はじめから足りていた電力 原発再稼動は電力会社の「資産」を守るため/NoNukeMLから

2012-07-29 11:18:47 | 社会
広島のSさんから
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先日、次のようなメールをいただきました。


今日の中国新聞に、「節電目標 中国地方は撤廃」とあります。
大飯原発3,4号機が再稼動したせいですが、24日のピースセミナーで…それに伴って火力発電所8基が停止されたのは、エネルギー問題ではなく、電力会社の経営問題だと言われました。


これに関連して、添付の「広島2人デモ」で配布されていたチラシ(裏面)をご覧ください。

*クリックで拡大します





大飯原発の再稼動が無くても、「節電」など本当は必要なかったのです。

関西電力の、ピーク時最大電力供給能力は、原発が無くても、3.111万kW以上、
そして、最高気温が35.5度になった7月26日でも、電力のピーク時使用実績は、2.634万kWでした。

電力会社が再稼動を焦るのは、
原発が稼動できず、原発の「廃炉」が決定してしまったら、
その瞬間、原発は「資産」でなくなってしまうからです。

電力会社は、「原発」も、(「使用済み核燃料」も、)「資産」として計上しています。
それが「資産」でなくなったら、電力会社の経営は、一気に苦しくなってしまいます。
そして、電力会社から利益を吸い上げている金融機関も、大きな不利益を被ってしまいます。

つまり、「原発再稼動」は、
電力不足を防いで国民の命を守るために行われたのではなく、
経営上の不利益を防いで電力会社と金融機関を守るために行われたわけです。


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1 コメント

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精神科医                                          精神科医                (宮地達夫)
2012-07-29 15:06:07
中日新聞によれば、大飯原発再稼働がなくても 電力需要は供給を9%下回っていたことがわかった。更に、原発会社再稼働の狙いは、債務超過回避である。債務超過になれば銀行は追加融資はしない。東電の再建策「総合事業計画」には,再稼働を前提とした資金調達案が織り込まれており、政府は計画を認定している東電の再稼働のために全国各地での「地ならし」を不可欠としたのである。梶山氏は「電力会社を破綻させてもいいのか、と政府が今後、債務超過問題を再稼働のテコに露骨に使って来る可能性が高い」という。ふくろうの会の坂上代表は「廃炉にして電力会社が破綻するのであれば、その対策は別に考えるべきだ。それよりも国民の安全を第一に考えるべきだ」という
最近、輿石幹事長は「再稼働させないと債務がもたない」と思わず本音を漏らしている。こういう議論が今後民主党から
増えてくるだろう。
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