沖縄と韓国の「ビキニ事件」も明らかに 20日にドキュメンタリー上映と講演/アジア記者クラブ

2010-11-17 18:29:27 | 集会情報
ビキニ水爆実験57年目の真実
『わしも死の海におった』上映
2010年11月20日(土)18時30分~21時
明治大学リバティタワー6階1063教室

ゲスト 山下正寿さん(高知県太平洋核実験被災支援センター)

 1954年に米国がビキニ環礁で行った核実験による「死の灰」汚染が、
世界規模で広がっていた実態が今年9月、高知県の研究者の手で明らかに
された。日本では当時から、ビキニ環礁近海で操業していた静岡県の遠洋
マグロ漁船「第五福竜丸」が米国の水爆実験で被ばくし、元無線長の久保
山愛吉さんが亡くなった悲劇として知られてきた。当時から第五福竜丸だ
けでなく、延べ270隻の高知県漁船を含む日本漁船延べ856隻の多く
も被ばくしたのではないかと指摘されてきたが、「死の灰」汚染の拡散が
確認されたことで今回、当時の指摘が裏付けられた。米国は1946年か
ら12年間にわたりビキニ環礁周辺で67回もの核実験を繰り返してきた。
なぜ半世紀以上にわたって、被ばくの実態が明らかにされなかったのであ
ろうか。

 APC設立月の11月定例会では、四半世紀にわたって高知県漁船のビ
キニ環礁周辺での被ばく事件の調査を続け、今春、南海放送が米エネルギ
ー省のホームページから入手した当時の放射性降下物「死の灰」の分布図
の内容を発表した高知県太平洋核実験被災支援センター事務局長の山下正
寿さんを高知からお招きします。山下さんからは、事件の経緯とあわせて
多くの被ばく漁船員が存在してきたこと、被ばく漁民の口封じに米国がど
のように動いていたのか、被ばくの後遺症に苦しむ高齢の被ばく元漁船員
への救済が急がれる実態について報告していただきます。

 定例会の前半では、山下正寿さんの活動とビキニ環礁での高知漁船員の
大量被ばくの実態を記録したドキュメンタリー『わしも死の海におった』
(2004年・南海放送制作/「地方の時代映画祭」グランプリ受賞/第
4回「石橋湛山・早稲田ジャーナリズム大賞」受賞)を踏まえた新版(南
海放送・58分)を上映します。当日は山下さんの報告と映像を通して、多
くの方々にこの事実を知っていただければと思います。


■会場 明治大学リバティタワー6階1063教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交通 JR「御茶ノ水」、地下鉄「後楽園」・「神保町」・「新御茶ノ水」下車
■費用 ビジター1500円、会員・後援団体・学生・年金生活者・経済的にハン
ディのある方1000円
■主催 アジア記者クラブ(APC)、現代史研究会
■後援 日本ジャーナリスト会議新聞部会、平和・協同ジャーナリスト基金、
放送を語る会
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
    Tel&Fax:03-6423-2452  http://apc.cup.com E-mail:apc@cup.com

※最新の情報は、必ずHPでご確認ください。



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