小出裕章さんの3.20原発・緊急講演会「原子力の専門家が原発に反対するわけ」記録ビデオ Youtube

2011-03-28 22:54:04 | 社会
すでにご存じの方も多いかと思いますが、3月20
日、山口県柳井市で行われた、小出裕章さんの緊急
講演会「原子力の専門家が原発に反対するわけ」の
ビデオ記録がYouTubeの下記サイトにアップされてい
ます。ご参考までに。

CMLから   

   【大切な人に伝えてください】小出裕章さん『隠される原子力』


以下、講演会資料よりーー
「いわゆる「許容量」と呼ばれるものも「安全量」
ではなく、「がまん量」に過ぎません。さらに、今
日の原子力利用においては、利益を受ける集団と危
険を押し付けられる集団が乖離していて、実際には
「がまんさせられ量」になっています。

原子力を推進している人たちは被曝量が少なければ
安全であるかのように装っていますが、放射線の物
理的な性質そして生物の細胞の構造・機能からし
て、どんなに微量の被曝であっても影響はありま
す。原子力を推進する人たちも、微小な被曝でも危
険がゼロとは言えないため、・・・被曝には「容認
できるレベル」があると言うようになりました。し
かし、自分に加えられる危害を容認できるか、ある
いは、罪のない人々に謂われのない危害を加えるこ
とを見逃すかは、何処かの専門家が決めるのではな
く、一人ひとりが決めるべきことです。 「ヒバク
シャ」というレッテルを貼られたそれらの人々を60
年以上調査してきて、どんなに少ない被曝量であっ
ても、癌や白血病になる格率が高くなることが明ら
かになってきました。低レベル放射線の生物影響を
長年にわたって調べてきた米国科学アカデミーの委
員会は、2005年6月30日、彼らが出してきた一連の報
告の7番目の報告を公表しました。その一番大切な
結論は以下のものです。「利用できる生物学的、生
物物理学的なデータを総合的に検討した結果、委員
会は以下の結論に達した。被曝のリスクは低線量に
いたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない。
最小値の被曝でもっても、人類に対して危険を及ぼ
す可能性がある」。」(小出裕章『原子力の専門家
が原発に反対するわけ』)

http://stop-kaminoseki.net/shiryo/20110320yanai.pdf

*******************

DVD「福島原発で何が起こっているのか」小出裕章(京都大学原子炉実験室)
 60分    1,000円

製作・著作 森の映画社・影山事務所
監督:藤本幸久 

インタビュアー:影山あさ子
撮影:栗原良介

小出裕章さん
専門は放射線計測、原子力安全。原子力の平和利用に夢をいだき、東北大学の原子核工学科に
入学するが、在学中に原子力発電に関わる様々な問題点も同時に知ることとなる。
その後、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで放射線で被害を受ける
住民の側に立って活動。原子力の専門家でありながら、そのリスクや問題点についての研究活動
に精力的に取り組んできた。3月11日の地震以降、福島原発について昼夜を分かたず奮闘し続けている。
著書:「放射能汚染の現実を超えて」「原子力と共存できるのか」「環境と人間」「人間と放射線」

申し込み
E-MAIL morinoeigasha@gmail.com

振り込み先・郵便払い込み口座
02710-6-97826「影山あさ子事務所」


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1 コメント

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Unknown (佐平次)
2011-03-29 14:19:44
恐れ入ります。
リンクと小出氏の話の要約の一部を引用させていただきます。
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