『脱原発派』舛添(要一)さんの過去の言動を調べてみました。参考にして下さい。/海渡雄一さん

2014-01-30 13:07:09 | 社会
海渡です。

舛添さんの過去の言動を調べてみました。
みなさんの活動の参考にして下さい。

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舛添さんで本当に大丈夫?舛添さんは都知事選挙になって、にわかに「自分はもともと脱原発だ」などと言い始めました。
しかし、この言葉にだまされてはいけません。
過去の舛添さんの言動を検証します。

まず、舛添候補は、『諸君』1996年10月号に、「巻原発『住民投票』は駄々っ子の甘えである」という文章を寄稿しています。

また、1998年10月26日(原子力の日)の読売新聞に掲載された、電気事業連合会の「原子力の安全活用推進 電力消費・温暖化を抑止」というシンポジウム広告記事でも基調講演を引き受けています。

舛添候補は、著書『母を思い国を想う』(読売新聞社、1998年)では、「臨海地域に原発と米軍基地を建設することを提案したい」と発言していました。

この本は、大変興味深い内容です。
少し抜き書きします。
宮崎県串間市の原発立地構想が住民投票によって「白紙撤回」されたことを残念がり、「原子力発電、そしてプルトニウムの有効な活用が不可欠である」としています。

舛添候補は「基地や原発は、安全やエネルギーを提供しているのであり、その施設がある町は誇りに思ってよいし、他の地域の住民は感謝と尊敬を払うべきである」とものべています。
福島原発事故の被害者に尊敬を払うためにはどのようにすればよいと考えているのでしょう。

そして、舛添候補は「東京の都市博を中止した臨海地域に原発と米軍基地を建設することを提案したい」「そうすれば、国の根幹に関わる問題に対して、日本人がもっと関心をいだかざるをえなくなくなろう。」とのべています。

舛添候補の無責任な提案が実現し、東京湾の原発がメルトダウンを起こしていたら、東京都内のほとんどの住民は、住居を追われ難民となっていたことでしょう。
このような提案をしていたことについて、どのように責任をとるつもりでしょう。

舛添候補は、核燃料サイクル開発機構(もんじゅの設置者である動燃の後継組織)による2000年11月9日の「敦賀国際エネルギーフォーラム」で特別講演しています。
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/tief/2000/soku1-4.htm

この特別講演では、舛添候補は「化石も限りがあり、ウランも限りがあります。21世紀を考えるとプルトニウムすなわちもんじゅや再処理が不可欠です」と明言しています。

舛添候補は、2004年5月21日付「産経新聞」でエネルギー政策について次のように語っています。
「原子力発電後の使用済み核燃料を再処理すれば、自然界にはほとんど存在しないプルトニウムが抽出できる。

「しかも、プルトニウムを燃料とする高速増殖炉(FBR)が実用化すれば、その名の通り、1グラムの燃料から、再処理によって1.3グラムのプルトニウムが増殖して取り出せる。」

「これはエネルギー資源のない日本にとっては、まさに夢の科学技術である。現在はFBRの「もんじゅ」の運転が中止されているが、1日も早い再開が望まれる。」「核燃料サイクルの完成は不可欠である。」

いまや原子力推進派の中でも、もんじゅや再処理は無理という人たちが多いですが、舛添さんは原子力ムラの中枢といえるプルトニウム漬けの人なのです。

「フォーラム・エネルギーを考える(ETT)」という名の、原発推進の意見を普及する団体に、舛添氏の名前が、今もはっきりと記されています。

このような、舛添さんの原発推進の考えは3.11の福島原発事故の後も、全く変わっていません。
最近も2013年12月11日の大竹まことゴールデンラジオで、原発推進の立場で発言しています。
http://www.youtube.com/watch?v=JG7jT1aznso

ラジオでの舛添さんの発言です。
「原発はすぐ止めるわけにいかない。」「ゴミの処理をきちんとしなければ。早くどこかに作る。シベリアに国際管理の処分場を作る。使用料を払ってでもやる。」

もんじゅについては大変なこだわりです。
「もんじゅの研究開発は続けてやってもらいたい。ウランを燃やしてできるプルトニウムを燃やすのでゴミがなくなって都合がいい(これは全く事実に反します)。ナトリウムは使い方次第。技術革新はやっていかなければ。」

舛添さんは、一貫して原子力ともんじゅの広告塔として、多額の広告宣伝費用を受け取っている可能性があります。
それを明らかにする責任があります。
絶対に脱原発の人ではありません。


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海渡雄一

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「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」(eシフト)メーリングリストより転載


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