はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

レトロ巡礼の旅その4:ことでん志度線

2006年07月11日 22時56分10秒 | たびろぐ四国。

今回の高松の旅の、主役のひとつがこれ!
ことでんの長尾線・志度線で活躍する旧型車両さんたちです。
まずはこちら、志度線からご紹介します。

ことでん志度線は、瓦町-琴電志度間を走る路線。
ここでは、冷房がついている(比較的)新しい車両に、
朝だけ旧型車両が1両連結して走っています。
なんとこちら、大正14年製の車両!!もちろん冷房はついてませんよ~。
元近鉄のこの車両、やってきた当初は「その3」で紹介した琴平線で活躍していましたが、
今ではここ、志度線でがんばっています。


車内はこんな感じ。レトロでしょ~。お遍路さんの姿も見えます。
地元のみなさんはわかっていらっしゃるのか、
涼しくないこちらの車両には、あまり乗ってきませんでした(笑)。


低く唸るような吊り掛け音を轟かせ、志度駅に到着。
名古屋市営から来た車両に、こんな風にくっついて走っています。
これってなんだか微笑ましいというか、でも不思議な組み合わせだよね(笑)。


1本落として、次に来た電車で瓦町へと折り返します。
途中、行きに乗った車両の僚友、元近鉄のベテランさんとのすれ違い。
こんな光景がこの時代でも見られるなんて。高松へ行ってよかった。


もうすぐ終点瓦町、というところで、またまた前から旧型車両がやってきました。
こちら、元京急の230形という、昭和7年に作られた車両。
そして、いっしょに行った友人が、いちばん会いたがってたのがこれ。
普段はお休みしてることが多いらしく、こうして会えたのはラッキーだったみたい。
もちろん、この後乗りましたよ。友人、感動で言葉も出なかった様子(笑)。
そういやずっと、「ことでんつれてけ~」って言い続けてたもんね(笑)。


そして、往復約1時間の時空を越えた旅を終え(大ゲサ?)、終点瓦町駅に到着。
帰りに乗ったこちらの車両、京浜急行の前身「京急電鉄」時代の車両だそうですが、
なんと!大正2年生まれっ!!93歳の大ベテランさん!!
日本に現存する、最古参の車両なのです。
え?電車ってそんなに使えるの??って思いますよね~!
今回乗った旧型車両の中で、いちばん吊り掛けらしい音色を奏でていました。
聴き惚れちゃったもんなぁ。いや~、高松行ってほんとによかった。

えっと、長尾線もいっしょに紹介しようと思ったんですけどね、
思いがけなく(いや、いつものこと)長くなっちゃったので、続きはまた次回~。

「その5」へつづく~♪


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
レトロな世界 (かねごん)
2006-07-12 01:57:20
最近アップされる車両はレトロな車両が多いですね。

ことでんってこんな車両を使ってるんですね。

それにしても、最古参の大正2年生まれ93歳さん。

大事に使えば、そんなに長年使えるものなんですね。

モノを大切にする文化がこんなところに残っていることは、何か考えさせられるものがあります。大量消費社会の今日ですからね。
返信する
大正2年 (ルンバルンバ)
2006-07-12 12:31:13
はるかさん、こんにちは。

すごいものが日本にもまだまだあるのですね。人間でも大正2年生まれを見つけるのは難しくなってきているのに、電車でしかもまだ現役バリバリだなんてすごいです。

これを見たら平成9年生まれの走行距離120000kmのわが愛車がひよっ子に思えてきて、まだまだ頑張れるように感じてきました。でも最近調子悪いのです。「少しはことでん見習えよ」とはっぱをかけておきます。
返信する
恐れ入り・・・ (nobu)
2006-07-12 15:59:35
この前のも若干レトロな雰囲気でしたが・・・大正生まれとは!!恐れ入りました。。。



いや~、電車待っててこんなのがやって来たら、言葉失っちゃいますよ。

こういう古い車輌を大切にする琴電さん、応援したいですね。いつか【琴電】と【うどん】巡礼の旅してみたいものです。



ところでMRI、

私は頭からスッポリ入り、機械の「ガ・ガ・ガ・・・」という音がけっこううるさかったですが、なんとなく眠気が・・・これって、列車の音にも通じる心地良い騒音?なのかも(笑)
返信する
旧型車両、 (POPSTAR)
2006-07-12 23:20:11
ぼくもお金あればこういう旅行きたいなぁって思ってます。代わりに行かれてるのを楽しく拝見してます。

400形なら現役で乗ったことあるけど、230までくると‘レトロ~’って感じですね!

吊り掛けだね。わぁーいいや~

小回り効きそうでナローゲージの線路は走っていそう(変な比喩)です。



(2006-07-12 01:41:51)
返信する
POPSTARさんへ。 (はるか)
2006-07-12 23:33:08
ごめんなさい!こちらの記事への内容のコメだったので、

移植してしまいました~。

後から読み返したとき、せっかくいただいたコメが見れないのは寂しかったので…

230形って、昭和50年代前半まで京急にいたそうなんですよね~。

その頃まで、横浜や川崎に吊り掛け音が響いてたかと思うと、

なんだかうれしくなりますね。

あ、鶴見線はもっと後まで吊り掛けがいたんだっけ!

意外に身近でも、「レトロ」を感じることができたってことなんですね!
返信する
かねごんさんへ。 (はるか)
2006-07-12 23:39:07
現代版「三丁目の夕日」みたいな感じすらしますよね~。

こんなに長い間大切にされて、車両も喜んでると思います。

実際にこの目で見ても、ほんとに走ってる~(失礼)、と感動しましたから(笑)。

大事に使いさえすれば、長年がんばってくれるといういい見本のような気がします。

そんな旧い車両たちも、もうすぐお別れの時期が迫ってるんですよ~

でも、ここまでがんばってくれただけでも素晴らしいことですね。
返信する
ルンバルンバさんへ。 (はるか)
2006-07-12 23:42:15
あははは!!ほんと、人間でもなかなか見つけられませんね!(笑)

わたしもいろいろ乗り物を見てきましたけど、

ここまで旧い車両に出会えたのは感動でした。

ルンバルンバさんの愛車は120000kmですか!!がんばってるなぁ。

山へ一緒に行く相方さんなんですよね。

はっぱをかけつつ、大事に大事にいたわってあげて、

長く乗り続けてあげてくださいね!
返信する
nobuさんへ。 (はるか)
2006-07-12 23:47:07
これ見ちゃうと、前回の車両なんてまだまだ若造、って感じですよね(笑)。

わたしもね、ホームで待ってて旧型さんが入線してきたとき、

あの音と姿で感動でしたよ~。おおおっ!って(笑)。

ほんと、大事に使ってくれたことでんさんには感謝しきりですよね。

ただ、最古参さんをはじめ、旧型さんたちは徐々に引退していくんだそうです。

また続きで書きますが、早めに行かれたほうがいいかも…。



ところで、nobuさんもMRIやったことあるんですね!

そう、あの「カッ・カッ・カッ・カッ…(シーメンスは軽やかでした)」って音、

一定のリズムが眠気を誘うんですよね~。

そう言われると、乗り物のリズムと通じるとこがあるかも(笑)。
返信する

コメントを投稿