Dancing on the B-Road

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

国立霞ヶ丘で。

2008-06-29 21:43:37 | 観戦記
個人的には,結構好きなスタジアムです。

 陸上競技の開催地としてはレーンが不足していたり,サブトラックが用意されていないことなどを理由に残念ながら一線を退かざるを得ないようですが,サッカーやラグビーを見るには,すごく見やすいところです。

 で,そんな国立霞ヶ丘で,柏さんと浦和さんのゲームが行われました。
 そんな話など。

 まずは,ホームチームに敬意を表して柏さんのこと。

 「ゲームプランがはまり過ぎるくらいにハマりましたね。」と言いたい感じです。柏さんは,最終ラインに4人の選手を配置する,いわゆる4バックという形を使っています。左右に大きく開いた選手と,さらに前で大きく開いた選手がいます。彼らを使って,サイドからの仕掛けを強く意識していたな,と思うんですね。

 これ,代表コーチである大木さんのアイディアとも近いものがあるんです。
 大木さんは甲府を率いていたとき,最も相手に近い,トップと呼ばれる位置に大きく左右に開いたウィンガーを置く4バックを使っていました。ほぼ,その形に近かったわけです。

 その布陣,浦和さんにはすこぶる相性がよかったわけです。

 浦和のアウトサイドはひとりで受け持っています。
 柏は,もとからふたり。誰に付けばいいか,そもそも迷う形ですね。
 しかも主導権争いに失敗してしまうと,裏を取られたり,あるいは勢いを抑え込めないようなタイミングでの守備応対をしなければならないわけです。

 であれば,アウトサイドが完全に柏にとってのベース・リズムでした。
 アウトサイドが,中央に絞り込んでいくようにして突破を図ったり,コンビネーションの中からスペースを狙って仕掛けてみたり。

 アウトサイドが形を明確に表現できれば,中央だって,逆サイドだって確信を持ってプレーできるから,仕掛けがホントに怖いものになります。
 ファイナル・スコアこそ,2得点でしたけれど,実際にはそれ以上の得点が奪えていてもおかしくなかったと思う,それほどに機能していたチームだと思います。

 対して,浦和さんですけど。

 相当な重症ですね。

 ボールをどこで奪いに行くか,などという基本的なところで迷いと言うか,一致したイメージを持てていない感じです。攻撃の最も初期の段階で確信が得られないのですから,仕掛け全体にも確信が深まっていかないのはある意味道理かな?と。ひとりひとりの選手,彼らの能力が高いのはわかりますが,その能力だけで試合に勝てるか?と言われれば,難しいと言うべきところでしょうね。

 何よりも。浦和を支えてきたと言ってもいい中盤の機能が,まったくと言っていいほど落ちてしまっています。ここを何とかしないと,リズムの悪さがあらゆるところに影響しはじめるかも知れません。

2010FWCQドロー終了。

2008-06-27 21:12:54 | サッカー版雑記
カンタンに通過できる予選など,ありません。


 ワールドカップは本戦よりも,ともすれば予選の方が過酷です。
 気を緩めることなどできない,という意味では,かえっていいグループ分けかも知れません。


 タイトルでは,ちょっとヘンな表記をしましたが。


 しっかりと略さずに書くならば,“2010 FIFA World Cup Qualifiers”(2010年FIFAワールドカップ最終予選)であります。ということでお分かりでしょう。W杯アジア最終予選、日本は豪州と同組…初戦はバーレーン(読売新聞) - goo ニュースであります。


 さて,このグループ分けでありますが。


 2006年FWC本戦,及び予選の結果に応じてシード順が決定されます。
 要するに,FWC本戦で好成績を挙げた順にシードが決まっていくわけです。


 で,同じグループに入ったオーストラリアは2006年に後塵を拝しています。また,バーレーンは3次予選でも戦っている相手ですな。で,この見出しには書かれていないのですが,報知さんの記事に書かれているライバル紹介を読む限りでは,ウズベキスタンも厄介な対戦相手になりそうです。


 やはり,カンタンに終われる予選などないな,と思いますね。
 初戦は,アウェイでのバーレーン戦だとのことです。
 3次予選では,予想外の結果に終わった(と言うか,自分たちが積み上げてきたサッカーを勝手に放棄して相手に合わせ,自滅的に負けてしまった)相手ですが,今度は自分たちのサッカーをぶつけてもらいたいものです。

チャイ・ラテ、・・・!?

2008-06-26 21:21:00 | グルマン&呑助的雑記
美味しいんですよ,いやホントに。

 コーヒーが主力のおみせでオーダーするのもどうか,と思うのですが,スパイスの利いた飲み味は,正直好みです。ですので,重箱の隅的な話,ではあるんですけどね。

 ・・・スターバックスさんの話です。

 UKにいたときも,スターバックスさんでは基本的にエスプレッソをベースにした飲み物をオーダーしていました。
 ちょうど私が住んでいた時期に,スターバックスさんは直接UKに入ったはずです。それまで,確か“シアトル・コーヒー”とかいう屋号を使っていたはず。

 それはともかくも。エスプレッソにあったかいミルクを注いだラテだとか,泡立てたミルクを乗せるカプチーノとか。そのトールサイズを注文してちょっとした空き時間を過ごしたりしてました。

 ペーパーバックを片手に,だと格好いいんですけど。実際には片付けるべき書類をにらみつけながらだったり,締め切りの迫っている課題を片付けるためにスタバにいる,というようなパターンが大概でしたけどね。

 とまあ,エスプレッソ好きではあるんですが。

 違ったスタバの使い方もいいなと思い立ち,メニューを見直してみれば,“チャイ”という文字が。反射的に注文です。

 チャイ。沢木さんの『深夜特急』に出てくることでも印象的な飲み物ですね。
 アジアがつながっていることを実感させる,と沢木さんは書いていたと記憶しますが,私も同じ印象を持っています。アジアらしい,でも東アジアというよりはやっぱり西だったり,南に下った感じを持つ飲み物ですね。

 で,もともとミルクが入っておるんですよ,このチャイは。
 インドのひとびと版・ミルクティーなわけです。
 ちょっと甘くて,スパイシーなこともあるミルクティーですね。

 でありますれば,チャイだけで“ミルクティー”なんですな。
 ラテ,って入れると,ミルクティーにさらにミルクを投入!?なんてことになったりして。スタバさん的には語感を合わせる意図もあったんでしょうけど,冷静に考えるとちょっと不思議なネーミングのような気もします。

アバンギャルドなヴェルサイユ。

2008-06-24 22:23:58 | ゲージュツ的雑記
違和感を感じない方がおかしいコンビ,ですね。

 でも,違和感を感じないようなところで展示されていると,今度はかえって面白みがないようにも思うんですよね。

 違和感こそが狙いでありましょう。

 宮廷文化に奇怪オブジェ ベルサイユ宮殿で作品展(共同通信) - goo ニュースであります。

 何かで見た記憶がありますが。

 現代美術は,どこかで権威だったり固定観念を相対化するところがあるようです。
 確か,ロールスロイスにすごくポップなカラーリングを施してみたりしたアーティストもいましたしね。

 であれば,権威に対する反逆,と言うと言葉が強いかも知れませんが,彫塑だったりペインティング,あるいはその他の芸術活動によって演劇やコメディーで表現される「風刺」を織り込もう,という意図がどこかにあるのだろう,と思います。

 そんな角度で見てみると,です。

 まさに,ヴェルサイユは「権威」の頂点に立っていた場所です。
 そこに,ビックリするようなオブジェが置かれる。

 何を風刺するか,あるいは暗喩として込めるかは主催者サイドだったり制作者さんの意図を聞く以外にはないのでしょうが,単純に面白いぜ!と思いますね。

 たとえば,パリだとポンピドゥー・センターだったり,パリ郊外にあるラ・ヴィレット公園など現代建築の中では,前衛芸術もそれほど違和感を持つものではないかも知れません。
 ただ,それじゃあ面白味に欠けるでしょう。

 ヴェルサイユだから面白い。
 こういう企画,ホントは日本でも見てみたいものだと思います。

日曜日は中野田へ。

2008-06-23 20:06:23 | 観戦記
結構,断続的に降ってましたね。

 シャトル・バスを待つ待機列では,それほど降っておりませんでした。
 で,バスに乗ると,ワイパーもそれほど活躍の機会なし。
 かな?と思っていたら,中尾陸橋を過ぎるあたりから降り出して。
 北駐車場では,再び傘の出番とあいなりました。

 てな日曜日でございます。
 アジア3次予選の最終戦,バーレーン戦であります。

 ピッチ・コンディションは言うまでもなく最悪,です。
 ボールの走りだって,いつもと違う。
 キーパー泣かせであります。
 キャッチングを狙えるコースでも,微妙にバウンドが違ってしまえばファンブルする可能性が強くなります。だからと言って,中途半端にフィスティングだったりパンチングをしてしまうと,相手に絶好のパスを繰り出すのと同じ効果になってしまったりします。

 楢崎選手にとっては,特にプレーしづらい環境だったと思いますが,攻撃側には,このコンディションを利用してやろうという意識が薄かったような気もしますね。

 もっと,ミドルレンジから積極的に狙っていってもいいな,と思うのです。
 バウンドによっては,キーパーが処理を迷うこともあるわけですから,狙う価値はあるはず。“ゴールマウスが見えたら,迷わずシュート”なんて言いますが,そんな状態がこの日のコンディションだったはずです。「打とうぜ!」と思いながら,見ておりました。

 また,この日は,ピッチが大きく使えていなかったような気もしました。
 と言っても,前後に大きくという意味ではありません。
 岡田さんは,ボールが奪われた直後からの守備を徹底していますので,後ろにまでボールが来てしまうのは望ましくありません。最終ラインが受け止めるような守備をしているわけでもありません。

 そうではなくて,左右にという意味です。
 チェンジサイドが少なかったなあ,と感じたわけです。

 私はメインアッパーで見ていたのですが,メイン側でのプレーばかりが多くて,反対側にボールが展開されることが少なかった。相手を引き付ける,という意味ではどちらかのサイドに重心を置くのは悪くないと思いますが,引き付けたあとは大きく展開して相手を揺さぶってほしいな,と。
 また,相手の守備網に生じているスペースを狙っている動きは少なかったですね。
 後半,山瀬選手が投入されると,スペースに入り込む動きが増えてくるのですが,その動きを把握している選手が少ないために,スペースを生かせないんですね。

 この日のゲームは,必ずしもベストの布陣ではなかったのですが,急激に約束事が意識されなくなってしまった,と言うか,意識を一致させるまでの時間が足りていなかったのかな,と思うところがあります。
 真剣勝負と言うには中途半端だし,でもテストという感じも薄い。微妙な位置付けになってしまったゲームだな,と思います。

山霧、なあらしやま。

2008-06-21 21:20:17 | 日々雑記
随分と長い「中休み」でしたけど。


 今日の朝は,ひさびさに梅雨らしい雲行きでした。
 そんな日に,数ヶ月に一度の定期的なドライブです。


 ちょっと路面がウェットだなあ,と思いながら,実際には広い幹線道を選ばずに(ちょっとした)屈曲路ルートを選んだのでした。


 荒川を渡ってしばらくすると,Y字に分岐するポイントが見えてきます。
 その左側を選択すると,文字通りの「あらしやま」に向かうのですが,右側を選んでも意外に「あらしやま」らしさが感じられたりもします。とは言え,行政区画で言えば違う地名になるのですけども。


 あらしやま。漢字で書けば,嵐山です。
 武蔵嵐山,及びその周辺エリア,というわけです。
 残念ながら,本家のような優雅な川の流れはないものの,田園風景が京都の嵐山を思い起こさせるものがある,ということが,この地名の由縁である,と聞き及んでいます。


 ちょうど今日は,このエリアに差し掛かるあたりでちょっと雨足が強まってみたり,緩やかになってみたりと,和風な雰囲気ではなくてむしろ,イングランドだったりウェールズの屈曲路を走っているかのような天候条件だったのですがね。


 比較的天気のいい日ですと,細かいところにまで目が行ってしまうのでしょう。
 嵐山らしいとは思わないのですが,梅雨空で,しかも比企丘陵を形作る小高い山を覆う山霧が絶好の舞台装置になっていたようです。


 「なるほど,らしい風景だ」。


 ステアリングを握りながら,勝手に感心しておりました。
 とまあ,運転者が感心しているのですから,画像は残念ながらお見せできません(と言いますか,ないんですね)。あしからず。

電撃「再」移籍に思うこと。

2008-06-19 19:18:12 | サッカー版雑記
特別,私にとっての“マイ・クラブ”ではありませんが。


 いささか違和感の大きな話ですね。


 フットボーラーとして過ごせる時間が少ないのは理解していますが,自分を最大限に生かし,生かされる環境かどうか,をしっかり考え抜かなければ,移籍は決してうまくいかない。
 法務面などのアドバイスをしているのでしょうが,ここまでの「不手際」(言葉として厳しいですが,あえて使います。)を見せ付けられると,代理人には「他意」があるのではないか,と勘繰りたくもなります。


 水本五輪へ出場機会求めG大阪電撃退団も(日刊スポーツ) - goo ニュースという記事であります。

 が。すでに「も」が取れて,「退団」が確定したと共同さん配信の記事が報じてくれております。


 ・・・何と言いますかねェ。


 プロなら試合に出てナンボ。
 そういう見方もありますがね。


 あえて厳しい言い方をしますが,チーム内での勝負にも勝てない(ガンバでスターターを奪うこともできない)選手が,ほかのクラブに移籍すれば試合に出してもらえると思っているかのような印象を受けますよね。プロ,と言ってもポジティブなプロらしさではなくて,すごくネガティブなプロらしさと思います。


 そもそも,チャレンジするとか言って,千葉での契約を更新しなかったわけでしょう。ならば,移籍先の大阪ではゼロ・スタートなのが当然で。


 しかも,G大阪は熟成度の高いサッカーをしています。そのサッカーに割って入ろうとするのであれば,戦術理解も高度に求められるでしょうし,当然いままでのスターターとは違う,水本選手にしかない強みをアピールしなければなりません。
 その結果として,スターターの立場を得られない可能性だって十分にある。しかも,監督である西野さんは,結構ひとの好みがハッキリしているから,コントロールしきれない選手が出てきたりもします。「ひとたらし」な才能には若干欠けるところがあるのかも知れません。


 これらの周辺環境を理解した上で,ガンバ大阪への移籍を決断したのではなかったのか,と思うわけです。代理人にしても,この程度の説明は当然できているはずです。今回の退団劇は,昨季まで在籍した千葉に対しても失礼な話だし,当然ガンバに対しても失礼極まりない話だと思うのです。


 オリンピックの存在が,ガンバさんに退団を了承させたのでしょうけれど,今回の「再」移籍劇はリーグにあまりいい影響を与えない(ハッキリ言えば,悪しき前例を作った)ように思います。

物足りない欧州選手権。

2008-06-17 21:18:31 | サッカー版雑記
サッカーをエンターテインメントとして見るならば。


 極上のエンターテインメントがありますよね。
 ひとりひとりの技術もそうだし,創造性も。
 そして,それらの要素がバラバラなのではなくて,シッカリと組織になっている。


 欧州選手権。すごいトーナメントだな,と。
 とは思っておりますが,です。
 どこかで物足りない気分になっているのも確かです。


 ということで今回は,スティーブ・マッケンジーさんのエッセイをもとに。


 プラティニさんの言うことにも理解はできます。
 はじめて日本がワールドカップ本戦へと駒を進めた1998年だって,マルセイユで大騒ぎでしたし,もっと歴史をさかのぼれば,イングランドのクラブが国際舞台から5年間も締め出されることとなる事件を引き起こしてもいます。


 試合前にタップリと燃料(ビール)補給していることと集団心理,そして恐らくは警備担当の必要以上の対応(必ずしも,イングランドのファンに対する対応を理解していないことが理由かも)が相まって,コトが大きくなりやすいのかも知れないな,とも思います。


 ですけれど。マッケンジーさんの言うようにイングランド・ファンのすべてがフーリガンだというのは不公平かなあ,と思いますね。


 彼らがスタジアムで醸す雰囲気というのは,確かに独特のものがあります。
 白眉だなあ,と思うのは,即興のチャントですね。
 大概チャントというのは,自分たちがサポートする選手に向けられるものなのですが,おちょくり(挑発,と言えばそうかも知れないけれど,シャレの成分が相当多めですね。)に彼らは使うんですね。で,何かを言われると,シャレのめしたチャントで返したりもする。


 そこに口笛(響くように,指笛ですけど。)や手拍子が入ってくるわけです。


 ひとりひとりのファン,彼らのチャントを聞けば,恐らく音程も何もあったものではないかも知れません。しかし,彼らが集まったときの雰囲気は何とも言えないものがある。彼らの声で聞く“ゴッド・セイブ・ザ・クイーン”は,迫力に満ちたものでもあるし。


 そんな雰囲気が今年の欧州選手権で味わえないのは,何となく一味足りないような気になるのであります。

モダン・デザインなスーパーバイク。

2008-06-16 21:47:43 | 二輪車版雑記
ちょっと,現代アートのような感じですな。


 いままでのバイクは,どちらかといえばスムーズな曲面を見せる造形でした。空気をスムーズに流す,そんなイメージを曲線で描き出した,とも言えるでしょうか。
 であれば,エッジは排除される傾向が強かったと言ってもいいでしょう。
 そのエッジを,デザイン的な要素として強調する方向を狙った。


 国内メーカで言えば,カワサキさんもこの路線を使ったりするのですが,ある意味突き抜けたデザインだな,と思います。





 ひさびさに,バイクの話であります。


 今回は,オーストリアに本拠を置く,KTMさん,そのKTMがリリースしたスーパーバイク,“1190RC8”を取り上げてみよう,と思います。


 チューブラーフレームにV型2気筒。


 イタリアンなメーカを想像させるような基本スペックではありますが,イタリアンな文法に則ったわけではないと思います。
 もちろん,WSB規定を考えながら設計しているはずですから,ある程度類似する部分はあるかも知れません。ですが,もともとKTMさんは高い操縦性(車体安定性だけでなく,柔軟なコントロール性)が求められるオフロードの世界や,オフロードから派生したスーパーモトの世界で評価を得てきた会社です。


 ですので,そんなKTMらしさがWSBベースにもなるRC8に落とし込まれていると思うのです。


 さすがに,スッと「包んでください♪」というセリフを出せるようなお値段ではありませんが,いわゆる外車のバイクであるならば,ここまで尖った個性のバイクも悪くないな,と思いますね。


 デザイン買い,なんてのはバイクには問題外の行為のような気もしますが,ここまで徹底的にモダン・デザインなバイクならば,デザイン優先で欲しい気もします。・・・その代わり,服装を選びそうですね。レーシング・スーツもシックにまとめないと,カッコ悪いかも知れません。

2をクリアしたら4。

2008-06-15 21:22:26 | サッカー版雑記
いま住んでいるところからは,群馬県はホントにおとなりさんです。

 でありますれば,群馬ローカルなTVの試聴はバッチリ可能。
 となれば,サッカー・バカはおとなりのサッカー・クラブのことにも目を配るというわけですね。

 ザスパさんです。

 今季のザスパさん,ハッキリ言ってスロー・スターターでした。
 彼らが主戦場としているディビジョン2(2部リーグ)は,15というクラブ数の兼ね合いがありまして,今季は3回戦総当たり制(全45節,そのうちゲーム数は42)というちょっと変則的なリーグ戦となっています。
 15試合がひとつのセット(第1クール,なんて言い方をします。)で,そのセットが3つ。ひとつのセットで1ゲームお休みがはさまる,という形です。

 で,第1クールの折り返し直前,第7節の段階では最下位も経験していました。

 チームの戦い方が固まるまで,いささか時間がかかり過ぎているという印象だったのですが,スタッツがその印象を裏書きしてしまっていたわけです。

 恐らく,2008シーズンのザスパを固めるためには,ある程度の時間が必要なのは間違いなかったでしょう。センターライン,なんて言い方をしますが,最終ラインに構えるディフェンダー,そしてオフェンシブ・ハーフが変更を受けているわけですから,チームとしての戦い方を徹底していくためには,実戦負荷が掛からないとわからないところがある。
 ですが,あまりに「勝ち点3」が奪えないとなると,チームに不要な波風が立ちかねません。戦い方に対する確信が結果で得られないのですから。

 でも,根幹が揺さぶられる前に反転攻勢に出ることができた。
 逆転で,勝ち点3を引き寄せることができた,というきっかけが,恐らくはチームに確信をもたらしたのでしょう。

 連勝達成が悲願だったザスパさんですが,そうなるとリズムをつかむ。
 2が3になり,3が今日には4になった。
 勝ち点を奪っていることで,チームの雰囲気もよくなっているでしょうし,いままで勝ちきれなかったところを勝ちきれるようになっているように見えます。

 となれば,内容を熟成させて,勢いを殺さないようにするのがこれからのタスクでしょう。
 2回目のセットはまだ,5試合を終えたところです。いまの流れをどこまで継続していけるか,が3回目のセットに間違いなく大きな影響を与えるはずですし,その流れは“トップ・フライト”の可能性をもたらすものになるかも知れません。