ムハンマド風刺漫画

2006-02-03 21:08:23 | 映像・美術

 

 

デンマーク紙ユランズ・ポステンが掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画。

Jyllands Posten Muhammed Cartoons

http://www.di2.nu/files/Muhammed_Cartoons_Jyllands_Posten.html

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風刺漫画:イスラム教預言者を冒とく 中東各地に波紋

 【エルサレム高橋宗男】デンマーク紙が昨年9月に掲載したイスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)を風刺した漫画が、アラブ諸国に波紋を広げている。デンマーク製品の不買運動に加え、大使の召還や大使館閉鎖など外交問題にも波及し始めた。

 風刺漫画はデンマーク紙ユランズ・ポステンが掲載した。時限爆弾付きのターバンを巻いたムハンマドを描いたもので、預言者をテロリスト扱いしたとも受け取れる。アラブ諸国では直後から抗議の声が上がったが、同紙は「言論の自由」を主張。同紙の姿勢を擁護するノルウェー紙が今月10日、漫画を再掲載しアラブ側の怒りが再燃した。

 サウジアラビアは今月26日、駐デンマーク大使を召還し、リビアも在デンマーク大使館を閉鎖。デンマーク製品ボイコット運動はクウェートやエジプトに広がっている。

 パレスチナ自治区ガザでは30日、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の武装集団「アルアクサ殉教者団」のメンバーが同地区の欧州連合(EU)事務所を取り囲み、デンマークとノルウェーに謝罪を要求した。

毎日新聞 2006年1月31日 9時40分

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風刺漫画掲載への同調広がる フランス

2006年02月03日朝日新聞

 

 イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画を転載した日刊紙の編集長が解任されたフランスで、漫画の掲載に同調する動きが広がっている。3日付の高級紙ルモンドは1面で別の風刺画を掲載した。サルコジ内相も編集長の解任を批判した。逆に、カトリック教会からは掲載に異を唱える声が出ており、メディアと宗教界の対立の様相も帯び始めた。

 ルモンド紙が載せたのは人気漫画家プランチュ氏の作品。「私はムハンマドを描いてはいけない」という文章を数多く重ね書きして、ムハンマドの像を浮かび上がらせた漫画だ。さらに社説では「宗教には敬意が払われるべきだが、同時に自由な分析、批判、笑いの対象でもあるべきだ」と主張した。

 大衆紙フランス・ソワールの発行人は1日、ムハンマドの風刺漫画を転載したことを理由に編集長を解任したが、仏メディアの間ではこの措置への反発が広がっている。

 ジャーナリスト組合は解任を非難する声明を発表した。連帯の印として風刺漫画掲載を予告した週刊紙もある。フランス・ソワール紙の従業員は編集長の解任を受け入れない決議をした。サルコジ内相も「行き過ぎた検閲より、行き過ぎた風刺の方が望ましい」と述べて、表現の自由を尊重する立場を強調した。

 一方、カトリック教会のリヨン大司教は2日、AFP通信に「イスラム教徒が受けた傷は理解できる」と発言。フランスの司教協議会も「表現の自由には個人の信仰への敬意が伴うべきだ」と表明した。

 在仏イスラム団体は漫画に反発しているが、抗議行動は自制するよう信者に呼びかけている。



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