Dancing on the B-Road

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

Et tu, Asahi?

2007-11-30 19:15:27 | グルマン&呑助的雑記
ジュリアス・シーザーをパクってみました。

 やっぱり,「おまえもかよ!」と突っ込みたいわけです。

 経済紙的なことを言えば,どうしようもない値上げであることくらい,理解はしてますよ。

 ビールの原料価格が“バイオ・エタノール”に絡んで上がってしまってる。
 アルミ・インゴットの価格だって上昇しているはずだし,そもそもアルミを精錬するのに何が必要になっているかと言えば電気。刈羽原発が地震で止まってるから,いまの主力は火力。
 どっちから考えても,原油高に行き着くわけですからね。面白くねェっすわな。

 アサヒビールが来年3月からビールなど値上げ、約18年ぶり(ロイター) - goo ニュースという記事であります。

 まったく,一般庶民のお楽しみにまで原油高は影響しておりますな。
 ソロバンはじきながら,ビール飲みたかねェっての。

 そこで,ふと私は考えてみました。

 「ビンに戻ればいいんでないの?」と。

 確かに,ビンは重いし,扱いを間違えると割れたりします。
 しかし。コドモの金銭感覚を養うには,これほどいい素材もないんですよね。
 1ビンあたりの預かり金はコドモの小遣いにちょうどいいわけです。
 さらに言えば,「町のお酒屋さん」が復活するきっかけになるかも知れません。ビンケースを抱えて御用聞きに回っていた頃を知っていますので,そういう姿が戻るのも悪くない,なんて思うんですよ。

 アルミ缶は軽いけど,そのまま「再使用」ができませんよね。
 ビンの再使用と,アルミの再利用。電気料金だったり,そのもとになる原油価格などを考えたときに,どちらのコストがより低いか,なんて考えても,さらに「リサイクル」だったり「リユース」の考え方により適合的な企業姿勢とは?なんて考えると,「大ビン復活!」なんてのもありかな,と。

 ・・・などと書いてきましたが,要はビンの方が雰囲気,と思うわけですよ。美味そうじゃあないっすか。琥珀色のビンから,黄金色のビールが出てくるなんて。

 値上げに不満を言いつつも結局,飲む方向に落ち着くんですがね(ああ,思うツボ)。

どうですか、ボンドさん。

2007-11-28 20:53:38 | クルマ生活版日々雑記
イアン・フレミングさんから聞き及んでおりますが。


 確か,ベントレーにお乗りでしたね。
 ボディが“バトルシップ・グレー”に塗られている,何とも迫力のあるベントレーに。


 確か,手入れをそれほど気にする必要のない色である,というのがこの塗色を選んだ理由だと聞いております。さらに言えば,「ベントレーであるにもかかわらず,目立たない」ということも重視されていたようですね。


 となると,長く「浮気」されているあいだに「目立たないこと」は条件が緩和されたのでしょうか。いえいえ,悪いことだとは。ベントレーもかつての個性はかなり薄まって,ロールス的になっていましたからね。もうちょっと個性を,と思えば,違うメーカが気になるのも道理です。


 話を戻しますと,ニューポート・パグネルとのお付き合いが深くなっておられましたですね。東京にお越しの際は,特別仕様の2000GTロードスターに乗られてもいましたね。また,コーリン・チャップマンさんともお付き合いがあったのか,ロータス・エスプリだったこともありました。そうそう,最近は正規リリース前のDBSを,ゲイドンから調達されておりましたですね。なかなかにスタイリッシュなクルマでしたから,目立ちますよね。


 それでも,やっぱりボディ・スキームは渋い色にされておりますね。


 そこで,です。相当のクルマ好きであることを見込んで,こんなクルマはいかがでしょうか。


 と,どこかのクルマ屋のオヤジなことを書いておりますが。





 ランボルギーニ・レヴェントン,であります。


 さて,このクルマのご先祖さまは「あの」カウンタック,なV12マシンでありまして。そのDNAは独特なガルウィング・スタイルのドアあたりにあらわれていますね。
 ちょっと系譜をたどると,カウンタックからディアブロ,ムルシエラゴと続いて,そのムルシエラゴをベースにしたクルマだそうです。そして,塗色はトーネードのような無彩色。直線的なデザインも含めて,ステルス戦闘機をイメージさせるデザイン・ワークであります。


 ・・・このレヴェントン,全世界20台限定で生産され,ビックリするような(と言うか,ショック死しそうな)プライス・タグを下げているにもかかわらず,すでに「完売」なんだそうで。


 いまからボンドさんに薦めてもちょっと遅いのですが,雇い主である「女王陛下」の決済があれば,ともすればランボルギーニが特別にデリバリーしてくれるかも,知れませんよ。特別装備つきで。

岡田さんと言うならば。

2007-11-27 20:13:41 | サッカー版雑記
どうやら,岡田さんという方向性のようでありますな。

 サッカーの監督さんとしては,「勝負師」タイプとでも言いましょうか。

 オシムさんだったり,オフトさんあたりは「学校の先生」タイプに見えますね。
 相手がどう出てくるか,を意識しないはずはないのだけれど,その前に自分が思い描くチームをシッカリ作ることを意識しているように見えます。

 そういう部分もありつつ,「相手の出方をシッカリと考え,相手の良さを消し去りながら仕留められる方向性を考える」という意識が強いかな?と。
 かりに就任してもらえるとして,3次予選開始までに残されている時間はそれほど多くはないので,勝負に徹する監督さんというのもアリ,なんだろうなと。

 というように考えると,確かに現実主義的で,かつ堅実な発想ではあります。

 ですが,オシム後任は日本人監督と外国人監督どちらがいい? 夢の解決策はあるか(ニュース畑) - goo ニュースというトピックで,いわゆる第三者の皆さんがコメントされている内容の方が,個人的には魅力的に感じるんですよね。いただいたコメントへの回答も長くなりそうだし(思い入れが強いからなんですが。),拡大版のコメントという意味を込めつつエントリを立ててみようかと。

 まず,考えたのは「オシムさんにはまだ日本にフィードバックしてほしいところがあるな」ということです。

 オシム路線というのは,「普遍的な基盤」として捉えられるし,そうすべきではないかな,と思うんです。つまり,若年層にこそ重要性がある話ではないか,と。
 オシムさんが現場復帰をしてくれるのであれば,そして日本で仕事をしたいと思ってくれるならば,「日本版クレール・フォンテーン」とも言えるJFAアカデミーだったり,若年層(の指導をしている指導者を含めて)の統括をお願いしてみてもいいのではないかな?なんて思うんですよ。
 種を蒔く作業をしてくれていたオシムさんに,さらに小さな種を見てもらいたいわけです。

 すべては回復度合い,なのでしょうけれどね。

 また,後継問題では後藤さんのコメントにちょっと刺激を受けました。

 外国人監督に,日本人アシスタント,というコンビネーションは大いにアリだろう,と思うんですね。恐らく,戦術的な引き出しという部分では,日本人監督であっても大きく違うところはないはずです。それよりも,指導法で日本人的な感性では思いつかない部分だったり,あるいは選手の気持ちをつかむという部分や勝負に対する姿勢など,経験的なところで得る部分は多いだろうと思うわけです。
 後藤さんが指摘するように,たとえばマルチェロ・リッピ(ユーヴェやイタリア代表監督だったひと)に岡田さんが付いてみたり,ジョゼ・モウリーニョに反町さんや吉田さんが付いて,彼らの経験を近くで感じ取ってもらう,という形もあるな,と思うんです。

 日本人監督によって,ワールドカップを戦い,セカンド・ラウンドへと駒を進める。その前段階として,「盗む」段階があったとしても,おかしくなんかない。可及的速やかに,後継を決めなければならないとしても,視野が狭くてはもったいないし,ハードルが上がっていることをいい方向に使えないことにもなる。

 JFAがどういう判断を最終的にするかは分かりませんが,不幸な事態をシッカリいい方向へと向け直してほしい,と思う以外はありません。

またまた最終節へ。

2007-11-25 15:15:14 | 観戦記
2005シーズンから考えて,3シーズン連続です。

 2005シーズンは,確か最終節に5チームが可能性を残していました。
 最も可能性が大きかったのは等々力に乗り込んだビジター・チーム。
 そのビジター・チームと一騎打ちという形になったのが,2006シーズンでした。

 まさか今季は,と思ったのですが,やっぱりそのまさか,でありました。

 まあ,勝負事でありますれば,「勝ち点」が奪えないことだってあるわけです。
 で,どちらかと言えば相手の仕掛けを受けちゃったような感じもあるんですね。

 立ち上がりから,鹿島は中盤でガツガツとボールを奪いにきておりました。
 そのためか,浦和のボールの収まりは悪かった。
 リズムがなかなかつくれないんですな。
 窮屈とでも言いましょうか。得点を奪われるような感じもないようで,逆に得点を奪えるような感じもない,というような。

 そんな,いささか膠着した印象が,相手の退場によってちょっと変わるかな?と思ったのですが,実際には相手に先取点が入ってしまう。
 前掛かりになった隙を突かれてしまったんですね。

 守備的な部分で相手の意識はブレを生じてなんかいないし,攻める浦和といえば,ちょっと攻撃のバリエーションが広がらなかった。緊張なんでしょうか。それとも,気負ってしまっているがゆえに焦りが出たんでしょうか。
 ともかく。いささか「らしさ」が抑えられてしまったな,と思うんですな。

 そうは言ってもですね。

 リーグ戦は33節で終わり,じゃあないんですよね。
 また,主導権を握っているのは浦和でありまして。
 何はともあれ,勝てばいいんですよ。
 狙うべき目標にブレを生じようがないのだから,焦ることなく準備してくれれば,望む結果は得られる。と,思うのであります。
 

豪華なようで質実剛健(ランドクルーザー)。

2007-11-23 22:19:37 | クルマ生活版日々雑記
かつて,購入一歩手前にまで行ったクルマです。


 ですが,当時だって中古ですけどね。


 新車で買えたのは確か,80系だったでしょうか。
 私が買おうと思っていたのは,80系ではなくて70系。
 ちょっとジープ風味が残っていた,40系の流れを汲むモデルです。


 実際には,財力的な問題でパジェロの中古で落ち着くんですけど。


 それだけに,単なるトヨタ車として見ていないんですよね。ランクルは,気になってしまうんです。





 というわけで,今回はちょっとランドクルーザーの話をしてみようかな,と。


 最近,SUVの流れは「高級化」だったり「プレミアム化」であります。
 また,オンロード性能が徹底的に引き上げられております。
 ポルシェだったりフォルクスワーゲン,そしてBMWはこの路線ですね。
 ステアリングに親指をかけずに軽く保持,窓を開けて右前輪を見ながらゆっくり進む,なんてクロカンが似合わない方向です。


 プレミアム,という言葉だけを取り出せば,レンジローバーも入ってきますが,あのクルマのクロカン性能は相当高いモノがあります。むしろ,ランクルはレンジと同じ路線だと思うんですね。で,私はランクルの方向性が好きだったりします。


 確かに,ちょっとヤボったい気もするし,トヨタ・クオリティなインテリアは正直,あんまり好みじゃあないんです。「そんなに満艦飾じゃあなくっても・・・」と思ってしまうし,トヨタ的な高級の表現そのものが好きじゃあない。レンジに浮気したい。
 でも,持っている性能を思えば,そしてディーラー・ネットワークを思えばランクルがすごく魅力的に映るんですね。40系にしても,居住性だったり快適性を追求した60系にしてもクロカン性能は決して疎かにはされていませんでした。この方向性を失うことなく,オンロード性能を上げている。すごく丁寧につくられている印象を持っています。


 新世代ディーゼルが搭載される,なんてことがあれば,さらに魅力は増すように思うんですよね。間違っても市街地で乗ろうとは思わないけど(物理的なボディのデカさはいかんともしがたし。),長距離を安心してクルーズしたいと思えば,欲しいクルマのひとつであります。

後任問題。

2007-11-22 19:38:40 | サッカー版雑記
・・・難しいですね。

 そもそも,日本のクラブ・チームを率いてくれただけでもビックリです。
 確かに,欧州の一流クラブを率いていたわけではないけれど,中堅ドコロを一流クラブと互角に戦える水準にまで引き上げています。ごく大ざっぱに言えば,「強者へと引き上げること」を得意としているひとなんでしょうね。

 そして,トレーニング方法も特徴的ですよね。
 まだジェフの監督だったとき,オールスター・ゲームの監督に推されたことがありまして。そのとき,練習方法で面食らった選手が多かったのだとか。
 その方法が,代表でも受け継がれたわけです。

 この路線を引き継げないといけないんですよ。
 さらに言えば,オシムさんは「種を蒔いてくれている」最中でもあります。
 その種を育成することも考えられるひとでないと,ホントの意味での後任とは言えないんでしょう。

 日本代表を愛するみなさん、gooニュース畑でオシム監督の後任について一緒に真剣に考えましょう!(ニュース畑) - goo ニュースということについて,です。

 ごく端的に言ってしまえば,「後任はどうひっくり返っても難しい」ってことになりそうな気がします。
 このトピックにコメントされているひとたちの意見は,それぞれに納得できるところがあります。ブッフバルトさんにしても,ストイコビッチさんにしても。日本人指揮官ならば関塚さんだったり,岡田さん,あるいは吉田さんなどという考え方も確かにあるでしょう。私も,そう思うところがないわけじゃあありません。でも,納得するのと同時に,オシムさんの能力を否応なく再認識することにもなるように思うんですね。

 まだ,オシムさんの持っている引き出しをすべて見せてもらっている気がしないのです。育てながら強化する,というちょっと遠回りのやり方をしながら,ゆっくりと2010年,そしてその先を狙ったチームを組み立てていたはずですから,映画で言うならば「ラッシュ」の状態です。本格的な編集作業にはまだ入っていないかも知れないような段階。どうしても,その先が見たいと思ってしまうんです。

 後任を決めなければならない,ということは分かっているつもりです。そして,オシムさんにはゆっくりとしてもらいたいと思っているんです。監督という立場ではなく,もっと違った立場で日本のサッカーを見守ってほしいと。
 そう思っていながら,後任のイメージは実際にはわかない。無理して現実的な考え方をしてみても,答えがなかなか想像できない。それだけ,オシムさんの存在は大きい,ということなのだろうと思います。

日本版“Le Guide Michelin”。

2007-11-21 17:20:26 | グルマン&呑助的雑記
スシ・ポリスよりは役立つかも知れませんね。

 と言っても間接的に,ですが。

 今回は,時機外れですけど「ミシュランガイド」初の東京版、8店に3つ星(ロイター) - goo ニュースという記事のことなど。

 評価基準がハッキリしないであるとか,イロイロと言われがちですが。
 少なくとも,今回のガイドは日本料理にとってすごく追い風だろうと思います。

 今回,評価を受けた約60%が,日本料理を扱うおみせだったと聞きます。
 このガイドを見て,外国から日本を訪れる観光客の方がそのおみせに足を運び,日本料理がどういうモノか,ということを実感してもらえる,その大きなきっかけになるだろう,と思うんです。

 聞けば,すきやばし二郎さんのご主人と,ジョエル・ロブションさんは友人関係にあるのだそうです。ロブションさんいわく,ミシュラン・ガイドのように,「二郎さんが握る寿司を食べたいがために,日本へと訪れたい」のだとか。
 恐らく,このおふたりの関係に限らず,料理人さん同士の交流はあると思っています。お魚をさばく技術は間違いなく世界一でしょうし,道場さん的な表現をすれば,「素材を成仏させる」という意味では日本料理,そしてまかないの意識は相当高いはず。
 でも,そういう世界を知っているのは「玄人筋」だけだったと思うんですね。あるいは,すごく好奇心旺盛な一部のひとだったり。
 これじゃあ,なかなか日本料理の姿はアピールできないですよね。

 だから,ちょっと「トンデモ」系統な日本料理店が外国にできちゃう。
 ならば,お客さんの方向から「ホントの日本料理」を知ってもらうきっかけがあればいいな,と。で,ミシュラン・ガイドがそのきっかけになってくれそうだと思うんです。外国のひとたちに「日本料理」の等身大の姿を知ってもらうには,格好の入り口ではないか,と思うんですね。

 ただし。料理人さんにとっては,「修羅場」のはじまりかも知れません。

 評価を受けたとしても,毎年評価は更新されるそうですから,評価を維持したいと思うでしょうし,評価を受けられなかった料理人さんにしてみれば,捲土重来の機会を虎視眈々と狙ってもいるでしょう。

 さて。この日本版。ホントの評価が定まるのは,もうちょっと先なんでしょうね。

何しやがんだぁ!

2007-11-19 17:26:33 | グルマン&呑助的雑記
・・・いささか失礼なタイトルで申し訳ありません。

 「悪法も法なり」なんて言い方がありまして。

 極論的なことを言えば,市民の意思が働かないところに制定された法律を守るための根拠はどこに求められるべきか,なんて議論もありますけども,今回は飛ばして。
 少なくとも法律が世の流れに追いついていなかったりするケースはあるわけです。
 そんな意味合いで,「悪法」というものを読むならば。
 あり得べき対応としては,要求される手続を踏んで不十分な側面を持った法を変えていけばいいわけです。実際に社会を構成しているひとたち,そのひとたちによって選ばれた議員が民意を反映する形で法律を改正すれば,守るべき根拠は立派にあるんですし。
 ただ,それまでは自分たちの決めた法なのですから,守っていくことも必要,という感じになるでしょうか。

 法学概論のようなことを言っておりますが,今回は法律の話をしようってわけじゃあありません。

 でもねェ。もったいないよねェ。

 もうちょっと穏健に没収後の公売とかさ。
 コミュニティ・チャージとして組み入れちまえば,みんなのためだろうに。

 ・・・できねェだろうけど。

 年代物ウイスキー2400本押収=廃棄処分にファン嘆く-米 (時事通信) - goo ニュースという記事であります。

 問題となっている舞台はテネシー州。
 テネシー・ウィスキーのふるさとでありますな。
 そんなお膝元の街で,ドロボーされたウィスキーが多数見つかったのだそうな。中にはかなりの「お宝」も含まれるのだそうですが,問題はここからなのであります。

 テネシー州法によれば,不正に流通,販売されたウィスキーは廃棄処分なのだそうです。年代物か,出荷されたばかりか,なんて区別は当然あり得ないわけでして,ことごとく廃棄されることになる,わけですよね。
 となれば。真っ当に流通していれば,ウィスキー愛好家が泣いて喜びそうな商品が,下水道あたりにジャブジャブ,ということになるわけですよ。あとは空き瓶。

 ならば州法を変えちゃえば,なんて思うところでしょうが,コレもそううまくはいかない。

 たとえば,この件を契機として州法に何らかの変更があったとしましょう。
 でも,新法が実際に効力を発生する前に,この件は恐らく立件されちゃうでしょう。そうなると,この法律の効果は及ばないわけです。
 コレに限らず,USではお酒に関する法律は歴史的に厳しいですよね。アル・カポネの時代にさかのぼれば,「禁酒法」(合衆国憲法の修正条項だったそうですが。)などがありましたし,いまでもお酒に関しては厳しい規定を設けている地域もあるようです。

 このことを思えば,仕方のないことかも知れませんがね。
 にしてもドロボーが余計なことをしなければ,廃棄処分なんてことはなかったわけで。その代わり,年代物になるほどに残っていたかという疑問もありますけどね。
 結局,個人的にはタイトルに書いてしまった言葉が「魂の叫び」,ですかね。

エボテン。

2007-11-17 19:43:04 | クルマ生活版日々雑記
昔から,三菱のWRCマシン,そのベース車両はすごく実直なセダンなんですよね。


 それは,ランエボだって例外じゃあないわけで。


 それこそ,ランエボが製作された当時のことを思い出せば,(勝手な想像,ですけど)エンジン・ルームを無理矢理広げて4G63をねじ込むと,フェンダーを広げてトレッドを広げてやったミラージュをつくることだって可能だったわけですよ。デルタというベンチマークもあったのですからね。


 でも。三菱の開発スタッフは“ランサー”という名前をWRCへと戻すことを選んだわけですね。ベース車両がランサーからランサー・セディアに変わっても“ランエボ”という愛称には変わりがなかったし,もっと大規模に,“ギャラン・フォルティス”というベース車両に変わっても,ランサーという名前は外れませんでした。


 さて,ひさびさに真正面からのクルマネタです。





 今回は,webCGさんの記事をもとに,三菱さんのトップガン,ランサー・エボリューションX(カンタンに,エボテンと書かせていただきます)について書いていこうかと思います。


 さて,迫力あるお顔であります。


 たとえば。日本の道では追い越しを許可している道が少なくなってしまってますが,白い破線が書かれている道で背後に付かれたら「左ウィンカー」を付けて譲ってしまいたいお顔であります。
 いわゆる,アウディ的なシングルフレーム・グリルでありますが。アウディとは導入の動機がまったく違うのもまた確か,でありましょう。アウディはブランド訴求度を高めるため,そしてプレミアム度を高めるために存在を誇示すべくグリルの大型化に踏み切ったはずですが,エボテンはもっと「実戦環境」に即した動機があります。


 「過給気を冷やすこと」と,「エンジン・ルームの熱気を吹き飛ばすこと」です。


 WRCを主戦場とするクルマは,ほぼ例外なくターボ・チャージがかかっています。それほど過給圧を高く設定してはいないでしょうが,それでも圧縮された空気は熱くなります。その熱い空気を冷却すれば充填効率がさらに高まる。そのために,インタークーラーを使って過給された空気を冷やしたいんですよね。
 さらに。パワフルなエンジンは発生する熱量も結構なモノです。ホントは熱に化かしたくはないのだけれど(損失ですからね。),そうも言っていられない。となると,エンジン・ルーム自体を冷やしたいんですね。風を入れて,さらには熱くなった風を逃がしてやりたい。そのために,インレットとアウトレットを大きくしたいわけです。


 このクルマがどういうフィールドで使われるクルマか,この正面からの写真が雄弁に語っているようなモノです。


 ですけども。横だったり後方から見ると,いままでのエボとは違った印象を持ったりします。「普段使いにしてもいいかな。」と。


 “pen”誌で大川さんが指摘しているように,ベースとなったギャラン・フォルティスというクルマは,なかなかによくできた実直なセダンでありまして,その特質を受け継いでいるから,「セダン」として見てもいいかな?と思うわけです。


 最近では,セダンをスティックシフトで扱えることは少なくなってしまっています。実際に,いま乗っているクルマもATですし,正直言ってしまえば面白くない。操る楽しみを考えれば,メンドーな側面もあるけれどMTはやっぱり楽しいわけです。パワフルなクルマ,そのパワーを余裕として使って,スティックシフトの楽しさを普段から味わいたい。そういう考え方に立てば,案外にエボテンというのはいい選択のように見えてきます。


 最近では,こういう過激なクルマを必ずしも欲しいとは思わないのですが,ひさびさにココロ動くクルマであります。

オシムさんのこと。

2007-11-16 21:44:58 | サッカー版雑記
ビックリしましたですよ。

 何となく読売新聞のウェブ版,そのトップページを見ると,入院という一報が最も大きなフォントになって掲載されている。
 「・・・!」と思って開いてみると,脳梗塞に襲われたのだということ。

 長嶋さんと同じ病気ですし,個人的なことですが,私の祖父も同じ病気に襲われています。この病気,あんまり兆候がないケースもあるようですが,細かく見ると意外に兆候はあったりするのです。
 私が祖父の異変を感じ取ったのは,倒れる1週間ほど前。
 フツーにクルマの運転をしているはずが,どうしてもセンターライン方向へとクルマが寄っていってしまう。すでにその段階で,平衡感に影響が出ていたわけです。ともすれば,オシムさんや長嶋さんにも何らかの(ちょっとしたことかも知れませんが)異変があったかも知れません。そのときにしかるべき処置ができていたならば。結論は違ったものになったかも知れない,と思うところがあるにはあります。

 ただ,なかなかひとはそういうことには思いが至らないんですよね。

 監督どうこうとか,そんな話の前に。
 どうしても知恵を拝借したいひと,って感じのひとです。
 まだ,オシムさんからいろいろなことを吸収していかなければならないし,このひとの考えていることをどんどん盗んでいかないといけないと思うんです。なにより,オシムさん自身がまだ「完成形」を見せていないと思ってくれているはず。
 さらに言ってしまえば,このひとの考えていることを超えていかないと。そして,オシムさんに「ブラーボ!!」と言わせるような代表チームにならないと。そういう姿を見てほしいと思いますしね。

 増島さんのニュース・コラム(THE STADiUM)を読む限りにおいては,意識は不安定なりにあるように受け取れます。決して楽観できるような状態ではないだろうことは,川淵会長の会見,そのときに見せた表情からもうかがえます。

 でも。戻ってきてくれるものと思っています。