チェルノブイリ被災の子ども 「被ばく心配」来日中止/京都新聞

2011-09-12 09:23:30 | 世界
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で被ばくしたベラルーシの子どもたちを、毎年日本に招いていた浄土真宗本願寺派僧侶の永江雅俊さん(67)とベラルーシの男性が8日、京都市下京区の本山・西本願寺を訪れ、今年は福島第1原発事故を受けて、「二重被ばく」への不安から子どもが来日を中止したことを明らかにした。

 永江さんが代表を務める「日本ベラルーシ市民友好協会」が、1993年から、健康回復を図る目的で子どもらを招いてきた。永江さんの北海道旭川市の自坊に1カ月ほど滞在し、京都では西本願寺への参拝や市内の中学生との交流をしてきた。

 永江さんによると、3月の福島原発事故後、活動に協力してきた現地の人から連絡があった。「被ばくした体の健康回復のために、被ばくした国に行くとは思わない」と言われた。日本に来ること自体が、彼らには「二重被ばく」につながると認識されていることに気付いたという。

 ベラルーシ出身で長年通訳をしてきたオレーグ・バルシャイさん(56)=千葉県=によると「海外では、原発事故を大げさに報道されていた」と報道の影響があると見る。

 永江さんは、20回目の招待となる来年が最後と決めていたが、福島原発事故がいつ収束するとも分からない。「フクシマはまだ終わっていない。原発事故が収束したら、来年は子どもたちが日本に来てほしい」と無念さをにじませた。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110908000140


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1 コメント

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中止は当然でしょう (竹内雅文)
2011-09-24 00:59:31
「海外では、原発事故を大げさに報道されていた」なんていう認識に立つことはできません。
大切な子どもをわざわざ今の日本に来させたいと思わない人たちがいるのは当然すぎるくらい当然の話です。
ベラルーシの人にとっては、それは二重被曝の危険、という形で捉えられる。当然です。
水素爆発の危険だって、まだまだ残っているのです。
来年になったって、線量が減るわけでもないし、年内に事故が集結する、なんてありうるべくもありません。
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