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使えるネットショッピングサイトとは?パート3

2005年05月07日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。使えるネットショッピングサイトとは?パート3まで、どうにかたどり着きました(ほっ)。今日は、2の続きの「会員登録のフォーム入力」が結構視覚障害者にとって、使いやすくできてるサイトは非常にないのが現状・・どうしてなのか?理由はいくつかありそうですについて、私が思い当たる原因をいくつか書きたいと思います。

1.入力のテキストボックスが余りにも多く分けられていて逆に操作がまどろっこしい。(例、住所の場合、市区郡町村 、丁目・番地等、マンション名)などと細かく分かれている)

2.入力する際の文字の種類(カタカナ・ひらがな・半角・全角等)の説明が、視覚にはすぐにわかるが音声ではわかりづらい例になっていることが多い。また、説明がある場合でも、大体テキストボックスの後に説明されていることが多く、特に初心者はわかりづらい。

3.住所の県など選択できる選択肢がある場合が多いが、これは音声で操作していく場合かえって時間がかかりわずらわしいし、選択した後に、次のテキストボックスへすぐに抜けるキー操作を知っている方が以外に少なく、聞いているうちに迷子になってしまう方が多い。

4.性別など選択するラジオボタンなどのチックの際に、きちんとラベルの関連付けがされていないときも多く、音声によるキー操作が困難なときがある。

5.入力中に、制限時間が設けられているのか、ページが更新されてしまったりして状況が変わってしまうときがあり、初心者はなにが何だかわからなくなるケースがある。


6.全部の入力が済み、送信ボタンを押し、その際に入力ミスなどがあると、ミスを赤文字などで教えてくれ、再度入力するシステムが用意されているが、その表現方法や、ページのレイアウトのわかりづらさ、また別ページになっている場合なにが起こったか混乱し、どうして良いのか?まったく進めなくなる場合がほとんど。ここであきらめる視覚障害者がもっとも多い。

ざっと、視覚障害者がつまづくところ問題点を書いてみました。これは、視覚障害者だけの問題ではなく、結構パソコン初心者や高齢者などとも重なる苦手な部分でもあるかと思います。もちろんWebでの工夫も今後もっと必要であるかと思いますが、それだけではなく、代替サービスとして、アナログの会員手続きも用意できないものだろうか?ということです。電話対応で、会員登録可能であれば、ほっとする方は以外に多いのでは・・視覚障害者の一般ユーザの苦労を目の当たりにして、また今後益々増えるであろう、高齢者のネットショッピングユーザなどへの対応も考え、そんなことを考えてしまうのは、私だけでしょうか?YAHOOの画像認識などが飛び出してくる登録など特に実施して欲しいものです。さて、パート4では、支払いについて少し書いていきたいと思います。

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