自民・中川昭一氏ら勉強会、派閥横断で「健全な保守」推進/読売新聞

2007-12-08 08:35:49 | 社会
自民党の中川昭一・元政調会長や島村宜伸・元農相ら保守色の強い有志議員は4日、派閥横断の勉強会を発足させた。

 今後、対中外交や北朝鮮の拉致問題、人権擁護法案などについて積極的に発言していくと見られ、党執行部からは警戒する声が出ている。

 設立総会は、東京・永田町の憲政記念館で開かれ、自民党議員29人と無所属の平沼赳夫・元経済産業相が出席。代理出席は29人だった。最高顧問に平沼氏、会長に中川氏が決まった。設立趣意書には<1>伝統・文化を守る<2>疲弊した戦後システムを見直す<3>国益を守り、国際社会で尊敬される国にする--などの項目を盛り込んだ。会の正式名称は、決まらなかった。

 平沼氏は「日本に健全な保守が成立することが望ましい。改革はやらなければならないが、文化や伝統を大切にする姿勢は必要だ」と述べた。中川氏は「自信と誇りと謙虚さを持って進んでいく」と語った。

 席上、自民党の人権問題等調査会が3日に新たな人権救済制度を設ける人権擁護法案を巡る議論を始めたことが話題になり、「知らないうちに会議が開かれた」などと疑問視する声が上がった。

 中川氏は、福田政権を「全面支援する」としている。しかし、出席者には9月の総裁選で麻生太郎・前幹事長を支持した議員が多く含まれ、党執行部は、勉強会が「反福田色」を強めることを懸念している。メンバーは、安倍前首相とも志向が近い。伊吹幹事長は4日の記者会見で「勉強は結構だが、党の結束を乱さないようにやって欲しい」とクギを刺した。

 平沼氏は次期衆院選後、新党結成も視野に自民、民主両党の橋渡し役を務めるとしている。勉強会が政界再編の震源地になるのではないかとの観測もある。

 4日の総会の出席者は次の通り(代理出席を除く。敬称略)。

 【自民党】奥野信亮、萩生田光一、高鳥修一、西田昌司(以上、町村派)山口泰明、戸井田徹、馬渡龍治(以上、津島派)清水鴻一郎(古賀派)中川昭一、古屋圭司、中野清、小島敏男、江藤拓、鍵田忠兵衛、中曽根弘文、中川義雄(以上、伊吹派)松本純、薗浦健太郎、赤間二郎、鴻池祥肇、浅野勝人、塚田一郎(以上、麻生派)西本勝子(高村派)島村宜伸、水野賢一、武藤容治、山中あき子(「あき」は火へんに華)、永岡桂子、佐藤正久(以上、無派閥)

 【無所属】平沼赳夫

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071204i113.htm


中川昭一氏勉強会:自民議員や平沼赳夫氏ら59人結集
 自民党の中川昭一元政調会長らが4日、国会近くの憲政記念館で保守の再結集を目指す勉強会の設立総会を開いた。自民党の衆参両院議員29人と、郵政民営化に反対し離党した無所属の平沼赳夫元経済産業相の計30人が出席した。代理出席は自民党の28人と無所属の荒井広幸参院議員。

 総会では、ジャーナリストの桜井よしこ氏が「真の保守とは何か」をテーマに講演した。今後、農業政策や人権擁護法案の是非などについても検討を重ねる方針。【堀井恵里子】

 総会出席者は次の通り。(敬称略)

 【本人出席】赤間二郎、江藤拓、奧野信亮、鍵田忠兵衛、小島敏男、清水鴻一郎、島村宜伸、薗浦健太郎、高鳥修一、戸井田徹、中川昭一、中野清、永岡桂子、西本勝子、萩生田光一、平沼赳夫、古屋圭司、馬渡龍治、松本純、水野賢一、武藤容治、山口泰明、山中あき(火ヘンに華)子(以上衆院)浅野勝人、鴻池祥肇、佐藤正久、塚田一郎、中川義雄、中曽根弘文、西田昌司(以上参院)

 【代理出席】井上信治、宇野治、遠藤宣彦、小川友一、近藤基彦、清水清一朗、塩谷立、鈴木馨祐、武田良太、中森福代、中山泰秀、西村明宏、西村康稔、野田聖子、鳩山邦夫、平沢勝栄、二田孝治、古川禎久、牧原秀樹、松浪健太、宮下一郎、村田吉隆、山口俊一(以上衆院)秋元司、荒井広幸、衛藤晟一、岸信夫、末松信介、世耕弘成(以上参院)

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071205k0000m010097000c.html

自民・中川昭氏が勉強会立ち上げ 保守再結集へ旗揚げ/朝日新聞

自民党の中川昭一・元政調会長が4日、「保守勢力の再結集」を掲げ、新たな勉強会を立ち上げた。同党や無所属の国会議員ら代理を含めると、初会合の参加者は59人。会長に就任した中川氏は「福田首相と党執行部を全面的に支援する」と強調しているが、総選挙後をにらみ、党派の枠組みを超えた保守派結集の核となる可能性もありそうだ。

この日、東京・永田町で開かれた初会合には、自民党の町村、津島、古賀、伊吹、高村、麻生各派や無派閥、無所属の議員30人が出席した。勉強会は、安倍前首相の「戦後レジームからの脱却」路線の継承をめざしており、中川氏は「数カ月前まで、みんなが『やるべきだ』と言っていたことが忘れ去られてはいけない」と訴えている。

 人権擁護法案の国会再提出に向けた議論が再開するなど安倍路線転換の動きに、党内の保守派は警戒感を強めている。最高顧問に就任した郵政反対組の平沼赳夫氏(無所属)はあいさつで「やるべき改革は大胆にやる。だが、文化や伝統、侵してはならないものを守る政治の姿勢が大切だ」と呼びかけた。
http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY200712040507.html


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3 コメント

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オイオイ、南麻布4丁目の (ニュー山王ホテルを暴露しといて)
2007-12-08 15:25:15
まだ何を調子ブッこいてんの?
自分達が失態を犯したって、自覚が無いのか?
オツムリの調子が悪いなあ。
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拉致問題の解決を望む (上田真司)
2007-12-09 09:27:05
5人の拉致被害者が帰国されてから丸5年が
経過しましたが、一向に拉致問題は解決しません。
私も“屁出ないで症”に罹り、長い間屁が出なくて
悩んでいたのですが、最近“屁出ないで症”が治り
臭い屁が出るわ、出るわで、嬉しくなります。
早く拉致被害者も帰って来られると嬉しいです。
拉致問題を考える 上田真司

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拉致被害者を屁と並べる感性は (理解出来ない。)
2007-12-09 14:22:59
本当は拉致問題を馬鹿にしていて、被害者を貶めたいのじゃないか?とかはさて置き。
「健全な保守」とは先の大戦の大敗北を反省せず、それ故に再度日本を滅ぼそうと、米国のネオコンに盲従する路線を言う。
現実はソレを飛び越えて先に行っており、最早$が「何時」基軸通貨から外れるかを占う時代に突入した。
「健全な保守」の狙い通り、$と日本が心中しかねない政策の推進~人権保護法案他で健全な民主性を弾圧、アクセンチュア社に並ぶ電子投票法案で汚職も兼ねつつ評を偽造するなど~は確かに亡国へ一直線だ。
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