たね蒔きジャーナル(大阪・毎日放送) 打ち切り危機について朝日新聞報道

2012-08-01 08:15:56 | 社会
市民社会フォーラマMLから
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永岡です、すでに各地で話題になっていますが、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナルの打ち切りの問題が、朝日新聞に載りました。
http://www.asahi.com/national/update/0801/OSK201207310193.html
 (ただし、記事は一部です)。
 ネットに載っていないものをまとめますと、毎日放送は9月の番組改変期まで正式なコメントはできないと言うものの、局の幹部は人件費を理由に打ち切る方針で、脱原発の方針に批判的な局の幹部もいるそうです。この番組のレギュラー、小出先生は、他の放送が政府の言い分を垂れ流す中、正確な情報を流したと評価されています。
 昨日は、番組の継続を求めるリスナー約20人が毎日放送で存続を求めるプラカードを掲げたとありました。
 私も、たね蒔きジャーナルは昨年の震災・原発事故直後より聴き、小出先生のお話を中心に内容を書き起こしてネットで広げる作業を続けましたが、原発報道だけでなく、政治、オスプレイ、沖縄、大阪の橋下氏のこともしっかりやっているたね蒔きジャーナルはジャーナリズムの鑑であり、打ち切りは大変な打撃です。
 毎日放送では、2008年に小出先生他熊取6人組の番組を作ったら関西電力が激怒し、1700万円のCM料金を引き上げています(新聞うずみ火のスタッフの証言による)。それでも、原発に批判的な姿勢を続けており、応援したいです。
 たね蒔きジャーナル打ち切りの話は7月28日の朝にツイッターに載り、その後ネットで話題になり、とうとう朝日が記事にしました。
 私も、存続のため尽力したいです。

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今年3月には一連の原発報道が評価されて、坂田記念ジャーナリズム賞特別賞を受賞した。テレビの視聴率に当たる聴取率も堅調という。


田中龍作(ジャーナリスト)
https://twitter.com/tanakaryusaku/status/229214003493224449
毎日放送ラジオ『種蒔きジャーナル』打ち切りの理由は唯一つ。 
脱原発のスタンスを明確にしていたためスポンサーに睨まれたのだ。
京都大学の小出助教が、毎回のように原発の危険性を説いていた。 
筆者は「イタリアの原発国民投票」について取材報告をした。
これって民放じゃあり得ねえ。

マスメディアの正体 その2広告とメディア~「たね蒔きジャーナル」の打ち切りを考える /BLOGS
http://blogos.com/article/44145/

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2 コメント

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小出先生と電話でお話しをした時の感想。 (おっさん)
2012-08-06 01:01:31
私は種まきジャーナルが好きで毎晩聴いているひとりです。
番組の方向性については概ね賛成なのですが、
また、小出先生は信念を持った学者だと思います。この点については頭が下がります。
ただ、偏向性の強い部分があることも事実です。
彼はどんなに微小な放射線も安全と言える領域がないと主張されますが、ほんとうはどうなんでしょうか。
例えば、(しきい値無し直線仮説Linear Non-Threshold : LNT仮説)
放射線の放射線量と被曝の間には、しきい値がなく直線的な関係が成り立つという考え方、これがLNT仮説といいます。
しかし、団塊の世代の私たちは大気圏内核実験由来のいわゆる死の灰すなわち放射性物質をかなり、外部及び内部被曝させられてきましたが、特に癌などが多く発生したという事実はありません。
言い換えれば、しきい値があることを逆に証明できます
このことについて小出先生とは平行線のままでした。
また、ホルミシス効果については私が持ち出しますとあざ笑うような態度で一蹴されました。
小出先生は放射線医学の専門家ではないのです。
また、ホルミシス効果、放射能泉は現実に存在し療養効果も認めれているのです。
でも、小出先生は温泉浴の効果は認めるが、微小な放射線のホルミシス効果は認められないの一点張りでした。
これも話しは平行線のままでした。
もうひとつ、あれほど放射線の怖さをときながらご自身が放射線を扱う学問からなぜ撤退しないのかと質問しましたら、
ご本人は原子炉の運転には携わっていないとの答えが返ってきました。
それ以上の答えは返ってきませんでした。
先生の生き方のこの部分に矛盾を感じられずにいられません。
LNT仮説やホルミシス効果について電力業界が早くから推進しているのは問題本質をわかりづらくしているとは思いますが、
純科学的にみていかなくてはいけないと思います。
放射線医学の専門家がコメントする領域です。
種まきジャーナルは小出先生を崇め奉るようなところがあり、問題だと思います。
原子力に関わる組織が好き勝手をしてきたことはおおいに問題だと思いますが、だからと言って是々非々で検証しないと余計に問題の本質がわからなくなります。
報道番組はこのバランスがとても大切と思うのはわたしひとりだけでしょうか。
番組を聴いていて疑問を感じたので直接、大阪泉南郡熊取の京大原子炉実験所に電話をした感想です。
返信する
まず科学論からスタート (sheepsong55)
2012-10-26 22:52:37
国民の二人に一人が癌にかかるのもひょっとすると大気圏内核実験の影響ではないかという想像力が働かないというのも不思議です。実証できないから存在しないのではなく、実証不可能なことでも存在しているんだという事実の重みや科学の限界に自覚的である必要があるかと思います。
返信する

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