Dancing on the B-Road

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

クルマ(を通じた)趣味。

2007-07-18 21:40:49 | クルマ生活版日々雑記
最近,クルマが売れないとか。


 確かに,私も必要以上に大きなクルマを買おうとは思いません。
 環境問題が厳しく言われる時期に,必要もないのに大きなサイズのクルマを欲しいとは思わないし,「走ってナンボ」という立場からしても,操るのに手に余らないサイズで,さらに軽量ならば十分に早く走れたりする。


 でも,もう一方の理由として,クルマだけが楽しみじゃあないし,というひとも多くなっているのではないかな,と。


 ならば,「道具」としてクルマを捉えてみませんか,と私は思うのであります。この考え方の先輩は,やっぱりアメリカでありましょう。


 なかなか正規導入するには難しいものがある,アメリカンそのものの,ピックアップであります。今回扱うダッジさんのピックアップ,ダコタも日本市場への導入は期待できないモデルであります。でも,ミニバンとはひと味違った,面白さがありそうな気がしませんか?


 トラック,と言ってしまうと「仕事」をどうしても意識しますし,荷台にも仕事関連のモノ,という意識になってしまいがちです。
 ですが,仕事という固定観念を外れてピックアップを見てみると,意外に使い勝手のいい遊び道具に見えてくるようにも思うのであります。


 フォト・ギャラリーを開けてみると,ピックアップといっしょに水上バイクが写っていますし,ATVが荷台(ベッド,と呼ぶ方が気分でしょうか。)に鎮座している。キャンピング・カーを引くにも十分なパワーがあるし,その気になればヨットを牽引するなんてのもアリ。MTBだったりMXを楽しむひとならば,トランスポーターとしても使えますし。


 日産のエクストレイルが比較的順調なセールスを記録していたのは,「道具」であることを押し出した結果,だと思います。遊びに行くための道具として割り切った結果,といいますか。
 そのやり方を,お客さん主導ですでにやっていたのが,アメリカなんだと思うんです。一見すると普段使いにはどうなんでしょ!?と思うような商用車を,上手に遊びの道具として使っていたりもする。コマーシャル・バンの中に,山登りの道具をしまっておいたりとか,ロング・ボードを収納して仕事前,あるいは週末の楽しみに存分にこき使う。


 クルマを「道具」として意識できるようになると,もっと選択の幅は広がるような気がするのであります。クルマ趣味,じゃあなくて,クルマを通じて趣味の世界を広げてみる。そんなスタンスも良いんじゃあないですか,と個人的には思いますね。