Dancing on the B-Road

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

世界最速(!?)のパトカー。

2006-12-31 22:04:04 | クルマ生活版日々雑記
「パトカーはちょっとチューニングされているらしいよ。」


 そんなウワサを,ちょっと信じているところもありました。


 まだ,免許適齢になる前のことです。とあるサービスエリアに停車している交機所属のセドリック(覆面車ではない,フツーのパトカー)を見かけました。当然,ガキの観察でありますから何とも大ざっぱ,なのですが,確かにアイドリングは静かじゃあありませんでしたね。どちらかというと,ラフな感じ。ライドハイトもちょっとだけ,低まっていたような感じがあるし。


 そのクルマを見て以来,「チューニング」というウワサ話をどこかで真に受けていたのですが,それどころではないクルマを見つけてしまいました。




 
 メルセデスをベースになかなか強烈なチューニングを施してくるブラバスというメイクスがあるのですが,そのブラバスが仕立てたCLSであります。


 もともとCLSがかなり低く構えたクルマなのですが,さらにライドハイトを低めているから,獰猛さを感じますですな。オマケに,フロント・フェイスはレーシング・マシンを彷彿させるようなエア・インテークが設えられている。
 で,ボンネットとサイド・セクションには“POLIZEI”という文字が。この写真のキャプションにもあるように,州政府とのコラボで,ちょっと洒落っ気を出してみたということのようです。


 でも,ドイツ本国の飛ばし屋諸氏はさぞかしドキッとしたでしょうな。


 アウトバーンでも速度規制が敷かれている路線が増えているとか。その路線で「速度無制限時代」を思い出させるようなスピードでカッ飛んでいる最中に,このクルマがチラッと見えたら。アクセルに力を込めるよりブレーキに足を掛けた方が良さそうですよね。ポルシェより速いってんですから。


 ・・・コレ,日本でつくるとどうなるでしょう。恐らく,シャレどころではなく,本気で導入されちゃうでしょうね。交通機動隊に転属希望を出すひとが増えたりして。


 なんて脱力なエントリで2006年は店じまいであります。2007年もゆるゆるとこんな感じで進めていこうと思っておりますれば,ご愛顧のほどを。

浦和とボス。

2006-12-29 16:59:09 | 日々雑記
え~と。トミー・リーが出てるCMでしたっけか?

 ・・・なんて思っているひと,違いますよ。缶コーヒーじゃあありません。

 ちょっと思うに,シャツを何枚か持っている程度ですねェ。

 ええ,オシャレだとは思いますよ。
 でも,どういうわけかワードローブには収まらなかったですね。
 スーツにしても,どっかでブリティッシュ趣味があるからか,あんまり意識したことはありませんでした。でありますれば,さすがにJFAレプリカ・モデルに手を出そうとまでは思わないけど,ちょっと裏地などをモディファイした(やっぱり,英国趣味を前面に押し出すなら赤系統とかちょっと明るめの紫とか!?・・・ひとむかし前の学ランか!)アルフレッド・ダンヒルなんかを仕立ててみようかな?なんて(いつかは,ですけど。)思ってみたりするわけです。

 ではありますが。ちょっと気になるですな。

 浦和 来季から“王者”の証「ボス」着る(スポーツニッポン) - goo ニュースという記事であります。

 この記事を書いた記者さんも指摘していますが,かつて,日本代表にスーツを提供していたこともありますし,マンチェスター・ユナイテッドにもスーツを提供していたですな。・・・ウェスト・ロンドンのクラブはいいとして(すいません,ファンの方。単純に趣味の問題であります)。
 また,フォーミュラ1の世界でこの“BOSS”というロゴを記憶しておられるひともおられようかと。マルボロ・カラーに彩られたマクラーレン・ホンダ,そのロールオーバー・バーの根元にこのロゴが入っていたですね。

 そのヒューゴ・ボスさんが浦和のサプライヤーになるんだとか。ちょっとオシャレな浦和フリークのひとにとっては,ビジネス・タイムでも浦和気分が味わえるスーツではないでしょうか。・・・初期投資がかなり大きそうですけどね。

 私としては・・・。まずはネクタイあたりからですかね。

しっかりチェック。

2006-12-27 21:36:56 | スポーツ版雑記
確か,消費者金融さんのCMでも言っておりましたですな。


 「大事な商談の前には携帯をオフ」。


 マナー・モードでも,ケースによっては問題視されるわけです。
 そりゃあ,そうでしょう。話が折り合うかどうかという剣が峰にきて,その瞬間を邪魔するかのように着メロが流れてきたり,断続的な振動音がしてみたり。相手方としては,不愉快でしょうね。


 ハッキリ言いましょう。目の前の交渉事よりも電話の用件を優先していることをその時点で宣言されてしまうように感じる可能性すらあるわけですから。その可能性をイメージできるかどうか,が問われているんだと思うのです。


 恐らくお察しのことでしょう。今回は,西武赤田激怒、着メロで決裂(日刊スポーツ) - goo ニュースという記事をもとに。


 厳しい見方に過ぎるかも知れませんが,西武のクラブ・フロントは選手との契約更改交渉は会議以下である,と態度で示してしまったようなものです。着うたフル(TM)なんかだったら,それこそ目も当てられないけれど,着メロだって相当にバカにした話ですよね。「社会人」どうこう,という以前の問題として,想像力が欠如していると言うほかありません。


 さらにムッとくることが,この記事にはあります。


 球団代表のコメントです。だいたい,「大事な電話」とはどういうことか。球団にとって,最も重要な財産は「選手」であって,彼らが来季もプレーしてくれるのか,という部分は最も球団にとってクリティカルな課題であるはずです。その重みを感じてくれているのか。


 確かに「支配下選手」という言葉がある通り,球団がパワフルであることは言うまでもないことです。選手側から見れば,球団を選ぶチャンスは原則的に,FA権取得時以外にはないわけですし。ですが,ひとこそが最も大事な要素であるべき球団にあって,選手との信頼関係を崩しかねないようなことがあって良いものか。


 保有戦力だからといって,何でも許されるなんてものじゃあない。
 年に一度の通過儀礼,なんてことを考えているのなら,その考えはサッサと捨てていただきたいものです。選手はある意味,“ビジネス・パートナー”なんです。彼らの実績や潜在能力,その他あらゆる要素を評価し,その評価を金銭的な価値へと置き換える,大事な交渉事です。この原則,球団スタッフのひとにはあらためて,思い起こしてもらいたいものだと思います。

優雅なコンバーティブル(オーシャンドライブ・コンセプト)。

2006-12-25 19:49:43 | クルマ生活版日々雑記
最初に言っておきます。私にはどう考えても似合いません。


 そのことを前提に書いていきたいと思います。





 実に優雅な4ドア・コンバーティブルであります。


 このクルマ,メルセデスがデトロイト・ショーに向けて製作したデザインスタディ,“オーシャンドライブ・コンセプト”ですが,それにしては完成度の高いスタイリングだな,と思います。ロー・プロファイルのタイアであったり,ウェストラインの高さであったりが,現代のクルマであることを主張しておりますが,古き佳き時代のアメリカ車,具体的に言えばリンカーンあたりの4ドア・コンバーティブルを想像させるスタイリングであります。


 思えば,1950年代からギリギリ70年代前半あたりまで,アメリカ車にはフルサイズ・セダンをベースにしたコンバーティブルが設定されていました。先ほど書いたリンカーンは,4ドア・コンバーティブルのイメージが最も強いディビジョンのひとつであります。それだけでなく,フルサイズと呼ばれる最も大きなクラスのクルマをベースに,オープン・ボディを仕立てることは当時はフツーのことだったようです。キャディラックにせよ,シボレーにせよ,そして北米市場を非常に重視していたメルセデスにせよ。その頃の優雅なイメージを現代的に再解釈したのが,このデザインスタディのようであります。


 4ドアなのに,屋根がない。


 フツーに考えれば,「何たるムダか!」という反応になろうかと。
 イギリス王室だったり,あるいは宮内庁あたりが発注をかけるなんてのは大いにありがちだけど,一般的なひとはこういうクルマには魅力を感じないのではないか,というように。


 そう思わないでもないけれど,コンバーティブルにするならばクーペ・ボディをベースにするべし,なんて紳士協定はないですし,伸びやかさであったり優雅さを表現するには,現代にあってはクーペよりもセダン・ボディをベースにしてオープンを仕立てた方が良いのかも知れません。


 スポーティな方向のオープンではなく,「風と優雅に戯れる」オープンだってあっても良いでしょう。ペブル・ビーチあたりだったり,あるいはナパ・バレーあたりを流したい,なんて思うアメリカのセレブリティ(しかも相当のクルマ好き)はいると思いますよ。そして,アメリカ人の心をくすぐるのがうまいメルセデスのこと,そんな空気を敏感に感じたのだろうと思いますね。

人事異動(!?)。

2006-12-25 17:03:05 | サッカー版雑記
あり得ない話,でありますが。


 たとえば,ロンドンにフットボール・クラブを束ねる「本店」のようなものがあるとして,各クラブを「支店」なんて感じに見てみます。
 そうすると,監督(マネジャー)さんは差し詰め支店長でしょうか。支店長さんは,営業成績が悪いと交代の憂き目に遭うのでありますが,ときどき配置転換というか,定期的な人事異動か!?と思うようなことが起きたりする。


 当たり前のことですが,ひとつひとつのクラブが独立した存在でありますから,「人事異動」なんて言葉が入ってくる余地なんかあるはずないんです。でも,新監督にパーデュー氏 プレミアリーグのチャールトン(共同通信) - goo ニュースという記事を読むと,最初に書いたあり得ないたとえ話があるような感じがしてきてしまうんです。


 とは言え,共同さんの記事だけだと「人事異動」という言葉には違和感があるはずです。
 そこで,ちょっと付け足してみます。


 まず,登場人物はアラン・カービシュリーさんとアラン・パーデューさん。そして,彼らの雇い主であるウェストハムとチャールトンであります。
 もともと,カービシュリーさんはチャールトンで長く支店長,じゃなかった,監督をしておりました。イングランド代表監督か,なんて話が出るようなタイプの監督さんであります。一方,パーデューさんはテムズ川の対岸,アップトン・パークのクラブを2部から1部へと引き上げた監督さんであります。でありますが,今季は不振を極めてしまったんですね。となると,監督さんのお約束,なコースでありますな。


 で,後任になったのが,ちょうどフリーだったカービシュリーさんであります。


 ではチャールトンは,と見ると,こちらもウェストハム同様にかなり彷徨ってしまっているわけです,降格エリアを。共同さんの記事にもあるように,カービシュリーさん以降,指揮官が定まらないのであります。そこで,白羽の矢を立てたのが先頃ウェストハムから離れたパーデューさん。タイムラグこそあるけれど,ものの見事に入れ替わり,というわけです。


 監督さんというのは,成績が出なければ比較的簡単に解任されてしまう存在でもあります。でありますれば,指揮を執ったクラブの数はゴルフのクラブの本数よりもはるかに多いぜ,なんてシャレの効いたことを言った監督さんもいらっしゃいます。それだけに,かつてライバルだったクラブを率いるというのも決しておかしくはありません。
 ですが,ここまで絵に描いたように「人事異動」的な監督就任も珍しい,と思うのであります。

ペンタックスの合併に思うこと。

2006-12-22 22:33:05 | 日々雑記
ごく大ざっぱに言えば,同じ“レンズ”をつくるものが一緒になりましょ♪ということではないかな,と。

 言い換えれば,カメラだけ,あるいはレンズだけで生き残れる時代は終わっているということも意味しているように思います。オリンパスにしてもカメラが屋台骨を支えていると言うよりも,医療用,あるいは産業用光学機器分野が業務の主体となっているように感じますし,ミノルタ(コニカミノルタ)に至っては,個人向けカメラ事業をソニーへ売却しているくらいでありますから,なかなかカメラだけで生き抜いていく,というのは厳しいものがあると思います。
 となれば,ニコンのように幅広く“レンズ”を使った事業領域をカバーしようというアイディアを実行に移そうとしてもおかしくはない。ということで,HOYAとペンタックス、来秋合併 総合光学メーカーに(朝日新聞) - goo ニュースという記事をもとに。

 私の手元には,かなり古めの1眼レフがあります。

 ブランドはもちろん,ペンタックス(ニコンも持っているんですけどね。)。いまはボディが軽量化のためか,FRPであったりするケースが多いのですが,この当時はダイキャストであります。しっとりと重みを感じる梨地だったりするのですが,私はこの感触が好きだったりします。
 確かに,デジタル1眼レフというのは便利だし,どういう感じで撮影できたのかがすぐさまチェックできる点で,大きな利点があると思っていますし,実際物欲に関する煩悩が多めの私としては,気になるモデルが増えてもきている。

 でも,眺めているだけでニヤリとできるカメラは減ってしまったような気もします。銀座や新橋あたりの中古カメラ店では,一時期プロ仕様のカメラが多く放出されていた記憶があります。EOS-1だったりF3,F4ですね。そのときはちょっと安かったのですが,いまは逆に値段が高くなりつつあるようです。プロ仕様の銀塩というのは,持っている雰囲気がどこか違う。
 そんな雰囲気を失っていったのと,カメラ業界自体がパワーを失っていった時期は不思議と重なっているような感じがするのです。

 デジタル1眼レフが多くリリースされるようになって,「写真」を撮ることの楽しさであったり難しさ,それは魅力に直結するものでしょうけど,そういう部分を感じてくれるようになると,業界再編にも意味があるのかな,なんてことを思ってみたりするのです。

アレックスさんまで音楽祭の街へ。

2006-12-20 17:30:45 | サッカー版雑記
フィル・ハーモニーはウィーンにあるんですが,どういうわけか音楽祭はザルツブルクで開催されていたりする。モーツアルトの生誕地である,ってのはかくも大きいか!と感心する話でありますな。

 地理的なことを言えば,やっぱりドイツとの近さでしょうか。
 確か,アウトバーンの8号線でしたか,バイエルン州の州都・ミュンヘンとは直結状態ですしね。案外,“アリアンツ・アレーナ”方面からお声が掛かるかも知れない,なんてことも想定しているのかな?と。その“アリアンツ・アレーナ”方面はアレックス選手が在籍している浦和とはパートナーシップを締結していますし。

 いろいろと,見えてくるものはあるな!と勝手な想像をめぐらせておりまする。

 ということで,三都主ザルツブルク移籍、欧州CL出たい(日刊スポーツ) - goo ニュースという記事をもとに。

 宮本選手についてのエントリでも書きましたが,いわゆるフットボール・ネイションのクラブに最初から在籍するよりは,ある程度プレッシャーが少ない,言い方を換えればともにチャレンジしていくことのできるクラブに在籍しながら自分の実力を徹底的に見せつける方が,最終的には大きな意味があるような感じがします。
 個人事業主という側面もあるけれど,フットボーラーはアスリート。ゲームで自己表現することこそが,本来の姿です。そこでの評価が,フットボール・ビジネスに反映されるのだから,出場機会を確保できることというのは大きな要素になる。その意味で,オーストリアであるとか,スコットランドというのは案外,良い落としドコロではなかろうか,と思ったりするのです。
 で,ブンデスリーガの順位表(オーストリア・ブンデスリーガ・オフィシャル)をチェックしてみました。すると,レッドブル・ザルツブルクは21節終了時点で首位(勝ち点44)であります。2位のクラブを見ると,勝ち点差にして10を付けている。かなりのスタート・ダッシュを決めたということが見て取れます。

 この記事にもあるように,チャンピオンズ・リーグを現実的な射程に収めてもいい位置に付けてはいるわけです。となれば,アレックス選手,そして宮本選手に求められる役割は相当大きいはずです。
 マーチャンダイジングよりも,戦力的な部分で期待されているならば,その期待に存分に応えてほしい。そう思うのであります。

テスコもいいぜ、サンタ君。

2006-12-19 17:30:16 | 日々雑記
確かに知名度だけで言えば,はるかに上ですわな。


 三越にだって,なぜかショッピング・バッグが売ってるくらいだし。
 しかしですねェ。いちいち生鮮食料品を買うのにナイツブリッジにまで足をのばす一般人がどれだけいるのか,ちょっと考えてみたらいい。


 私の場合は,テスコじゃあなくてフラットの近所にあったマークス・アンド・スペンサーを結構利用しておりましたですが。あとは,そのホント近くにあった個人商店的なスーパーも使ってましたね。缶ビールの品ぞろえにはホントに感心したし,お豆の缶詰,慣れてくると美味しいのですな。オマケに安いし。


 今回は,サンタを解雇:英高級百貨店、ハロッズ “差別”発言で(MSN毎日インタラクティブ)という記事をもとに書いていこうかな,と。


 この記事を書いた記者さんも触れているように,イギリスはそれほど大っぴらではなくなったけれど,“クラース”意識が確かに強いところがあるです。チューブの路線に応じて,そして郵便番号に応じて(=と言うことは,住んでいるエリアに応じて,ということですが。),不思議と国籍の大まかな色分けができるくらいですから,やっぱり何らかの意識は働いているだろうな,とも思います。
 とは言ってもですね。ホントのエスタブリッシュメントはデパートなんかには足を運びませんって。いわゆる「外商さん」がお宅訪問をしたり,裏通りにひっそりとお店を構えている老舗が「御用聞き」にうかがうような世界だと聞きますしね。同じ小売業界でクラース意識をひけらかされても,現代ではそれほどの意味は持たないだろうと思いますですよ。だったら,(特にアジア系に多いような気がするけど)比較的「空気を読まない」観光客の皆さんにはどう対応するつもりだったんでしょうかね?


 それに,ちょっと見方は経済的なものになりますが。


 チカラを持っているのは,やっぱりスーパーを中心とする物流グループの方ですよね。いわゆる,「モノを買うチカラ」です。メーカとの関係で優位性を持っていれば,当然ながら仕入れ価格を抑えることができるし,このことは小売価格にも反映される話です。今回例にひかれてしまったテスコさんや,セインズブリー,あるいはデパートとの中間形態のような感じもしますが,マークス・アンド・スペンサーの方がこのような力を持っているのは確かだと思います。
 理由はシンプルでしょう。「日常」に結びついている方が強い。商品単価が高いとか,歴史と伝統がどうとか言うのは,数字の世界ではあんまり意味を持つものじゃあないですし。


 その辺のバランス感覚,このサンタ氏にはちょっと足らなかったのでしょうな。と言いますか,一流店としてのホスピタリティを持っているとは言えませんよね。まあ,解雇は当然ではないかと。


 それにしてもです。本来,サンタ氏の繁忙期というのはもうちょっと先であります。その繁忙期を目前に「お役御免」とは,何ともはや…,な話ですな。

ダブルデッカーと言えば。

2006-12-18 19:42:37 | 日々雑記
さいたま市役所の上から,紙吹雪が舞う。その紙吹雪の中を,2台のダブルデッカーがゆっくりと進んでいく。すると,紙吹雪の勢いがさらに増す。

 どこか,雑誌で見たことのある光景です。たとえば,アーセナルが優勝すると,同じようにオープン・トップのダブルデッカーに乗った選手たちがパレードをする。選手たちの手にあるのは,大きなカップ。地元のそんな「憧れ」に近い光景が,浦和の街で現実のものとなると,やはり埼玉県に住むサッカー好きとしてはうれしいものです。

 ・・・2004シーズンもあったって?確かに。
 ですけどね。あの時は「後期優勝」であって,シーズンを通じての勝者に贈られるシャーレにまでは手が届かなかったんですよね。とは言え,純然たる勝ち点だけを通算すると,いまの計算では確かに首位ですが。シングル・シーズン制ではなかったことが悔やまれますな。

 でありますが,今回はちょっと違う話をば。

 タイトルにもありますが,ダブルデッカーの話をしようかと。
 私は,基本的に電車よりもバスの方が好きだったりするので,海外に行ってもバスを使うことが多かったりします。で,やっぱり楽しいのは「2階建てバス」であります。視点が高い,ってのは良いものでして,路線バスでも十分に観光気分が味わえたりする。ロンドンに住んでいた頃は,15番路線と23番路線は結構頻繁に使っておりました。当時ロンドンで走っていたバスは,(退役してしまったルートマスターは別として)今回浦和が日の丸リムジンさん(スカイバス)からお借りしたに違いないネオプランじゃあなくて,アレクサンダー・デニスさんのトライデントだったり,ボルボ・オリンピアンが多かった。

 なかでも,デニス・トライデントが個人的にお気に入りでありました。結構現代的なデザインなのだけれど,ヘッドライトの丸目が愛嬌あって,なかなか良いな,と。そういうクルマがオープン・トップになるとさらに良いではないか!と思うのです。・・・イギリス車好きなもので。

 デニスさんも売りドコロを心得ているようで,オープン・トップ用のページを用意して,アピールに努めているようであります。
 浦和とか,京都などの観光地だと,3車軸タイプのクルマはチト長いんですよね。デニスさんですと,2車軸タイプのオープン・トップも用意しているとか。日本の道路事情を思えば,デニスさんのクルマも良いと思うんですけどねェ。

宮本選手、ザルツブルグへ(仮?)。

2006-12-17 14:11:31 | サッカー版雑記
予想外なところから出てきましたですな。

 このクラブに移籍?と思われていたのはアレックス選手だったはずだし,天皇杯を視察したオシム監督に「オーストリアで会おう!」とか言われていたようですし。

 でありますれば,相当このクラブ,「日本市場」に意識が向いているのかなと思うですな。ということで,G大阪宮本ザルツブルク移籍決定的(日刊スポーツ) - goo ニュースという記事をもとに。

 この記事を書いた記者さんも指摘しているように,宮本選手はかつて,ウェストハム・ユナイテッドへの移籍がほぼ決定状態にあったといいます。個人的には,反対側ではありましたがロンドンに住んでいたこともあるので,ウェストハムだったら熱狂的なサポータも多いし,面白いな!(=ということは,結果が出ないとエラいことになるわけだけど。)と正直思ったですが,「査証」が下りなかったのですな。非EU選手だと,とたんに移籍に向けたハードルが高くなるのであります。

 そんなこんながあって,今回ザルツブルグ,と。
 オーストリアというと,オシムさんがかつて率いていたシュトルム・グラーツとか,ラピド・ウィーンなどのイメージが強すぎて,正直言ってイメージがわかないのであります。そこで,どんなクラブでしょ?と思って,ウィキペディアさんをチェックしてみますと。
 タイトルにはちょっと縁がないけれど,近年体制を一気に強化している,って感じでしょうか。GMにはかつてイタリアで活躍した名将,トラパットーニさんが就任していて,監督はローター・マテウスさん。選手よりもむしろ,コーチング・スタッフだったりクラブ・スタッフの方が目立ってしまいそうな感じもしますね。

 とは言え,この体制は2006~07シーズン以降のクラブを左右するものでもありますし,クラブが本気でチャンピオンズ・リーグなどのビッグ・トーナメントに出て行こうとする(当然,その前提としてリーグ制覇を狙う)ことを示しているのかな,と。

 こういうクラブの方が,かえってチャレンジングかも知れません。
 完成されたクラブで,チャンスがあるかないか分からない状況に甘んじるくらいなら,ともに何かを勝ち取ろうとする野心的なクラブに加入する方が,意味が大きいかも知れない。
 欧州移籍というと,どうしてもビッグクラブ志向が強くなってしまうように思うけれど,案外,こういう移籍形態の方が成功する可能性は高いような感じがします。