申により、始めから持ち点が違いますが当日の得点の方が断然大きいです

例えば、オール5(300点)の生徒さんがいたとして、当日の点数が350点だったとします

方やオール4(240点)の生徒さんがいて、当日の点数が410点だったとすると

(試験得点は換算していません)

650点対650点で同点となりますね

内申の低い子が当日高い点数を出せるのか?と思われるかもしれませんが

これは時間を「内申をとる為に費やす」か、「入試に費やすか」の違いでしょう

オール5をとる為に全ての教科をまんべんなく学習し、運動能力や楽器等も使いこなす必要があり

”実技”の面でも優秀でなくてはならないでしょう

また、先生から生活態度等の評価も高く責任ある仕事も率先して行う必要もあり

学校生活では気が抜けないでしょう

しかし、そうした”生活が板についている”生徒さんならぜひオール5に挑戦して欲しいと思います

これまでの経験上、偏差値が70を超える生徒さんでもオール5を取れていませんので

桜台近隣の生徒さんにとっては”学力”だけではオール5にならないという事を忘れてはいけない所です

では、上位校に進学していないのかと言えば答えはONです

 

高校受験では、学校の成績と入試力がハッキリ別れる場合が多いです

なのでその事を知らず、学校の成績だけを見ているご家庭では入試で失敗する事があります

ただ、”志望校に受からなかった”という単純な失敗のことではありません

高校受験で合格を取れても、「失敗」する事は珍しくないからです

大学受験を指導する中で私が感じる「高校入試の失敗」について書きます

失敗その1

他人からの意見を鵜呑みにして、志望校を諦める

失敗その2

努力しないで進学する方法を考える

その3

内申にとらわれすぎて、当日の得点を下げる

その4

大学を見据えて志望校を考えていない

その5

志望校の大学への進学率を見ていない

その6

大学に向けた取組みが合っているかを見ていない

その7

高校の運営状況を見ていない

等があります

 

どこでもいいから入れる所を・・と探す気持ちもわかりますが

高校の取組みは本当に多種多様です

我が子に合っている学校探しには実は長い時間と努力が必要でしょう

なので、倍率や偏差値にとらわれず、情報収集をする事が大切です

ただ

大学受験はまた違いますので、あくまで高校受験と言う目線の話です

次は違う観点からの情報収集に付いてですが、

長くなりましたので、次の記事にしたいと思います

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。