~ピアニスト 林 直美 のブログ~

ピアニスト 林 直美 の日常の出来事、感じたこと、コンサート情報・・・etc.を書いて行きたいと思います!

マリインスキー・バレイ 白鳥の湖

2009年11月28日 | Weblog
昨晩は、久しぶりに、東京文化会館にて、バレイを観てきました!

ドイツ在住の頃は、日常的に、オペラや、バレイや、ベルリンフィルを初めとしたコンサートに常連のように通っていたのですが、日本に帰国して、日々の生活に追われるうちに、ずっと遠ざかってしまって、、
なんだか久しぶりに懐かしい、ワクワクするような、「あっこの感じ!」という感覚を思い出していました!

もう何度も見ている有名な、白鳥の湖でしたが、舞台も素敵でした。
主役のロパートキナの白鳥は、やはり表現力も、断とつで、美しかった 
(背景のダンサーたちは不揃いな部分等、あれ?という部分も見られたのですが・・・)

何かと慌ただしく日常生活に呑まれてしまいがちの毎日ですが
やはり、美しい芸術に触れる時間、心のゆとりを大切にして行きたいものです。。

とても幸せな気持ちになり、癒された一日でした。。


ヴォルフガング・べッチャー氏

2009年11月28日 | Weblog
今週は、京都で教えた翌日に大阪で、
元ベルリンフィル首席チェリストで、ベルリン芸術大学の教授として、多くの優れたチェリストを育てた、名チェリスト、

ヴォルフガング・べッチャー氏に、先日共演したチェリストと演奏を聴いて頂く機会がありました

前日の夜もリサイタルされていたのに、74歳(?)とは信じられない位、朝から、生き生きとエネルギーに溢れ、ユーモアもたっぷり。 
沢山の貴重なアドヴァイスを頂いて、私も良い刺激とインスピレーションを受け、とても楽しく、貴重な時間でした!

久しぶりにドイツ語を話しながら、なんだか最近忘れかけていた感覚も思い出しました
先生も沢山弾いて下さって、素晴らしい楽器の音色に魅了され

また演奏上の問題、版の選び方を初め、様々な疑問点も解決され、
私も沢山のエネルギーを頂き感謝です



スタインウェイ会 全国大会

2009年11月25日 | Weblog
早いもので、今年もあと一カ月ちょっととなりましたね!
日々の生活に追われていると、なかなか更新が出来ず・・・ (毎日のように、更新されている方はまめで凄いな~と思ってしまいます!)久しぶりの更新です

先日16日は2年に一回行われる、スタインウェイ会の全国大会(スタインウェイの調律師の方々が日本全国から200名以上、白寿ホールに集まりました!)が行われました!
今年は、ゲストで世界的なピアニスト、内田光子さんもいらっしゃり、ご自身のご経験など、内容の濃い、貴重なお話を伺うことができました
午後に、メインである、内田光子さんの専属の調律師、アマン氏のセミナーが行われ、コンサートにおける、調律について、興味深いお話を伺い、理想の音を追及し実現する、厳しいプロ意識に、私も大変刺激を受けました!

それにしても、ピアノの調律は、ピアニストにとって、本当に大事です。。
私もドイツ時代、なかなか良い調律師に出会えず、しっくり行かなかったのですが、、最後の数年、ベルリンで非常な幸運に、ブレンデルを始めとした世界一流のピアニストの調律師の方にお世話になることができて、短時間で、本当に今まででは信じられないくらい、楽器が変わっていく事実に、「調律師によって、こんなに違うのか~」と、本当にショックを受けました。。
現在日本でも、いつもお願いしている調律師の方がいらっしゃいますが、やはり、自分と音作りの方向や、好みが一致して、何も説明しなくても、すべて分かってくださるので、コンサートでも本当に安心感があります。。


内田光子さんは、今回、専属の調律師を連れて、全国の会場にピアノを運びこんでのツアーとなるとのことで、さすがに凄いです!
私は、コンサート会場にある楽器がどんなか、いつもドキドキですが、良い楽器に巡り合えると、この上ない幸せな気持ちになりますし
たまに、酷い状態の楽器にあたり、その中でベストを尽くさないとならない試練のコンサートの事もあります

セミナーの後は、会場を変えて、懇親会が開かれました
ご紹介を受けて、大勢の調律関係の方と、交流の機会が持てる、貴重なお時間でした!

懇親会会場は大変な熱気に包まれていました。
関係者の皆さま、お世話になりどうもありがとうございました!