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第156回天皇賞・秋

2017-10-29 21:29:06 | 競馬回顧
朝から頭が痛くて、昼寝している間にレースが終わっていた。
キタサンブラック勝ったの?サトノクラウン2着か。3着レインボーライン。お、当たった。
寝る前に馬券買っといて良かった。

キタサンブラックはスタート直前にゲートに突進し、体勢を崩して出遅れ。
この馬場で後ろから行く羽目に。仕方なく内に進路を採って後方待機。
馬場が悪過ぎたこともあり内がポッカリ開いていて、最内を通ればすぐ前に行ける状況。
もうこの位置取りなら迷うこともなく、最内に進路を採って追い上げ開始。
4コーナーではもう先頭が射程圏内に入っていた。サトノクラウンと併せて直線へ。

先に動いたのはキタサンブラック、かなり強気。やや遅れてサトノクラウンも追撃。
サトノクラウンが内に切り込んで猛追してきたところで手前を替えて再加速。
サトノクラウンにかなり詰め寄られたが、そのまま力で押し切った。
リフレッシュして完全復活。宝塚記念9着は天皇賞春のレコード駆けの反動だったのだろう。

サトノクラウンはスタート直後にサクラアンプルールに挟まれて後退し、中団の内を追走。
ただ例の如く前がポッカリと開いていて、実質単騎で楽に進めていた。
3コーナー付近で2番手に上がり、勝負どころにかけて絶好のポジションを確保。
手応えも十分、さあ追い出し、というところで内のキタサンブラックに先を越された。
しかし水しぶきが舞い上がる極悪馬場はお手の物、鞭が入る度に加速。
ラストで内に進路を切り替えて抜き去るはずだったが、キタサンブラックはタレなかった。
差は僅かでも、自分のテリトリーでキタサンブラックにあそこまで走られてはお手上げ。

レインボーラインは無難なスタートから内のほうへ入っていって中団待機。
道中はサトノクラウンとキサタンブラックの間を手応え良く追走。
3コーナーから4コーナーにかけて内を回ってきてポジションを上げながら直線へ。
そこからガラ空きの外へ持ち出し、早々とスパート。
二強が抜け出してグダグダになった後続を尻目に末脚を伸ばしていった。
NHKマイルC3着、菊花賞2着といった厳しい流れで着を拾ってきた底力がモノを言った。
ステイゴールド産駒は9レースでも1着と3着に入っていて、重馬場適性を見せ付けた。

グレーターロンドンはスタート直後によろめいて後方からの競馬。
この位置取りでは厳しいと察知した田辺騎手は最内からの追い上げを敢行。
ただハミを取って行きたがり、想定よりも早く前に出てしまった。
直線では内からキサタンブラック、外からサトノクラウンに交わされ、程なく失速。
これだけスタミナを要求される馬場になるとこの馬には厳しかった。

ヤマカツエースはスタートから位置を取りに行って5番手。
道中は周りに行かせる形で中団馬群の中。手応えはまずまずといったところ。
ただ勝負どころで徐々に置かれ始め、手応えもみるみる悪化。
直線で外に持ち出して追い出されるもそこからはもがくだけだった。
東京コースとの相性が悪いこともあるが、そもそも馬場が悪過ぎて評価不能。

ネオリアリズムはいつも通りの先行策も周りが積極的に行ったこともあり5~6番手。
道中は鞍上が腰を浮かせて走りにくそうにしていた。
4コーナーで内を通って追い上げたものの次第にポジションを落としていった。
直線はどこを走っていたのか不明。完全に沈没した。

シャケトラは大外から果敢に前に出してきたが、勢いが付いて抑えながらの追走。
終始外を回らされ、勝負どころも内に入らせてもらえず自動的に大外ぶん回し。
この馬に限らず、最初のコーナーで内に入れなかった馬は100Mほど余分に走らされた。
こんな馬場で大外枠に入ったらどんな名馬でどんな名騎手が乗っても勝負にならない。

前3頭以外はグダグダに終わったように見えるこのレースでおやっと思わせた馬がいた。
マカヒキ。この馬も外枠で内に入れることが出来ず、終始後方を進む苦しい展開。
4コーナーから直線に向くところでもまだ後ろから数えた方が早い位置取り。
手応えも良いとは言えず完全に終了したかと思いきや、そこから息の長い脚を使った。
横一杯に広がった追い比べで途中進路を切り替えながらぐんぐん追い上げてきた。
位置取りを考えるとかなり凄い。これは復活があるかもしれない。次走要注目。

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