【堺からのアピール:大阪・教育基本条例案を撤回せよ】
やっぱり、ついにここまで来ました。
8日に起こった、維新府議による卒業式の雰囲気ぶちこわしと謝罪に続いて、
今度は昨日の府立和泉高校です。
橋下の友人である民間校長が手柄をあげたくて暴走しています。
時代はここまで来ているのです。
「君が代斉唱、口元チェック(橋下の友だち校長)」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4003285.html
「卒業式の雰囲気をぶちこわして謝罪を求められた維新府議」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3944609.html
「不斉唱は、戒告が相当(斉唱チェックした橋下友だち民間出身校長)」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4024011.html
「ドライリットル!」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4017007.html
「あまりにも単純な発想」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3886584.html
「無給職務免除認めない。職場から労働組合を一掃」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4023650.html
「動画:保護者ネットワーク記者会見」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4015097.html
【動画】「橋下教育改革は古くて、上から目線で、花火みたい」(尾木ママ)
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3952577.html
をブログアップしました。
ブログを活用して賛同人を広げて下さい。
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今度は「口元管理」ですか。こいつのいう「マネジメント」とは こういうことなのだね。改めて実感。
大阪府立和泉高校中原校長からメールで報告を受けた橋下徹大阪市長は「これが服務規律を徹底するマネジメント」「ここまで徹底していかなければなりません」と賛辞を送っていた
生野照子府教委委員長は「いったい、お2人はどうなされたのか」「もっと悠々たる度量でご検討を」と二人にメールを送っていた。
中原徹校長は橋下氏の大学時代からの友人で、米国の弁護士などを経て2010年春に校長就任。橋下氏は13日、報道陣の取材に「そこまでやっていない大阪の高校の方がおかしい」と話した。
◆橋下市長と中原校長の関係 早大の同級生。友人であり、2人は1994年(平6)の司法試験に合格した。
中原氏は米国で法律事務所の共同経営をしていた09年、大阪府教育委員会の民間人校長に公募して採用された。
10年4月、和泉高校長に就任。
採用時、橋下氏は知事を務めており、橋下知事の当時の特別秘書が府教委に「知事の友人が受験する」と伝えたことが、口利きではないかと問題化。
橋下氏はやりとりを知らなかったとした上で「不適切だった」と謝罪した。
府教委は「選考への影響はない」と採用取り消しはしなかった。
「府教育委員会の職務命令を忠実に守ったわけで、何の責任もない。口元を見るのは当たり前だ」
府教委の生野照子教育委員長が「そこまでやらなくてもいいのではないか」と異論を唱えたことには、「トップがそこまでやらなくてもいいのにと言った瞬間に職務命令の意味がなくなる。完全にはしごを外すようなこと。絶対に許されないトップマネジメントだ」
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大阪府立和泉高校 君が代斉唱を「口元チェック」
MBSニュース 2012年03月13日 12:24
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120313114000548593.shtml
大阪・岸和田市の公立高校の校長が卒業式で「君が代」を斉唱しているかどうか、口元を見てチェックするよう教職員に指示していたことがわかりました。
今月2日、大阪府立和泉高校で行われた卒業式で、教職員が「君が代」を起立して斉唱しているかを教頭などが確認したところ「3人の教諭が歌っていなかったようにみえた」ということです。
このため中原徹校長が本人らに確認すると、1人の教諭が歌わなかったことを認めたということです。
中原校長は弁護士でおととし4月、民間人校長として就任し、橋下市長とは学生時代からの友人だということです。
「(府教委が)起立して斉唱するように命令を出している。中原校長はそれを忠実に守った。だから中原校長はなんの責任もない」(大阪市 橋下徹市長)
府の教育委員会は、今回のケースが戒告処分にあたるかどうか検討しています。
橋下市長、国歌斉唱で「口元を見るのは当然」
2012年3月13日12時00分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120313-OYT1T00523.htm?from=tw
大阪府立和泉高校(岸和田市)の卒業式で、中原徹校長が教職員による国歌斉唱の有無を口の動きでチェックしていた問題で、大阪市の橋下徹市長は13日、「府教委が起立して斉唱しなさいと職務命令を出し、中原校長は忠実に守った。口元を見るのは当たり前で、やっていない高校の現場がおかしい」と述べ、改めて対応を支持した。
市役所で報道陣の質問に答えた。中原校長は橋下市長が知事時代、民間人校長として公募採用された。
橋下市長は、府教委の生野照子委員長が「厳格すぎる」と異論を唱えたことについて、「命令を出して、トップがやりすぎだとはしごを外すのは許されないマネジメントだ。命令を出した重さを全く認識していない。責任感の欠如だ」と批判。「府教委は起立までさせて、歌わせる必要がないとルール化できるのかを問いたい」と語気を強めた。
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大阪府立和泉高校の中原徹校長(橋下徹大阪市長の大学時代からの友人、弁護士)のブログから。
http://ameblo.jp/nakahara-toru/
読売新聞の記事について
本日の読売新聞(朝刊)で、和泉高校に関する記事が掲載されましたので、この記事につき、コメントさせていただきます。記事の内容は、今年行われた和泉高校の卒業式で国歌「斉唱」をしなかった教員に関する内容です。
昨年、大阪府では、公立高校の卒業式などの式典の際に、教職員は起立して国歌を斉唱する旨の条例が制定され、今年の卒業式に際しては、大阪府の教育長から、すべての教職員に対し、起立・斉唱をするように文書による職務命令が出されました。教育委員会からは、複数回にわたって、全校長に対し、この職務命令を各学校で徹底するよう指示がありました。
私は、この職務命令が出された際に、起立は容易に確認できますが、斉唱(歌うこと)については、確認が難しいと思いました。確実に確認しようとすれば、誰かが起立しているすべての教職員の口元まで近寄って歌っているかを確かめないといけなくなりますが、これでは、せっかくの卒業式の雰囲気が台無しになり、生徒や保護者のための学校の卒業式としては相応しくないと考え、「どのようにして『斉唱』を確認すればよいか」につき教育委員会に相談しました。
その結果、教育委員会からは、「遠目でよいので起立を確認しつつ、上を向いたり、下を向いたりなど、明らかに歌っていない教職員をチェックしてくれればよい」との指示を得ました。
卒業式では、教頭や首席教員が教育委員会からの職務命令・指示に従い、教職員の起立・斉唱を確認しましたが、「3名が歌っていなかったように見えた」との報告がありました。私は、再度教育委員会にその旨報告し、教育委員会からの指示に基づき、事実関係を各教員から確認することになりました。
3名のうち、2名が「歌っていました」、1名が「歌いませんでした」と答えました。いずれの教員との対話も円滑に進み、反抗的な言動を見せた人もおらず、一定の思想に基づく主張を展開した人もいませんでした。2名の教員は「次回の入学式では誤解されないようきちんと歌います」と答えていますし、1名の教員も「いままでずっと歌って来なくてもよかったので、つい・・・次回からはちゃんと歌います。すみません。」との明快な答えをもらっています。
卒業式の際に起立して国歌を「斉唱」する(東京都の)職務命令の適法性については最高裁判所がすでに適法であると判示しています。大阪府の条例は、選挙で選ばれた府議会議員によって決議されています。行政機関は、法の執行者として、議会が成立させた法(条例)を遵守し、司法(最高裁判所)の判断を尊重します。私は校長という教育行政機関の一員として、上司である大阪府教育委員会からの職務命令・指示を遵守しました。これが憲法が要請する民主主義であり、三権分立です。
もし、教育行政職員である学校の先生が、上記のように議会が制定し、最高裁判所も適法だと認めているルールを無視してよいのなら、条例の下位規範である学校の校則を生徒に守るよう教育する資格さえ失うことを実質的に意味します。「先生はルールを無視してもよいが、君達はクラスの代議員や生徒会を通して決まったルールを無視してはダメだよ」という話は幼稚園児でも納得できない話です。
今回は、「不起立」でなく「不斉唱」が取り上げられましたが、最高裁判決(平成24年1月16日)では、職務命令違反の教員の懲戒に当たっては、学校の秩序や起立を乱した程度も考慮して、慎重な判断が下されるべきであると判示されています。生徒や保護者の方が容易に現認できる「不起立」に比べ、「不斉唱」の違法性は低いと考えられます。従い、今回のように、反省もしており、「次回はちゃんと歌います」と言っている教員に対しては、懲戒に至らない「注意」で足り、確信犯的に「不斉唱」に踏み込むことを認める教員には懲戒処分の第一歩である「戒告」を「不起立」の教員と同様に与えるのが相当だと(私見として)教育委員会には伝えています。当然、最終的な処分については私の上司である教員委員会が判断・決定します。
上記のとおり、今回の件では、「不斉唱」の先生は、十分に私の話したことを理解してくれて、次回からはきちんと法を遵守してくれるものと信じています。この先生は人物的に素晴らしい人で、生徒の面倒もよく見てくれます。しかし、長年大阪(日本といってもよいかも知れません)にはびこって来た「教職員だけはルールに従わず、わがままを言っても許されるのではないか」というある種の”因習”が今回のようなことにつながっているのではないかと思います。
私は民間で弁護士をしていましたが、基本的に教職員は、純粋な人が多く、生徒のためによかれと思って仕事をしている人がほとんどです。ですから、必要以上に教職員(公務員)を叩いてはいけないと思います。ただ、上記の”因習”は絶対に是正する必要があります。生意気なことを言えばです。この因習を是正するために、条例ができたのだと考えています。それを執行する教育委員会が、職務命令を出し、かつ、「斉唱」の確認方法についても指示を出しながら、肝心なところで「ちょっとやり過ぎだ」と梯子を外すようなことを言うのであれば、現場の人間としては「やりようがない」というのが偽らざるところです。
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松井一郎のツイート
あまりにも単純な発想かもしれませんが、僕と橋下市長で、ルールを守らない教職公務員を引率して、自衛隊に体験入隊すれば、すこしは意識改革出来るのでしょうかね
*あまりにも単純な知事だなー。安倍晋三のお友達だからなー
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”橋下教育行政”に保護者や労組は?/KTV関西テレビ
保護者でつくる市民団体は大阪府庁を訪れ、教育基本条例案の採決を先送りするよう大阪府議会の各会派に要請しました。
【発言する保護者ネットワーク 大前ちなみ 代表】「『教師の数を増やす』とか『少人数学級』とかの施策が何もなく、学力テストの点数を公表して学校間を競わせるような、結果だけ求めて過程をどうするか見えない。(条例案の)『グローバル化の進展』『大きく変化する社会経済情勢や国際社会に対応』とは誰の目線なのかな、と疑問です」
保護者らは維新の会の条例案について「子どもの成長のことを考えたものではない」などと批判しました。
*動画あり
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0396405
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「君が代」斉唱を口元チェック 維新府議は”場違い”言動/KTV
大阪府立高校の卒業式で、君が代斉唱の際に校長が教職員の口の動きを監視させ、実際に歌っているかどうかを確認していたことがわかりました。
また、君が代の起立斉唱を巡って、大阪維新の会の府議会議員の場違いな言動も明らかになっています。
今月2日に卒業式が行われた大阪府立和泉高校。
中原徹校長が教頭らに指示し、君が代斉唱時に約60人の教職員が実際に君が代を歌っているかどうか、口の動きを見てチェックさせていたことがわかりました。
起立をしなかった教職員はいませんでしたが、中原校長は3人が口を動かしていなかったことを確認。
大阪府では条例に基づいて、君が代斉唱時に教職員は起立・斉唱するよう職務命令が出されているとして3人を校長室に呼び出しました。
このうち、教員1人が歌わなかったことを認めたため、中原校長は教育委員会に報告したということです。
【中原徹 校長】
「たまたまうちの学校が不斉唱にまで意識したから出てきた問題で、たくさんいると思う。歌っていないという人は」
この対応を橋下市長は絶賛。
【橋下徹 大阪市長】
「口元を見るなんて当たり前。中原校長の行動が問われれば、職務命令を忠実に守っている。当たり前と言えば当たり前だが、よくそこまでやってくれた」
しかし、徹底したチェックに、生野照子教育委員長は「口が動いているかで処分を決めるのは、条例をないがしろにしかねない」と批判。
識者からも批判の声も上がっています。
【大阪教育大学 米川英樹教授】
「かなりひどいやり方だなと思いました。先生方が委縮してしまって自分の気持ちに率直に教育できなくなるのではないか。校長の方を向いて教育していく、生徒の方を向いて教育しないという形が出てくるんじゃないか」
一方、守口市にある府立高校で開かれた卒業式では、来賓として招かれた大阪維新の会の西田薫府議が、卒業生を前に「ルールを守れない教職員がいることをお詫び申し上げます」と、祝辞も述べずに、君が代斉唱時に起立しなかった教職員の話をしていたことがわかりました。
【校長】
「私としてはエっと思いました。もちろん祝福してやってほしかったと思います」
保護者からは「『おめでとう』の言葉がなく非常識な発言で、卒業生の心を大きく傷つけて式を台無しにした」と抗議文が送られています。
【西田薫 府議】
「一番前に座っていた教職員が不起立だった光景を見て『おめでとう』とはその後は言えなかった。一番傷ついているのは卒業生だと思うので、皆さまにはお詫びしたい」
“身内”とはいえ、橋下市長もさすがにこの言動には…。
【橋下市長】
「卒業生を送り出していこうというのが本来の趣旨なのでそれを乱すような行為はダメだと思いますよ」
と、苦言を呈しました。
西田府議は、来月の入学式にも、来賓として出席するということです。
このほか、維新の会の中野隆司府議が12日の大阪府議会で、不起立教員について「命令に反するなら自決せよ」と不適切な表現で免職を迫っています。
*動画あり
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0396405
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▽橋下氏 国歌斉唱で校長が「口元を見るのは当然」/JCJふらっしゅ
これで市長ですか…。
大阪府立和泉高校の卒業式で、校長が教職員による国歌斉唱の有無を口の動きでチ
ェックしていた問題。大阪市の橋下市長は13日、「校長は忠実に守った。口元を見
るのは当たり前で、やっていない高校の現場がおかしい」(読売新聞)と語ってい
る。
また、スポニチによると教職員の口元を“監視”していたのは、大阪府立和泉高校
(岸和田市)の中原徹校長で、民間人校長として採用された。スポニチによると同校
長は実は弁護士。大阪市の橋下市長の学生時代からの友人でもあり、橋下市長が府知
事を務めていた10年4月、和泉高校長に民間人校長として就任したいわば橋下氏の
「側近」のひとりだという。
記事によると、大阪府立高等学校教職員組合は「歌うかどうかは個人の内面の問
題。無理やり口を開かせるやり方は人権侵害だ。卒業を祝う場で、校長が監視ばかり
していたら、生徒を冒涜している」としている。至極当然の反応である。
巷では、「そこまで校長の職務はヒマなのか(そうとは思えない)、「自分は歌わ
ずに人の口ばかりみているのは、校長のほうこそ職務怠慢が疑われる」「徹底して音
痴で歌い上げ、校長から<もう歌わなくていいから>という言葉を引き出せ!>、な
かには<校長の資格なし! 教育を何と心得ている、馬鹿者!!>の手厳しいお叱り
など、多様な反応が飛び交っている。
維新傘下の地では、校長の職務は橋下氏の命令に忠誠を誓い、職員を細部まで徹底
監視するのがお仕事になりつつあるのだろうか。不毛である。
橋下市長、国歌斉唱で「口元を見るのは当然」(読売新聞13日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120313-OYT1T00523.htm?from=rss&ref=rssad
「君が代」口元チェック 校長は橋本市長の友人(スポニチ14日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/03/14/kiji/K20120314002822310.html
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卒業式の雰囲気をぶちこわして謝罪を求められた維新府議
(卒業式シーズンです。その卒業式をぶちこわした維新の会府会議員がいます。
ブログ「Afernoon Cafe」から
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-915.html
「残念な卒業式」で残念だったのは誰か
維新の会所属の府議会議員、西田薫氏のブログが図らずも生徒や保護者達の「民意」をあらわすことになっています。
西田氏の当該記事はこちらです。
●残念な卒業式
http://ameblo.jp/go2183west/entry-11186641321.html
西田氏は卒業式に来賓で呼ばれ、君が代斉唱時に不起立だった教員についてこのように述べたそうです。
式典の中、来賓紹介として一番最初にご紹介頂きました。
いつもなら「卒業生の皆さん、卒業おめでとう~」っと
大きな声で一言話しますが、
本日は
「皆さん、ごめんなさい」。
「社会の常識、社会のルールを教えるのも学校なのに、
そのルールうを守れない教員がいることをお詫びします。
ほんとうにごめんなさい。」と…。
こんな挨拶したのは初めてです。
この記事がアップされてからその高校の卒業生や保護者とおぼしき人々から抗議のコメントが殺到しました。
保護者と卒業生と名乗るコメンターさんのコメントを一つずつ引用します
2 ■卒業式に参加して
今日の卒業式に参加した保護者です。
こんな失礼な挨拶をされた人を見たのは、初めてです。
あなたの意見は、式後、校長に言えばいいのではありませんか。
卒業生は三年間、先生方にお世話になり、今日感謝の気持ちでいっぱいだったと思います。
充実した学校生活を送れたのではないでしょうか。
答辞での卒業生の涙でも明らかです。
あなたは、子供たちの三年間、先生たちほど関わったのですか。
「皆さん、ごめんなさい」とあなたに謝っていただく筋合いはありません。
先生方はあなたの部下ではありません。
部下の間違いを上司のあなたが謝っているつもりですか。
子供たちを直接教育された人を公の場で辱めていいんですか。
祝いの席で言うべき言葉だったのでしょうか。
あなたの今日の行動は、民意を反映しているおつもりだと思います。
私も大阪府民です。一民意を伝えます。
(大阪府民 2012-03-08 23:58:05)
7 ■無題
初めまして。
この度は、私たちの卒業式に
ご来賓賜りまして
誠にありがとうございました。
ただ、申し訳ございませんが
はっきり言わせていただきます。
沢山の方々から
おめでとうと祝っていただき
本当に大切な時間を
過ごしましたが
あの場での「ごめんなさい」
という挨拶。
なぜ、あそこであのような
自己主張をされたのですか?
いくら条例で決まっているからとはいえ、あたしたち卒業生に
おめでとうの挨拶もなしなのですね。
まず第一に、
昨日の卒業式での主役は
あたしたち卒業生です。
たくさんの方々に感謝して
抱えきれない思い出を持って
とても良い学校だったと
胸を張って言い切れます。
その最後の最後の思い出となる
卒業式を、あのような形で
雰囲気をぶち壊したのは
西田さん、あなたです。
答辞をきちんと
聞いていただけたでしょうか。
あの答辞は、私たち生徒自身で
考え出来上がったものです。
あれを聞いても、
私たち生徒が、どれだけ
先生方に感謝しているか、
どれだけ学校の友達や先生
すべての方を大好きなのか、 西田さんには、伝わっていなかったのですね。
とても残念です。
両親に続いて、我が子のように
時に厳しく、時に優しく
私たちをここまで育ててくださった最高の恩師をけなされて
黙っていられません。
どこまでも不快な思いを
させられました。
(卒業生。 2012-03-09 23:25:35 )
他にもたくさんありますのでリンク先のコメント欄でお読みください。
(なお、コメントによると不起立の先生方は前日にあらかじめその旨を生徒に伝え、謝罪をすまされていたようです。)
そして58番目に西田氏がこうコメントしています。
58 ■Re:無題
卒業生の皆さん、本当にごめんなさい。
そして、卒業おめでとう。
本日の夕方五時、芦間高校PTA会長の井上隆司様が
お越しになりました。
卒業生に対しての謝罪と祝辞をブログ上で頂きたいと。
PTA役員会・実行委員会有志一同となっておりましたが、
いろんな意見が出ましたが、皆さんの総意ですと
文章でお届けになられました。
卒業生の皆さん、それぞれ新しい道へ進まれますが
これからも是非、頑張ってください。
大阪府議会議員 西田 薫
このコメント以後、西田氏を擁護するコメントの投稿も増えてきているようです。そこではそれまでの書き込みが卒業生や保護者を装った別人の書き込みだとの揶揄もありますが、匿名の世界ですからそんな「認定厨」は無意味です。
それまでの書き込みが卒業生や保護者達の気持ちを表したものであることは、校長から祝辞と謝罪の要求があったことから明かなのですから。
橋下市長、あなたは教育に民意を届けるための改革を行うとしていましたね?
これが生徒、保護者の「民意」です。
生徒も保護者も不起立の先生を責めるつもりなどない、感謝に堪えない恩師なのだから。なのに勝手に外部の人間が熱くなって自分たちの卒業式をぶち壊すのはやめてほしい。なによりも卒業式は卒業生のものだ。というのが生徒、保護者の気持ちです。
生徒も保護者も責めるつもりがない不起立を罰するって、一体何のために罰するんでしょうね?
厳粛な卒業式維持のため?
でも卒業式は卒業生のものでしょう?
そのほとんどの卒業生達は先生の不起立をとがめられたくないと思っているのに罰するのですか?
卒業式で先生が不起立を貫くことより、起立斉唱するかどうかを最重要視する方が政治利用だと生徒も保護者も感じています。
政治利用しようとするから「おめでとう」ではなく「ごめんなさい」だの「残念な卒業式」だのという卒業生、保護者の気持ちを踏みにじる言葉が出てくるんです。
卒業式で君が代を強制すると言うこと。そこに卒業生達の門出を祝福する気持ちはないのだということ。
そのことが、はっきり示されたような気がします。
この「民意」、無視しますか?
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■□■市民社会フォーラム第72回例会のご案内■□■
ハシズムを考える読書交流会
―ポピュリズム問題を中心に―
日時 3月17日(土)19:00~21:00
会場 伊藤塾・大阪梅田校
定員10人 要事前申込み civilesocietyforum@gmail.com まで
定員まであと4人ですが、
先日、追加して紹介したい文献として、この本を紹介しました。
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『表現者』第41号
http://www.hatugenshajuku.net/
第41号 特集:「大阪都」の反乱を許すな 発売中
特集座談会 橋下徹にみる「近代の果て」
雨宮処凛×東谷暁×西部邁×中島岳志(司会)
特集座談会 2012年、「世界の激変」を読む
木村三浩×柴山桂太×西部邁×富岡幸一郎(司会)
榊原英資 地方の「反乱」
佐伯啓思 独裁は民主政治から生み出される
柴山桂太 大阪維新というビジネス
東谷暁 ルイジアナ州の「橋本徹」
寺脇研 愚贋の独裁者による教育支配 大阪橋下の「首長教育条例」について
中野剛志 大阪維新と批評精神
富岡幸一郎 妄想としての「大阪都構想」 橋下徹という愚者の政治
西部邁 憶い出の人々
ペリリュウで聞いた警蹕
巻末オピニオン
「共同体と社会体」のあいだの平衡、それが伝統
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保守思想からのハシズム批判の趣旨は、「編集後記」によると、
< 民主主義が独裁者を生むことはプラトン大先生を引き合いに出すまでもなく、二十世紀の歴史を見ればナチス政権の誕生などに明らかなことである。
・・・・・・・・・・・・
・・・このエセ独裁者の登場は大阪だけでなく、この国の民主主義そのものがすでに衆愚政治と化している象徴的出来事なのである。
情けないのは、与野党の一部の国会議員や東京都知事までが、この衆愚の徒花に近寄ろうとしていることだ。
野田首相が財務省の操り人形となって、消費税導入を至上命題として国会解散にでもなれば、日本の政治は「大阪都」の反乱によって滅茶苦茶となる。
大震災と原発事故からの復興どころではない。
・・・・・・・・・・・・
〝保守〟を自称する一部の連中が、国旗・国歌政策などで橋本市長を礼賛しているが、この手の輩に対しても本誌は(本当は相手にせず黙殺したいが)、真の保守思想の立場から物申しておきたい。
賢明な読者の御支持を願う。>
民主主義を擁護する左派・リベラルからすれば、民主主義を衆愚政治として批判することは躊躇するだろうけども。ハシズムとそれに便乗しようとする石原都知事から既存政党にとっては、「真の保守」からの批判の方が左からの批判より手痛いだろうと思い、興味深い。
左派・リベラルの『金曜日』でもおなじみの論客もいて。
一人は寺脇研さん。橋下氏の教育政策への批判として、結論で次のように述べています。
< たしかに教師=労働者との考え方で権利主張を優先した旧来の日教組の考え方は改められなければならないが、それは、責任感と使命感を持った教師=「聖職者」的な考え方を改めて取り入れていく方向で改善されなければならない。
競争と評価で管理する新自由主義では、権利は認めず義務ばかりを課す別の形の教師=労働者が生まれてしまう。
どんな形であれ、教師が労働者としてしか働かない教育現場は心貧しいものになる。
・・・・・・・・・・・・
・・・橋下徹という人間そのものの持つ思想は決して文化や歴史、教養に裏打ちされた深みのあるものではない。
そもそも、四年後の市長選挙(四年どころか、府知事のときと同様にもっと早く投げだすかもしれない)で自身または自身の傀儡が当選すると信じ切っている様子なのにも呆れる。
もし教育基本条例が成立したとして、次回選挙で百八十度違う教育理念の政治家が当選したら首長が設定する教育目標も大転換してしまうという当然の事実に気づいているだろうか。
真の賢者ならともかく、この程度の政治家の定める目標で教育が左右されること自体、危なっかしくてたまらない。
これが、教育基本条例問題の結局のところの実相なのである。>(107ページ)
もう一人は、中島岳志さん。中島さんは左の『金曜日』と右のこの『表現者』双方の編集委員でもあり、『金曜日』の編集委員・雨宮処凛さんらとの座談会での発言がとても興味深い。
中島さんの橋下像は、次のようなものです。
<特に「表現者」の読者の中には「保守」を考えている人たちが多いと思いますが、どうも橋下という人間が国旗、国歌とかの問題を出して日教組叩きをするものですから、橋下は保守の仲間だと思いがちのところがあります。
しかし僕は根源的に保守思想と相容れないものこそが橋下改革なんだろうと思っています。>(24ページ)
<橋下という人は理念の政治家とかイデオロギーの政治家では全くない。
一般的には日の丸・君が代とか、朝鮮総連に対する厳しい態度とかで保守系の政治家だとみなされがちですけど、日の丸・君が代の問題とて、そこにある精神の問題を重視しているのではなく、日教組に対するある種の見せしめとか、あるいはそこに対するバッシングというもののツールとしてそれが利用されている。
ですから、彼にとっては既存政党とか、あるいは市役所の職員とか公務員、組合全般もそうですし、そして電力会社というものも等価な存在なわけです。
関西電力は既得権益でけしからんと。
自民党も関西電力も労働組合も、彼にとっては同じ古いものの象徴で、既得権益だし、それを徹底的にバッシングすることで弱者の側の憂さ晴らし、僕は「嗜虐的愉楽」と言うようにしているんですが、そういうものを与えて、そしてみんなが熱狂していく。
・・・・・・・・・・・・
結局、起きているのは、雨宮さんがおっしゃる通り、ジェラシーの政治と言うか、引き下げデモクラシーみたいなものではないか、というのが僕の率直な印象です。>(28ページ)
そして、<脱原発という問題に限らず、ひとり1人が考えて、とにかく自分で声をあげて行くような行動をする人たちが育っていく過程にあるということと、同時に「ハシズム」的なものに仮託するという動きがせめぎあっている>という雨宮さんの指摘について、
<僕の考えでは、その二つというのは直結しているのではないかと思うんです。
橋下氏が一番望むものこそが、まさに直接民主制というもので、彼は中間団体を既得権益として叩き潰し、ポピュラー・センチメント(大衆的な気分)を民意として措定し、「権力」と「個人」が一対一の関係に立つことを望んでいます。
大衆的な気分によって権力者こそが圧倒的な権力を持ち、民意に基づいて改革を断行し、議論をすっ飛ばして決断を繰り返す政治家ですね。
・・・・・・・・・・・・・
彼は有権者に敵を見せることでバッシングを繰り返し、嗜虐的な愉楽を与えて、民意をうまく掴んでいく。
その柱になっているのが、破壊的な改革ですね。
彼は当選してから「グレート・リセットをやる」と言ったんです。
それをみんなが支持する。
政治的なシニシズムが蔓延する中で、彼が救世主に見えるような、そういう動きが生まれてしまっているのかなと思います。
そこが怖いところですね。>(34~35ページ)
中島さんは、この号に掲載の「保守するための改革」でも、橋下・大阪維新への懐疑として、<理知的能力の奢りと共に、議論の軽視><大衆の「嗜虐的な愉楽」の掻き立て>をあげ、<我々は今一度、時間的・空間的な経験知の蓄積に対して謙虚になり、自らの過信を諌める英知を獲得する必要があるのではないでしょうか。
「保守するための改革」は、常に歴史感覚に基づいた斬新的存在でしかありえません>としています。
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やっぱり、ついにここまで来ました。
8日に起こった、維新府議による卒業式の雰囲気ぶちこわしと謝罪に続いて、
今度は昨日の府立和泉高校です。
橋下の友人である民間校長が手柄をあげたくて暴走しています。
時代はここまで来ているのです。
「君が代斉唱、口元チェック(橋下の友だち校長)」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4003285.html
「卒業式の雰囲気をぶちこわして謝罪を求められた維新府議」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3944609.html
「不斉唱は、戒告が相当(斉唱チェックした橋下友だち民間出身校長)」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4024011.html
「ドライリットル!」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4017007.html
「あまりにも単純な発想」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3886584.html
「無給職務免除認めない。職場から労働組合を一掃」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4023650.html
「動画:保護者ネットワーク記者会見」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4015097.html
【動画】「橋下教育改革は古くて、上から目線で、花火みたい」(尾木ママ)
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3952577.html
をブログアップしました。
ブログを活用して賛同人を広げて下さい。
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今度は「口元管理」ですか。こいつのいう「マネジメント」とは こういうことなのだね。改めて実感。
大阪府立和泉高校中原校長からメールで報告を受けた橋下徹大阪市長は「これが服務規律を徹底するマネジメント」「ここまで徹底していかなければなりません」と賛辞を送っていた
生野照子府教委委員長は「いったい、お2人はどうなされたのか」「もっと悠々たる度量でご検討を」と二人にメールを送っていた。
中原徹校長は橋下氏の大学時代からの友人で、米国の弁護士などを経て2010年春に校長就任。橋下氏は13日、報道陣の取材に「そこまでやっていない大阪の高校の方がおかしい」と話した。
◆橋下市長と中原校長の関係 早大の同級生。友人であり、2人は1994年(平6)の司法試験に合格した。
中原氏は米国で法律事務所の共同経営をしていた09年、大阪府教育委員会の民間人校長に公募して採用された。
10年4月、和泉高校長に就任。
採用時、橋下氏は知事を務めており、橋下知事の当時の特別秘書が府教委に「知事の友人が受験する」と伝えたことが、口利きではないかと問題化。
橋下氏はやりとりを知らなかったとした上で「不適切だった」と謝罪した。
府教委は「選考への影響はない」と採用取り消しはしなかった。
「府教育委員会の職務命令を忠実に守ったわけで、何の責任もない。口元を見るのは当たり前だ」
府教委の生野照子教育委員長が「そこまでやらなくてもいいのではないか」と異論を唱えたことには、「トップがそこまでやらなくてもいいのにと言った瞬間に職務命令の意味がなくなる。完全にはしごを外すようなこと。絶対に許されないトップマネジメントだ」
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大阪府立和泉高校 君が代斉唱を「口元チェック」
MBSニュース 2012年03月13日 12:24
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120313114000548593.shtml
大阪・岸和田市の公立高校の校長が卒業式で「君が代」を斉唱しているかどうか、口元を見てチェックするよう教職員に指示していたことがわかりました。
今月2日、大阪府立和泉高校で行われた卒業式で、教職員が「君が代」を起立して斉唱しているかを教頭などが確認したところ「3人の教諭が歌っていなかったようにみえた」ということです。
このため中原徹校長が本人らに確認すると、1人の教諭が歌わなかったことを認めたということです。
中原校長は弁護士でおととし4月、民間人校長として就任し、橋下市長とは学生時代からの友人だということです。
「(府教委が)起立して斉唱するように命令を出している。中原校長はそれを忠実に守った。だから中原校長はなんの責任もない」(大阪市 橋下徹市長)
府の教育委員会は、今回のケースが戒告処分にあたるかどうか検討しています。
橋下市長、国歌斉唱で「口元を見るのは当然」
2012年3月13日12時00分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120313-OYT1T00523.htm?from=tw
大阪府立和泉高校(岸和田市)の卒業式で、中原徹校長が教職員による国歌斉唱の有無を口の動きでチェックしていた問題で、大阪市の橋下徹市長は13日、「府教委が起立して斉唱しなさいと職務命令を出し、中原校長は忠実に守った。口元を見るのは当たり前で、やっていない高校の現場がおかしい」と述べ、改めて対応を支持した。
市役所で報道陣の質問に答えた。中原校長は橋下市長が知事時代、民間人校長として公募採用された。
橋下市長は、府教委の生野照子委員長が「厳格すぎる」と異論を唱えたことについて、「命令を出して、トップがやりすぎだとはしごを外すのは許されないマネジメントだ。命令を出した重さを全く認識していない。責任感の欠如だ」と批判。「府教委は起立までさせて、歌わせる必要がないとルール化できるのかを問いたい」と語気を強めた。
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大阪府立和泉高校の中原徹校長(橋下徹大阪市長の大学時代からの友人、弁護士)のブログから。
http://ameblo.jp/nakahara-toru/
読売新聞の記事について
本日の読売新聞(朝刊)で、和泉高校に関する記事が掲載されましたので、この記事につき、コメントさせていただきます。記事の内容は、今年行われた和泉高校の卒業式で国歌「斉唱」をしなかった教員に関する内容です。
昨年、大阪府では、公立高校の卒業式などの式典の際に、教職員は起立して国歌を斉唱する旨の条例が制定され、今年の卒業式に際しては、大阪府の教育長から、すべての教職員に対し、起立・斉唱をするように文書による職務命令が出されました。教育委員会からは、複数回にわたって、全校長に対し、この職務命令を各学校で徹底するよう指示がありました。
私は、この職務命令が出された際に、起立は容易に確認できますが、斉唱(歌うこと)については、確認が難しいと思いました。確実に確認しようとすれば、誰かが起立しているすべての教職員の口元まで近寄って歌っているかを確かめないといけなくなりますが、これでは、せっかくの卒業式の雰囲気が台無しになり、生徒や保護者のための学校の卒業式としては相応しくないと考え、「どのようにして『斉唱』を確認すればよいか」につき教育委員会に相談しました。
その結果、教育委員会からは、「遠目でよいので起立を確認しつつ、上を向いたり、下を向いたりなど、明らかに歌っていない教職員をチェックしてくれればよい」との指示を得ました。
卒業式では、教頭や首席教員が教育委員会からの職務命令・指示に従い、教職員の起立・斉唱を確認しましたが、「3名が歌っていなかったように見えた」との報告がありました。私は、再度教育委員会にその旨報告し、教育委員会からの指示に基づき、事実関係を各教員から確認することになりました。
3名のうち、2名が「歌っていました」、1名が「歌いませんでした」と答えました。いずれの教員との対話も円滑に進み、反抗的な言動を見せた人もおらず、一定の思想に基づく主張を展開した人もいませんでした。2名の教員は「次回の入学式では誤解されないようきちんと歌います」と答えていますし、1名の教員も「いままでずっと歌って来なくてもよかったので、つい・・・次回からはちゃんと歌います。すみません。」との明快な答えをもらっています。
卒業式の際に起立して国歌を「斉唱」する(東京都の)職務命令の適法性については最高裁判所がすでに適法であると判示しています。大阪府の条例は、選挙で選ばれた府議会議員によって決議されています。行政機関は、法の執行者として、議会が成立させた法(条例)を遵守し、司法(最高裁判所)の判断を尊重します。私は校長という教育行政機関の一員として、上司である大阪府教育委員会からの職務命令・指示を遵守しました。これが憲法が要請する民主主義であり、三権分立です。
もし、教育行政職員である学校の先生が、上記のように議会が制定し、最高裁判所も適法だと認めているルールを無視してよいのなら、条例の下位規範である学校の校則を生徒に守るよう教育する資格さえ失うことを実質的に意味します。「先生はルールを無視してもよいが、君達はクラスの代議員や生徒会を通して決まったルールを無視してはダメだよ」という話は幼稚園児でも納得できない話です。
今回は、「不起立」でなく「不斉唱」が取り上げられましたが、最高裁判決(平成24年1月16日)では、職務命令違反の教員の懲戒に当たっては、学校の秩序や起立を乱した程度も考慮して、慎重な判断が下されるべきであると判示されています。生徒や保護者の方が容易に現認できる「不起立」に比べ、「不斉唱」の違法性は低いと考えられます。従い、今回のように、反省もしており、「次回はちゃんと歌います」と言っている教員に対しては、懲戒に至らない「注意」で足り、確信犯的に「不斉唱」に踏み込むことを認める教員には懲戒処分の第一歩である「戒告」を「不起立」の教員と同様に与えるのが相当だと(私見として)教育委員会には伝えています。当然、最終的な処分については私の上司である教員委員会が判断・決定します。
上記のとおり、今回の件では、「不斉唱」の先生は、十分に私の話したことを理解してくれて、次回からはきちんと法を遵守してくれるものと信じています。この先生は人物的に素晴らしい人で、生徒の面倒もよく見てくれます。しかし、長年大阪(日本といってもよいかも知れません)にはびこって来た「教職員だけはルールに従わず、わがままを言っても許されるのではないか」というある種の”因習”が今回のようなことにつながっているのではないかと思います。
私は民間で弁護士をしていましたが、基本的に教職員は、純粋な人が多く、生徒のためによかれと思って仕事をしている人がほとんどです。ですから、必要以上に教職員(公務員)を叩いてはいけないと思います。ただ、上記の”因習”は絶対に是正する必要があります。生意気なことを言えばです。この因習を是正するために、条例ができたのだと考えています。それを執行する教育委員会が、職務命令を出し、かつ、「斉唱」の確認方法についても指示を出しながら、肝心なところで「ちょっとやり過ぎだ」と梯子を外すようなことを言うのであれば、現場の人間としては「やりようがない」というのが偽らざるところです。
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松井一郎のツイート
あまりにも単純な発想かもしれませんが、僕と橋下市長で、ルールを守らない教職公務員を引率して、自衛隊に体験入隊すれば、すこしは意識改革出来るのでしょうかね
*あまりにも単純な知事だなー。安倍晋三のお友達だからなー
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”橋下教育行政”に保護者や労組は?/KTV関西テレビ
保護者でつくる市民団体は大阪府庁を訪れ、教育基本条例案の採決を先送りするよう大阪府議会の各会派に要請しました。
【発言する保護者ネットワーク 大前ちなみ 代表】「『教師の数を増やす』とか『少人数学級』とかの施策が何もなく、学力テストの点数を公表して学校間を競わせるような、結果だけ求めて過程をどうするか見えない。(条例案の)『グローバル化の進展』『大きく変化する社会経済情勢や国際社会に対応』とは誰の目線なのかな、と疑問です」
保護者らは維新の会の条例案について「子どもの成長のことを考えたものではない」などと批判しました。
*動画あり
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0396405
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「君が代」斉唱を口元チェック 維新府議は”場違い”言動/KTV
大阪府立高校の卒業式で、君が代斉唱の際に校長が教職員の口の動きを監視させ、実際に歌っているかどうかを確認していたことがわかりました。
また、君が代の起立斉唱を巡って、大阪維新の会の府議会議員の場違いな言動も明らかになっています。
今月2日に卒業式が行われた大阪府立和泉高校。
中原徹校長が教頭らに指示し、君が代斉唱時に約60人の教職員が実際に君が代を歌っているかどうか、口の動きを見てチェックさせていたことがわかりました。
起立をしなかった教職員はいませんでしたが、中原校長は3人が口を動かしていなかったことを確認。
大阪府では条例に基づいて、君が代斉唱時に教職員は起立・斉唱するよう職務命令が出されているとして3人を校長室に呼び出しました。
このうち、教員1人が歌わなかったことを認めたため、中原校長は教育委員会に報告したということです。
【中原徹 校長】
「たまたまうちの学校が不斉唱にまで意識したから出てきた問題で、たくさんいると思う。歌っていないという人は」
この対応を橋下市長は絶賛。
【橋下徹 大阪市長】
「口元を見るなんて当たり前。中原校長の行動が問われれば、職務命令を忠実に守っている。当たり前と言えば当たり前だが、よくそこまでやってくれた」
しかし、徹底したチェックに、生野照子教育委員長は「口が動いているかで処分を決めるのは、条例をないがしろにしかねない」と批判。
識者からも批判の声も上がっています。
【大阪教育大学 米川英樹教授】
「かなりひどいやり方だなと思いました。先生方が委縮してしまって自分の気持ちに率直に教育できなくなるのではないか。校長の方を向いて教育していく、生徒の方を向いて教育しないという形が出てくるんじゃないか」
一方、守口市にある府立高校で開かれた卒業式では、来賓として招かれた大阪維新の会の西田薫府議が、卒業生を前に「ルールを守れない教職員がいることをお詫び申し上げます」と、祝辞も述べずに、君が代斉唱時に起立しなかった教職員の話をしていたことがわかりました。
【校長】
「私としてはエっと思いました。もちろん祝福してやってほしかったと思います」
保護者からは「『おめでとう』の言葉がなく非常識な発言で、卒業生の心を大きく傷つけて式を台無しにした」と抗議文が送られています。
【西田薫 府議】
「一番前に座っていた教職員が不起立だった光景を見て『おめでとう』とはその後は言えなかった。一番傷ついているのは卒業生だと思うので、皆さまにはお詫びしたい」
“身内”とはいえ、橋下市長もさすがにこの言動には…。
【橋下市長】
「卒業生を送り出していこうというのが本来の趣旨なのでそれを乱すような行為はダメだと思いますよ」
と、苦言を呈しました。
西田府議は、来月の入学式にも、来賓として出席するということです。
このほか、維新の会の中野隆司府議が12日の大阪府議会で、不起立教員について「命令に反するなら自決せよ」と不適切な表現で免職を迫っています。
*動画あり
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0396405
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▽橋下氏 国歌斉唱で校長が「口元を見るのは当然」/JCJふらっしゅ
これで市長ですか…。
大阪府立和泉高校の卒業式で、校長が教職員による国歌斉唱の有無を口の動きでチ
ェックしていた問題。大阪市の橋下市長は13日、「校長は忠実に守った。口元を見
るのは当たり前で、やっていない高校の現場がおかしい」(読売新聞)と語ってい
る。
また、スポニチによると教職員の口元を“監視”していたのは、大阪府立和泉高校
(岸和田市)の中原徹校長で、民間人校長として採用された。スポニチによると同校
長は実は弁護士。大阪市の橋下市長の学生時代からの友人でもあり、橋下市長が府知
事を務めていた10年4月、和泉高校長に民間人校長として就任したいわば橋下氏の
「側近」のひとりだという。
記事によると、大阪府立高等学校教職員組合は「歌うかどうかは個人の内面の問
題。無理やり口を開かせるやり方は人権侵害だ。卒業を祝う場で、校長が監視ばかり
していたら、生徒を冒涜している」としている。至極当然の反応である。
巷では、「そこまで校長の職務はヒマなのか(そうとは思えない)、「自分は歌わ
ずに人の口ばかりみているのは、校長のほうこそ職務怠慢が疑われる」「徹底して音
痴で歌い上げ、校長から<もう歌わなくていいから>という言葉を引き出せ!>、な
かには<校長の資格なし! 教育を何と心得ている、馬鹿者!!>の手厳しいお叱り
など、多様な反応が飛び交っている。
維新傘下の地では、校長の職務は橋下氏の命令に忠誠を誓い、職員を細部まで徹底
監視するのがお仕事になりつつあるのだろうか。不毛である。
橋下市長、国歌斉唱で「口元を見るのは当然」(読売新聞13日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120313-OYT1T00523.htm?from=rss&ref=rssad
「君が代」口元チェック 校長は橋本市長の友人(スポニチ14日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/03/14/kiji/K20120314002822310.html
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卒業式の雰囲気をぶちこわして謝罪を求められた維新府議
(卒業式シーズンです。その卒業式をぶちこわした維新の会府会議員がいます。
ブログ「Afernoon Cafe」から
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-915.html
「残念な卒業式」で残念だったのは誰か
維新の会所属の府議会議員、西田薫氏のブログが図らずも生徒や保護者達の「民意」をあらわすことになっています。
西田氏の当該記事はこちらです。
●残念な卒業式
http://ameblo.jp/go2183west/entry-11186641321.html
西田氏は卒業式に来賓で呼ばれ、君が代斉唱時に不起立だった教員についてこのように述べたそうです。
式典の中、来賓紹介として一番最初にご紹介頂きました。
いつもなら「卒業生の皆さん、卒業おめでとう~」っと
大きな声で一言話しますが、
本日は
「皆さん、ごめんなさい」。
「社会の常識、社会のルールを教えるのも学校なのに、
そのルールうを守れない教員がいることをお詫びします。
ほんとうにごめんなさい。」と…。
こんな挨拶したのは初めてです。
この記事がアップされてからその高校の卒業生や保護者とおぼしき人々から抗議のコメントが殺到しました。
保護者と卒業生と名乗るコメンターさんのコメントを一つずつ引用します
2 ■卒業式に参加して
今日の卒業式に参加した保護者です。
こんな失礼な挨拶をされた人を見たのは、初めてです。
あなたの意見は、式後、校長に言えばいいのではありませんか。
卒業生は三年間、先生方にお世話になり、今日感謝の気持ちでいっぱいだったと思います。
充実した学校生活を送れたのではないでしょうか。
答辞での卒業生の涙でも明らかです。
あなたは、子供たちの三年間、先生たちほど関わったのですか。
「皆さん、ごめんなさい」とあなたに謝っていただく筋合いはありません。
先生方はあなたの部下ではありません。
部下の間違いを上司のあなたが謝っているつもりですか。
子供たちを直接教育された人を公の場で辱めていいんですか。
祝いの席で言うべき言葉だったのでしょうか。
あなたの今日の行動は、民意を反映しているおつもりだと思います。
私も大阪府民です。一民意を伝えます。
(大阪府民 2012-03-08 23:58:05)
7 ■無題
初めまして。
この度は、私たちの卒業式に
ご来賓賜りまして
誠にありがとうございました。
ただ、申し訳ございませんが
はっきり言わせていただきます。
沢山の方々から
おめでとうと祝っていただき
本当に大切な時間を
過ごしましたが
あの場での「ごめんなさい」
という挨拶。
なぜ、あそこであのような
自己主張をされたのですか?
いくら条例で決まっているからとはいえ、あたしたち卒業生に
おめでとうの挨拶もなしなのですね。
まず第一に、
昨日の卒業式での主役は
あたしたち卒業生です。
たくさんの方々に感謝して
抱えきれない思い出を持って
とても良い学校だったと
胸を張って言い切れます。
その最後の最後の思い出となる
卒業式を、あのような形で
雰囲気をぶち壊したのは
西田さん、あなたです。
答辞をきちんと
聞いていただけたでしょうか。
あの答辞は、私たち生徒自身で
考え出来上がったものです。
あれを聞いても、
私たち生徒が、どれだけ
先生方に感謝しているか、
どれだけ学校の友達や先生
すべての方を大好きなのか、 西田さんには、伝わっていなかったのですね。
とても残念です。
両親に続いて、我が子のように
時に厳しく、時に優しく
私たちをここまで育ててくださった最高の恩師をけなされて
黙っていられません。
どこまでも不快な思いを
させられました。
(卒業生。 2012-03-09 23:25:35 )
他にもたくさんありますのでリンク先のコメント欄でお読みください。
(なお、コメントによると不起立の先生方は前日にあらかじめその旨を生徒に伝え、謝罪をすまされていたようです。)
そして58番目に西田氏がこうコメントしています。
58 ■Re:無題
卒業生の皆さん、本当にごめんなさい。
そして、卒業おめでとう。
本日の夕方五時、芦間高校PTA会長の井上隆司様が
お越しになりました。
卒業生に対しての謝罪と祝辞をブログ上で頂きたいと。
PTA役員会・実行委員会有志一同となっておりましたが、
いろんな意見が出ましたが、皆さんの総意ですと
文章でお届けになられました。
卒業生の皆さん、それぞれ新しい道へ進まれますが
これからも是非、頑張ってください。
大阪府議会議員 西田 薫
このコメント以後、西田氏を擁護するコメントの投稿も増えてきているようです。そこではそれまでの書き込みが卒業生や保護者を装った別人の書き込みだとの揶揄もありますが、匿名の世界ですからそんな「認定厨」は無意味です。
それまでの書き込みが卒業生や保護者達の気持ちを表したものであることは、校長から祝辞と謝罪の要求があったことから明かなのですから。
橋下市長、あなたは教育に民意を届けるための改革を行うとしていましたね?
これが生徒、保護者の「民意」です。
生徒も保護者も不起立の先生を責めるつもりなどない、感謝に堪えない恩師なのだから。なのに勝手に外部の人間が熱くなって自分たちの卒業式をぶち壊すのはやめてほしい。なによりも卒業式は卒業生のものだ。というのが生徒、保護者の気持ちです。
生徒も保護者も責めるつもりがない不起立を罰するって、一体何のために罰するんでしょうね?
厳粛な卒業式維持のため?
でも卒業式は卒業生のものでしょう?
そのほとんどの卒業生達は先生の不起立をとがめられたくないと思っているのに罰するのですか?
卒業式で先生が不起立を貫くことより、起立斉唱するかどうかを最重要視する方が政治利用だと生徒も保護者も感じています。
政治利用しようとするから「おめでとう」ではなく「ごめんなさい」だの「残念な卒業式」だのという卒業生、保護者の気持ちを踏みにじる言葉が出てくるんです。
卒業式で君が代を強制すると言うこと。そこに卒業生達の門出を祝福する気持ちはないのだということ。
そのことが、はっきり示されたような気がします。
この「民意」、無視しますか?
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■□■市民社会フォーラム第72回例会のご案内■□■
ハシズムを考える読書交流会
―ポピュリズム問題を中心に―
日時 3月17日(土)19:00~21:00
会場 伊藤塾・大阪梅田校
定員10人 要事前申込み civilesocietyforum@gmail.com まで
定員まであと4人ですが、
先日、追加して紹介したい文献として、この本を紹介しました。
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『表現者』第41号
http://www.hatugenshajuku.net/
第41号 特集:「大阪都」の反乱を許すな 発売中
特集座談会 橋下徹にみる「近代の果て」
雨宮処凛×東谷暁×西部邁×中島岳志(司会)
特集座談会 2012年、「世界の激変」を読む
木村三浩×柴山桂太×西部邁×富岡幸一郎(司会)
榊原英資 地方の「反乱」
佐伯啓思 独裁は民主政治から生み出される
柴山桂太 大阪維新というビジネス
東谷暁 ルイジアナ州の「橋本徹」
寺脇研 愚贋の独裁者による教育支配 大阪橋下の「首長教育条例」について
中野剛志 大阪維新と批評精神
富岡幸一郎 妄想としての「大阪都構想」 橋下徹という愚者の政治
西部邁 憶い出の人々
ペリリュウで聞いた警蹕
巻末オピニオン
「共同体と社会体」のあいだの平衡、それが伝統
============================
保守思想からのハシズム批判の趣旨は、「編集後記」によると、
< 民主主義が独裁者を生むことはプラトン大先生を引き合いに出すまでもなく、二十世紀の歴史を見ればナチス政権の誕生などに明らかなことである。
・・・・・・・・・・・・
・・・このエセ独裁者の登場は大阪だけでなく、この国の民主主義そのものがすでに衆愚政治と化している象徴的出来事なのである。
情けないのは、与野党の一部の国会議員や東京都知事までが、この衆愚の徒花に近寄ろうとしていることだ。
野田首相が財務省の操り人形となって、消費税導入を至上命題として国会解散にでもなれば、日本の政治は「大阪都」の反乱によって滅茶苦茶となる。
大震災と原発事故からの復興どころではない。
・・・・・・・・・・・・
〝保守〟を自称する一部の連中が、国旗・国歌政策などで橋本市長を礼賛しているが、この手の輩に対しても本誌は(本当は相手にせず黙殺したいが)、真の保守思想の立場から物申しておきたい。
賢明な読者の御支持を願う。>
民主主義を擁護する左派・リベラルからすれば、民主主義を衆愚政治として批判することは躊躇するだろうけども。ハシズムとそれに便乗しようとする石原都知事から既存政党にとっては、「真の保守」からの批判の方が左からの批判より手痛いだろうと思い、興味深い。
左派・リベラルの『金曜日』でもおなじみの論客もいて。
一人は寺脇研さん。橋下氏の教育政策への批判として、結論で次のように述べています。
< たしかに教師=労働者との考え方で権利主張を優先した旧来の日教組の考え方は改められなければならないが、それは、責任感と使命感を持った教師=「聖職者」的な考え方を改めて取り入れていく方向で改善されなければならない。
競争と評価で管理する新自由主義では、権利は認めず義務ばかりを課す別の形の教師=労働者が生まれてしまう。
どんな形であれ、教師が労働者としてしか働かない教育現場は心貧しいものになる。
・・・・・・・・・・・・
・・・橋下徹という人間そのものの持つ思想は決して文化や歴史、教養に裏打ちされた深みのあるものではない。
そもそも、四年後の市長選挙(四年どころか、府知事のときと同様にもっと早く投げだすかもしれない)で自身または自身の傀儡が当選すると信じ切っている様子なのにも呆れる。
もし教育基本条例が成立したとして、次回選挙で百八十度違う教育理念の政治家が当選したら首長が設定する教育目標も大転換してしまうという当然の事実に気づいているだろうか。
真の賢者ならともかく、この程度の政治家の定める目標で教育が左右されること自体、危なっかしくてたまらない。
これが、教育基本条例問題の結局のところの実相なのである。>(107ページ)
もう一人は、中島岳志さん。中島さんは左の『金曜日』と右のこの『表現者』双方の編集委員でもあり、『金曜日』の編集委員・雨宮処凛さんらとの座談会での発言がとても興味深い。
中島さんの橋下像は、次のようなものです。
<特に「表現者」の読者の中には「保守」を考えている人たちが多いと思いますが、どうも橋下という人間が国旗、国歌とかの問題を出して日教組叩きをするものですから、橋下は保守の仲間だと思いがちのところがあります。
しかし僕は根源的に保守思想と相容れないものこそが橋下改革なんだろうと思っています。>(24ページ)
<橋下という人は理念の政治家とかイデオロギーの政治家では全くない。
一般的には日の丸・君が代とか、朝鮮総連に対する厳しい態度とかで保守系の政治家だとみなされがちですけど、日の丸・君が代の問題とて、そこにある精神の問題を重視しているのではなく、日教組に対するある種の見せしめとか、あるいはそこに対するバッシングというもののツールとしてそれが利用されている。
ですから、彼にとっては既存政党とか、あるいは市役所の職員とか公務員、組合全般もそうですし、そして電力会社というものも等価な存在なわけです。
関西電力は既得権益でけしからんと。
自民党も関西電力も労働組合も、彼にとっては同じ古いものの象徴で、既得権益だし、それを徹底的にバッシングすることで弱者の側の憂さ晴らし、僕は「嗜虐的愉楽」と言うようにしているんですが、そういうものを与えて、そしてみんなが熱狂していく。
・・・・・・・・・・・・
結局、起きているのは、雨宮さんがおっしゃる通り、ジェラシーの政治と言うか、引き下げデモクラシーみたいなものではないか、というのが僕の率直な印象です。>(28ページ)
そして、<脱原発という問題に限らず、ひとり1人が考えて、とにかく自分で声をあげて行くような行動をする人たちが育っていく過程にあるということと、同時に「ハシズム」的なものに仮託するという動きがせめぎあっている>という雨宮さんの指摘について、
<僕の考えでは、その二つというのは直結しているのではないかと思うんです。
橋下氏が一番望むものこそが、まさに直接民主制というもので、彼は中間団体を既得権益として叩き潰し、ポピュラー・センチメント(大衆的な気分)を民意として措定し、「権力」と「個人」が一対一の関係に立つことを望んでいます。
大衆的な気分によって権力者こそが圧倒的な権力を持ち、民意に基づいて改革を断行し、議論をすっ飛ばして決断を繰り返す政治家ですね。
・・・・・・・・・・・・・
彼は有権者に敵を見せることでバッシングを繰り返し、嗜虐的な愉楽を与えて、民意をうまく掴んでいく。
その柱になっているのが、破壊的な改革ですね。
彼は当選してから「グレート・リセットをやる」と言ったんです。
それをみんなが支持する。
政治的なシニシズムが蔓延する中で、彼が救世主に見えるような、そういう動きが生まれてしまっているのかなと思います。
そこが怖いところですね。>(34~35ページ)
中島さんは、この号に掲載の「保守するための改革」でも、橋下・大阪維新への懐疑として、<理知的能力の奢りと共に、議論の軽視><大衆の「嗜虐的な愉楽」の掻き立て>をあげ、<我々は今一度、時間的・空間的な経験知の蓄積に対して謙虚になり、自らの過信を諌める英知を獲得する必要があるのではないでしょうか。
「保守するための改革」は、常に歴史感覚に基づいた斬新的存在でしかありえません>としています。
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教員は個人ではなく、公務員としてその職に当たっているからである。
君が代の斉唱を教員の自由意志にまかして行う卒業式なんておかしいでしょう!?
誰も君が代を歌わない卒業式なんておかしいと思わないのでしょうか?
思わないなら、サッカーの代表戦だって君が代を歌う理由はないでしょうね。
つべこべ言わずに歌えばいいだろ。
あと、あんたもおかしいと思う。
「卒業式が台無しだ」というのは結果論であり、口元をチェックすることとなんら関係がない。逆に教員が誰も君が代を歌わない方が「台無し」だ。
掲げたくない旗を掲げよ!
単純にどう考えてもおかしい。
それがどんなに素晴らしいものでも!
日の丸、君が代については
歴史的経緯の中で問題があり、
こんなものを、子供や国民に強制しようというのは間違っているでしょう。
これで非国民たら、排除ってことなら
まさに治安維持法に国家総動員法の時代と同じ様相と言えるでしょう。
大相撲で歌う理由
一番人々に受け入れられやすい
(今、面白い変換ミスが、右傾れられ。。。)
ところから政府、国家が
導入していったんですね。
何も考えずにだまされたくないです。
害悪というほかないな。
>掲げたくない旗を掲げよ!
不良公務員教師は叩き甲斐があるw!
国歌斉唱せずに税金チューチューするな