南京大虐殺テーマの朗読劇後援 船橋市教委認めず

2010-07-12 09:36:00 | 社会
朗読劇「哀しみの南京」の船橋公演が、ついに3日後に迫りました。
主催:「哀しみの南京」上演実行委員会・船橋
題名:『地獄のDECEMBER/哀しみの南京』
出演:渡辺義治・横井量子
場所:船橋市勤労市民センター
時間:開場17:30,開演18:00
料金:前売(大人3800円、大学生1000円、中高生500円)
   当日(大人4300円、大学生1500円、中高生1000円)

7月10日(土)の『朝日』千葉面に、この『哀しみの南京』についての記事が載り
ました(下欄参照)。
記事に登場する三橋さん・石井さんは、千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員
会で一緒に活動してきた仲間です。
一人でも多くの方に会場に来てほしいと思っています。
よろしくお願いします。

千葉高教組東葛支部「ひょうたん島研究会」・TT
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朝日「千葉面」:10/07/10
南京大虐殺テーマの朗読劇後援
船橋市教委認めず/実行委から不満の声
吉井亨

 船橋市で15日上演される南京大虐殺をテーマにした朗読劇で、市教育委員会が、
高校教諭らで構成する劇の実行委員会から出されていた後援申請を不承認とした。
「南京大虐殺は共通認識ができていない部分がある」と市側は説明しているが、
他市では後援している例もあり、教諭たちから不満の声があがっている。
 南京大虐殺をテーマにした朗読劇「地獄のDECEMBER(12月)/哀しみの南京」
は、演出家の渡辺義治さん(62)、妻で俳優の横井量子さん(63)による2人芝居の
対話劇だ。2006年から全国60ステージで公演、米国でも上演された。
 渡辺さんの父親は中国東北部(旧満州)にいた関東軍軍人。中国人を殺し、ソ
連参戦後は開拓団員を置いて日本に帰ったという。渡辺さんは自身の問題として
父親の過去に向きあってきた。
 市は1994年、中国の西安市と友好都市提携を結んだ。小中校生らが相互訪問す
るなど交流も続いている。高校教諭らでつくる実行委は今年3月、「南京事件を
題材に戦争の悲惨さと平和の尊さを訴える」として市教委に後援申請していた。
 申請を不承認とした理由について、市教委文化課は「ポスターに『この舞台は
実話です』と書かれている。日中歴史共同研究では、〈南京での〉日本の略奪行
為などを認定しているが、犠牲者の具体的数については諸説あるとされている。
実話に基づいて上演されるということなので、広い意味で様々な認識があるもの
の開催を後援することはできないと判断した」と説明している。
 これに対し、実行委の一人で県立船橋西教諭の三橋久雄さん(59)は「がっかり
した。戦争にほんろうされた人々の心の問題を扱った芝居。文化活動に関する後
援をお願いしたのに」と話す。県立市原高校で社会科を教える石井泉さん(47)も
「南京大虐殺は、教科書にも載っている歴史的事実なのに」と残念がっている。
 この朗読劇の昨夏の千葉市公演では、同市教委が後援している。愛知県豊橋市
の今年2月の公演でも、同市と同市教委が後援したが、公演終了後には、後援取
り消しと謝罪を求める陳情が同市議会に出された。
 朗読劇は、船橋市勤労市民センターで午後6時から開演される。


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