生のユーザー声を届けるハーモニーblog

Webアクセシビリティに関連するユーザーの声を届ける

三井住友銀行でちょっとインタビュー

2005年05月29日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、大手銀行さんも、いよいよアクセシビリティ・ユーザビリティということを踏まえて、web サイトのリュニアルをスタートしだしたようですね。その最初ともいうべき「三井住友銀行」さんへ、先日私用で、自分の少ない財産をどうしようか?と投資信託の窓口へ行ったときのことです。何度かお世話になっている、若い(30歳になってるかな?)担当者さんへ、一通り相談を終えてから、

Q「ところで、最近、御社のWebサイト、文字を大きくしたり、使いやすく一新なさったじゃないですか・・実際、なにかお客様から反応ありますか?利用者が増えてきたとか?」

A.「そうですね?私のところでは、これといって、まだ別にお客様から特別にそのことで、なにか感想を言われたとか、売り上げが一気にどうとかということはないのですが、Web上の使い方をお客様へ窓口で教える時に、私自身が見やすくなって教えやすいんですよ・・」ということでした。

私は、これを聞いてふう~ん面白いな・・と。これって、アクセシビリティ・ユーザビリティに配慮することによって、こんなに若い方へも、操作指導がしやすく見やすくなったと言うことを、とてもよく証明しているんではと思うのです。株をはじめ投資にハマッテル方には、結構、定年退職をされたばかりのサラリーマンも多いように思うので、このシニア層に使いやすいサイトは、やはりどの金融機関を使うか?という選択の基準にも、これからはなってくるんだろうな~と思ったりしています。

次回は、現在総務省で行われています「公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会」というものを、傍聴してきての報告や感想など書きたいと思っています。お楽しみに!

シンポジウム終了!しました。

2005年05月27日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

盛況にて25日のWebアクセシビリティ・シンポジウムが無事終了しました。超満席で活気あふれるシンポジウムで、主催者としてほっとしています。お越しいただいた皆様ありがとうございます。
また、残念ながら、満席でお断りしてしまったお客様には、現在、当日の様子を録音からユーザーの声をテキスト化しておりますので、後日バッチリ、ハーモニーサイトでアップいたします。どうぞお楽しみに!やはりユーザーの声にまさる勉強はない!ということを実感した1日でした。

Webアクセシビリティ・シンポジウム、いよいよ明日!

2005年05月24日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

昨年12月から準備を進めてきました、Webアクセシビリティ・シンポジウム「私にも使えますか?」が、いよいよ明日になりました。昨年6月20日にWebアクセシビリティのことがJIS化されてから、火がついたように、あちらこちらで、関係者がシンポジウムやら、セミナーを開催しだしたので、私自身も色々勉強のため顔を出してみました。ただ、どの会でも、とても疑問というか?物足りなかったのは、生のユーザーの声が聞ける場がなかったことです。そんな思いを、ふつふつとさせていたころ、今回、協力してくださっている実行委員の皆様などとも縁もあり、「ユーザーの声を届けるシンポジウムを開催したいのですが・・協力いただけますか?」と何人かに声をかけてみたことがきっかけで、今回、本当に実現する運びとなったのです。「有料で本当に人が集まるの?結構他では無料でしてるところも多いよ・・」などと言う意見もあり、本当に蓋を開けて見るまで、不安というのが本音でしたが、宣伝を始めたとたんに、満席状況になり、私自身があまりの反応の良さにビックリしています。

ということは、関係している業界の方がたも、やはり皆さんユーザーの生の声も無視はできない!と思ってくださっているんだろうかと思うのです。アクセシビリティはそういった多くの人々の「ハーモナイズ」で広がり、理想の形になっていくのかと私は思っています。

意味あるシンポジウムだったと、参加者に喜んでいただけるよう、明日はスタッフと共にがんばりたいと思っています。

あさひcom VS ヨミウリオンライン

2005年05月19日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、このとこと立て続けに、アサヒさんとヨミウリさんが、Webアクセシビリティに配慮してWeb配信ニュースサイトを一新しましたね。障害者にも高齢者にも見やすいサイト・・ということで。確かに読書とのコミュニティのとり方はまだまだ、問題も多いかと思いますが、とりあえずハーモニーの新聞を読むのが大好きな中途視覚障害者の方が、ヨミウリオンラインを読んでみて感想を寄せて下さった結果は格段と読みやすく使いやすくなったと言うことですので、その感想を以下へアップいたします。

ーーーーーーーここから感想ーーーーーーーーーーー
今晩は。佐々木です。
読売新聞を聞くためのアクセシビリティ・ユーザビリティの報告をします。結論から記しますと、改変以前より使い易くなったとすることが出来ます。以前は最悪でしたが、朝日新聞並みになったということです。つまり、大分使い易いものになったとすることができるでしょう。使い易くなった理由を幾つか挙げてみます。その1は、リンク(名)「ニュースジャンルのナビゲーション」を設けたことです。これで、神ベースの新聞に置き換えた場合でいうと、容易に紙面を開くことができるようになりました。それから「本文へ」「全文へ」のリンクを設けたことでしょう。これで一度聞けば十分の煩わしいナビゲーションを何度も聞かないで済むようになっています。では、実際に即して良くなったところを記してみます。まず、読売新聞のhpにアクセスします。「ニュースジャンルのナビゲーション」を選択(エンターします。次にカテゴリー分類された中から目的の記事を選択し、内容を聞くことになるわけですが、これも大分スムーズになりました。例えば、5月19日午前0時の段階で「社会面」から「中高一環教育・・・」を聞くことにします。1「社会面」→2中高一環教育・・・「」→3読み明け(聞く)というリンク(名)を辿っていくのですが、以前でしたらそれぞれのリンクを選択するたびにナビゲーションを二度、三度聞かなければ成りませんでしたが、
「本文へ」「全文へ」の二つのリングが新設されたので全文を聞くのに煩わしいナビゲーションを聞かずに済むことができるようになりました。つまり、2の段階で「本文へ」を、3の段階で「全文へ」をそれぞれ選択すれば煩わしいナビゲーションをほとんど聞かずに住むようになったというものです。それでも残された問題点・疑問点があります。それは、カテゴリ選択の再会をするためのリンクが貼られてないことです。つまり、「社会面」から「スポーツ面」に移ろうとする時、再度トップページに戻らないとできないようです。これを改善すると、朝日新聞以上のアクセシビリティ・ユーザビリティになることうけあいです。
ーーーーーーーーーここまで感想ーーーーーーーーーーーーーーーー

ということです。
とにかく、以前よりは格段と良くなったのは確実なようです。アサヒさん、ヨミウリさん、ありがとうございます。

高齢者ユーザも最近は、こんな使い方してます。

2005年05月17日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、先日ハーモニー会員の70代のシルバー会員さんと雑談をしていましたら、突然「私も最近ようやくWebアクセシビリティってものが、なんとなくわかってきたわ!」と急に話しだしたので、どうしたのかしら?と気になったもので、その理由を尋ねてみましたら、某有名ホテルのサイトにアクセスしとても困った経験が、逆に彼女には常にハーモニーで耳にしている「Webアクセシビリティ」の意味を気づかせるキッカケになったようです。早速、その時の経験を文章にしてくださったので、以下へアップしたいと思います。

ーーーーーーーーーーここからーーーーーーーーーーーーーーーー
私はハーモニーのシルバー会員です。どうもITやらWEBの関係は、よく理解できないところがあり特に「WEBアクセシビリティ」なんていう言葉は、ハーモニーの中ではよく聞くけど、実のところどうもピントこないというのが本等のところでした。私が日ごろアクセスするホームページは、お役所か新聞社のホームページくらいのものでしたが、たまたま先日、次のような経験をしました。ホテルのグランドハイアット東京へ行く用事できまして、そこまでの行きかた(場所)がわからないのでホームページで調べようと思い「グランドハイアット東京」と入れ検索しました。そうしたら、すぐに見つかりアクセスしてみました。まず最初に、ホテルの外観と室内らしい写真2ペ-ジが、行ったり来たり変わります。文字はなかなか現れません。私が知りたい「アクセス(行きかた)」の文字は見つかりません。やっと最下部に2ミリほどの文字が現れました。トップから一つ二つ当たってみました、美しい花やフルーツの写真などがゆっくりと変わる画面の中の文字は薄くて、大きさはやはり2ミリ弱です。馴れない上にあせっているので見つけることが出来ません。ゆったりしたBGMがよけいあせりを誘います。六本木ヒルズの中とわかり、六本木ヒルズのホームページを出してみました。「施設案内図」でグランドハイアットの場所はわかりましたので六本木ヒルズに着いてから聞きながら行くほかはないと思いました。丁度その時に一緒に行く若い方から電話があり詳しい道順を教えて下さいました。グランドハイエットの正面は西麻布の方面を向いているとのこと、私は西麻布の辺りは詳しいので、そこでやっと位置関係が明らかになってきました。あとで落ち着いて「グランドハイアット東京」のホームページを検索しますと“概要”の中に“アクセスマップ”見つけることができました。でもそこに到達するまでに何度行ったり来たりしたことでしょう。ホームぺージをこんなに美しくする必要はあるのでしょうか?情報を早く正確に伝えることが優先と思うのですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上のような内容です。他のホテルも結構同様なBGMやイメージの写真などで派手にTOPぺージ飾りたて、肝心な情報へアクセスできないところが多いですよね。私たちが、特定のホテルへアクセスする目的は、結構そこまで行く方法や、そのホテルのサービス、入ってるレストランの内容、価格など調べたい目的がある時が多いように思います。美術館に行ったときのように、その流れる綺麗な写真や画像をゆっくり眺めることは、まずしないな~などと思います。まず、topページから次の目的のページへパッとアクセスできないことには・・・いったい誰に向けた誰が使うWebサイト?と考えて発注者はWebサイトを依頼しているんだろうか?

Webデザイナー達の間では・・・

2005年05月15日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

先週金曜日に、ハーモニーが現在、事務所で借りている「プラットフォームスクエア」を拠点に、2年に1度の神田祭りの前夜際があり、ハーモニーも会員のネットショッピングをしている方の協力で、初出店してみました。ただ売ったのでは売れないだろうと、輪投げでの出店、輪投げ屋さんでがんばりました。

さて、先日事務所を知り合いのWebデザイナーのトミオカさんという方が、「Webアクセシビリティを推進していくためにも、情報を多くの皆さんへメルマガで発信していきたい」と、そのメルマガの取材にいらっしゃいました。記事集めに色々な関係者を取材していらっしゃるということでした。そして、ついに、その第1号が19日から発行されたということですので、紹介したいと思います。
ちなみに、私のインタビィー記事は、3回目発行に出るらしいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
来週木曜日(19日)に第1号を配信!
それ以降は隔週木曜の発行を予定しています。

『ウェブアクセシビリティ実例見聞録』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しかし、最近よく思うのですが、Webデザイナーさん達はずいぶんと、熱心にWebアクセシビリティを気にかけたり、実際にアクションをトミオカさんのように起こしだして下さっていますが、1番Webアクセシビリティを必要としている当事者の、視覚障害者ユーザーのほうはと言うと、まだまだ声が低いように感じてなりません。多分、そういったことをまったく知らないで、Webサイトにアクセスしても、「これは読めないな~」とそこであきらめ終ってしまう方々、または、自分のアクセスする技術がまだ勉強不足で自分が悪いのだ・・と思い込んでしまってる方々が大半であるのと、少しWebアクセシビリティについての知識もあり、このサイトの作りは悪いと不満には思うが、声をあげるまでのアクションは起こせない、起こし方がいまいちわからない方々、こちらはまだまだ少ないけれども、存在しだしてはいるかとは思います。後半の視覚障害者の方々でイニシャチブ的な役割を果たす、ユーザーの数人が声を高くしていけば、それに影響され、だんだんに声が大きくなっていくのだろうか?ぜひ、自分達の不便さや思いを、もっと声を出し伝えていただければと思います。そんな思いもあり、今回5月25日「私にも使えますか?」というWebアクセしビリティシンポジウムを、ハーモニーでは開催するわけです。
神田祭りのように、みんなで盛り上がって欲しいと思うのです。



使えるネットショッピングとは?パート4

2005年05月10日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。 

おっと!ついに使えるネットショッピングとは?シリーズもパート4まできました。根気のない私としては、快挙ではなんて、自分で思ったりしています。(笑)

さて、今日は支払いについてでしたね。支払いの種類は様々あります。カード払い、代引き払い、口座をもっていればeバンク決済、コンビニ決済、プりペイド、指定口座への振込み、など本当に様々です。さて、視覚障害者にネットショッピング初心者はどの支払いを好む傾向があるのでしょうか?
以前、教室でその辺を聞いてみたことがあります。そうすると、カード払いはちょっと見えないだけにセキュリティ面など、とても不安なので、アナログな方法で指定郵便口座振込みが安心。またそれがない場合は、コンビニ決済など自分で実際にお金をやり取りできるほうが安心ということでした。
そこで、実際に生徒の視覚障害者の方とコンビニ決済をするために、それを選択し進んでみました。コンビニ決済の場合は実際に手続き画面は、そのコンビニの支払い画面に入っていきます。しかしそのサイトがまた困ったことに思うように使えなかったりするケースが多いようです。どうにか、この第1関門を通過したとしても、支払いの為に自分がもらったナンバーがあり、それを印刷してコンビニに持参し、そのナンバーを見ながら、またとっても視覚障害者には使えないタッチパネルの機械を操作しなくてはいけない羽目になるわけです。
結局どんなにがんばっても一人では、コンビニ払いは支払い不能と言うわけです。ガイドさんかどなたか他人の手をかりなければ・・これってせっかく1人でお買いものしたい~とネットショッピングしてみたのに、なんかさびしいものがあるんじゃないでしょうか?
色々な便利な電子決済が出てきて、華やかに世間では宣伝されていますが、実際に視覚障害者の方は
そういった便利な最新といわれている、支払いシステムを利用でき満足できているユーザは何人いるんだろうか?といつも、思うのです。なんのための便利商品・システムなのだろうか?と・・

今日書いたことは、Webアクセシビリティのこととは少し離れたこともありますが、なにかITのシステムを利用し、人間の生活において役立てる時には、細切れで完璧であっても、全体の流れがある程度使えるものでなければ、せっかく1部が完璧な努力をしても意味を果たさないことが結構多いというのが、ネットショッピングなどのサービスが良い例ではないでしょうか。今の日本にはそんなものであふれているように思います。ユーザの声が届いていない見かけユニバーサル?!が。



使えるネットショッピングサイトとは?パート3

2005年05月07日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。使えるネットショッピングサイトとは?パート3まで、どうにかたどり着きました(ほっ)。今日は、2の続きの「会員登録のフォーム入力」が結構視覚障害者にとって、使いやすくできてるサイトは非常にないのが現状・・どうしてなのか?理由はいくつかありそうですについて、私が思い当たる原因をいくつか書きたいと思います。

1.入力のテキストボックスが余りにも多く分けられていて逆に操作がまどろっこしい。(例、住所の場合、市区郡町村 、丁目・番地等、マンション名)などと細かく分かれている)

2.入力する際の文字の種類(カタカナ・ひらがな・半角・全角等)の説明が、視覚にはすぐにわかるが音声ではわかりづらい例になっていることが多い。また、説明がある場合でも、大体テキストボックスの後に説明されていることが多く、特に初心者はわかりづらい。

3.住所の県など選択できる選択肢がある場合が多いが、これは音声で操作していく場合かえって時間がかかりわずらわしいし、選択した後に、次のテキストボックスへすぐに抜けるキー操作を知っている方が以外に少なく、聞いているうちに迷子になってしまう方が多い。

4.性別など選択するラジオボタンなどのチックの際に、きちんとラベルの関連付けがされていないときも多く、音声によるキー操作が困難なときがある。

5.入力中に、制限時間が設けられているのか、ページが更新されてしまったりして状況が変わってしまうときがあり、初心者はなにが何だかわからなくなるケースがある。


6.全部の入力が済み、送信ボタンを押し、その際に入力ミスなどがあると、ミスを赤文字などで教えてくれ、再度入力するシステムが用意されているが、その表現方法や、ページのレイアウトのわかりづらさ、また別ページになっている場合なにが起こったか混乱し、どうして良いのか?まったく進めなくなる場合がほとんど。ここであきらめる視覚障害者がもっとも多い。

ざっと、視覚障害者がつまづくところ問題点を書いてみました。これは、視覚障害者だけの問題ではなく、結構パソコン初心者や高齢者などとも重なる苦手な部分でもあるかと思います。もちろんWebでの工夫も今後もっと必要であるかと思いますが、それだけではなく、代替サービスとして、アナログの会員手続きも用意できないものだろうか?ということです。電話対応で、会員登録可能であれば、ほっとする方は以外に多いのでは・・視覚障害者の一般ユーザの苦労を目の当たりにして、また今後益々増えるであろう、高齢者のネットショッピングユーザなどへの対応も考え、そんなことを考えてしまうのは、私だけでしょうか?YAHOOの画像認識などが飛び出してくる登録など特に実施して欲しいものです。さて、パート4では、支払いについて少し書いていきたいと思います。

使えるネットショッピングサイトとは?パート2

2005年05月02日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

連休の真っ只中ですね。わたしは、人ごみの行楽地に行くのがあまり好きでないので、近場でショッピングや外食、そして読書などで楽しんでいます。渋谷に用があり帰りにソニープラザやブックファーストをぶらぶらし、色々と面白そうなものを物色しましたが、そこで購入しようか?しまいか?悩んだものが数点ありました。そういった時には、よくパンフレットをいただき、自宅に帰ってから、そこに書かれているURLへアクセスしたり、関係の情報を検索したりしてから、もう少し情報を見てみます。特に化粧品などは、そこのURLにアクセスすると、見本商品が申し込めることも多いので、とりあえず、その見本を取り寄せてみます。本なども面白い場合はもっとその作者の他の作品も読んでみたくなりますし、またその人物のプロフィール詳しく知りたくなるので、キーワード検索で、色々情報を引っ張り出し、調べてみます。

と、このように最近の消費者は商品を選ぶことがセミプロ化されているように思います。今回購入した、もとマイクロソフトの日本法人元社長の成毛眞さんの書かれた「マーケティング辻説法」にもそんなことが書かれていました。「300万人以上いる障害者も大きなマーケットなので目をむけよう」とも。確かに、ネットがこのように生活に入り込んだ活用がなされだしてきている現在、逆にその場まで自由に足を運べない、また視覚障害者のように商品が自分の目で確かめることができない場合は、とくにネットからとる情報で、商品を探し、選択し買い物することは、価値が高い利用になることは間違いなでしょうし、一般消費者より購入に直結する率も高いのではないでしょうか?そのときに、アクセス不能、使いずらいサイトであれば、もう消費者は逃げてしまうに決まっています。

さて、「使えるネットショッピングとは?パート1」で書いたように、ハーモニーでは以前、三越さんのお歳暮の視覚障害者向けネットショッピング講座を実施し、色々感じるものがあったので、続きを書きたいと思います。すべてが使いやすかったかとというと「NO」という結果はなぜか?の続きですが、ネットショッピングを完結するためには、商品をざっと眺めて見る→ここで購入したいと思えば会員登録をする(色々手続きやメリットなど調べてみる)→そして再度、購入画面へいき購入作業→確認をする→支払い選択をし、支払い作業をする。そしてやっと終了であとは自宅や相手様に届くのを待つ。というのが一般的な流れかと思います。どの部分がかけても、買い物は完結できないですよね。特に最初の会員登録で手間がかかると、購入するのが面倒になり、もういいや~と、あきらめてしまうユーザは多いのでは、ないでしょうか?この会員登録はフォーム入力と言うので大体がセットされています。そこが結構視覚障害者にとって、使いやすくできてるサイトは非常にないのが現状です。ここを一人でクリアできる視覚障害者はまだ本当に少ないというのが、指導してきているわたしの実感です。どうしてなのか?理由はいくつかありそうです。この続きは・・また後日にしたいと思います。