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くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

全力ネコ三種

2004-06-21 20:08:41 | 雑記
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『neco de R』“全力猫”~にトラックバック。全力猫とは、読んで字のごとくです。いつもげらげらと笑ってしまう記事が満載なので、ネコ好きじゃなくてもぜひ行くべし!  先ほど岩手の釜石に住んでいる妹から、ネコの写真がたくさん届きました。この家はもともと倉庫だったものを無理矢理家屋に改造したので、鉄骨やら梁(キャットウォーク)が剥きだしのままです。本当にキャットウォークになっています。


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 もはやネコ屋敷


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 自分のしたことの重大さにたじろいでいる 

  妹のコメント 「(写真)あんまりいいのないかもだけど、いがったら使ってけでね」福島で生まれ仙台で育ち岩手に嫁いだ彼女の日本語は大変に妙です。


占いぐるぐる

2004-06-21 14:36:35 | 雑記
 最近「ブログつながり~」の中でなぜか占いブームとなっております。自分のを占うのがフツーの楽しみだけど、お人様の結果を見るのも面白いのですね~。これは最近気付いたことです。
 今回はパン占いスイーツ占いです。こいつは『Garnet Lips』”占いストーカーなわたし。。。”、『ココロに小さなしあわせを』“スイーツとパンで占うワタシ”、『Delicious Life』“スイーツ&パン!!・・・占い”、『不埒な天国~Paradiso Irragionevole~』“Si cambia ?!”~にぐるぐるトラックバック。
 そうしてまた私事で恐縮ですが、やってみたればこんな結果でした。パン占いのほうが“デニッシュタイプ”
「何かにつけて自分の流儀があるあなたは、フィリングの組み合わせにこだわる「デニッシュ」そのもの。頑固で融通がききそうにないのですが、表面的には社交的な面も見せます・・・」前半当たってるんですけど。
 おかしいのが今年後半の運勢で、
「大事な決断は「クロワッサン」「ブリオッシュ」「ライ麦パン」「ラスク」と相談しながら決断するように心がけましょう」だって。誰だそれ? 恋愛については「クロワッサン」か「ブリオッシュ」に要相談とのこと。パンがすっかり人格を与えられているようで笑ってしまう♪

 もう一つお暇な方はお付き合い下さい。スイーツ占いの結果が“チョコレートケーキタイプ”でした。はあはあぜえぜえ。
「保守系の頑固者。我が道をひたすらゆく、不屈の精神で融通の利かなさは天下一品」そこまで言うか・・・。
「真の理解者は中々、現れないものの本物を見抜く洞察力に信望者は少なくない、ここ一番で思いのほか頼りになる人」これも微妙。最後は嬉しいなあ。
 こっちの恋愛は(気になる)、
「2月下旬から3月中旬の恋愛運の強さは中々のもの。この時期始まった恋は本物である場合が多い」
 始まってないんですけど。


キティちゃん

2004-06-21 12:20:41 | まち歩き
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 京王井の頭線はキティちゃんだった。そういえば以前京都に行ったときに『指づめ注意!』というステッカーが貼ってありました。関西ではそういうメッセージが一般的だとか。そうなのですか? 「指づめ」にはぜひとも注意しなくっちゃなあ♪


連載小説『バイブレーション』その5

2004-06-21 00:23:46 | 連載小説 バイブレーション
 それから二ヶ月が過ぎた。セミの合唱は少なくなり、夕方にはコオロギの声が聞こえるようになった。
 空はブルーが薄くなり、雲が高い位置に出るようになった。僕は秋の定期演奏会に向けて、オーケストラのメンバーと一緒に、ほぼ毎日遅くまで練習を続けた。
 今回の演奏の目玉は、ベルリオーズの幻想交響曲、作品十四だった。この曲はオーケストラがある程度実力がついたところで必ずと言っていいほど演奏する、いわば登竜門のような曲だ。第四楽章の『断頭台への行進』がやはり難しい。金管楽器のファンファーレと弦楽器のうねる波のようなパートが、一つに溶け合わなければいけない。それに後半のテンポが速くなる部分では、全員がどうしても突っ込みがちになる。僕はしばしば指揮棒で譜面台を叩き、リズムを正確にとらせることにかなりの時間を使った。
 先月入ったばかりの女の娘が、トロンボーンのセカンドを担当することになった。テクニックはまだ未熟だが、音質はずば抜けていい。思い切りが良く、迷いのない音だ。
 定期演奏会の二週間前の水曜日、いつものように夜遅く家に帰ると、様々な郵便物の中に、手書きの封書が一通あった。見覚えのある字だ。
 他の郵便物は、ほとんどが保険の勧誘のようなものだった。それらをピアノの上に放り上げ、封書を開いてみた。サーモン・ピンクの便箋に、先々月来てもらったことのお礼と、その校歌の発表会を行うのでぜひ来て下さい、といった内容が書かれていた。
 その発表会は土曜日の夕方からだった。暫く迷ったが、行くことにした。オーケストラには指揮の巧い部員もいることだし、各パートごとに詰めの練習をさせてもいい。
 その日は、羊雲が空高くに整列していて、涼しい西風の吹く気分のいい日だった。養護学校の駐車場は満車だった。車通りのほとんどない側道に車を駐め、斜面を登り、正面玄関を入ってスリッパに履き替えたところで、鈴原さんが事務所から出てきた。前回のときとは違った、心を開いたような笑顔で迎えてくれた。
「お疲れ様です。お忙しいのに、ごめんなさい」
「大丈夫だよ。自分の曲の発表会なんだから来なくちゃね」
 僕はそう言ってから、自分を訝しんだ。付き合いの浅い人に、このように気安く話すことは今までなかった。彼女も僕の態度に少し驚いたようだが、顔には笑みが広がった。
「合唱隊を呼んだのかな?」
「ううん、違うわ。歌うのは全員この学校の生徒よ」
「ええ、何だって?」
「みんな、今日までものすごく練習したの。ピアノはわたしが弾くのよ」
 僕は混乱したまま、彼女のあとをついていった。大きなスライドドアーを開けると、こぢんまりとした講堂だった。席には生徒の親らしい人たちが座っていた。

 つづく
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