難しいところなんですよね。
速いだけでは強い,と評価されない可能性が高いのだけど,では強さと速さは両立しないのか,となると,そんなこともないのですよね。(どの程度の速さが必要なのか,という難しさがあるのだけど)速さがないと強さを導けない,というのも確かだと思うのです。要はバランスではあるのですが,このバランスをどれだけ高い位置でとり続けられるのか,が強さなのかな,と。
この難しさを実感させられるのが,7月最終週の鈴鹿なのです。今回は,前回扱ったヤマハの話を書いていこう,と思います。
今回ヤマハは鈴鹿8耐にあたって,チームを「実質的なファクトリー」に組み替えてきました。速さを絶対的な武器としよう,としたわけです。このアプローチ,決して否定されるべきではない,と思っています。けれど,速さと強さがイコールにはならない,ということが図らずもこのチームに降りかかるのです。
130Rでのスリップダウン,であります。
鈴鹿でもかなりの高速コーナ,ここでのスリップダウンですから,マシンへのダメージも相当だったか,と思いますが,何とかマシンはピットへと戻ります。ピットで修復を受けたマシンは再びコースへと戻りますが,残念ながらマシンの状態が戻りきらず,リタイアということになったのです。
鈴鹿8耐はスプリント色を強めているとはいいながら,やはり耐久としての側面を強く持っています。マージンをギリギリまで削って,というやり方をしてしまうと,マージンを超えてしまう可能性を抱えることにもなる,と思うのです。手堅く,というのもまた難しいのですが,相手との差を冷静に見ながら,どこまでマージンを残す(あるいは削る)のか,ライダーのいきたい気持ちを抑え,あるいは後押しするのか。この部分で,チームとしてのチカラが試されてしまうようには思うのです。
個人的には,ちょっと期待していたチームだけに,こういうリタイアという結果は残念な思いもするのですが,これも鈴鹿の持っている,厳しい側面なのだと思ってもいます。
速いだけでは強い,と評価されない可能性が高いのだけど,では強さと速さは両立しないのか,となると,そんなこともないのですよね。(どの程度の速さが必要なのか,という難しさがあるのだけど)速さがないと強さを導けない,というのも確かだと思うのです。要はバランスではあるのですが,このバランスをどれだけ高い位置でとり続けられるのか,が強さなのかな,と。
この難しさを実感させられるのが,7月最終週の鈴鹿なのです。今回は,前回扱ったヤマハの話を書いていこう,と思います。
今回ヤマハは鈴鹿8耐にあたって,チームを「実質的なファクトリー」に組み替えてきました。速さを絶対的な武器としよう,としたわけです。このアプローチ,決して否定されるべきではない,と思っています。けれど,速さと強さがイコールにはならない,ということが図らずもこのチームに降りかかるのです。
130Rでのスリップダウン,であります。
鈴鹿でもかなりの高速コーナ,ここでのスリップダウンですから,マシンへのダメージも相当だったか,と思いますが,何とかマシンはピットへと戻ります。ピットで修復を受けたマシンは再びコースへと戻りますが,残念ながらマシンの状態が戻りきらず,リタイアということになったのです。
鈴鹿8耐はスプリント色を強めているとはいいながら,やはり耐久としての側面を強く持っています。マージンをギリギリまで削って,というやり方をしてしまうと,マージンを超えてしまう可能性を抱えることにもなる,と思うのです。手堅く,というのもまた難しいのですが,相手との差を冷静に見ながら,どこまでマージンを残す(あるいは削る)のか,ライダーのいきたい気持ちを抑え,あるいは後押しするのか。この部分で,チームとしてのチカラが試されてしまうようには思うのです。
個人的には,ちょっと期待していたチームだけに,こういうリタイアという結果は残念な思いもするのですが,これも鈴鹿の持っている,厳しい側面なのだと思ってもいます。