オーストリアの大ラビ：ホロコーストは他民族の権利侵害に悪用された/アラビア・ニュース

イランの大統領による「ホロコーストは神話」発言が世界に波紋を広げたが、イランの宗教会議でオーストリアの大ラビ（ユダヤ教の聖職者）が、ホロコーストはシオニストによってパレスチナ人の権利侵害に利用されたと述べた。２０日付のアルクドクス・アルアラビーがイラン通信から引いて報じた。
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　オーストリアのラビで反シオニズム・ユダヤ人社会の長であるフレッド・ミーン師はイランのイスファハンで開かれた宗教間の建設的交流国際集会の席で、「ユダヤ人へのホロコーストは他民族の権利侵害に利用された」と語った。

　オーストリアのユダヤ集団の大ラビは、「２００年以上前から社会生活における宗教と信仰の役割を滅ぼそうとする者が居る。それによって世界経済を思いのままに出来、信仰の無い社会を構築するためだ」と付け加えた。

　「このような者たちこそ、第一次と第二次の世界両大戦の導火線に点火したのだ。イスラエルとその配下の諸機関は、自分たちこそが世界のユダヤ教徒を代表していると見せかけているが、シオニズム自体は、ユダヤ教徒とは全く無縁な世俗的な体制である」

　イランのアフマディ・ネジャード大統領の「ホロコースト（は神話）発言」に触れて同ラビは、「研究が示すところでは、この出来事は他の者たち（シオニスト）によって利用された。彼らこそ敬虔なユダヤ教徒を殺害した者たちだ。イスラエルはユダヤ人のホロコーストを利用することで原子兵器の入手が可能になり、イスラエルの全ての行動に米国の支持が得られるようになった」と語った。

　「敬虔なユダヤ教徒は、国家を建設することは本来のユダヤ教の教義に反していると見なし、反対する。我々はパレスチナ人は彼らの土地に帰還し、この祝福された土地で全く平和裏に宗教生活を営む必要があると信じる」

　このイスファハン集会は、３０カ国からのムスリムやキリスト教徒、ユダヤ教徒、ゾロアスター教徒からなる思想家、教授連、宗教家の参加の元に１８日からに始まった。

http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=2006\03\03-20\s27.htm&storytitle=ff%CD%C7%CE%C7%E3%20%E4%E3%D3%C7%E6%ED:%20%E3%CD%D1%DE%C9%20%C7%E1%ED%E5%E6%CF%20%CA%D3%CA%DB%E1%20%E1%E1%C7%DA%CA%CF%C7%C1%20%DA%E1%ED%20%CD%DE%E6%DE%20%C7%E1%D4%DA%E6%C8%20%C7%E1%C7%CE%D1%ED%20fff

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