イチローの野球研究者

2018年05月05日 | MLB


誰もが認める野球界の至宝。

こんな選手は俺が生きている間はきっと出てこないだろう。

今週の試合でも大飛球をファインプレーし足の衰えも感じないが、打球の速度というかボールが強く飛んでいくヒットは少なくなっていたように思える。

それでも俺は「まだ出来る」と思っている。
マリナーズが用意した「会長付特別補佐」という役職なのか知らないがこれは彼の言う「野球の研究者でありたい」それを生涯シアトルの地を中心として彼が行うのだろう。

しかし、2018シーズンはユニフォームからロッカーから練習、チームとも帯同するが「試合に出られない」というのが頷けない。

イチロールーティンを壊さず、更に極めながらとしても「引退ではないのに試合に出られない」???がつく。

来年のアスレティックスとの日本開幕戦でロスター枠が28人と3人増えるのでそれが最後の花道なのか?

米国に戻ればまた25人になる。ヤンキースでもマーリンズでも控えに甘んじてもルーティンは欠かさず腐らない。反面、内心はイライラしていたような気がするがそんなことは決して口にするわけがない。
それが彼なのだ。

充分やりきった感じはある。
でも、いつかは誰しも必ず引退する。

「粋な計らい」と思う人もいるが、試合に出られない2018のマリナーズ、イチローに対して俺は興味がない。

活き活きとプレーし「引退会見」をしてユニフォームを脱ぐ。先輩方も大体そうであった。

ただイチローの場合は「試合に出ない、生涯現役」という複雑な野球との距離感が計算できない。

スパッと辞めてマリナーズ強いてはMLB、NPB、世界の野球の特別な存在として余生を送るほうが俺はイチローらしく、それを拒絶する選手なんかいないはずだ。

監督、コーチ、解説とかは一切やらず「野球研究者」として早く第一歩を踏み出して欲しい。