あの頃、ずっと
山に憧れを抱いていた
必死に
何かに救いを求めていた
何度か足を踏み入れた
西中国の深い山々
笹藪を漕ぎながら
陶酔し
森の中へ
浮遊していく自分がいた
山を下りても
しばらく山の余韻に浸っていた
数年たった今でも
あの森へ入った時の
感覚が甦り
身体が
熱くなることがある
あの森は
今も変わらず
あるだろう
これからもずっと
変わらず
あり続けるだろう
病と戦う君を思いながら
君に誘われたあの森を
私は
時々、ふっと
思い出している
山に憧れを抱いていた
必死に
何かに救いを求めていた
何度か足を踏み入れた
西中国の深い山々
笹藪を漕ぎながら
陶酔し
森の中へ
浮遊していく自分がいた
山を下りても
しばらく山の余韻に浸っていた
数年たった今でも
あの森へ入った時の
感覚が甦り
身体が
熱くなることがある
あの森は
今も変わらず
あるだろう
これからもずっと
変わらず
あり続けるだろう
病と戦う君を思いながら
君に誘われたあの森を
私は
時々、ふっと
思い出している